もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
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CALL ME… CALL ME 涙のない宇宙に


  やりました!(挨拶)
やりました

 MNB(陸奥になるビーム)五連装砲を喰らった時は、流石に心が折れかけたけども、いつかなんて日があるんですか? 挑まない者のカレンダーにといふ言葉を胸に、諦めずに4000/6000/6000/2000/20を回し続けたかいがあったよ。

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[ 2014/03/21 20:57 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

球磨・三隅・阿武隈・熊野でくまくま艦隊

 あいも変わらず艦これ!(挨拶)
西瓜と引き分け

あねよりデカイ

 ちとちよ姉妹は出世魚なので改造するたびに乳が大きくなります。でもまあ改造ででかくなるので、きっとシリコン注入かなんかでしょう。天然物の愛宕乳権現には敵わない!
つか普通は大体改造は一段階で終わりで、多くても二段階までなのに、ちとちよに限っては改→甲→航→航二と、あと4回変身を残している状態なのはなぜだろう。実は航二になるまでは、甲標的付けた状態での甲状態の方が使い勝手がいいので、航になるとパワーダウンですけどね。

 まあ乳は愛宕さんが至高なので、ちとちよの話は置いておいて・・・今回のアプデで敵の配置や難度を調整されました。メインの目的は単機無敵状態だった潜水艦封じが目的のようですが、これにより今までのMAP(北方海域と西方海域)の歯ごたえがグッと増した感じ。今回のアップで追加された駆逐艦の初風ちゃんは3-4のボスドロップなので、3-4に通わなければならないわけなんだけど・・・

むーざーん
 
 こうなり申したorz
一応はクリアできたんだけど、これじゃ資材とバケツがいくらあっても足りないw

map3-4a.jpg

 個人的には、いつも通り羅針盤ちゃんが一番の敵かと思っております。理想のルートはA→B→C→D→Eなんでしょうけど、確実に通るといった編成の法則性なく運要素が強いですね。自分の場合はA→F→G→H→Eが一番多いボス到達ルートでした(次点がJ→F→G→H→E)。個人的に高速型戦艦(金剛型)を入れていると少なくともボス前までは辿りつく確率が高いように思いましたが、今朝挑んだらJ→L→M→N→Oの家具島コースに二回連続行きましたので、時間的なタイミングがあるのやもしれまん。

 3-4の攻略の一番は羅針盤様の気分なんですが、もしボス前のH地点にたどり着いた場合、ここが要注意で、フラ船の嵐です。しかも敵も新型の電探装備してるで事故率が多い。
ボスまえ

 これから攻略される提督さん達にひと言アドバイスをするならば、ダメコン積んでないのに大破したら帰港しましょう。中破でも・・・まあ戦艦とかなら大丈夫だと思いますけど出来るだけ帰りましょう。二隻中破なら帰りましょう。3-4はイベント海域じゃありません、資材さえあればまた来ることができるのです。

帰ろう。帰ればまた来られるから


 まさにこの言葉は至言だと思う。

 とりあえず3-4攻略は初風ちゃんが出るまで続けるけども、1日1回アタックぐらいにしとこうかと思います(資材がもたない)。

 3-4で負ったトラウマを払拭すべく、日課のイモ掘り大会(三隅ちゃんドロップのための4-3周回)に精を出そうと思った瞬間・・・

艦これ完!

!!!!!!!
艦これクリアじゃねぇーか!艦これ完じゃねぇーか!w
これで3-4攻略に専念できるね!って運営が言ってるのかもしれない。そして三隅ちゃんがイモ可愛い。

[ 2013/08/27 14:42 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

あ艦これ脳進行中

 少し遅れて盆休み中(挨拶)
さーて治療の時間だよー

 ごらんの通り、艦これ三昧でございます。艦隊これくしょんじゃなくて監禁これくしょんジャン!って、ツッコミは受け付けない。

 いやありそうだよな・・・監禁これくしょん(監これ)とか、姦これとか、箝口令(かんこうれい)とかの名称のエロ同人誌。


 とりあえず次のアップまでにやるべきことはやり終わったので、今は4-3MAPを低コストでクリアする研究中。
だって三隅さんが出ないから。だって大和さんのレベリングしてると資材溶けるもん。エンゲル係数的にゴーストQですよ、この娘。
 
yamato2012.jpg

 なので愛宕乳権現勝軍地蔵尊さんを育てて、4-3を安定して輪姦回すんだ。
愛宕さんはいい・・・あの乳は全てを許し、全てを包み込む。空母でもないのに此(はは)の船ですよ。


・【お気に入り艦これ動画】



 観音さまじゃーーー!観音さまが顕現なされたぞー!南無愛宕乳権現勝軍地蔵尊!オン・カーカー・カソダト・ソワカ!パンパカパーン!


 
 これでいいじゃん、もうアニメ化のCM







 大井さんはガチで北上さん以外のモノをゴミクズとしか思っていません。北上さん以外は等しく価値がない!
 


 うちのぜかましちゃんも改百ぐらいになれば、新型連装砲ちゃん配備されますかね?



 電ちゃんドラッグ

 ちなみに那珂ちゃんのファンを辞めてますので、那珂ちゃんの動画は貼りません。

[ 2013/08/24 21:12 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

あ艦これ脳

 艦これ始めてます(挨拶)
監これ
 
 なにごともなく数年ぶりの書き込みが艦これなあたり、人としてどーなのよ思わなくもないけど、まあいいや。
てかblogのパスワードよく覚えてたな自分。ほめてーほめてー(RJ化)

 まあなんと言いますか、信じて送り出したおっさんが艦隊これくしょんにドハマリして艦娘セクハラしてくるようになるわけがない!状態な程度にはどハマリしています。

 その証拠に、丁度1ヶ月前にはじめて、地獄のE-4を越えて、日本の心、大和を入手しておりますがゆえ。大和が欲しかったんじゃないんだ・・・大和は日本人の心!俺は日本人の心を取り戻したかったんだ!いや米帝パワーでクリアしたんですけどね・・・

やまとちゃんはやーい

 いまは延々と100/100/250/250の電探レシピを回しながら、三隅ちゃんをドロップすべくMAPを周回してるんですけどね。ほんと出ないね三隅ちゃん、三隅ちゃんが出たら艦これクリアって説は正しいのかもしれない。

 絶望したので那珂ちゃんのファンをやめます。

[ 2013/08/22 20:29 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

たまには更新

 
 WHITE ALBUM2 ~closing chapter~開始前(挨拶)

            ,. .‐:'´: ; : : : r、_、_;._:`丶、                }
           /: : : : :_://: ;イ:l    ^⌒` :\              /
      rt.冖7ー、: : : : :Z ,'イ: / l/        ヽ:ヽ           /
     冫⌒ハ く: : :_フ / l:/ 、l         i: i :i、       /    /
     ′ .└r‐': :_7   |′ __\        l小lr'     /      /
     i . . : :.:.|: : : Z    //::::::ヾ`′   ∠.  lハl    /      /
      |: : : : :.:.!:.:. :7    /  {tヘ__,リ     i':::iヽ !: :|  , '      , ′
      ! : : : :.:.:|:.:.:.{       `ー'´      t_リ '/: : l /      , ′
.     | : :. : :.:.:l'⌒、                '   {: : : レ'       /   
      !: :.:. :.:.:.:|  〉      ,.-―-- ._    }:.: : |     / さあWA2
      l: :.:.:.:.:.:.:|ヽ._`_      {        7   /:.:.:l|   / に突入するぜ!
     | :.:.:.:.:.i:.| `ー->、    ヽ      /  , ':.:.:.:l| !  /
    !:.:.:.:.:l|:!    '  i     `    '_,.イ:.|:.:.:.:.l !| / 胃腸薬も
      !:|:.:.:.:!l:!       }     ` T_7_´ ヽ:.:.:.:.l:|:.:.:ハリ'  ばっちりだぜ!
     l:l!:.:/ ′_,∠>;く        | く:.`ゝ }:.:.:.:l|:.:/:r'
      l|/ /     }:.:.ヽ、‐-、  ' `Y^´:.:.:.:.:|://
       'r く_      ´「´:.:.\     ノ:.:.:.:|:.:._リ'′
    ,. :'´:.:.:.:.:.`ー、   ,':.:.:.:.:.:.:,.二_ー';.-、:.:.:l/
   j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.v' /:.:.:.:.:.:.:.{._‐ ` ' ‐j:.:.:|
  f-、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::`:"::.:.:.:.:.:.:.:.:r、`ヽ~ r'´:.:.:.:l


    closing chapter編終了直後……

                           __
                        ,.-'´:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
                          _,j7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
            ,. ―- 、     ハ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
            '⌒ヽ\`ーァ':.:.i::::.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:}
               `ヾヽ::___;ノ{::::::::;;:::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,.ィv
               ___      V〃{::::::::::::::....:.:.:.:.:〈_,ハ_〉_
          __,,.r'¨´: : :t_ ̄二ニtt_′ ^t_;;:::::::__;; .__:::ヽノ:.:Y-‐ ̄
---   ´ ̄ ̄´  f: : : :ノ : : : : :ヽ.}: r‐`ヽ  ̄´ r'__,ノ'/:::.:.{
_ ,. -―¬辷⌒t_-ォ_/: : : : : : : : : : :t.    く.   ノ   i{:::.:.、ヽ_
. '´: : : /‐-`ヾ._tヽ:::. : : : : : : : : : : :ヽ_ _,..._{ ̄´    l!、:::.:.:.ミ、__
: : : : : : : : : ヘ、: ヽ: : : : : : : : : :.::: : : : : :`、     `ー- .二 ̄
: : : : : : : : : :!い i: : : : : : : .::;r {: : : : : : :}
: : !: : : : : : : : ! :{: : : : : : .::::/  ヽr~^'t{
: :l/: : : : : : : : : lり::/ :::;.-'´    l   |
: :!: : : : : : : : : :lヘ::::::/      |   !

 胃腸薬なんてなんの役にもたたねぇ……

もし奪わんと欲すれば、与えるべし
心という器はひとたび ひとたびひびが入れば二度とは 二度とは…

まったくホワイトアルバムはシグルイだぜ!

[ 2011/12/26 14:11 ] ゲーム | TB(0) | CM(1)

二人でみつめた その色は変わらぬ朱 つかませておいて 手を離した

 
 2010年げいむ乱舞界ベスト10投票が始まったようで(挨拶)
3/12まで投票を受け付けていますので、我こそはと思う方は、ルールを遵守の上でこぞって投票してください。

 丁度いい機会なので、自分のベスト5もこれを機に発表。


5.まじのコンプレックス / light
まじのコンプレックスまじのコンプレックス
(2010/08/27)
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 まじコンだけと言うよりは『神様のりんご』三部作全体での評価。『さかしき人にみるこころ』から始まって、『まじのコンプレックス』でかしましい三人娘シリーズも完結かと思うと感慨深い。嘘屋佐々木酒人氏の独特のテキストは確かにクセがあるものの、言葉遊びに溢れた独特の味わいがある文だと思う。またシリーズ通して描かれているそれぞれのテーマはブレることなく力強い(些か力強すぎて雰囲気と乖離してるところもあるけど)。三部作それぞれ掲げているテーマは違いますけども、全てのシリーズに共通して言えることは、第二作『どんちゃんがきゅ~』の主題歌"神様のりんご"の一節でしょうね。

神さま 人を愛する気持ちは
どこから来るのでしょうか?
ひとつの出会いがこれほどまでに
この心を狂おしく変えるものでしょうか?

 この女の子の気持ちをストレートに描いている。もうデレを越えてドロってぐらいには化学変化しちゃうヒロイン達の一挙一足全てが可愛らしい。可愛いから正義ですよ。とにかく単品ロープライス作品が売りな作品ではあるのだけど、『さかしき人にみるこころ』から順を追って『まじのコンプレックス』、までプレイして欲しい作品ですね。





4.リアル妹がいる大泉くんのばあい / ALcotハニカム
リアル妹がいる大泉くんのばあいリアル妹がいる大泉くんのばあい
(2010/05/28)
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 妹好きなお兄ちゃん達に贈る兄妹讃歌の物語。テーマはまがう事なき兄妹。18禁ゲームなので当然にインセスタス・タブーがつきまとうわけですが、そちらに重を置くのではなく、あくまで兄と妹、兄妹という在り方についてを描いている作品。そして残念ながらも、この業界を去りゆくことを決意されたおるごぅる氏なりの全てのお兄ちゃんに捧ぐ妹讃歌であると同時に、みんな!エロゲーやろうぜ!という、全てのエロゲーマーに捧ぐエールの作品。

・リアル妹がいる大泉くんのばあい 感想


3.君の名残は静かに揺れて / ユニゾンシフト:ブロッサム
君の名残は静かに揺れて 初回版君の名残は静かに揺れて 初回版
(2010/05/28)
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 名目上はファンディスクなんだろうけども、その枠には収まらない作品。強いて言うならばスピンオフ作品。広義的な意味での"愛"について語られた物語であり、世界に愛は存在するという愛の存在証明の物語。ただしその愛を愛する者に悟られてはいけない、悟られないことこそが愛情である、哀しくも美しい愛の形。まさか外伝的なスピンオフ作品でここまでのものが仕上がるとは、完全に予想外だった。こんな嬉しい予想外なら大歓迎ですけどね。

・君の名残は静かに揺れて 感想


2.黄昏のシンセミア / あっぷりけ
黄昏のシンセミア 初回限定版黄昏のシンセミア 初回限定版
(2010/07/22)
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 『リアル妹がいる大泉くんのばあい』同様に兄妹讃歌であると同時に、こちらはもう少しインセスタス・タブーに踏みこんだ作品。兄妹の在り方そのものよりも、リア妹が広義的な兄妹をテーマにしてるなら、シンセミアは皆神兄妹であること自体がテーマ。兄妹としてだけでなく、皆神孝介が皆神さくやと、皆神さくやが皆神孝介と積み上げてきた絆こそがテーマ。古の昔から脈々と受け継がれる罪と約束さえもを打ち破る、二人の揺るぎない絆こそがテーマの物語。二人が兄妹だから惹かれ逢ったのではない、二人が皆神孝介で皆神さくやだから惹かれ合った物語なのでしょう。

・黄昏のシンセミア 感想


1.素晴らしき日々 ~不連続存在~ / ケロQ
素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版
(2010/03/26)
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 ただ一言テーマは"幸福に生きよ"。この一言を語るために、この一言を悟るが為の遠大な遠回りの物語。しかしそれは、全ての鴉は黒いという全称命題は1羽でも黒くない鴉が居れば覆るが、全ての白鳥が白いことを証明するのに、何羽白い白鳥を捕まえてこようとも証明にはならないように答えのない命題。それでも答えのない事柄を明晰化するべく人は生きて行かなければならない、あたりまえの物語。あたりまえ故に見失ってしまう物語。些か過激な描写の多い作品だけど、本質はただそれだけを語るために描かれた物語と言って過言ではない。ある意味、尖りすぎていて、万人に薦めがたい作品ではあるのだけど、語られるテーマは至極単純な、単純故に難しい"幸福に生きよ"の一言のみ。ほんとにピーキーな作品だけども、このような作品が稀に出てくるからエロゲは止められない。

・素晴らしき日々 ~不連続存在~ 感想


 総括すると実に5~3位までが、ロープライス作品だったり、短編だったりと小粒な作品を挙げてことに驚いた。年々集中力が低下しているのか長編をプレイする体力が低下してきたのかな? と思うと同時に、業界もロープライス、ミドルプライスの量が増えてきてるように思える。今の娯楽が溢れているオタ事情を考えると、長編よりも短編、中編の方が時代に合っているのかしれませんね。

[ 2011/02/17 12:18 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

思いきり回した蛇口から ほとばしる水玉跳ね返る はじける君の笑顔にときめいてる

 
 明日から俺の仕事はアザナエル…だったらいいなァ……(挨拶)
エロゲ的には今年最後の個人的な期待作ってことでワクテカしてるのだけど、プレイする時間があるか否か……


・【感想】【エロゲ】キッキングホース★ラプソディ
キッキングホース★ラプソディキッキングホース★ラプソディ
(2010/11/26)
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いやー、恋愛って大変ですよね。

 「人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて死んじまえ」
 なんてことを昔から言いますけど、恋のお邪魔をするものは、なにも人だけに限りません。

 慢性的な金欠、噛み合わない時間帯、待ち合わせに急いでるときに限って上がらない遮断機。
 みんな恋路の妨げです。
 ままなりません恋愛は。
 だいたい、邪魔者を蹴ってくれる馬も、そう街中にはいませんしね。

 そこで我々、キッキングホース・ラプソディ!
 街行く皆様の恋路の邪魔者を、馬に代わってキックの嵐。
 時間がヤバけりゃ送りましょう、遮断機下りてりゃ上げましょう、
 アンチカップルの恋路邪魔者集団も、必要とあらば極力即排除!
 皆様、ご安心して恋愛してくださーい。

 ……けどさ、ときどき思うんだ。
 おれたちだってお年頃なのに、なんで人の恋愛の世話ばっか焼いてるんだろうな? ってさ。
 仲間は二人とも女の子で、隊長だって妙齢の女性。
 あげく敵対する相手であるお邪魔団の少女ドンとも、気がつけばなんだか話ができるようになってる。
 異性に囲まれてるという、このある意味恵まれた、人もうらやむような状況。
 だってのに、おれはなにしてるんだかな? ってさ。

 だけども、恋に落ちてから思い知る。
 恋愛は一対一で、おれたちは三人組+1。
 唯一の男であるおれが誰かと恋に落ちれば、残る二人は文字通り、あぶれるわけで……

 そう、恋をするのは二人だけれど、集団の中では恋は『二人の問題』に留まらない。
 邪魔者を蹴り飛ばす方だったお仲間も、妬いたら途端に邪魔者に!
 しかし恋心は、障害があればなおさら燃え上がってしまうものまた事実。
 蹴って蹴られて妬かれて燃えて、ジェラシーとイチャラブに満ちたこのドタバタは、
 いったいどこへ向かうというのか――!?


 まあなんて言うのザマしょうか? 深く考えてもいいし、深く考えなくてもいいし、と面白い側面を持った作品だなァと思う。ひと言で言えば"うらやましい"とか"いいなァ"という憧憬を源泉とする物語。この第三者が俯瞰して観測すると、実にうらやましくもうらめしい恋愛を、保住圭氏お得意のスィートテキストが彩る。スィートと言いましたが、実のところいつもの保住圭テキストからすれば甘さ控え目のように思えますが、これはコンセプトとしてイチャイチャラブラブを念頭に置きつつも、等身大で観測者に"うらやましい"と思わせる必要があるからでしょうね。いつもの保住圭テキストだと虫歯になりそうな甘さで、主人公とヒロイン二人の恋愛そのものに目が行ってしますので、そこら辺は大変制御して描かれているように感じました。言うならばキシリトール配合というか……甘さを抑えた、ふかふか暖かいホットケーキみたいなイメージ。上にかかったメイプルシロップの香りとケーキの暖かさで溶けだしたバターの香りが合わさって、食べるまえから幸せでうれしくなってきちゃうみたいな。

 個別でいうと、志乃さんはねぇ……なんつーか……予告通りに"踏み台"でしたねw この草太、志乃、のばらの正三角形な関係は、実のところ要を志乃にしたことによって、物語テーマからは遠いところにある。三人の力関係が志乃を中心に拮抗しているから、正三角形は正三角形のままでバランスを保って崩れない。この三角関係のバランスが崩れて二等辺三角形になると……"君が望む永遠"や"WHITE ALBUM2"になるわけですが、それはまた別の話。まあそれにしてもタチが悪いよなァ…志乃は……。のば子や草太じゃないけども、ほっとけねぇーもん、こんな危なっかしい娘w 世話を焼くというか、焼きたいと思わすというか、志乃の世話を焼くのが心地よくて好きで、世話を焼いている自分達が好きで仕方ないのだから、どうしようもない。三人でいるのがこの"恋愛"の形としては一番自然な形なのだから仕方ない。まあ、もしものば子が志乃ではなくて、草太の方に惹かれていたらどうなったのかを考えると、また違った形になったのかもしれないけども、この作品のカラーには相応しくない展開でしょうね。あまり陰惨な暗い感情を混ぜず、素敵な恋を軸に"うらやましい"って感覚を描いてるいる方がキッキンらしい。

 聖さんは、"聖さんマジ名器"と叫ばずにはいられないw 覚醒してからの彼女の非凡さは、なんつーか手が付けられない。一番、保住圭というライターのカラーが色濃く顕れているルートでしょうね。自らを普通の権化と卑下して、普通じゃないものに憧れた彼女が、恋人という誰かの"特別"になった瞬間の破壊力は凄まじいものがある。つか手加減をしらない聖さんパネェ!w トラウマのように普通からの脱却を望み続けた聖さんだからこそ、特別の特別さを誰よりも知ってるのだから、この特別な恋に手心なんて加えるはずがねぇー!w そんな大変な彼女を射止めてしまった草太にはお気の毒に爆死しろッ!と言うしかないなw

 一番物語のテーマに沿ってる恋愛は、やっぱりのば子ルートだなぁ。もはやハニカム作品の伝統芸にまで昇華されつつあるED後の例のアレがあるのも、のば子ルートですからね。なにより、志乃と聖じゃないけども、"ちくしょーいいなァー!"って感覚に支配される、まさにTHE・恋愛って感じがニントモカントモで、おもわず"カップル爆散しろッ!!!"と叫びたくなるw やっぱり"愛"ではなく、"恋"という感情を描かせたら、保住圭氏の独壇場と言えるな。うらやましいという感情にちっとも負の成分が混じらない。確かに恋愛は二人のものではあるのだけど、それを構成する世界はけっして二人だけのものではない。その恋を見守り支えてくれる誰かが居てくれるからこそ恋は輝く。まあ誰だって自分の好きな人には幸せになって欲しいし、難しいしがらみや重苦しい感情は一端置いておくとして、恋ってものは、そもそも祝福されて然るべきものなのでしょうね。あー、やってらんねー!ごちそうさまw

うらやましいって感情は、それがいいなと……
そのものの価値を認めていないと、沸き起こってこない
その対象が、好きでないと

……好きな相手ならー
祝福してあげられた方が、ずっと嬉しいよねー……


 実のところ、隊長こと出穂ちゃんルートがなくてホッとしている感がある。この三人組+1の"うらやましい"集団を見守っていると、ふいに出穂ちゃんの視点と自分の視点が重なる錯覚を受ける。彼女の人生にどのような物語があったのか作品は語らないけども、出穂ちゃんがキッキンを通して観測してきた恋は、彼女に再び歩き出す力を与える。憧れって感情は、なにかを生み出す原動力ですしね。誰かを祝福できるために歩き出した出穂ちゃんがんばれ! そしていつか出穂ちゃんが誰からも祝福されるような恋を手に入れてることを願わずにはいられない。

 しかしだなぁ……出穂ちゃんは憧れから再び歩みだしたけど、この作品をプレイしている自分を考えると切なくなってくるなw もう恋って特別な感情を抱く歳じゃないと言われたらそれまでだけど、枯れちゃったなァ……俺。みたいな感覚に苛まされる。ほんとこの恋愛を魅せつけられて瞼を灼かれるって意味では意地の悪い作品だわw(そんな受け止め方をしてしまう自分の矮小さを自覚できちゃうから、なおタチが悪いw)。

[ 2010/12/16 17:26 ] ゲーム | TB(0) | CM(5)

この先僕ら いつまでも 一緒にいれるかな 人は弱いと知ったけど、哀しくはないよね? 求めていたのは 揺るぎない絆

 
 劇場版「空の境界」終章 / 空の境界がBlu-ray Disc Boxに収録だ、と…(挨拶)
まあDVD持っているんだけどBDをポチるしかねぇー! やっぱり空の境界というエピソードを持ってこの物語は閉められるべきだと思うので。


・【感想】【エロゲ】黄昏のシンセミア
黄昏のシンセミア 初回限定版黄昏のシンセミア 初回限定版
(2010/07/22)
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天女の羽衣の伝説が残る御奈神村(みなかみむら)

山に囲まれた風光明媚な一地方。

大学生の皆神孝介は、夏休みを利用して母の故郷であるこの村を訪れる。

きっかけは叔母から受けたアルバイトの話。
懐かしいこの村では少女達との出会いと再会が待っていた。

友人のような実の妹「皆神さくや(みながみ さくや)」
疎遠になっていた従姉妹の少女「岩永翔子(いわなが しょうこ)」
幼馴染の神社の巫女「春日いろは(かすが いろは)」
そして、村で出会った正体不明の女性「銀子(ぎんこ)」

懐かしい顔ぶれと、新たに知り合う少女との出会いを経て、孝介は村に徐々に居場所を作っていく。

――しかし、孝介達に襲い来る異変が、日常を壊して行く。

山童(やまわろ)という、村に伝わる化け物の話。
生き物を変質させてしまうという神話の薬の正体。
そして、伝承に残る天女とは一体なんなのか。

数々の真実を前に、彼らは決断を迫られる事になる――。


 これは素晴らしい妹ゲー! いや妹ゲーと言うよりは兄妹ゲーと言うべきかも知れない。それぐらい素敵な兄妹でした皆神兄妹。

 詳しい感想は後に回すとして、あっぷりけの前作にあたる『コンチェルノート』も丁寧に作られた良作でしたが、今作は『コンチェルノート』のシステムを下敷きに痒いところまで手の届く進化をしている印象を受けました。プレイが快適な上に埋めること自体が楽しいフローチャートシステムといい、ファンディスク要らずのボリュームといい、あっぷりけというメーカーはユーザーに対して実に細かな気遣いをしている。ゲームの内容も勿論良かったのですが、このユーザーに対する細やかな気遣いが実に好感が高いです。ファンディスク前提の拝金主義などこぞのメーカーさんに爪の垢を煎じて飲ませたい。
 
 一応、伝奇モノの側面はあるもののさほど伝奇のカラーは強くないと思いました。伝奇的側面は物語の味付け程度の感覚で、どちらかと主人公と各ヒロイン(サブヒロインは除く)との絆を物語るためのエッセンスですね。むしろジャンル” 田舎での癒しと恋”と言った方がしっくりくる……ああ、このワードを聞くと後ろに(笑)と付けたくなる程度にはヨスガ脳だな俺。そいやヨスガノソラをプレイしている時に、絶対このスタッフは田舎のこと嫌いだろ! 田舎蔑んでねぇ? 僕と一緒ですね!w と感じたわけですが、このシンセミアではそんな感覚はなく、むしろ田舎でしばらくマッタリしてぇー!といった郷愁感すら感じました。この田舎の癒しのイメージをよく表現できてるのも◎。

 以下ネタバレあり感想のため隔離。


[ 2010/08/27 18:55 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

光る未来を目指して手を取り合おう 今に始まりそうな期待感じてる

 
 お美しいです、おぜうさま(挨拶)
イエーイ! 待望のファイアボールの2ndシーズン発表~♪ お美しいですおぜうさま。しかし、おぜうさまはおしゃれユニットでどうとでもイメチェンできるけど、2ndシーズンに備えてゲデヒトニスがどうくるかが問題だなw

 あーそれと2ndシーズンもいいけど、早くBDを出してください。おねがいします。


・【感想】【エロゲ】俺たちに翼はない After Story Limited Edition
俺たちに翼はない After Story Limited Edition俺たちに翼はない After Story Limited Edition
(2010/07/30)
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 あんまり感想を書くことがない……ひと言で言えば"やおい"ですね。いや、ヤマ無し、オチ無し、意味はあるって感じで。彼等がこんな穏やかな日常をおくれるのは、俺たちに翼はない本編で、俺たちに翼はないこともないらしいことに気づけたからこそであり、誰も今更にして彼等の物語に波乱を求めてはいない。求めてるのはやっと手にした彼等の騒がしいながらも穏やかな日常なので、そう言った意味ではほぼ完璧なAfter Storyと言える。まあただボリュームの割りにフルプライスな強気のお値段設定と、いまだにコーダイン&紀奈子さん&アリスが攻略できないという致命的なバグがあるぐらいか(コーダイン・シナリオを期待していた人は相当数いると思うのだが……これは王先生の新手のSプレイとして受け取っておくw)。

 軽く各お話の雑感(ネタバレあり)。

・その後のタカシ
 やっぱりなにが強烈って言えば駄姫こと渡来明日香の可愛らしさだろうw パネ田と一緒のときの彼女もおもろかわいいんだけど、やっぱりタカシと一緒に居るときの恋する乙女モードは強烈すぎる。なにこのめんどくさくも可愛らしい生き物? 俺も"だいちゅき"って囁かれてぇーよ!w

 ほんとにヤマ無しオチ無しの日常物語なんだけど、このこそばゆさは素晴らしいな。本編であれだけヘタレ烙印を押されたタカシくんにも成長の色が見えるしね。なによりハリューの兄貴が素晴らしいよこの話w(今回一番輝いていたのはハリューの兄貴だと思うよ、ゲラゲラゲラ)。


・その後の鷲介
 鷲介が兄弟の中じゃ一番、王雀孫が脊髄反射で書けるキャラじゃないだろうか?(まあ、伊丹伽楼羅の事は置いておいてw)。相変わらず軽快なテンポで進む小粋なトークが心地よいルートなんだけど、ここで特筆すべきは、このルートのヒロインであるところのひよたんと鷲介の会話よりも、明日香と鷲介の会話の方が心惹かれるところ(流石人気投票1位同士)。このルートの明日香さんはせつねぇーなァ……タカシの面影を追い求めて間に合わず、鷲介にバッサリとタカシへの想いを断ち切られる。タカシへの報われない想いを抱き続けるよりは、想いをバッサリと切り捨てた方が明日香の為だと、自ら悪者を演じる鷲介は流石は兄弟の渉外担当と言うべきか。辛い役目だったけどいまや鷲介にしかできない事だし、たまひよを選んだ鷲介にそれ以外の道はない。あれだけいい女をバッサリと切り捨てたのだから、鷲介は結ばれなかった二人の分までたまひよとぬるっと幸せになるべき。


・その後の隼人
 相変わらずハードボイルドと言うよりはハーフボイルドなのが隼人だなァw まあ対応するヒロインもアレだしな……胸が高鳴る~♪ シナリオはご都合主義というかなんというか……こち亀とか銀魂でやってそうな内容の話なんだけど、隼人の周辺の人間はアクが強いと言うか、キャラ達の漫才会話が面白いので勢いで押し切られた気もする。つーかこのシナリオ限定の新キャラのクセして存在感ありすぎだギルティw


・その後のヨージ
 あー、まず言いたいッ!! おまい全然病気治ってないだろッ!!!w ヨージくんの情緒不安定って言うか挙動不審って言うか、この小鳩と森里くん好きはもはや病気レベルだw

 まあなんて言うのでしょうか? 人気が如実に顕してる通りに小鳩ちゃんにヒロインとしての魅力が足りていない分、どうしてもパネ田@ヨージくんと明日香、たまひよ、鳴の他ルートヒロインとの会話に目がいっちゃうのは仕方ないとして……小鳩の親友の吉川さんの方が可愛く感じられるのはいかがな事か!(吉川さん可愛いよ、可愛いよキッカワさんw)。あとこのルートでも羽田班(パネ田、ハリュー、明日香、京)がいい味出してる。もういっそ、もう一個ファンディスク出して、こいつ等の卒業旅行やろうぜ!

 このルートで特筆すべきはフリッキー5の例の彼とヨージの邂逅ですね。この二人の邂逅はわずか数行の出来事なんだけど、辛いことや悲しい出来事もあっても、やはり世界は金色に包まれているんだなァ……と、やっとこさ完璧に俺つば完結したんだと実感できる幕引きでした。あー、世界が平和でありますように。


・その後の三咲
 その後もなにもPreludeをプレイしてない人間にとっては誰だよオマエって感じだけどなw このなんて言うんだろう……始まってもないのに、すでに終わっちゃてる恋なのがリンダ×2らしいというかなんと言うかw リンダがんばれ!超がんばれ!と応援してあげたいのにどう応援していいのか教えてくれよ!と逆ギレしそうになるもどかしさがニントモカントモw つか、恋する乙女と書いてストーカーと読みますって……おまいは雪村小町の系譜の人間かよッ!と小一時間と言わず四六時中問い詰めてぇーよ!w


・あおじょ!~放課後の小娘たちR~
 あー、ダメだこの生き物たちw


・五人五色
 5人が力を合わせて小鳩のために頑張るわけだけど……選択肢に伊丹伽楼羅が出るたびに選んじゃうぅぅぅ……そしてBAD END一直線!!!w きっとこれがグレタガルドの諺で「いくつになろうと子は親より多くのブモンガを狩るべきではない」って事なんだと思う(違げぇーよ!)。

 やっぱ明日香と話すときに誰を選ぶの選択肢でタカシを選んだときの会話がせつなすぎんだろッ!!! 鷲介ルートでやった事をタカシがやるって図式だけども、こちらの方が同じお別れでも明日香には万倍納得できるお別れだろう(鷲介も頑張ったのだけど、やっぱり逢いたい相手はタカシだからね)。間違いなくこの作品で、一番乙女なのは一番普段の言動が乙女らしくない明日香嬢。そして一途な乙女である故に、一番その恋を引きずってしまったのも彼女。その恋を胸の奥にしまい込むには、タカシとの再会が必要だったのでしょうね。辛くて悲しいけどもよかったねと頑張ったねと彼女を誉めてあげたい。

 あと、若干シナリオあるけどエロ用だったり、ミニミニシナリオって感じなんで省略。結論は俺つばファンの為だけの作品であり、俺つば大好きっ子であり、なおかつ前作で攻略できなかったキャラ達が今回も攻略できなくても許せる人にだけお薦めできる作品w


[ 2010/08/09 16:45 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

明日へと繋がる愛のゆりかご 高らかな産声 空へ響かせよう

 
   /. : : : /. : : : : /. : : : : : : : : : :i: : : : : :`ヽ
/. : : : : //.:./ :/.: : : :/. : : : : /;ハ: : : : : : : :',
 .:/__/. : :/ :/.:\/ :/.: .:// !: :i: : : : : : :
.:./. :`7. : : .:.:i:,イ:.:/i`X´/ :// |.:|:.: :i : : 、i
/.: :/厶ィ7/||丁下ヌヽ/X´ /   !_厶: :|: : : :\  熱い海と書いて熱海だ!
. .:/⌒ヽY.: :.:lj八.弋:.:ノソ`    ≦リ|:.:ノノ.: :/丁`ヽ (挨拶)
. :{{  ゝ|: : : l|   ー '     丁下ヌイ.: :/!:/ __人,、__________
: :ヾ、 ヽ|: : : l|             弋ツノ/|/ ,リ  ̄ ̄`^'` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
: : : :`ー‐|: : : l|            '   ¨ {:.|
:.:.: : :.:/ :|: : l: |        _       } |          
: : / /. : |: : l: |         ´’      人|
: / / : : ;|: : l: |> .           イ: i: |
/ / . : /.|: : l: |   `,r―― ' ´}: : |: :l: |
 ̄` ̄ .!: : !:.|   /.: : : : : ://. : :|: :li:.|

 なんつーか布団は2人分サービスは空気読みすぎだw


・【感想】【エロゲ】Soranica Ele
Soranica Ele 初回版Soranica Ele 初回版
(2010/06/25)
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 クソゲだったらソラニカエレ!と叫んでやろうかと内心ほくそ笑んでいたのだけど、そんな事もなく、綺麗に纏まった印象を受ける作品でした。

 ……と言っても、難点が無いでもなく次回作に持ち越しな課題は結構山積みな作品でした(主にシステム面ですけど)。タペストリーの時も思いましたけど、確かにフルHD対応の画面は美しいのですが、その分若干の不安定さともったりとした重さを感じるのはマイナス要因。レスポンスの悪さはダイレクトにストレスへと直結するので次回作以降、なんとかしてもらいたいですね(個人的には怒りの日ぐらいのエンジンが丁度いい)。戦闘シーンがなにげに多い本作の場合、折角綺麗なCGを誇ろうとも、肝心の演出がもっさりとしてスピード感が無いのは片手落ちにも程がある(これはシステムだけじゃなくテキストによるところもあるんだけど)。

 攻略面でいうと最近の一本道系の作品と違って骨がある作りになっているのが印象的。確かにゲームをしているって気にはなるのですけど、フラグ管理が難解すぎて望んだルートに入りにくかったのは、最近のゆとり仕様に慣れすぎた自分には辛かったですね(何度、ホモダチ菊哉ルートに突入したことか……orz)。これから攻略する人にアドバイスをすると、ルートには優先度が設定されており、菊哉>オフィーリア>ゼノビア>鳴>未明>さや>カグヤの順番でルートが優先されるようです。またオフィーリアとゼノビアは1周目では攻略不可となっており、二人を初回で攻略しようとすると強制的に菊哉ルートになります。個人的にお薦めの攻略順番は、菊哉>さや>カグヤ>未明>鳴>オフィーリア>ゼノビアですね。全てのヒロインルートを終わらせると真ルートと呼べるルートが解放される作りになっております。そしてこの作品の構造上、全ルートを終わらせないことには物語の全貌を知ることが出来ませんので、じっくりと腰を据えてプレイできない人にはお薦めしがたくはあります(けっこう時間がかかる作品なので)。

 以下、超絶致命的なネタバレ雑感のため追記に隔離。


[ 2010/07/12 21:25 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

春は 優しいね ふたり 出会った季節 ごらん 桜舞う 知らず こぼれた涙

 
 フィー先輩が可愛すぎてソラニカエリソウ(挨拶)
なんだこの属性ミックスしすぎても奇跡的にバランスを保ってる萌えキャラ? そもそもにして姉キャラなのに妹キャラって矛盾がずるいだろ!w


・【感想】【エロゲ】処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 初回限定版処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 初回限定版
(2010/06/30)
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 女装潜入モノとしてのインパクトって意味では流石に1を越えられたとは言わないけども、正統後継作って印象ですね。どちらかと言えば今回は前作に比べて群像劇的側面が強く、聖應女学院年代記の新たな1ページって印象。そういった意味で共通ルートに比重が大きいのは良かったのだけど、一周目のプレイで感じた印象がほぼ全部って感じで、ちと個別ルートが弱い印象になっちゃてるのは少し残念。キャラ攻略後半になればなるほど、似たような展開を体験しなくてはならないので飽きてくる。このゲームの場合は一番好きなヒロインを後にとっておくではなく、一番最初にプレイしてしまう方がいいかもしれません(これは1も一緒ですけどね)。

 個人的にお気に入りシナリオで言うと、香織理>薫子>雅楽乃=淡雪>ケイリ>史の順番かな。どのヒロインも魅力的で可愛らしくはあるのだけど、先ほど述べたとおり個別シナリオが弱いのと、流石に1のツンデレラこと貴子さんほどのカリスマはなかった印象ですね。まあ、貴子さんの場合は本人の魅力もさることながら、時代が味方したタイミング的なものがあるので、一概にそれを望むのは酷ってモノかもしれませんけど。

 主人公の千早の話をすると、流石はおとボクシリーズの主人公!って感じの完璧超人。完璧度でいえば前作の瑞穂の方が寛容、包容力、慈愛といった精神面においては一枚上手の印象を受けるのですが、ある程度心にトラウマ的なものを抱えてる千早の方が主人公としては個人的には好きですね。まあミスターヒロインって意味では圧倒的に瑞穂ちゃんだと思いますけどw ここら辺のトラウマチックな千早に欠けているものを補うためのダブルエルダー(二人で一人前だけども一人じゃ出来ないこともできる)ではあったのでしょうけど、瑞穂ほどではないにしても千早が完璧すぎて上手く作用してるとは言い難いところがあったのは、明らかにこの作品の瑕疵。

 以下、追記にて個別感想(ネタバレあり)。


[ 2010/07/05 15:59 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

だからきっと笑いあって また会える日が来るよ うるさいけどあたたかい 世界の真ん中で 待ってるよSWEET HOME

 
 島本和彦でGガンだ、と……(挨拶)
なに、なに、なんなの? この俺得コミカライズw ちょっと僕ちゃん様驚喜乱舞!!!(嬉しさのあまり一人称がブレてる)。また一つ夢が叶った。残りの夢? とりあえず島本和彦による疾風アイアンリーガーのコミカライズってのはエントリーしてるよw


・【感想】【ゲーム】DEARDROPS
DEARDROPSDEARDROPS
(2010/06/18)
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 どちらかといえば『キラ☆キラ』よりは『キラ☆キラ カーテンコール』寄りのお話だったと思う。キラ☆キラ自体は本来のライターのカラーに近い、きらり√というか鹿之助√で語られる物語こそが本質。なんでも出来ると信じて疑わなかった無敵だと思っていたあの夏が幻想と消え、届かなかった手の感触と共に死んでしまった心。この物語の異常は、唐突に確信というべきものがもたらされたところ。朝日を見上げながら、一筋の涙と共に「多分、僕は大丈夫になってしまったんだ。 とても残酷なことに。」と呟いた鹿之介の心は生き返る。許しや癒しなんてものはなく、ただ唐突に生き返る。とても残酷なことに。

 そして鹿之介は語る……

俺がシド・ヴィシャスって大っ嫌いなの知ってるだろ
何でだろうなって考えて、最近わかったんだ
俺はね、シドが嫌いなんじゃなくて、まつわる物語が気に入らないんだよ。それを賛美する連中も嫌いだな。悲しくなるように自分で勝手に作って、自分で勝手に陶酔してんだ。そんなの、くそっくらえだよな
連続性だとか、継続だとか、因果関係とか、死ぬほどどうでもいいってことだよ。瞬間が全てなんだ。本人はそんなに悪い人じゃないと思うけど、くだらないメロドラマはごめんだ。人生を馬鹿にしてやがる
何でもかんでも物語仕立てにしやがって。そんなにみんな、ストーリーが好きなのか。俺は断然否定するね。ドラマなんか、くだらないよ
なあ村上、大事なのは瞬間に全てをかけることなんだ。パンクロックはスパークだ。そう思わないか?

 キラ☆キラ 椎野きらり編chapter4より抜粋


 だから鹿之介は命をかけて演奏する。生き返った命をかけて、このくそったれな世界に、精一杯の愛をこめて。どちらかと言えばキラ☆キラは精神的な物語で、瀬戸口廉也という鬼才の矜恃が一気に爆発したのがこの√であり、青春恋愛ロックンロールノベルと銘打ち売り出したメーカーサイドとライターの齟齬が齟齬のまま微妙な形で噛み合った作品がキラ☆キラだったのだと思います。そしてその気持ちの悪い違和感自体が実に"らしい"作品でした。なんかキラ☆キラの感想みたいになってるけど、ここからが本題。DEARDROPSの場合は、この齟齬といった感覚がなく、メーカーの掲げている" 青春恋愛ロックンロールADV "ってテーマで綺麗に統一されてる印象。この場合はどちらが優れてる優れてないの優劣を競う問題ではなく、キラ☆キラと比べるのはちょっと毛色が違うかなと言いたかったわけです(極端な話、相反してるとすら言える)。強いて言うならキラ☆キラの"我ら無敵の第二文芸部!"なパートの展開が好きだった人にはお薦めできますけどね。むしろキラ☆キラにおける第二文芸部の活動というかバンドパートを掘り下げたものがDEARDROPSって感覚ですね。

 ヒロイン4人のうちの2人(弥生とりむ)については、サブヒロイン扱いでシナリオ分量も律穂とかなでに比べて拍子抜けするほど短いものとなっています。かなでについては物語的には分量が多いものの、DEARDROPSという作品に散りばめられた伏線やらテーマといったものの殆どが律穂√に収束するために、どうしても見劣りしちゃうなァ(骨子となるテーマが被ってるのも見劣りする要因)。この構成は制作費に製作時間にキャラクター性と、諸々の事情があってこのような形を取ったというのはわかるのだけど、あまり上手い方法だったとはお世辞にも言えないなァ。ある種、極端なヒドい言い方をすれば、律穂√が終わってしまえば消化試合であり、残りのヒロイン√は要らないと言える。個人的にこの構成で嫌だったのは、この作品が" 青春恋愛ロックンロールADV "を掲げているのに、作り込み方がロックじゃないよなァ……と冷めてしまったところ。物語はロックなのに物語外でロックじゃないッ!!って感じてしまったジレンマがなんとも言えない座りの悪さを感じてしまった。自分の場合は、かなで→律穂→弥生→りむと攻略したわけで、前述に書いたとおりまさしく消化試合だったわけですが、ある種、律穂√をテンション下げずにプレイできたという意味では、良かったのかもしれません。

 以下キャラ別感想(ネタバレあり)を追記にて。

[ 2010/06/24 02:58 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

限界まで高まってきたエネルギー 引きがねひく時がきた かすんでる虹の架け橋を今 追いかけて過熱して Far away

 
 ああ、俺好きだったんだけどなこの作品!(挨拶)
まあ、元から色んな作品を組み合わせてた印象はあったのだけど、こうして文章を並べてみると確かに言い逃れできないな……まったく気づかなかったけど俺w 線引きって難しいところだけど、ちょっとやり過ぎ。リスペクトとかオマージュで収まる範囲を逸脱しちゃうとねぇ。物語自体の組み立ては凄くよかっただけに残念だなァ。


・【感想】【エロゲ】エヴォリミット
エヴォリミット 初回限定版 限定突破パックエヴォリミット 初回限定版 限定突破パック
(2010/05/28)
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 生命とは…進化とは…宇宙とは……みたいなケン・イシカワ先生チックな物語。もしくは天元突破的ななにか。なんとなくケン・イシカワ先生名作である『真説・魔獣戦線』の最終回を彷彿する話だったなw ちなみに真説・魔獣戦線は……"神様が時天空という敵と遭遇。うわぁ、こいつトンデモねぇー! 倒す方法わからねぇから、宇宙創造のビックバンを兵器として使用して、その爆破力で時天空の浸食をとりあえず食い止めよう。その時間稼ぎの間に爆発して広がる宇宙に自分たちの意志を拡散させて進化する下等生命体に生まれ変わろう。うまくいけば進化して時天空の倒し方、もしくは対抗できる力を持った種が生まれるかもしんね!"ってお話だったわけですが……エヴォの場合もおおよそ、スケール的・本質的にも相違ありません。いやマヂでw なんつーかDBの私の戦闘力は53万ですを遙かに超えて、スーパーサイヤ人4の悟飯曰く"もう凄すぎて、なにが凄いのかわからない"領域を超えて、DBAFのスーパーサイヤ人13あたりを軽くぶっちぎってる感ですから。多分、界隈のエロゲでエヴォの戦闘力に比肩できるのはデモンベインぐらいじゃないですかね? それも全天昇華呪法ビッグバン・インパクト使う、斬魔大戦デモンベインのデモンベインあたりw

 そーいった意味でケン・イシカワ系宇宙大好きっ子観点からは、大変に大笑いした作品で御座いました。そのインフレーションしまくった戦闘力に燃えを見出すか冷めちゃうかによって評価がガラッと変わってくる作品だとは思います。ちなみに自分の場合は、笑いを見出しましたw

 なんか感想書こうと思ったら、奈須さんちの菌糸類さんがほとんど言いたいこと書いちゃってたので……ざっと雑感程度でとどめた感想。

 やっぱり、もったいないと思うところが多々目立つ作品ではありました。進化をテーマにしてる関係でピンチにおいても、どーせ進化したらなんとかなるしょ? みたいな感覚が全編を通して付きまとってしまったので……戦闘パートにおけるドキドキ感ってのは極めて薄い。その代わりにどこまで進化するのってトンデモ的なワクワク感はあったわけですけど、やっぱり知恵と勇気を振り絞ってみたいなドキドキ感は欲しかったなと思う。大きな力に対して、より大きな力で対抗するって構図はカタルシスに欠ける。やっぱり進化ってテーマに重を置きすぎたのかなァ……デジモンじゃないんだからおまいら! とプレイ中に10回ぐらいはつっこんだ記憶もいまではいい思い出デスヨ。これが不知火と雫の二人とシャノン・ワードワーズが踏み入れる進化の果てに、人類が到達しなければならない地平が垣間見えるのであればテーマ的にもう少し違ったのだろうけど、どうみても踏み入れなくてもいい領域ですよね。生命という存在が純粋に進化だけを求める存在であるかといえば、答えはNOだと思う。人が人として逸脱してまで生きる生に意味があるのかどうか? 究極進化をした不知火と雫が、その座を捨ててまで元の場所に降りてくるって意味では、人が人であるべき意義を描けてるとは思うものの、この作品は進化自体は全肯定になっちゃてるところがある。生きてる限り人間は足を止めずに進化への道を歩むべしと。言ってる言葉としては間違ってもないし、パッチという万能エネルギー結晶を手にして超人になったが故に、種としての試練となるべき危機が減少し進化が停滞してしまった火星の人間はアンチテーゼとして巧く機能してる。ただ、どうも不知火と雫とシャノン・ワードワーズの最終進化が目指さなくてはならない種としての地平には見えない。人としてあるべき進化の姿と進化の果ての到達点が食い違ってる感覚があり、そこら辺がこの作品の座りの悪さなのかなァと思います。まぁ、いつの世も行き過ぎた進化の果ては滅びとか虚無って感じもしなくない。

 あと、個人的に残念だったが、災害の猿たち(カラミティ・モンキーズ)の皆さんの、自身が災害になってまで人類という種の超えるべき壁にならなければならないという動機ですね。シャノンに器用な洗脳をされていたとはいえ、人という種の限界への絶望と、それに相反する人という種は限界を乗り越えることが出来るといった信頼を抱く契機になった決定的な動機に対しての掘り下げが不足してる点ですね。強いて言うならば通り魔ことファントムキラーの場合は、原動力となる動機が怒りと絶望なのでいいのですけど、噴火・吹雪・地震の三人は決定的に不足してるかなァ。火星開拓時代の過去にもう少し踏み込んだエピソードがあってもよかったのではと思う。あー、あといつ噴火ことヴォルケイノが火を使う不知火に対して、「わしは"火"を焼き尽くす"マグマ"じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある!」とか言い出すかとドキドキしながら待ってたら、不知火とヴォルケイノの直接対決が一度もなかった件について、申し開きがあるなら聞いておこうか!(制作側は悪くねぇー)w

 このような感じで大変に残念な感想がもれてくるのは、ひとえにおしいッ!って感覚があるからなんですよね。日常パートは大変に面白いんですよ。まあこれはひとえに不知火義一というHENTAI紳士力と言ってもいい。もうHENTAI紳士パート→戦闘パートの繰り返しで構成されてる言っても過言じゃないぐらい不知火さんが素晴らしいHENTAI紳士でした……不知火さんになら俺、抱かれてぇーよ!w

 ヒロインで言うならキャラ的にはカズナさんが好き。東出氏の描くスーパー完璧お姉様転じて汚れ役みたいなポジションのキャラはとても大好物(例:一乃谷刀子)。この完璧すぎてなんだか面白おかしい生物になっちゃた的なハザードを愛するよ。シナリオでいうとリーティア√が一番好きですね、この妹ポジションなロリっ娘が可愛らし過ぎるところも多々あるんだけど、それ以上に進化をテーマにしてるエヴォリミットで一番身の丈にあったテーマだったと思う。機械に生まれた死にたくないという心、皮肉にも滅びることで心がうまれたヘカトンケイルさんは悲しすぎる存在だなァ。彼に生まれた心は確かに進化と呼べるものなのに、それを自覚できた時には滅びるしかない。ここら辺のことをリーティア自体の問題と巧くシンクロさせる手腕は実に素晴らしい。そしてこの√の男性陣はすべからずHENTAI紳士で素晴らしい(不知火さんはモチロンのこと、チャペックが素敵すぎるだろ)w

 雫さん√はねぇ、前段階で書いたように限界進化を極めすぎた物語なので、男女関係的なテーマはブレてしまった印象がある。まあ、不知火さんと雫さんはすでに物語が始まる前から比翼連理すぎて付けいる隙がなさ過ぎるんだけどね。可愛らしいカップルすぎるねん!あいつらw まあ、そんな二人だからこそ共に手を取り合って進化の限界を突き破り、誰も到達できない地平まで到達できたのでしょうね。シャノン・ワードワーズは敵という存在を得ることにより自分を磨き、進化の階段を駆け上がる道を選んだとしたら、不知火さんと雫さんは二人でなら何処までも行けると共に手を取り合い進化の階段を駆け抜ける。同じ進化への道でも、その方策はまったく違う。そしてその差異こそが最後の最後で彼らとシャノンを隔てた決定的な差なのでしょう。あやかしびとのラストでみんなの幸せのために一人で戦う如月双七を描いた東出氏からすれば、今度は一人ではない共に手を取り合いどこまでも登りつめていく物語を描きたかったのでしょうね。お互いがお互いの背中を追いかけてグルグルと螺旋のように登りつめていくスパイラルアップ、気づけば手を取り合いどこまでも共にある……ほんとこの二人は比翼連理なんでしょうね。

 色々と苦言が多いですが、それだけ可能性を秘めていたからこその苦言と思っていただけると幸い。おしいッ!って気持ちが大きいですが、その感情を置いておくとして自分はこの作品は結構好きですね。もし過去にプロペラの作品をプレイしたことがないのであれば入門作としては最適な一品だと思います。あとイシカワ進化好きな人にお薦めw

 P.S.ココロ√がないと言う致命的なバグについて申し開きがあれば伺おうかッ!!w ココロかわいいよ、かわいいよココロ! ポチ校長の次ぐらいに愛らしいよw

[ 2010/06/09 16:07 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

わたしの手で わたしに別れを告げる おやすみなさい おやすみなさい 愛しいあなた さよなら ありがとう

 
 駄肉!俺だ!結婚してくれ!(挨拶)
魔王かわいいよ魔王! 登場キャラだと女騎士もかなり好きなんだけど、やっぱ魔王だよなァ……"二の腕とかつまめるのだっ ぷるぷるなのだぞ!?"に脳天直撃されたのは俺だけじゃないはずだ。



しかし……すげぇクオリティだな! それ以上にこのペースであの丘の向こう…まだ見ぬ地平にたどり着くのは何十年後なんだ…w 辛いだろうけど是非とも頑張ってください。そしてメイド妹は徹底的にロリっ娘でよろしくお願いしますw


・【感想】【エロゲ】君の名残は静かに揺れて
君の名残は静かに揺れて 限定のいコレパック版君の名残は静かに揺れて 限定のいコレパック版
(2010/05/28)
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両の足で立ち、言葉を話し、ふたつの目で何もかもが見えた。
冷たさも、温かさもこの手に感じた。
―――だけど。
だけど、私はまだ生まれてなかった――この世のどこにも。

もしも最初の日、あの橋で花火の爆発に巻き込まれていなかったら――?
ヒロインの一人である白鷺茉百合に焦点を絞った物語。
彼女と出会い、ひかれ合い、そして結ばれた後にまきおこる障害の数々…。
再び生まれ変わるFlyableHeartのifストーリー。


 Flyable Heartのスピンオフ作品。ファンディスクって名目になってはいるものの少しばかり事情が違う物語かなと思う。そもそもFlyable Heartという作品が生まれた段階で、この茉百合にまつわる"君の名残は静かに揺れて"という物語の基幹と呼べるべきものは開発スタッフの中に存在していたのだと思う。ただ少しばかりFlyable Heartという作品のカラーからすると逸脱しすぎてしまうところがあったので、Flyable Heart本編では白鷺家という複雑な家庭環境を臭わす程度に留めて、晶と茉百合の奇縁と結ばれるまでの物語を描いていました。それはそれでいい話でしたけど、茉百合√に限って言うのであれば制作者サイドが真に作りたかったのは、この"君の名残は静かに揺れて"のような話だったのじゃないかなァと、プレイを終えて確信に近い印象を抱いてます。奇しくも色々な要素(Flyable Heartの好評,黒鷺魔百合白鷺茉百合というキャラの群を抜いた人気,製作スタッフのやり残し感)などが働き、結果としてスピンオフ作品として、おそらくは当初に想定されていたよりも充実したモノとして形になったのだと思います。制作者側の努力とファンの応援があってこそ、この作品が生まれたと考えれば、これほど幸せな作品はないと断言できます。

 物語の構成として、晶と茉百合が結ばれるまでの学園パートの前半と、二人が白鷺家に立ち向かうことになる白鷺本家パートの後半部に分けられる。前半部はFlyable Heartの茉百合√に近い内容となってます。もちろん時空間移動が起こらなかったらのifストーリーなので細部について差異はあるものの、大きく変わっている印象ではありません(桜子が死なないとか、晶の父親・茂樹と学園で出会うエピソードがなかったりしますけど)。白鷺家という厳格な家風の家の末娘でありながら当主の妾の子ということで使用人同様の扱いを受けつつも、白鷺の娘としてその立ち振る舞いは旧家である白鷺に相応しいものを求められる。自由もなく、ただただ白鷺家のために奉仕する人生が白鷺茉百合という少女にかせられた運命。

より、賢く。より、白鷺家の娘として。
誰よりも、強く賢く、人を見抜き、美しい笑顔を―――。
誰よりも、誰よりも。


 使用人のように扱われても、白鷺の女として相応しい教育を受け育てられた彼女。生来の聡明さから絶望という諦めと達観を受け入れ、その聡明さ故に皮肉にも目と耳を塞ぐ。白鷺家の娘として相応しい美しい笑顔の仮面を被ることによって。ただ、彼女にとって幸せだったのは桜子の存在があったことでしょうね。茉百合が自分で述べているとおり、茉百合にとって桜子の存在はすがるべき縁。そのころの茉百合にとって唯一と言っていい、白鷺が引いたレールではない彼女自身が望んだ関係。それが心のよりどころとしてすがるべき対象であったとしても。そして桜子自身も気づいている、自分が茉百合のよりどころにはなれても、茉百合の本心を引き出し仮面を剥がすことが出来ない事を……。もちろん桜子自身が病に冒されており身体が弱いことも無関係ではないでしょう。でも、桜子自身は確信にも似た予感があったのでしょうね。それは自分の役目ではなく他の誰かの役目であることと、来るべき時が訪れれば茉百合自身が桜子の伸ばした手をとってくれることを。だから彼女は信じて手を差し伸べ続けるだけ。ほんとに信じられないほど、美しい娘だと思う、桜子という少女は……眉目麗しいばかりではなく心とその魂と言うべきものが。そして、この場合は皮肉というべきどうか判断に困る表現なのだけど茉百合自身、そんな友人の心に気づけないほど凡庸でもなく、聡明で誠実で気高くあれるように白鷺の家に育てられた。この二人の邂逅は、偶然という名の必然って言葉で顕してもよい奇跡がもたらした邂逅だったと言えますね。

 そしてもう一つの奇跡と呼べる邂逅が、晶と茉百合の邂逅。この出逢いにより茉百合は、白鷺家という魔物に立ち向かう決意ができた。愛おしい人と共に手を取り合って……。ここまでであれば、囚われの姫を救い出す王子と、王子と共に手を取り合って悪い魔女に挑む姫の、まるで御伽噺をなぞるがごとき物語なのですが……後半の白鷺家編に突入してから物語は反転する。

 以下、激しくネタバレなので追記に隔離。


[ 2010/06/07 16:16 ] ゲーム | TB(0) | CM(4)

ありがとう ありがとう 僕の妹に生まれてきてくれてありがとう

 
  首相が辞任とか色々あるけど……とりあえずラブプラス(挨拶)
色々ダメダメな俺だけども、たまにこの国の未来を憂うよw


・【感想】【エロゲ】リアル妹がいる大泉くんのばあい
リアル妹がいる大泉くんのばあいリアル妹がいる大泉くんのばあい
(2010/05/28)
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生命とは何か。
進化とは何か。
時間とは。
空間とは。
そして、妹とは。
なにゆえに、宇宙はかくも妹に満ち、しかもそのひとりひとりが宇宙そのものを揺るがすほどにラブリーなのか。

超妹大戦シスマゲドン2より抜粋


 うん、まあ……物語の本質はおおよそこんな感じw 妹強度56億7000万シスターの妹を愛でる物語。その実、ないわけでもないけども近親って禁忌の背徳感や問題解決をテーマにしてるわけではなく妹という存在自体がテーマ。どんな妹でもお兄ちゃんにとっては可愛いもの。兄として生まれ、妹として生まれ、お互いの成長過程において仲の良い兄妹になったり、仲の悪い兄妹になったりするだろう。でもね、どんな兄でも妹がこの世に生まれてきたことは感謝していたのだと思う。もう記憶にもない遥か昔の原風景なのかもしれないけど、妹が出来きると知ったときは嬉しい気持ちを抱いたのだと思う(まあ歳がかなり離れた兄妹ってのもあるだろうけど、相当複雑な事情でもない限り妹という生命っが生まれることに喜びと感謝を抱くとは思う)。だからこれは妹という存在に感謝する物語。全てのお兄ちゃんに捧ぐエールの物語。兄妹愛讃歌。妹がなぜにラブリー? そんなのは決まっている……お兄ちゃんの妹だからさ!

 残念ながらも、この業界を去りゆくことを決意されたおるごぅる氏なりの全てのお兄ちゃんに捧ぐ妹讃歌であり、全てのエロゲーマーに捧ぐエールの作品なのだと。窮極的にはエロゲーがだいすきだった、おるごぅる氏からのみんな! エロゲーやろうぜ! ってメッセージ。

 まあ詳細はネタバレになるので追記で語るとして、ざっと雑感。システム周りはいつものALcotのシステムでシンプルながらもゲームをする上でストレスを感じることのない良いシステムだと思います。ミドルプライス作品ってこともあり、プレイ時間は大体のところオールクリアするのに10時間程度とやや小粒な印象。まあ、作品イメージからすると長編大作ってイメージでもないので可もなく不可もなく許容範囲の長さではないでしょうかね。個人的に攻略推奨は麻衣(バーチャル妹)→美紀(親友の妹)→栞(リアル妹)ですね。栞√はラスト固定なので絶対最後になるのですが、麻衣と美紀はどちらが先からでもいけます。物語の流れ的には美紀を先に終わらせて、麻衣→栞ってプレイする方が綺麗な流れではあるんですけど、ただ美紀√はちょっぴり物語の本筋から乖離してるところがあるので、作品のテーマの掴みを得るって意味では麻衣を先にやることをお薦めします。あと皆さんが気になるといえば、ライターがおるごぅる氏ってこともあってNTRの有無でしょうけど……残念ながら御座いませんw うちの妹のばあい(はぁと)じゃなくて、うちの妹のばあい 純愛版なイメージ。まあ過去の作品を引き合いに出すのもアレなんだけど、こればっかりは歴史的に分けては考えることは出来ないぐらい密接関係の作品というか……この作品が世に生まれ出でる原因というか出発点なものなので。まあALcotってブランドイメージを考えるなら、NTRはなくて良かったとほっとしてるところもあるw しかし未だにチラホラと大泉くんの話題になると"うちいも(はぁと)"のNTRを語りはじめる人が沢山いるのだけど……おまいらドンだけトラウマやってん!と……ああ、俺だって未だにトラウマさ!(それだけ妹を愛しているからこそ傷つくという証明)w ただ、勘違いしてほしくないのは、"うちの妹のばあい"と確かに似てはいるのですが、決定的に違うところもあるのです。"うちの妹のばあい"の優香は血の繋がりがないのもあるのですけど、最終的には妹のためにいいお兄ちゃんでありたい兄と、兄でも妹でもなく一人の女の子としてお兄ちゃんに愛されたい。この気持ちのすれ違いが物語の核となってるわけです。一方、大泉くんの場合は兄妹が兄妹のままお互いを愛おしいと思える存在として昇華される物語。念のため誤解のないように言っておくと、どちらの作品が優れてる優れてないの優劣の話ではもちろんなく主題としての魅せ方の違いだけの話です。エロス関連の話をすると……おるごぅる氏にすれば若干まともというか、タイトルとライターの性質から想像されるような背徳的・変態的なエロスはあんまないですね(強いて言えば美紀ぐらいか)。ブランドイメージを考慮してのことでしょうけど、"死神の接吻は別離の味"で背徳的で変態的なエロスをやってくれたおるごぅる氏なのだから、もう少しはっちゃけてくれてもよかったのではと思う(なんとなくエロシュチにデジャヴを感じると思ったらBackStage安美さんを彷彿させるのか)。あーせめて……目隠し緊縛スパンキン風林火豚ぐらいは欲しかったなw テキストは、おるごぅる氏らしい残念力(ちから)に満ちあふれているキレっぷりなのですが、テーマがテーマなこともあり全体を通して読むと不思議と残念ってこともない。まあ、確かにシーン事にテキストを抽出すると残念この上ないのですけど(例1例2例3)w まあ結局のところ、この作品に登場するお兄ちゃんたちはなんだかんだカッコいいからなァ……大泉くんにしろ、どちらかと言えば多くのユーザー寄りな存在である大泉くんの親友の彰すらも一本筋の通ったお兄ちゃんなんで(つか、バスケでトマホーク決めるエロゲ好きのお兄ちゃんなんて非現実青少年だろ!)w

 いままでも若干ネタバレがあった気もするけども、以下キャラ別感想は致命的なネタバレあるので隔離。

[ 2010/06/03 20:24 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

どんな時でも 前を向いたまま 明日を目指してゆくから 自分見つめる事を 怖がらないで

 
 携帯電話でアヘ顔の時代!(挨拶)
なにげにシナリオが企画屋って時点でただならぬものを感じてしまうのは、よく訓練されたエロゲーマーの証拠。つか秘蜜って文字にドキドキが隠せないエロゲ脳もどうかと思うが、それ以前にどう考えても確信犯的仕事だよなこれw

あー、"こなたよりかなたまで"がいいんじゃないかなァ……
つーかエロゲマニアでもないんなら、死ぬ前に無理にエロゲする必要はないんじゃない? ちなみに自分は死ぬ前に"ネコっかわいがり!"を再プレイして、人生の最期を飾りたいと常々思っている。ネコかわクリアして、"WHAT A WONDERFUL WORLD"を読んで、"世界は美しい、なんてすばらしい世界だろう"と多幸に包まれながら逝きたいね。


・【感想】【エロゲ】Happy Wardrobe
Happy Wardrobe 初回版Happy Wardrobe 初回版
(2010/03/25)
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 なんとなく時期を逃していまさら感があるけども、Happy Wardrobeの感想を。第一印象としてはコンパクトに纏まったオーソドックスな作品だと感じつつも、おしいッ!って気持ちが前面ににじみ出てくる作品でした。あかべぇの姉妹ラインとはいえブランドデビュー作であり、かなり低予算で製作されたのではないかなぁ?って印象が全体を通してありましたね(特にこのシーンで一枚絵を入れてればもっとよくなるのにって展開が目に付くこと多かった)。なかひろ氏のシナリオが演出次第でもっと映えただろうと思うだけに残念。

 それらを考慮した上で、エロゲを音・映像・シナリオの総合的なエンターテインメントと考えるなら、残念ながら良作・名作といった類の作品でないです。ただまあ不思議な魅力のある作品といいますか、心に残るものが確かにあるったので、そこら辺について書き綴っていきたいと思う。

 ここ最近エロゲ界隈において演劇モノが元気がいいのは面白い事象だと思う。この作品が掲げる、演劇を通じて演者と観客が世界の共有をするってテーマはエロゲ自体のあり方ととても食い合わせが良いと思いますね。演劇モノだとまず脳裏に浮かぶのは、BackStageって怪作なんですけど、BackStageが夢を諦めきれない大人の夢を追い求める熱量を描いた作品だとすれば、こちらは個々のヒロイン達が胸に秘めてる問題を演劇を通じて解決に導き、その過程で獲得した夢や恋をに向かって歩みをはじめる始まりの物語って感じですね。この過程において演劇の題材となる演目が個々のヒロイン達が抱えている問題とリンクしてるのはキレイな展開ですし、最終的にはその演目全てがメインヒロインであるところ爽乃√にリンクしていく手腕は素敵な魅せ方だなと思いました。

 個別ヒロインでいうと、一番アホの子である友奏√がなにげに興味深い内容でした。彼女の持つ"色覚障害"という黄色が灰色に見えるという障害。それにより自分の見える世界と他人の見える世界は違うんだという焦燥感と孤独感。世界の共有というテーマを掲げている今作において、かなり踏み込んだ内容の物語だと思いました。その瞳に月が灰色に映ったとしても、自分の好きな人が月を美しいと思う気持ちは共有できる。その瞳に月が美しく映らなくても、月を好きになることはできる。この√の共有できないが故に人は歩みより、歩み寄るからこそ共有できるクオリアって物語は人間という種の素晴らしい面を顕していて、実にいい話だったなァ。

 蒔先輩√も意外に好きと言うか、彼女の感じてる昔の自分と今の自分のギャップって感覚は、誰もが感じる感覚だと思う。あの頃の新鮮さを見失ってしまった蒔にとって、親友の爽乃の為とはいえ新体操から演劇に転向するってのは選択肢として正しかったのでしょう。その上で彼女は彼女の周りを構成する世界を見つめなおし、世界と繋がる方法を俯瞰的に見つめ直すことができたのは僥倖。その手助けとして主人公・明人が彼女の支えとなり、共に歩んでいくってのはエロゲ的王道だけど、恋愛的要素で言うと駆け足だったのが残念。物語的には一番等身大で飾らないテーマだっただけに物語を膨らますにあたって尺が足りてなかったなぁと思う。

 みこ√はねぇ……やはり血の繋がった実妹の恋ってテーマを掲げてしまったので、消化不良をおこしてしまったとしか言えない。近親ってテーマを掲げてしまうと、どうしても最終的に問題の先送りとなってしまうのは、このテーマに何処までもつきまとう大きな問題。本人達の心の問題は確かに解決してるんですけど、これから待ち受ける大きな問題については先送り。最終的に"結婚なんかしなくたって夫婦みたいに暮らすことはできるし"って展開に落ち着くにしても、周りの人間を無視して進めることが出来ない事柄。まあ、この作品のカラーで、そんなドロドロとしたことをされても困るってのはあるのでわからなくはないですけど、世界の共有をテーマに掲げる"Happy Wardrobe"って作品において明らかな瑕疵。まあ、世界と対話をして、これから少しづつ周囲に自分たちの想いを共有してもらおうと二人が決意できたって意味でよしとするか。

 フク√…うん……このキャラについてはシナリオとかうんぬんを無視して、このキャラを作りあげたって点において成功してると思う。フク可愛いよフクw 明人が好きで好きでたまらないながらも、明人の妹みこに遠慮して恋愛の舞台に上がろうとしない彼女のあり方は臆病で、うざったくはある。物語冒頭で来女木に明人への秘めたる恋心を言い当てられて、動揺するフクの姿は可愛くも自業自得ではあるんだけど、彼女の抱えてる問題と言うのは些かこの作品が掲げるメインテーマと乖離していると言える。0と1のように物事を割り切って考えたいと思うフクにとって明人への恋心は割り切り難い感情。この感情に踏ん切りをつけるべく行動するフクなのだけど、構図的には一人で納得して、一人で解決してしまったみたいなズレを感じてしまった。もちろん恋愛は一人では出来ないので対象となる明人との世界の共有って意味ではテーマに沿ってるとは言えるんだけど、なにぶんフクの身勝手なところが目に付いちゃったのは下手だなぁと思ってしまった。仕草やら明人絡みの展開で過敏に反応する姿が可愛らしいフクだけに残念な結果に。もう少し0と1では割り切れない葛藤の狭間に、フク自身が世界へと演じたい"たったひとつの恋物語"について、確かな意志を持って高らかに謳って欲しかった。

 爽乃√は流石にメイン的なポジションのヒロインだけあって、物語的にもテーマ的にもよく昇華されてると思う。彼女がしきりに口にする"姉"の正体は予想どおりで、彼女にとって演じるということは世界という舞台で物語を共有すると言うこと、その上で彼女は自分の中の理想の姉像を演じる。自分さえ騙すペルソナであり、優秀すぎる演者である爽乃は幻の姉を本物にしてしまう。理想の姉という仮面を被らなければ、世界とつながれないと思うぐらいには。この爽乃の抱える問題と心の悲鳴が、各ヒロインの心の問題にスポットライトを当てる役割である共通√の三つの劇全てにこめられており、最終的に全てが爽乃√に帰結する顛末は美しい流れ。始点がどこにあったかはともかくとして、彼女が被り続け演じてきた理想の姉という存在は、今となっては彼女自身でしかあり得ないのに、姉の仮面を被らなければ世界とつながれない弱い自分しか残らないと感じるのは、いささかナンセンスな思考ではあるのだけど、物語時点においてそれを受け入れる土壌が彼女の中にはない。世界を共有しようにも彼女の世界自体が定まってい足場の不確かさの中で世界を共有なんて出来ないのは道理。だからこれは受け入れるだけの物語……世界を自分を、その世界を構成する全てのモノを。ここら辺の爽乃の心を溶かす支えとしての精神的交流が明人に求められ、それに美事に答える王道的展開は好きなんですけど、やっぱりおしいッ!って思うところがあったのは、演出と尺の不十分さですね。演劇って題材を比較的上手く使っているとは思うのだけど、もう少し心理描写に演劇って題材を食い込ませても良かったんじゃないかなァと思う。物語的に問題が解消されてしまったら、はいそこまで!みたいな印象を受けてしまったのは残念。せっかく劇って題材があるのだから、もう少し内容に踏み込んで欲しかった。爽乃の限った話ではなく、ヒロイン達の問題も劇が終わってからとか、劇が始まる前に問題に気づき、解決してしまうのは残念のひと言。

 長々と駄文を書き綴ったけども、この物語のテーマを語るならメインヒロインである爽乃の言葉が最適で……

私たちは、私たちの世界とつながっている
私たちはこの世界に立つ役者だから、舞台であるこの世界とつながっている
私たちには、私たちが住む世界を共有する、たくさんの方法があるんだよ


 この言葉がこの物語の全てであり、大小細かな粗や不満はあるものの、おおよそ語られていたように思えます(しかし、ここら辺のテーマが一番しっかりと語られているのが、実のところ友奏√ってあたりが、アホの子好きななかひろ氏らしくて面白いな)。


[ 2010/05/17 21:51 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

どんな物語も いつかは終わる事を忘れていた そばにいすぎて気づけなかった 遠い日

 
 ログ・ホライズンが面白くて困る!(挨拶)
読み始めたら止まらない、GWがドンドンなくなっていくので楽しみのために1日1章を誓いにチビチビと読み始める。最初はSAO系なのかと思ったけど、途中からそーきたかッ!!!って展開に驚愕した。同作者の"魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」"の方もすこぶる面白さ。魔王かわいいよ魔王w


・【感想】【エロゲ】アッチむいて恋
アッチむいて恋 初回版アッチむいて恋 初回版
(2010/04/30)
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 もはやジャンルとして確立しちゃった感のある女装潜入モノなわけですが、今作の面白い点は二重生活って縛りですね。学園では男で女子寮では女性としての二重生活。当然寮生のヒロインともクラスメイトだったり先輩後輩の関係なわけで、学園では男として寮では女友達としてヒロイン達と交流するって切り口は斬新だったと思います(まあ、後述するけどそれが巧く作用してる、してないの話は置いておいて)。なので普通の女装潜入モノの場合は女装している主人公が一番可愛かったりするわけですがアッチむいて恋の場合、確かに主人公の浩介扮する真恵は可愛らしいのですけど、あくまでメインはヒロイン達の面白可愛らしさに重を置いてます。いやほんとにヒロイン達全員がちょっと頭のかわいそうな子おバカで可愛らしいんだよ、この作品。まあ女装潜入で二重生活に陥るって設定の時点でバカゲーと思っていただいて結構だと思います。というよりバカゲーと思って割り切らないと人によっては冷めます。なんで?とか、なぜ?とか考えるのは厳禁、頭カラッポにして夢詰めこむゲーム。

 さて、日常の会話やギャグについての比重の大きい共通√については、この作品は非常に面白いと思うのですが……各ヒロイン個別√に入ると若干弱いというか、作品テーマの軸がブレてる感じがしますね。この作品の最大の特色は二重生活であり、男の子としてつき合うと同時に女の子としてもつき合う。いわば相手の見えないところが見えるって、ある種のアンフェアーさが面白さであるわけですが、寮生活での女の子暮らしの方がメインで語られすぎており、後半の浩介と真恵が統合する各ヒロインの個別√において薄っぺらくなってしまってる。もう少しバランスよく学園での浩介との絡みも描いてくれていたら大分違った印象になったと思うんだけど。個別√に入ると、その√以外の別ヒロインの存在も希薄になってしまい、浩介とその該当ヒロインってだけの構図になるのも残念。せっかく"春咲第三女子寮"って面白おかしい仲間とよべるべきコミューンがあるのだから、もう少し活用してもよかったんじゃないかなァ。

 なんかネガティブなことばっかり書いてるけど、作品としては実に面白かったというか笑った。つーか『お兄ちゃんって、どんな声の女の子が好み?』って選択肢で……

・松田理沙さんっぽい声
・五行なずなさんっぽい声
・北都南さんっぽい声


 一体なんの選択肢だ! 選択肢新しすぎるだろッ!!!w これで専用√決まったらどうしようって恐怖したわ!w

 個別ヒロイン√でいうと朱が一番好きですね。このアッチむいて恋ってカラーにあった肩肘を張らない身の丈にあったシナリオというか二重生活に春咲第三女子寮ってコミューンの基本設定が一番よく使えてたように感じます。なによりほんとバカなんだよ朱ちーがw 恋は盲目っていうより、なにをするにも全力全開なんでしょうね、この娘。勉強に恋愛にHに……それこそ勘違いにまで全力全開w この見え見えのバカバカしいオチに向かってみんなが一生懸命になる形こそが、アッチむいて恋って作品に相応しい(ラストのオチは普通冷静に考えたらわかるだろ朱ちーw)。朱√で唯一の不満があったとすれば、浩介の友達キャラの慎吾かなァ。まあかなりウザキモいキャラメイクをされてるわけですが、不思議と憎めない系だったのに……朱√においては悪者というか小悪党属性が付いちゃったところか。いいところなくなっちゃたジャンみたいな感じで残念(冷静に考えると良いとこ一個もねぇーけど)。

 優由√は思いのほか良かった。遠野そよぎの熱演もあって共通√で面白すぎたので、個別√に突入したらどーすんだ? この珍獣って感じだったけど綺麗に面白可笑しく纏まってた印象ですね。一番おバカなクセに恋に一直線な優由が後半可愛らしくて可愛らしくて、もうなんだこの珍獣わw 浩介と優由の関係に色々と世話を焼く、優由の親友・明方メテオもいい感じですね。なんで世話を焼くのかの理由もサクっとした感じで語られて、理由自体はほんとに単純な事なんだけど、彼女にとっては大切な想いってのが、むしろそのアッサリさに出てよかった。ほんとに幸福の伝搬のお話、多幸の物語。そして優由ED後の浩介は社会的にΩ\(°▽、°チーン な感じだろッ!wと思わなくもないが、これぐらいおバカでライトなノリがこの作品に相応しいw

 かぐや先輩は実質的に共通√で浩介=真恵って早々にバレてしまうために微妙な立ち位置になっちゃたかな。秘密を共有する秘匿感を前面に押し出してくるかなァと思ったら、そうでもないし。結局普通の男女交際(ただし女装あり)みたいな展開に、かぐや先輩の過去の想い出が軸になってるのは設定的に生きてないかなァ(もう少し、女装倒錯的なエロスを入れてもよかったのかもしれない)。あと、ずっと言いたかったんだ…かぐや先輩……そのファッションセンスないわw

 美奈子√が一番浩介としての出番が多く、二重生活って意味では本筋であるんだけど……ちょっと展開がシリアスと言うか浩介=真恵って正体がバレてからの展開がネガティブすぎて、どうもこの作品のカラーを逸脱しちゃってる気がする。まあギャグばっかりがメインだと物語が嘘っぽくなっちゃうって作り手の危惧はあるんでしょうけど、もう少し後半の浩介の態度をどーにかできなかったのか?って思わなくもない。もちろん二重生活で相手を騙していたって罪悪感の問題をどう取り繕っても捨て置くわけにもいかないってのはわかるけど、美奈子√で全部やっちゃったもんだから、美奈子が割を食ったなァって印象は否めない。共通√の美奈子の微妙に変なキャラや、個別√前半のイチャラブ展開が心地よかっただけに残念な感があります。

 ルナはねぇ……浩介の妹ってことで、ほんとこの作品のテーマの中では乖離してる存在。女装潜入・二重生活ってテーマの中で、いきなり"血の繋がった兄妹"ってテーマを持ち出されても困ると言えば困るのだけど…ああァ……畜生めッ!! 北都南のお姉様の好演も合わさってめがっさ可愛らしいのがこの娘の困りものなところw エロゲ的にはポピュラーなテーマでも、世間的にはハードコアなこの関係を描くには、この作品の纏う空気はライトすぎたかなとは思う。もちろん近親問題なんてテーマに解決の道なんてそうそう見つかるわけでもなく、お互いの偽らざる気持ちに気づいて向き合えるようになったってところでエンドロールが降りるのはこの作品の良心。二人をこれから待ち受ける壁を乗り越えていけるようになるまでの猶予期間を得る物語であり、嵐に負けない強い心を育むために必要な通過儀礼。兄妹シナリオとしては良いお話だったと思うけど、作風がちょっと違うのでこのシナリオをどの時点でプレイするのかは考え物だなァ。

 不満点はいっぱいあったけど、それを補って余りあるモノをもった作品だったと思います。アッチむいて恋で課題となるべき点は見えてきたと思うので、そこら辺の課題をクリアして持ち味のギャグセンスを伸ばしていけば、よりよい作品を生み出せるポテンシャルはあるメーカーさんだと思いますので次回作も期待。

 P.S.あの理事長は愉快な存在だけど、実際にあんな生き物が居たら、グーで殴る! 間違いなくw

[ 2010/05/05 19:15 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

鉛雲 吼える犬 祝福は臨終絵図 生誕に呪いの炎 雲の切れ目から 終ノ空

 
 調子にのって仕事しまくったら、疲労がやばい(挨拶)
若い頃はリポDとか飲んだら全然平気だったんだけど、いまは徹夜とかすると身体がダイレクトに疲労をみせるなァ……これがゲームで徹夜とかなら、全然平気なんだけど不可思議だ。


・【感想】【エロゲ】素晴らしき日々 ~不連続存在~
素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版
(2010/03/26)
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 端的に言えば、新約終ノ空。なにを書いてもネタバレになるし、考察なんてしようものなら延々と長大なものになるので割愛して、ここでは雑感を。

 6編(実質的にはEDを除いて7編)の物語で語られる、この物語は1編だけのプレイでは全貌は見えない。各編を進めていき、その章のEDを迎えると共に、一つずつ新しい物語のキャプが外れていくシステム。その中での伏線回収は美事なもので、1編ずつみると意味のわからなかったものも、クリア後に再プレイすると深い意味をもってくる。実に緻密に計算された物語。無意味な音がいつの間にか旋律になっているような感動すら覚えた。

 最初に言うべきだったけど、このゲームは最後までプレイすれば万人受けするテーマであるものの、過程においてとてつもなく人を選びます。もしプレイを迷っている貴方が"終ノ空"を過去にプレイしており、なにかしらの感銘を受けたのであれば問題ありません、大手を振ってお薦めします。ただそれ以外の方に薦める場合、"凌辱"、"レイプ"、"イジメ"、"暴力"、"クスリ"などのワードに嫌悪感を感じる人は敬遠した方がよろしいかと。あと、後に語りますがメインテーマは至極単純で真っ当なものではあるのですが、それを説明する過程において哲学的な要素が大変に多く、人によっては説教臭く感じるかもしれません、それらが苦手な人も敬遠するとよろしいかと。

 個人的には大変面白かったし、今年のベストに入る作品だったのですが、なんにせよテーマが純粋であるが故に難解ともうしますか、それこそプレイヤーの数だけ解答がある感じの作品なので、自分でも咀嚼しきれていないところがあり上手く言葉にできないところがあります(そんな状態で感想を書くなよ!)。以下追記に記すことはネタバレ全開の戯言であり、人によってはこの作品の事を甚だしく勘違いしていると思われる内容かもしれません(自分の中では真実ではあるのですけど)。

 それではaaな感じで以下隔離w

ビックハザードこっちくんな
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ  

[ 2010/04/27 18:52 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

ぼやけた答えが見えはじめるまでは 今もこの恋は 動き出せない

 
 筒井康隆が“時をかける少女”は金を稼ぐ少女って言ってましたが(挨拶)
意外に"七瀬ふたたび"とかも金を稼ぐ元家政婦だと思うのだけどいかがであろうかモナムー? でも"エディプスの恋人"は映像化されてない気がするな。そいやシリーズの中で"家族八景"が一番好きですって友人に言ったら、間髪入れずに嘘だ!って言われた事を思い出したのだが、何故だろうか? そんなに超能力アクションばっか好んで読んでる印象か俺?


・【感想】【エロゲ】WHITE ALBUM2 -introductory chapter-
WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 初回限定版 (予約キャンペーン特典「オリジナルフィギュア」付き)WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 初回限定版 (予約キャンペーン特典「オリジナルフィギュア」付き)
(2010/03/26)
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 文字通り序章。余所のゲームを例に出すのもなんだけど、『君が望む永遠』の第一章みたいなものと思っていただければ、解りやすいかと(ボリューム的にも、後半編への引きも)。

 ホワイトアルバム2という作品で考えるなら、全体の2割程度の量らしい今作では、全貌は見えてこないので何とも。ホワルバの真骨頂はプレイヤーの選択肢を押す指が震えるような後ろめたさと葛藤だと思うので、選択肢のない一本道の今作は、ほんと序章ですね。ただ、-introductory chapter-だけで考えるなら概ね満足というか、丸戸氏がホワルバを描くならこんな物語になるんじゃないかなァ? と漠然的に抱いていたものがそこにあった。旧作ファンならまだぬるいッ! と思うかも知れませんが、そこら辺は後半に期待。

 誰もが悪くなく、誰もが悪い物語。綺麗な正三角形は少しずつ歪な形へと変わって、やがてバラバラになってしまう。制御しなければならないのに制御できない感情。一度決壊してしまえば、止めどなく溢れ出してしまう感情の奔流。春希、かずさ、雪菜の三人は、全員が全員この顛末を、自分の罪だと、相手の罪を受け入れない。罪が認められなければ許されることがない。三人は三人とも自責という自罰だけを背負う。ひょっとしたら少しタイミングが違っていれば、こんな事にはならなかったかもしれないし、どうあってもこの結末になってしまったのかも知れない。たった一つ彼らの救いは、それでも絶対に出逢わなかった方がよかった関係ではないこと。三人の胸中にあるのはけっして、切なさと葛藤と痛みとやるせなさだけではないから(故に後編に希望が持てると共に、今回以上に心をエグられる絶望が待ってるとも言える)。

 個人的に現状では、雪菜派ですね。雪菜ガンバレ超ガンバレ! 彼女の望んだものは、彼女が語った通り三人の関係であって、春希を慰め許すためとはいえ、それは本音でもあると思う。友人と恋人の両方を手に入れたいと望んだ彼女のエゴ。欲張りだと言われればそれまでだけど、自分はどうも、水面下でエゴを出して自爆する小悪魔キャラが大好きなようだ(感情をコントロールして三人を繋ぎ止めようとしたのも彼女なんだけど)。

 かずさについては、ファーストプレイ時は、ちょっとあからさまなクセして、受け身すぎるだろって印象があったのですけど、プレイ後に特典の小説を読んで、更に二周目の追加エピソードを見た後だと、あぁ……そら、しゃーないわと思った。どんだけ春希好きだよおまいッ!ってレベルだもん。この時点で春希くんしか居ないんだもん、この娘。

 主人公の春希については、地に足の付いてると評判の丸戸主人公像が、ホワルバという地に足の付いていない主人公像の代名詞と言える作品に合うの? と思いましたが……なるほどなるほど、そうきたかッ!!って感じでしたね。丸戸主人公ではあるんですけど、丸戸主人公特有の生真面目とか誠意や筋を通そうとする姿勢を逆に足枷として利用したかと。彼が真面目であればあるほど苦悩が増し、彼が筋を通そうとする誠実さを持ってるが故に、その優しさは逆に刃となる(自分で自分を許せないその性根すらも)。

 冬には続編がプレイできると信じてワクテカしながら待ちたいと思うけど、あえてホワイトアルバムというタイトルで丸戸氏が書くのだから、ホワルバの不安や哀しみといった心の葛藤、それでも好きであることを止められない強い想いと、その想いの強さに流される心の弱さと言ったテーマを描ききって欲しい。そして一見相反しそうなテーマだけど、丸戸氏の武器である人の暖かさや絆を色濃く融合することが出来れば、素晴らしい作品が生まれるんじゃないかなァと思います(NTRはNTRはとドキドキ期待する気持ちはある反面、別にホワルバの名を冠してるからといって、そんなに拘る必要もないと思う。結果的にNTRになるって展開はあるだろうけど)。

[ 2010/03/28 17:04 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

どれくらい好きかなんて 言えないけど ひとつだけわかってるのは この気持ちが 嘘じゃないってこと

 
 エヴォリミットの応援バナーをカンパニー・マンに変更(挨拶)
なぜカンパニー・マンなのか? それは東出祐一郎キャラの中で吸血大殲のダークマンことペイトン・ウェストレイクが一番好きだから。おいお前、マンホールは好きか?と聞くがごとき常識ですよ。そんなわけでダークマン好きな皆さんはカンパニー・マンを熱烈応援するとよい。

 とりあえず、skysphereの翼をくださいAXLのかしましコミュニケーションをコンプ。かしましの方は後で語るとして、翼をくださいの方は実にコメントに困る作品ではあった。面白い面白くない? 好き嫌い? の二元論で語るなら、面白かったし好きな部類の作品ではあります。ただ大変残念なのは失速してしまった一点。ループものの難点として同じ文章を繰り返し読まされる、知ってる内容を繰り返さなくてはならないという弱点がある。ループものを作る際はそこら辺をどのように飽きさせないように作るかが重要な点になってきます。この作品の場合は、おそらくは時間とお金が足らなかったのでしょうね圧倒的に。故に二週目以降のループにギミックを盛り込むことも出来ず、一度は発売延期までして製作期間を延ばしたものの、なんとか物語を終わらす事(しかもジャンプ打ち切り謹製、俺たちの闘いはこれからだ的END)に必死になりすぎて作り込むことが出来なかったんじゃないかと愚考します。まあデビュー作って事もあるので、同情するところはあるんだけど、デビュー作でもキッチリと作ってる会社もあるので言い訳にはならないですね。ただこの作品を未完成品と糾弾するつもりはまったくありません。どちらかと言えばこの作品の場合は以前にみやま先生が言っていた、「点数を確実に取ってこれる」プラスポイント部分と、「ここは落としてもいい」マイナスポイント部分を何点ずつにするかというリソース調整の結果としての落としどころだったのだ思います。収支うんぬん関係なく満足できるものを納得いくまで作る…理想ではありますが、身の破滅をも覚悟で物作りなんて、なかなか出来ないのが本音でしょう。予算・人材・スケジュール・流通と、出来る限り在る物で最善を模索するのが組織であり、望むべき理想に近づけながら収支をコントロールするのが組織の力の見せ所ではあると思うのですが、そこら辺のノウハウが足りてなかたのだと思います。個人的には光る物を持った新規メーカーではあると思いますので、今回の失敗を次回作に活かせれば化けるのではないかと思います。とりあえずFDや完結編を考えるよりも次回作で仕切り直しをした方がいいいんじゃないかなァ。もしFDや完結編をやるにしても、時間を空けてからの方がいいと思います。


・【感想】【エロゲ】かしましコミュニケーション
かしましコミュニケーションかしましコミュニケーション
(2010/02/26)
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 いつもどおりのAXL。こんな言葉でかたづけてしまうのはいかがなものだろうかと、なんとなく思ってしまうところはある。作品自体はほんとにいつも通りのAXLで、ピーキーな野心作を創作するのではなく、100点満点の採点で言うなら高得点と低得点の二極に分かれ平均値になるのではなく、一環して70点台狙いで評価のブレない作りに終始していると思う。ユーザー的にもAXLというメーカーに求めているものは、安心・安定といったものであり、メーカー的にもそうなるように市場の感情を極めてコントロールするように努めてきたように思える。この極めてニッチな市場において、安定感というのは大きな武器と思うと同時に、安寧の上に胡座をかいてないかなァ? と思ってしまったのが今作の印象。まったくもってメーカーに対して、安心感を求めていると言うのに勝手な言いぐさだとは思うのだけど、そう感じてしまったのだから仕方ない(ワガママな言い分であるとは自覚している)。

 おそらくこの作品がメーカーとして2~4作目と言ったあたりの作品であれば、こんな事は言わなかったのだと思うのだけど、今作で6作目ともなればちょっと考えなきゃならないのかなと思う。AXLは恋楯で助走期間を終えてホップしたかと思えば、いつまで経ってもホップしたままで次のステップに移行しない。個人的にAXLというメーカーは大きく飛躍できるポテンシャルも武器ももったメーカーだと思っているので、安定と停滞とを勘違いされないようこれからも創作に励んでいただきたいと思う。なんでこんな苦言を吐くのかといえば、ひとえにAXLというメーカーを好きだからこそと思っていただければ幸いかと。

 ストーリー的にいうと、やはりいつも通りのAXLの作り方で、キャラの個性ありきでシナリオが付いてきてる印象。ただ今回は少々その製作過程においてシナリオ練度が低いかなという印象はあります。悲しい言い方をすれば、3年もすれば内容を忘れてしまいそうな印象の薄さを受けました。キャラ力の強さはAXLの武器だと思いますけど、そのキャラ力にシナリオが振り回されてた印象。故に世界観や詳細な設定に重を置くタイプの人にはお薦めし難い(これもいつものAXLに言えるところはあるんですけど)。ただ萌えって意味では素晴らしいポテンシャルを持っているのも確か。ただ可愛く、ただただひたすら可愛い、そこに理屈は要らずに無条件に可愛いは正義って意味では、まったく主旨はブレてない。根本的にギャルゲ・エロゲは可愛い事がまず大切。

 ヒロインで言えば個人的には榛名が可愛らし過ぎてどうにかなりそうだった。基本無口系クーデレキャラで口を開けばツンドラってのは昨今において珍しくも何ともないはずなのに、瀬之本久史氏の描く無表情キャラがデレた時に魅せる表情が実にギャップ萌え。なにこの巧みの技。パケ的メインヒロインであるところのエストも、ほんとに可愛らしい。コンセプトはいい子ちゃんなんだろうけど、嫌味でない、いい子。どーでもいい子にならない、いい子。ともすれば埋没してしまいかねないキャラメイクなんだけど、キッチリと個性として昇華できてる、このさじ加減は実に素晴らしいと思いました。純は可愛らしいんだけど、主人公の朴念仁スキルに割りを食った印象。幼馴染みで最初から好感度MAXキャラはいいんだけど、エストもそんな感じなんで被ってしまったなと。相思相愛になってからホントに魅力的なだけに残念。円先輩はねぇ……これなんてハルヒ?w かしましいって意味では純と二強なんだけど、ちょっと世の中の流行してる記号を若干時期を外して詰め込んでみましたみたいなところが態とらしくなっちゃってる。シナリオ的にもエストと円先輩は被ってる伏線があるので、キャプをかけるかエストシナリオには円先輩の伏線を被せなかった方がよかったんじゃないかと思わなくもない(まあ、見え見えなお約束の伏線ではあるんだけど)。

 総括すると、やっぱり練りきれてないところが目立った作品だと思いました。もう少し基幹に異文化交流という軸があるのだから、それをシナリオに活かせたんじゃないかなァという気持ちと、途中で多分にシラけてしまった自分の感情のせいで酷評にはなってるんだけど、採点するとやっぱり70点台の佳作ではあると思います。それでもAXLなら…AXLなら……きっと……って気持ちはまだ健在なので、次作以降の飛躍に期待したいと思います。

 P.S.警備会社アイギスの採用指針は屈強であるか女装が似合うことの二択でFAって事でよろしいであろうかモナムー?


[ 2010/03/16 15:47 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)
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