もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
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そんなつまんない恋 したことありますか? でもこれが私の恋 このままで十分な恋

 
 ガリゴリとエヴォリミットを攻略中(挨拶)
いまのところリーティアとカズナ√を終わらせて、これから雫√に突入する程度の進行具合。雑感的に言うなら日常はどちらかと言えば、あやかしびとのノリだけど……戦闘に関していえば燃えは燃えなんだけど不完全燃焼なところがあるかな。タイトルの限界進化というワードがある意味足枷になっている印象。強い敵が現れる→能力の限界を振り絞って戦う→ピンチ→進化。このパターンになってしまってるのがギリギリの緊張感を失ってる気がしてもったいな
い(例:悪鬼喰→悪鬼喰→狂犬刃みたいな)。おそらく物語の軸になるであろう雫√で伏線の回収を含めて、どれぐらい完全燃焼できるか期待したい。


本当は怖いファミーユ裏話~里伽子編~(舞子海岸迄五分)
 実にいい笑顔です里伽えもんw ほんと意趣返ししたいだろうな他ルートに行った仁を。カトレア√でやったと言えばやったのだけど……裏事情を考えると( ノД`。)・゚。

 それはそうとフツーに里伽子の言葉責めは、仁くんにとっては嬉しいだけじゃないだろうか? 言葉責めの後に、もう、しょうがないなぁ、仁は。って台詞を付け加えれば抗えないのがパルフェ世界w


・【感想】【ラノベ】神さまのいない日曜日II
神さまのいない日曜日II (富士見ファンタジア文庫)神さまのいない日曜日II (富士見ファンタジア文庫)
(2010/05/20)
入江 君人

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神様は、15年前に世界を捨てた。以来、人は生まれず死者は死なない。見捨てられた世界で、最後の奇跡と言われる“墓守”。アイは墓守だ。世界を救う夢を見ている。その方法はまだわからないけれど、旅はまだ始まったばかり。傷持ち、ユリーらと西へ西へと向かう途中、アイは、手錠をかけられた少年キリコと出会う。「百万都市オルタス。世界最大の『死者の国』の民だ」オルタス。そこにはやがて訪れる、日曜の時代のための姫がいるという。アイは傷ついたキリコとともにオルタスへ向かうが―。世界最大の死者の街。“死者の姫”と、姫を守る少年。神様に見捨てられた世界で、世界を救う夢を見る少女の旅が、始まった―。


 あまりに1巻が切なくも綺麗に終わっていたので、2巻はどーするんだ? と思いましたけど、予想の斜め上をいく物語になったなァ……ってのが正直な印象。続けるためにはこれしかないって展開ではあるのだけど、これほど深く精神的というか魂的に掘り下げた作品になるとは思わなかった。ぶっちゃければ1巻は切なくも綺麗な物語ではあったのだけど、薄羽蜻蛉のような儚いイメージの物語でした。これは1巻のラストでアイが決意を抱いたところで終わってしまったところも起因してます。比べて2巻を読んだ後の物語から受ける切なさや美しさには儚さはなく力強さすら感じる。まさかここまでイメージを変えずに力強い物語になるとは思ってもいなかった。

 この物語の力強さを語る上で一番大きい要因はやはり主人公のアイでしょうね。この2巻を読み終えた時点でも彼女のキャラクター性を正確に掴んでいるとは言いかねる状態ではあるのですけど、この巻で彼女の目を通してもたらされる結末であればどんな物語も受け入れられると思わせる不思議な魅力を持っている主人公に化けたなと思います。天真爛漫?無垢?純粋?そうでもありそうでもないような……字面的には無邪気な邪気ってのが一番近いように感じるけど、それも違う気がする。それらを全て内包していると言うか清も濁も併せ呑み、それが奇跡的に拮抗している存在。なんと言うか……ひと言で言い顕すならば"人間"って言葉で言い顕される存在なのかもしれません。なんとなく十五年前に"失敗した"のひと言で世界を捨てた神様は、このような存在を創りたかったのかもしれませんね? それが神が捨てた後の世界に生まれ出でる皮肉も込めて、いささか穿ちすぎた考えのような気もしますけど。

 世界を救うというアイの夢。母親の創った天国の名を持つ死者の村で蝶よ花よと育てられ、父親である人食い玩具(ハンプニーハンバート)の手により生まれ育った村を滅ぼされ、父親と生まれ育った村の失った代わりに得た世界の真実と共に手に入れた夢。この夢をいきなり挫く死者のみが住まう"百万都市オルタス"の存在。死者もそれなりに幸せに神様の捨てた世界を生きている?(死んでるけど)わけで、世界を神様が捨てる前のあるべき姿に戻すといったアイの夢の前提が崩れる存在であり、かつてアイが生まれ育った村の拡大的存在。閉じた世界で今まで生きてきたアイにとって直面するのは早すぎる事実であり、ユリーさんが1年、少なくとも半年はアイが世界を見て見識を深めるまでは敬遠したかった場所(それにしてもユリーさんは素敵な大人すぎるだろう)。そしてそのオルタスの姫であるウッラの存在。ウッラはかつてのアイと似た存在であり、人々から愛されつつもみんなウッラに真実を伏せている。事実を知ることにより受ける、悲しみも絶望も怒りも全て全て自分のモノだと主張するアイにとって、オルタスの人間がウッラに隠してる真実は許せないもの。真実の内容ではなく真実を隠してることが許せないアイは、ウッラにオルタスの人間が隠している事実を全てぶちまけるが、実際のところウッラ自身はそれを知ってるいるというか予想してなお世界を受け入れている。この同じような境遇でありながら鏡に映ったような真逆な存在であるウッラとアイを邂逅させることにより、アイがこれから目指す夢に一石を投じたと言えますね。疑問を覚え、自分の夢が他者の幸せだとは限らないことを知り、それでもなお自分の夢を押し通すのか? アイという少女の一番の武器は折れない芯と言うべき性根。その上でオルタスとウッラの存在を叩きつける物語は、ある意味エグいw ただ、この邂逅はアイがこの道を選んだ瞬間、遅かれ早かれ直面しなければならない問題であり、その上でこの邂逅にどのような意味を持たすかは次巻以降の課題といったところですね。

 想像妊娠で一児の母になっちゃった傷持ち(スカー)と、その赤ちゃんやら、アイと同じ夢を抱く謎の少年などなど……次巻もアイの世界征服計画は波乱満ちてるなァ。一番波乱に満ちてるのはアイの面倒をみなくちゃダメな若年寄ユリーさんだけどな! ユリーさんガンバレ!超ガンバレ!w


・【感想】【漫画】MOON―昴 ソリチュード スタンディング― 6
MOON―昴 ソリチュード スタンディング― 6 YOUNG GUNS~若い力たち~ (ビッグコミックス)MOON―昴 ソリチュード スタンディング― 6 YOUNG GUNS~若い力たち~ (ビッグコミックス)
(2010/05/28)
曽田 正人

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 スバル感じてる昔ほどバレエに対してハングリーじゃないって感覚は、読者自身も感じていた感覚。基本的に曽田主人公はレジスタンスであり、トリーズナーなのですよ。抗うものがなければ力が発揮できない叩き潰す障害は巨大であればあるほどに力を発揮する……そしてその余波にて俗人に失意と絶望とあきらめと恭順を自覚させる(例:三位入賞おめでとう@柘植、俺の半分しか生きていないエイリアンどもめ!!! @酒巻玲於奈)。前巻のオディールの演技でその片鱗をみせたもの、まだまだ全盛期の怖さにはほど遠かったスバルに火が付いちゃったな。技術なんてあって当然、その先をいく表現。前巻で演じたオディールが動の極みというなら、今巻で演じた幽玄のようなジゼルはまさに静の極み。今巻でスバルは……有り余る狂気に近い情熱の塊を自分の内側に封じ込めるなんて技術に目覚めてしまった。あーこれにより導き出される答えは……シュー・ミンミン南無って事だ!(中国人ってこともあるけど……なんだか僕の中でシュー・ミンミンがカレイドスターのメイ・ウォンとかぶるんだ。。。きっとヒドイ扱いを受けるって予感と共に)w

 まあ、ミンミンはプリシラ・ロバーツを除けば、スバル関連の作品中で特別なライバルとして描かれてるところがあるので、うまくいけばシャカリキ!の由多比呂彦ポジションに落ち着ける気もするが……エル・コンドルことハリス・リボルバーな予感がプンプンするw


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[ 2010/05/31 16:24 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

愛だろうか これが愛だろうか 想定外のパワーが溢れて この命 くれてやるお前に

 
 ガツガツとリアル妹を攻略中(挨拶)
とりあえず親友の妹とバーチャル妹の攻略が終わったところ。これから本命のリアル妹に突入するぜぃ! ここまでプレイした感覚では思ったほど残念な話ではなくて普通のラブコメかなって印象ですね。普通にお兄ちゃんの高スペックっぷりが、その印象に拍車をかけてるかな。それよりもどうもプレイしていて、これでおるごぅる作品も最後(まだ2作品ほど残ってるけど)なんだなァと、嫌でも実感させられるような……おるごぅる氏なりのエロゲーマーに贈るエールが込められた作品の印象。さて、ど本命のリアル妹√のラストまで楽しみ尽くしたいと思う。


・【感想】【漫画】罪と罰(8)
罪と罰(8)  (アクションコミックス)罪と罰(8) (アクションコミックス)
(2010/05/28)
落合 尚之

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 エチカパンチは顎砕く! 一巻に一回は誰かをグーで殴らないと気がすまないのがエチカさん。

 今巻である程度、これからミロクが取るべき道に指針が与えられたかなと思う。須藤の帰還よりも五位との会話が決定的な道標ですね。エチカの生き様に瞼を灼かれ、五位との会話の中に己の取るべき道を見出し始めたミロク。彼がこれから取るであろう道は、ある意味マッチポンプなのですが……それをマッチポンプと思わせないだけの説得力をどれだけ作中で魅せることが出来るかが、この物語の成否の最後の鍵ですね。

 とりあえず次巻はエチカvs.須藤の直接対決からか。絵面的にはエチカさん大ピンチなんだけど……もはや揺るがないエチカさんがどのように須藤を料理するかといった攻守が入れ替わった対決なんだろうな。この作品で須藤に引導を渡すキッカケを作ることができるのは彼女おいて他にいない。地獄に咲く花とはよく言ったものだ。

 このペースだとあと2巻ないし3巻で完結しそうかな? この改竄されたロマンスが、どんな地平に辿り着くか最後まで目が離せない。


[ 2010/05/28 13:21 ] 漫画 | TB(0) | CM(5)

鉄の雨 避ける猫 その粒は肉を裂く 雨宿り命がけ 錆色の雨よ どうせなら世界沈めて

 
 置き場がない!(挨拶)
とりあえずは押さえたんだけど、明日には……"エヴォリミット"、"リアル妹がいる大泉くんのばあい"、"君の名残は静かに揺れて"、"あまつみそらに!"が俺を待っている……。とりあえずはミドルプライスな"リアル妹がいる大泉くんのばあい"からプレイすることにするか。こんなこともあろうかとエビオス錠2000錠を買ってきた俺に隙はないッ!!


・【感想】【TRPGリプレイ】妖異暗躍譚2 紅梅の残月 Replay:天下繚乱RPG (妖異暗躍譚 2)
妖異暗躍譚2 紅梅の残月 Replay:天下繚乱RPG (妖異暗躍譚 2)妖異暗躍譚2 紅梅の残月 Replay:天下繚乱RPG (妖異暗躍譚 2)
(2010/05/30)
小太刀 右京三輪 清宗

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じゃ、じゃあ、プレイヤーは泣きながら、茜は


 次世代ロールプレイ……プレイヤーの行動宣言であったw

よし、今日はシャーロック・ホームズで聖徳太子を倒しに行く日だな


 そらまあ、鋼屋ジンでなくても昂揚するわな……こんなおいしい特異シュチw しかしまあ、ぐぅの音が出ないぐらい完璧なセッション。文字にしたら"シャーロック・ホームズvs聖徳太子"って強烈な字面になるのに伝奇としてこの上なく昇華されてる妙。まあ、完璧すぎてつけいる隙のない、ある意味かわいげのないリプレイではあるわなァ……もうなんか漏れてくる感想は面白かったとかしかねぇーモンw

 そんなわけでGM、PL共に素晴らしいセッションでしたね。茜と小十郎は初々しいラブコメがこそばゆいやらなんやらだし、金銀さんも相変わらず悪ふざけしつつ渋いロールプレイを魅せる魅せる。そしてシャーロック・ホームズはもはや言うまいよw GMの出してくるNPCもいいよなァ……森脇ことモリアーティに南光坊天海、鳥居耀蔵、水戸の天狗こと(芹沢鴨)がいい味だしすぎ。まったTRPGやりたくてやりたくてウズウズとしてくる素敵なリプレイでした。

 この"紅梅の残月"をもって一応の区切りはついたものの、GMはまだ伏線(暗躍を続けるモリアーティに謎の少年)張ってるし、このキャラ達をこのまま終わらすのは、ちょっと惜しいな。またなにか別の機会で彼らの活躍をみたいですね。ホームズvs.モリアーティのからみもまだまだ見たいし、水戸の天狗と小十郎の決着に金銀と天海の物語と、まだまだ語られるべき物語の余地が盛り沢山だもん(今回のリプレイで明かされた金銀と天海の正体を考えると…"歴史的に二人の子供は細川ガラシャ"だしなァ、これで1キャンペーン出来るぐらいのネタだぞw)。

 いやさ、ほんとGMとPLが一丸となって築きあげた伝奇TRPGのお手本のような素晴らしいリプレイでした。


・【感想】【漫画】ハニカム 4
ハニカム 4 (電撃コミックス)ハニカム 4 (電撃コミックス)
(2010/05/27)
桂 明日香

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 湧水の魔☆性の女強化期間終了……まだやってたのかw
相も変わらずに、御手洗君の天然ジゴロっぷりに一喜一憂する鐘成さんと守時さんが哀れでならない。そして振り回されてるのにまんざらでもない感じなのが、いい加減にそろそろ気づけよ、おまいら!と思わなくもない。その裏で舞と王里が相変わらずな微妙な距離感の関係をダラダラ続けてるのが微笑ましい。他事だと要領いい二人なのに、なんでお互いのことになるとこんなに距離感つかめないんだ、おまいら。そしてホール長の妙子さんは、最初から人類の系統樹の生き物ではないので、いつまでもそのままの貴女でいてくださいw

 しかしアレだな、こんなにのんべんだらりとリア充度を見せつけられるような漫画なのに、まったく腹立たしさがなにのは何故だろうか? と考えてみたところ……なんだかんだ残念な人が多いからだ!この漫画(ガノタにデブ専に世間知らずのお嬢に赤貧に人外w)。


・【感想】【漫画】灼眼のシャナ 8
灼眼のシャナ 8 (電撃コミックス)灼眼のシャナ 8 (電撃コミックス)
(2010/05/27)
高橋 弥七郎

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 贄殿を狙って愛染自と愛染他がやってきました。マージョリーvs.シュドナイなど、いっぱいバトルがあるのですが、まあ見所はシャナvs.吉田さんでしょう。この対決は作品史上屈指の鬼勝負だと真剣に思ってる、異論は認めない(ちなみに個人的シャナ史上最高のベストバウトは悠二のおかんvs.アラス トオルさん)。しかしいいなァ、この両者のお互い敵をみるような目は実にいい(いやさ、実際敵同士ではあるんだけどさ)。恋のバトルはこれぐらい殺伐としないとな!


[ 2010/05/27 16:37 ] TRPG | TB(0) | CM(0)

再生の象徴の魚 消滅を司る鳥たち 私の空気力学 飛ぶんだ ただひたすらにね きっと 届くはずさ 今

 
 ご多聞にもれず破祭り(挨拶)
気づくと2回観てた……あいかわらず破のシンジさんのカッコよさパネェ! そしてもうそろそろ加持さんにスイカを収穫させてやれよ! 世界の中心で哀を叫んでみるテスト。

 何度かフィルムの特典が付くソフト買ったけど、初めて人物…それもヒロインのフィルムが当たったな……俺は明日あたり死ぬのかもしれない。しかし予告のフィルムって可哀想すぎるw


・【感想】【ラノベ】七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School
七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)
(2010/05/10)
久住 四季

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そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。


 久しぶりに久住四季作品を読んでみようと購入したものの……え?、え? こんなカラーの作品を書く作家さんだったけ?と面食らった。時飛びとタイトルにあるようにタイムトラベルものであり、タイムトラベルネタ自体は同作者の『ミステリクロノ』でもやってるわけですけど、七花、時跳び!の場合はなんと言いますか……くだらねぇーーーーーー!のひと言(むろん誉め言葉ですよ)。イメージ的に細田守氏の『時をかける少女』中盤で主人公の真琴が、ものっそくだらないことにタイムリープを乱用するシーンがありますが、それに近いイメージ。偶然にもタイムトラベルの能力に目覚めた七花さんと、その先輩の柊くんのどうしようもないおバカなラブコメがメイン。考えようによっては神のごとき能力なのに、そんなことには目もくれず退屈を紛らわす材料として七花の能力を乱用する破天荒な性格の柊くんと、その柊くんに振り回されてオロオロする七花さんの構図がなんというか……こそばゆいのなんのってw 大体のオチにおいて、わりかしヒドイ目にあってる七花さんだけど、柊くんの隣にいれるだけでまんざらでもない七花さんのいぢらしさがめんこいやらなんやらで微笑ましすぎるわw

 しかしこの主人公・柊のキャラが強烈だったなァ……基本バカなんだけど、なんとかと紙一重のバカ。裏を返せばバカと紙一重の天才なんでしょうね。この物語の過程においてタイムトラベルの構造"未来は決まっている"という事実に失望する柊。時間は可逆、歴史は不可逆というか…タイムトラベルで過去に戻った場合、未来においてタイムトラベルしたという歴史が前提で過去が築かれているというか……なるべき未来はなるようにしかならない。なら人生は決まったレールの上を歩まされてるだけじゃないの?と、なによりも未知に焦がれる彼は失望感を感じるわけですが……その失望感を打ち消すきっかけになるのも、また彼が失望を抱くきっかけになったタイムトラベルなのがキレイな幕引き。奥手の七花さん(三年後の七花さんはエロ可愛い小悪魔だがな!)と、鈍感な朴念仁の柊くんにとって時間跳躍能力なんて異常がなければ二人がくっつくこともなかったかもしれなくて、未来が決まっているならこの突然目覚めた七花の時間跳躍能力は必然。なにより七花の柊への想いが伝わる瞬間と七花に告白する柊の姿がまったくもって微笑ましいやらなんやらで、タイムトラベルなんて大層なネタを持ち出してるのに、あくまでも二人がお互いの気持ちに向き合えるようになるためのギフトにしか過ぎないのが、騒がしくもこぢんまりしてる二人らしくて微笑ましい。

 一応、今巻でキレイに完結はしてるものの、あと1冊ぐらいなら続けられそうな余地(三年後には失われてるけど、今現在においては健在な七花の時跳び能力とか)があるので、次巻があるなら、今巻はサブキャラに徹していた鈴ヶ森なんかを軸に七花さんがヤキモチを焼くような展開の話を読んでみたなァ。


・【感想】【漫画】電撃4コマ コレクション 放課後プレイ2
電撃4コマ コレクション 放課後プレイ2 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)電撃4コマ コレクション 放課後プレイ2 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション)
(2010/05/27)
黒咲練導

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 雑誌の連載も追っておらず事前知識もなかったので、前巻の彼女さんと彼氏さんの物語だと思っていたのだけど、また違うカップル(物語導入時は彼氏彼女の関係じゃない)のお話なのね。多少面食らった。

 前巻に比べると、物語導入時はカレカノ関係でないこともあってゲームネタが多くなってる気がする(まあゲーム雑誌連載だから当然なんだけど……あいかわらずわかる人にはわかる程度のネタ)。ただお互いが意識しだす中盤から後半にかけてのイチャラブ猛チャージは恐ろしいものがあるな!w さて前巻を黒ストと足とヒール、時々メガネの為の漫画だとすれば、今巻は脇と横乳と谷間と首筋の漫画だと思う……ソバカスはついでだと思ってるw そんなわけで相変わらずにフェティッシュなエロティシズムは健在。1は彼女さんが主導権を握りつつ肝心なところは彼氏さんが握るって構図だったのに対して、2は真逆って構成は新鮮で面白いね。まあ、内容がどうこうって作品ではなくフェチズムに共感しつつ、二人の甘酸っぱい恋のスメルにニヤニヤとする作品。どこかスレてる感じがするのに、恋愛に発展するとヤバイぐらい初々しいキャラメイクはこのシリーズならでは、この倒錯とピュアのギリギリの線引きは、もはや匠の技と言えるね。


[ 2010/05/26 15:21 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

聞こえた気がした 感じた気がしたんだ震えだす 今この胸で

 
 また難度の高いのきたな!(挨拶)
最近流行なの? アニメ化しにくいというか、アニメ化するのに若干エロい問題がつきまとう作品の映像化? ん? 声と表情がエロいだけなので別に映像的には問題ないか……(あるよ!)w


予想外の動きにちんこもカスガもパニック!「A10サイクロン」
 こないだネトゲのチャットでUMD-PGの話題になったときに、PSPでエロゲする意味がわからない…だって両手使えないじゃないか!って話になったので、これ天啓!とばかりにサイクロンを薦めてみる。これさえあれば、PSPを両手にもったままでも自在ですよ! そんなわけでおまいらはコレコレを買ってきて、サイクロンを股間に装着して、こんなにあなたに恋してると呟くがいい! そんなサンキューベリーマ○コ。


・【感想】【漫画】闇狩り師 キマイラ天龍変
闇狩り師 キマイラ天龍変 1 (リュウコミックス)闇狩り師 キマイラ天龍変 1 (リュウコミックス)
(2009/12/16)
夢枕 獏伊藤 勢

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闇狩り師キマイラ天龍変 2 (リュウコミックス)闇狩り師キマイラ天龍変 2 (リュウコミックス)
(2010/05/13)
夢枕 獏伊藤 勢

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 伊藤勢という漫画家の作品にはじめて触れたのが『斬魔剣伝』だったと思う(ニルヴァーナパニックがデビュー作みたいだけど、個人的に先に読んだのは斬魔剣伝だった)。この斬魔剣伝を読んだときに、ああこの人は夢枕獏の系譜の人だ…夢枕作品を自分の中で血肉してる感じた思い出がある(斬魔剣伝自体も涅槃の王大帝の剣をオマージュとしてるところがあるんで感じるのは当然なんだけど、コマにおける描写自体がこの時すでに獏的だった)。その伊藤勢がその後、夢枕獏氏の名作『荒野に獣慟哭す』のコミカライズを経て、ついには夢枕獏のライフワークであるキマイラシリーズと闇狩り師のクロスオーバーのコミカライズを担当することになるのだから奇縁である。

 実のところ自分はキマイラ・吼シリーズはを久鬼玄造の過去が語られる梵天変までしか読んでおらず(コンデ・コマ登場とかで冷めてしまったところもある)、一端時間を空けて、いつになるかはわからないけどキマイラ・吼シリーズが完結したら最初から最後まで通して読破してやろうと密かな夢を描いてる(ほんとにいつになるかも実現するかもわからないけどw)。そんな中途半端にしかキマイラをかじってない自分でも愉しめるのかな?と半信半疑なところがありましたけど、これが楽しいなんのってw 確かに原作を全然読んでいないと厳しいコミカライズはあるのだけど、この作品を購入してまで読む人にそんな人はほとんど居ないだろうと思うのでいいとするか。

 原作キマイラ・吼で少しだけ述べられていた、若かりし日のミスター仙人こと九十九乱蔵がキマイラの主人公である大鳳吼と久鬼麗一の実の父である巫炎と戦うといったエピソードを伊藤勢なりにコミカライズした本作。闇狩り師でありながらキマイラ天龍変と銘打ってるのはそれ故です。このエピソードはいつかの日か夢枕獏氏の手により描かれると思っていたのだけど(キマイラ青龍変みたいな感じで)、漫画による初お目見えになるとは意外だったなァ(これはあくまで伊藤勢版だと思うので、夢枕獏氏により逆天龍変を是非みてみたい気もするが、それはまた別の話)。

 原作のある作品をコミカライズするときに一番大切なのは、原作ファンのイメージを崩さないことだと思いますが、これがなかなか難しい。この作品の場合、原作ファンが100人いれば100人なりの九十九乱蔵像や巫炎像があるわけですからね。なのであくまでも原作のイメージを踏襲しつつ、開き直って伊藤勢なりのキャラ像を作り上げているところは好感が高い。おそらくは原作ファンが一番違和感を感じるとすれば、九十九乱蔵の性格でしょうけど……闇狩り師の開始10年前の未熟な頃の九十九乱蔵ってことなので、これぐらいやんちゃな感じでもいいんじゃないかなァと思いますね。あと乱蔵の相棒の猫又シャモンがネコミミ美少女で登場するのは…なんていうか……笑って許してやれよ!(ホント…たまには止めろよ、バク~w)。そんなわけでキャラ像については、人それぞれ思うところはあるでしょうけど、映像的なイメージはかなり近いと言うか、自分の中ではキャラが名前で呼ばれなくても誰が誰であるか一目瞭然な近さがありました。個人的に九十九乱蔵(闇狩り師ver.)の脳内イメージ映像は、違う作品だけど谷口ジロー氏の『餓狼伝』の丹波文七が一番イメージ近かったんだけど、それに迫るものがあります。なかでも圧巻なのが巫炎が変生するキマイラですね。醜くもあり美しくもあり、汚濁の極みであり清涼の極みでもある……その姿をみた乱蔵が荘厳さから恐怖ではなく感動にうち震えるシーンは、読者であるこっちも震えた。このキマイラ像はちょっと凄いなァ…完敗。そんな鬼骨を回した巫炎と、それに対抗するために月のチャクラを回しアグニチャクラまで覚醒させる乱蔵とのラストバトルは圧巻のひと言。人を逸脱することを止めてくれるものが居る者、もはや止めてくれものが居ない(居ないと思っている)者……最後の最後で提示される、この紙一重の差が哀しすぎる。未だ半ばのキマイラ・吼シリーズで巫炎の魂が救われる日がくることを願わずにはいられないほどの悲哀。

 あとこの作品は獏作品のクロスオーバー的様相があるので、ちょっとした演出でファンにとって嬉しいサプライズがあったりするので獏ファンは探してみるとニヤリとできること受けあいである。


・【感想】【漫画】ガスマスクガール 1
ガスマスクガール 1 (MFコミックス アライブシリーズ)ガスマスクガール 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2010/05/22)
御影 石材

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街で起こる連続殺人事件「袋人間事件」、その犯人として噂されているのがガスマスクを被ったセーラー服の少女――通称「マスクさん」だ。ある日、偶然にもその彼女を目撃してしまったワッタ。しかもその素顔はなんと、同級生の氏家霧花だった! 果たして霧花は本当に殺人鬼なのか……!? ガスマスク少女という異例のヒロインが繰り広げるバトル&学園サスペンス、堂々の開幕!!


 常々思っておりました……女子高生とガスマスクって組み合わせは萌えるのではないかと? そんなわたくしめの異常性癖夢を満たしてくれた作品。結果として萌えるよりプロパンガスボンベ片手に人間を撲殺するガスマスクガールかっけーーーー!って萌よりも燃えを得る結果になってしまったわけですが満足してますw

 物語的には始まったばっかりで、現時点で物語の大枠が見えきれてないところがあるので何とも言えないところがあるんだけど、お話の骨子は清く正しいボーイ・ミーツ・バトルガールですね。袋人間とか、ガスマスクガール以外のマスク人間の存在とか語られてない謎は山ほどあるものの、今巻のラストエピソードで確信した。ガスマスクガールさんはヒーロー。血反吐を吐き、その身を削り、護るべきものを護る彼女の姿はそれ以外の何者でもない。いままで張られた伏線が判明するであろう次巻が楽しみ。


[ 2010/05/25 17:37 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

ヒトリじゃないよ わたしがいるよ 二人で重ねた時間は世界でいちばん 愛しい

 
 ケン・イシカワ先生の極道兵器が実写映画化だと……(挨拶)
さて、ケン・イシカワ先生の作品で一番面白い作品を挙げろと言われたら、まよわず極道兵器を挙げるぐらい極道兵器スキーなわたくしめなので狂喜乱舞状態(ちなみに一番好きな作品と問われた場合、別の作品を挙げます)。

 しかしこのメンバーだと極道兵器と言いつつ、真・極道兵器をやりそうなメンツだなァ。ヤクザがデスペラードのアントニオ・バンデラスばりに重火器満載(但しギターケースじゃなくダッチワイフw)で暴れまくる真・極道兵器もいいんだけど……やっぱり、"わしは核爆発見たかったんじゃ!"や、"これは量を間違わなければいい薬じゃ! ワシはシャブ極道兵器になれるで~!"の破天荒な岩鬼将造を主人公で見たいな。あとはまかりなりにもケン・イシカワ作品をやるのだから、CGでもなんでもいいからグルグル目は再現すべし! でもって極道兵器の次は超護流符伝ハルカを実写映画化すべし!w そいや極道映画と言えば……フルメタル極道といふ怪作(俺は傑作と思っているのだが)があるわけですが、負けない鬼作・怪作を創ってほしいですね。


『ヨスガノソラ』 のアニメ化が決定
 さて遅いネタではありますが、ラッパ寿司のテーマを日夜口ずさんでいる我が身なればコメントしないわけにはいかないだろう。とりあえずTVAなの? OVAなの? ここが大切。実のところ多くの人が語ってるとおり、アニメ向けな作品ではなく、そのままアニメ化しようにもクリアしなければならない障害は多い。原作ファンの見地からすれば、穹√でなければアニメをする意味がないと言えるし、そも作品自体もそれだけ穹にリソースを割いてる作品。ここでまさかの駄メイド√キターーーー!とか言っても喜ぶのは俺ぐらいじゃね? それぐらい穹がメインな作品。そして主人公のハルくんと穹さんは一卵性の双子……顔のパーツも同じ、言い逃れできないぐらい兄妹なわけですよ。んなもん放送できるかッ!!!ってぐらい言い逃れできない近親ですよ。そして改変しようにも穹√は穹のハルへの禁じられた想いが物語に嫌らしく密着してる。なにより義理の兄妹とかじゃなく血縁ってところに意味があり、それをなくすとわざわざアニメ化する意味を失ってしまう。ここら辺、OVAならギリギリ行けそうな気がするけど、地上波ならまず無理そう。もし地上波なら、穹√を改変するか……脳天気巫女瑛√に行くかだけど……いっそ、逆レイパー幼馴染みのメガネと穹とで血で血を洗う血みどろヤンデレなハルくん争奪戦でもするかッ!!(ニゲテ~ハルくん)。ちなみにヨスガはハルくんがヒロインを攻略する話ではなく、ヒロインがハルくんを攻略する話なのであしからずw

 なんにせよ原作ファンにとっては心配の多いアニメ化ではある。もういっそのこと……勇者超人グランブレイバーみたいな感じでやれば、踏ん切りがつくんだけどなw


・【感想】【ラノベ】夏海紗音と不思議な世界2
夏海紗音と不思議な世界2 (富士見ファンタジア文庫)夏海紗音と不思議な世界2 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/05/20)
直江 ヒロト

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 各地でそこそこ不評のようなそうでもないような夏海紗音もまさかの2巻目。オマージュなのかパロなのかどうなのよ? ぶっちゃけ涼宮ハルヒ(小ネタまで拾うならハルヒだけじゃないけど)じゃね?って思われるところが、悲しいような自業自得のような。まあ、どう言い繕っても多くの人が似てると思っちゃうのは思っちゃうなりの理由があるわけですし、それを作者も出版側もわかってやってる確信犯的なところがあるんでしゃーないね! そんな些かさじ加減を間違っちゃった冒険でしょでしょ。

 それでもなかなかに楽しめて読めてるのは、表紙の初代が可愛すぎるからこの作品のベースが児童文学で、自分が児童文学作品を好きなところが大きいのかなと思います(実のところ同作者のヘヴンズ・ダイアリーは、話途中でどうも水があわず挫折した)。1巻でいえばロリコンおやじルイス・キャロルのアリスシリーズだし、今巻についてもグリム童話の茨姫や白雪姫なんかをモチーフにしています。読んでいてどことなく懐かしい気分になる懐古感をラノベ調の軽快な文体で追体験する感覚は妙に心地良いです(なお、この感覚を負の方向に突き詰めれば甲田学人氏の断章グリムになるわけですが、それはまた別の話)。

 さて2巻ですが、ある意味1巻がキレイに幕引きされてたのでどんな感じで繋げるのかと思ったら……強引にいきましたねw(古代パシフィス文明の遺産万歳だ)。もうなんだろう? こんなにあっさり再会しちゃったら、1巻に登場した謎の婆さんの存在とか台無しな感がなくもない。前巻である程度というかガッチリと精神的交流を重ねてしまった悠馬と紗音の二人の関係も前巻ラストの虚島以前に戻っちゃってるや的なところもあるけど、そこは若い二人なんでって事でいいとするか。面白いのは、前巻で二人の感じていた滅亡思想みたいなのはキレイさっぱりと消えてるところですね。これについては、前巻であれだけの冒険を経てその空虚な心にお互いを詰め込んだ二人なので変わってなきゃダメですし、今巻ラストでなにがあっても紗音を助けるって姿勢を貫く悠馬の行動原理とラストのカタルシスに繋がる大切な設定であり、この物語が護りきった良心だと思う。

 離別と再会を経て、その嬉しさから素直になれない紗音と、その紗音に振り回される悠馬の見てる方がバカバカしくなるほど、おまえらもうデキてるじゃんかよ的なイチャラブを楽しむ作品ではあるんだけど……前巻じゃサブキャラって印象だった初代(幽霊少女)が、ここにきて攻勢をかけてきたなと。まあ、悠馬の場合ラノベ主人公にしては珍しいKY(空気読める)主人公ではあるので、姿勢としては一貫して紗音一択なんだけど……いまだ謎な初代の正体やらの伏線を考えると、次巻以降も紗音、初代、悠馬で一波乱も二波乱もありそうな予感。でも今巻で初代がメインキャラに昇格しすぎたせいで、せっかく再会した紗音と悠馬のイチャラブが減ったのは片手落ちのような気がする。

 あと、今巻で重要な点を挙げるなら彼(ミズキ)の復活ですね(まあ前巻読んだ人からすれば、彼が復活って書いただけでモロバレだけど一応ネタバレ反転しておく)。いかんせん無理矢理な復活劇とは思うものの、今巻の導入で登場して、ほとんど出番のないまま拉致られた瀬戸さんの伏線とリンクしていく形で次巻以降も彼との戦いが物語のメインになっていくんでしょうね。ここまで来ると敵役ではあるのだけど、彼の願いを何らかの形で成就させてあげたいと思うなァ。ある意味、この作品の影の主人公とヒロインは彼と未だ眠れる彼女であると言っても過言じゃないから……。

 前巻で紗音の夏海引力(指向性万有引力)の力が消えてしまった訳で、消えてしまった夏海引力を復活すべく、彼(ミズキ)が暗躍しているわけですが、物語的に考えるとご都合が重なりすぎてるので、ホントに消えたのかは首を傾げるところがある。実は完全には消えてなくて、悠馬との離別を納得はしたものの、やっぱりその寂しさから無意識に引き寄せてしまっていたって展開を個人的に夢想してるのだけど、どうなることでしょうね? 1巻の感想を書いた時に、"十全ではない少し足らないぐらいの幸せの方が御伽噺はいいんですよ"と書きましたけど、この2巻の存在を持ってこの物語は、完全無欠のハッピーエンドになるべき物語になっちゃいましたね。次巻は紗音と過ごす夏って事でまだ冒険が続くのは間違いないのでしょうけど、ここらで海だけじゃなく陸での彼らの物語を読んでみたい気がします。


・【感想】【漫画】とある魔術の禁書目録(インデックス) 6
とある魔術の禁書目録(インデックス) 6 (ガンガンコミックス)とある魔術の禁書目録(インデックス) 6 (ガンガンコミックス)
(2010/05/22)
鎌池 和馬近木野 中哉

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"welcome To Tomorrow"


 今巻のラストを飾る言葉であり、このエピソードのラストの章題そのものであるこの"welcome To Tomorrow"って言葉が全て。

 一方通行と打ち止めの邂逅の物語。一方通行がロリコンに覚醒ヒーローとして覚醒するきっかけの物語。壊すことしか出来ない自分にもなにかを守れるかも知れない。後にエイワスが語ることになる"過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者"という一方通行の原風景が強く語られているエピソード。このエピソードに限れば、読みやすさ分かりやすさ全てにおいて原作を上回っている力の入りようだと思う。

 かつて1万人の妹達(シスターズ)を己が絶対能力者に進化すべき実験の為に惨殺した一方通行。まるで呼吸するかのように鼻歌まじりで妹達を惨殺する一方通行の本当のところの気持ちは、このイカレた実験を、イカレた自分を止めて欲しいと願う心。妹達との戦闘(戦闘とは呼べない一方的な虐殺だけど)で、彼女達を黙々と殺すのではなく、相手をバカにするような軽口を叩いていたのはその裏返し。結果、彼の願い通り、最強という彼の幻想を打ち砕くヒーローの登場によりそれは叶う。実験中止により虚ろになった彼の心の中に燻ったのは、ヒーローという存在の輝き。そんな彼の前に顕れた、贖罪の象徴とも言えるべき打ち止めの存在……心のどこかで殺したくないと思っていた妹達の代替なのかもしれない……だけど今はそれでいい。今度こそ彼女を守りたい、かつて最強である自分を打ち倒し彼女たちを救ったヒーローのように。守るべきものがなかった彼にとって、はじめて出来た絶対に守りたい存在と感情と矜恃。最強と言いながら、その最強を維持管理する世界のシステムと呼べるものに逆らえず、繋がれた獣であった一方通行が、自らの意志で鎖を引きちぎって、瞼を灼かれるほど憧れたヒーローへの道を歩み出す。この一方通行の覚醒は禁書目録ってシリーズの中でも、一際カタルシスに満ちたエピソードだと思う。そして、そんな二人に贈られる言葉はwelcome To Tomorrowがやはり相応しい。明日に喜びや幸せが待っているとは限らない、だけども今は明日という日が来ることを歓迎しよう。自らの手で掴みとった明日に幸せな想いを馳せて。


[ 2010/05/24 15:43 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

見据えた闇の果てにしかないぬくもり もう一度手を伸ばす時 生まれたその意味を 僕は知る

 
 もうやめてせんせのライフは0よ(挨拶)
明日香先生の早わかりパルフェ……後のWHITE ALBUM2であった。


・【感想】【TRPGリプレイ】ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・クロニクル 彷徨のグングニル
ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・クロニクル  彷徨のグングニル (富士見ドラゴン・ブック)ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ・クロニクル 彷徨のグングニル (富士見ドラゴン・ブック)
(2010/05/20)
矢野 俊策/F.E.A.R.

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 うわぁ……懐かしいぞこれ。1st Editionのリプレイ"ドゥームズデイの魔獣"と2nd Editionのリプレイ"コントラストサイド"の二編と、表題作の書き下ろし(この場合書き下ろしって言うのか?)リプレイの3rd Edition"彷徨のグングニル"。確かにタイトルのクロニクルが指すとおり1st~3rdまでの年代記だわな。それにしても"ドゥームズデイの魔獣"は、ホントに懐かしいリプレイだなァ……確か初出が『ゲーマーズ・フィールド5th season』だったから、もう10年近く前のリプレイか。

 あとがきでもクレバー矢野が書いているとおり、"ドゥームズデイの魔獣"はDX初リプレイってこともあり、DXという作品の感覚を読者に掴んでもらおうと、やたら説明調ですし、シナリオの構造自体はオーソドックスなリプレイとなってますけど、言い知れぬパワーを感じる作品ですね。なにより記念すべきDX初の公式リプレイってことで、"ドゥームズデイの魔獣"に登場する加賀十也,黒須左京,鈴木和美,久遠寺綾といったキャラクター達に思い入れが深い人も多いかと思う。かく言う自分も、左京が十也をコードネーム"探求の獣(クエスティングビースト)"の名で呼ぶ→十也が「俺をその名で呼ぶな!」と噛みつくってDXならではの中二病お約束の流れに魅せられDXにのめり込んだ人間なので思い入れ深いです。もちろんただ懐かしい気持ちになるだけではなく、"ドゥームズデイの魔獣"→"コントラストサイド"→"彷徨のグングニル"と読み進めると、DXの進化と共にクレバー矢野氏のGMと作家の進化を見れるのもクロニクルの名に相応しく面白いリプレイ。

 ダブルクロスが3rdにバージョンアップして、ユーザーが驚いたことの一つに"都築京香がロリ化した"じゃなくて、"UGNイリーガルだった黒須左京がFHのマスターレイスの称号を冠するエージェントへ転向"していた事でしょうか。本作の"彷徨のグングニル"は、黒須左京がFHにその身を置くことになった、彼にとっての契機と彼自身が叶えたい欲望≪デザイア≫を描いた物語。その物語を描く上で、GM:クレバー矢野氏もPL:かわたな氏もノリノリで、物語をより最悪の方向へと突き動かすために設定を重ねていく。ほんとノリノリでひどいわ、この人達w

 黒須左京の思い描く"世界に境界線を引く"って欲望は、実に日常と非日常をテーマにしているDXらしい欲望。十也達と袂を分かった左京の物語が再び十也達と交差する物語を是非ともリプレイでみたいなァと思う。出来れば当時のプレイヤー勢揃いのザッピング方式的な手法で(GMが大変だろうけどw)。なにより十也への絆(ロイス)を捨てきれてない(タイタス)彼の物語は描かれなければならないと思う。その結末がどんな結果をもたらすものであろうとも。


・【感想】【漫画】SHADOW SKILL(6)
SHADOW SKILL(6) (デラックスコミックス)SHADOW SKILL(6) (デラックスコミックス)
(2010/05/21)
岡田 芽武

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 なんか最近REDで聖闘士星矢Gの姿を見かけないと思ったら、いつの間にか影技の連載に戻ってたみたい。とりあえず思うことは、何年経とうが絵柄の定まらん漫画家だなぁと。定まらないにしろ、良い方に変化していくのなら歓迎なんだけど……確実に良くない方向へ良くない方向へと変化していくのだから目も当てられない。だから模索ながらに絵柄がコロコロと変わるのかと思わなくもないが……ブランク空きすぎて作者もキャラ忘れてんじゃね?が正解なのかもしれないw ちなみに読者的にもブランクが空きすぎて話の内容を忘れてるところがあるので、読んでみたけど話が繋がらない。ただでさえ繋がりがわかりにくい漫画なのに……なんだこの悪循環w

 そんなわけで脳内に残ってたワードを整理してみると……"修練闘士最強"、"最終的には出来る人の根性論"、"声が林原めぐみ"、"大谷育江はピカチュウ"、"ルイ=フラスニールの声に島田敏を採用した人間は天才"、"じゃどうすぎる"、"月がとっても青いから"などのワードが浮かんできたわけなのですが……なんかラジオドラマのネタばっかだな。つか林原めぐみのTokyo Boogie Nightを結構真面目に聴いてたんだな、過去の俺。そいやTVAにもなったけど……"酒場のツケ膨大なり"って文字が画面にデカデカと表示されることぐらいしか記憶にない。つか、いつもの事とはいえ、漫画の感想となんもかんけぇーねぇーなw


[ 2010/05/21 14:39 ] TRPG | TB(0) | CM(0)

私は生まれ変わる 自由な夢を抱いて 素直なこの気持ちを 君に届けるから

 
 Rita無双(挨拶)
1位、2位の二人はほんと素で曲数が多いと言うか…エロゲをプレイすれば高確率でこの二人の曲に出逢うって印象があるぐらいの無双っぷり。確かに3位、4位のお二方は00年代前半は無双って印象だったけど2004年あたりを境に横ばいですね。ここで気になるのは8位のKIRIKOの仕事の減少っぷりかな……そいやここ最近はスクイズ系の叔母風呂作品でしか聴いてない気がする。順位的には26位ながらも茶太の猛チャージも凄いなァ、2009年で言えばゆいにゃんい次いで3位だもんなァ。地味に民安ともえも2009年は14曲と多いな。WHITE-LIPSやNANAやDucaはマイペースというかなんというかw 統計的には5年を境にニュージェネレーションの波がやってくるって感じだけど、今回の1位と2位のお二方はまだまだ精力的に活動しすぎてるぐらいだからなかなかに牙城は崩せないと思うw 個人的にはランクに居なかったけど、10年代は凛あたりに頑張ってもらいたい。


暁WORKS 『コミュ-黒い竜と優しい王国- ORIGINAL SOUND TRACK』 発売告知!
 7月21日発売予定とのこと。"内なる雨"と"竜たちノ夢"のフルver.はどうしても欲しい曲だったので、間違いなく買いますけど、あかべぇラインのサントラは出るのか出ないのかがわからない挙げ句、発売するにしても激しく時期が遅れるのは痛いなァ。


邪聖剣ネクロマンサー NIGHTMARE REBORN』古代祐三氏もハマる、DSi新作
 これは突貫するしかないタイトルだな! PCエンジン時代にどれだけやりこんだことか!なんどパスワードを間違ったことかッ! 当時敵を攻撃する血飛沫が散るRPGって画期的でさぁ…ぷちトラウマになりそうだったけど、楽しかったなぁ……。今、考えればそれぐらいの事で一々感動出来てたんだよ、俺たち世代(遠い目)。敵の名前がクトゥルフをモチーフにしてたりと、色々時代を先取ってように思える。なによりH・R・ギーガーのパケ絵が異色というか存在感を出し過ぎてたよなw しかし今更知ったのだけど、PCエンジン版のシナリオ担当って三条陸氏だったのか……


・【感想】【漫画】ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 7
ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 7 (チャンピオンREDコミックス)ジャイアントロボ地球の燃え尽きる日 7 (チャンピオンREDコミックス)
(2010/05/20)
横山 光輝今川 泰宏

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 カリーナの牢獄編が終わって、梁山泊頭領決定戦がはじまるよ~! オマケでショタ正太郎くんも出て来るよ~♪ なんつーか大塚署長はいい人なのか悪い人なのかよくわからないが……この作品における梁山泊九大天王の皆さんは軒並みすごい俗物臭を漂わさせてるので、俗物でいいのだろう。

 そんなわけで、ドンドンと内部抗争で数を減らしていく梁山泊の皆さんはどうしたいのか? BF団の十傑集の皆さんはかなりの人数が健在なのに、今や九大天王は韓信元帥、大塚署長、ディック牧、あばれ天童、影丸、九紋竜史進ぐらいしか残ってなくね? つか僕達の神行太保戴宗のアニキになんてことしてくれんの? 死ぬの? 死んじゃったよ……(ちなみにあんまり関係のない話だけど、世界三大アニキを挙げろと言われたら、ストレイト・クーガー、カミナ、戴宗の三人だと思うのだがいかがであろうか?)。まあ、電撃噴射拳で……どんどん電圧を上げていくぜ! マッハ5!とかトンチンカンな事を言ってる燃え尽きる日の戴宗さんなんでお亡くなりになるのも仕方ないね。もう電圧なのか速度なのかはっきりしろよ! そんなわけで燃え尽きる日の戴宗さんと"ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日"の戴宗さんは別ものだからいいんだよ! と逆ギレてみるわけです、半マジぐらいの勢いで(そのわりには中条長官の時はキレなかったな俺w)。

 しかし自業自得とはいえ、ほんと人望ないな! 韓信元帥。ここまで韓信元帥を貶めた作品を僕は他に知りませんw この人望のなさは、ちょっと凄い……常に一人で崖っぷち、流石は背水の陣の韓信だ!(誉めてないよ)。そしてなにげに梁山泊頭領決定戦のメンバーに馬君が居る。流石は知将・韓信! 自分の愛馬をなにげにエントリーしてるあたり狡い。なんか正直なところ、この梁山泊頭領決定戦の最終勝者は馬君でしたってオチにホントになりそうな気がしてならない。むしろ超人揃いの梁山泊頭領決定戦にロボ使用禁止で出場しなくてはならない、主人公・大作よりは馬君の方がまだ納得できる。つか大作になにをしろと言うのか? サリーが一緒にいるけど、肝心なところで役にたたない娘だからなぁ……サリーw まあオプションで最強パパ衝撃のアルベルトが付いてくるので、範馬勇次郎ばりにしゃしゃり出てきて全てを有耶無耶にしてしまうって展開もありちゃありだな。


[ 2010/05/20 17:22 ] 漫画 | TB(0) | CM(2)

何百回 繰り返す 君への片思い はじまる恋まで走る そーゆー二人でしょ?

 
 ケモノガリ2とブラック・ラグーン2が出るのか(挨拶)
ラグーンはアレだな! あの最強ニンジャが再登場するか否かにかかってるな!w ケモノガリは……あのバトルランナーちっくなスティーヴン・キング成分がどう化学変化するかが見ものだな。とりあえずセガール無双が楽しみではあるw


 以下、感想とかいいながら感想でもなんでもない戯言。
 
・【感想】【漫画】魔法先生ネギま!(30)
魔法先生ネギま!(30) (少年マガジンコミックス)魔法先生ネギま!(30) (少年マガジンコミックス)
(2010/05/17)
赤松 健

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 パパとママのなれそめから魔法世界の秘密とクルトの提案に対するネギの返答がメインの話なのだけど、全て龍宮女史のガン=カタと四次元オッパーイにおいしいところをかっさらわれていきましたとさ。21世紀も10分の1が終わったとゆうのに、僕達は未だにガン=カタに囚われています。そろそろカート・ウィマーはバリバリなガン=カタ・アクションの映画をもう一度撮るべきだと、僕の中のプロジアムで抑圧しきれない感情が叫んでいます。


・【感想】【漫画】ムダヅモ無き改革(4)
ムダヅモ無き改革(4) (近代麻雀コミックス)ムダヅモ無き改革(4) (近代麻雀コミックス)
(2010/05/17)
大和田 秀樹

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 いまさらだけど、もはや麻雀でもなんでもない。スーパーアーリア人なんぞそれ? とりあえずヒットラーのスーパーアーリア人覚醒→"余の思わせぶりな態度が誤解させちゃったんだよね…余ったらラッツィンガーくんの優しさに甘えてたみたい…ホントゴメンね?→"ね? 絶望したでしょ?"→八連荘の一連の流れは恐ろしいほどのうざさ……八連荘にエイトセンシズなんてるびを振るセンスの古さが輪をかけてうぜぇ!w 誰かこのちょび髭伍長をなんとかしろよw しかしハイゼンベルクもまさか自分の理論が麻雀に利用されることになるとは思ってなかったろうに。ほんと変な漫画だなァw

 とりあえず今巻で一番好きなシーンはブッシュJr.がイェール魂の前で涙を流すシーンですね。つか"イェール魂の雷耐性のおかげです"ってなんだよいったいw なんで雷耐性なんて付いてんだよw


・【感想】【漫画】ハチワンダイバー 15
ハチワンダイバー 15 (ヤングジャンプコミックス)ハチワンダイバー 15 (ヤングジャンプコミックス)
(2010/05/19)
柴田 ヨクサル

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 谷生から凄まじい初期坂本ジュリエッタ臭が……。そして澄野と斬野がアッチに行ってしまいました……ある意味長門と金ちゃんな方面に。代わりに僕らの二こ神とジェロニモマムシさんが参戦だ……しかし悲しいかな戦力はアキバの受け師だけで十分足りていた。マムシがんばれ!超ガンバレ! ジェロニモは人間から超人になれたんだぜ!(その後、人間の時の方がマシだったと思い知ることになるがなw)。そして今巻も菅田の出番は(ry


・【感想】【漫画】じょしらく(1)
じょしらく(1) (ワイドKC)じょしらく(1) (ワイドKC)
(2010/05/17)
ヤス

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 犯人はヤス! なら、しゃーないね!

この漫画は女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただく漫画です。


 うん、まあこの文言が全て。それ以上でもそれ以下でもない。個人的にフィーリングで量産できるような印象を受ける久米田漫画は苦手というか、はっきり言えば嫌いな部類の作品ではあるんだけど、ヤスなら仕方ないね! ヤスなら!(ちょろい客だな俺)。とりあえずヤス絵が見たいから買ったので、なにが悲しゅうてAKB48の落語CDを聴かなくちゃならへんねん!と特別版はスルーした自分のクレバーさを誉めてあげたいと思う。


[ 2010/05/19 15:12 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

ねえ好きでしょ いますぐに抱き上げてね 段ボールから 愛を込めて

 
 ナイス残念!(挨拶)
畜生、この残念力(ざんねんちから)は素晴らしいな。まったくもって引退が惜しまれるぜぃw パケにおるごぅる氏が噛んでるかどうかは知らんけど。


・【感想】【ラノベ】“文学少女”と恋する挿話集3
“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集3 (ファミ通文庫)
(2010/04/30)
野村 美月

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 短編・掌編からなる"文学少女"シリーズの文字通り挿話集の三冊目。その物語の構成上、各キャラクター達のその後が語られてたりするので、文学少女を全て読んだ人(見習いシリーズ除く)でないとチンプンカンプンなお話だと思います。シリーズ未読の方はご注意をば。

 挿話集2が森ちゃんと反町くんっていふ、文学少女シリーズの登場人物としてはある意味おかしい歪みのない綺麗なキャラがメインで描かれたので、3もそんな感じなのかなぁ~と読み進めておりましたところ前半部の柔道部の牛園くんこと≪牛魔王≫のお話と、心葉&遠子先輩のいつもの日常を描いた掌編ぐらいで……後は心を抉られるような短編が多かったって印象を受けました(ある意味2の森ちゃん&反町くんが異常の中の普通は異常って意味で特異だったのかもしれんw)。夕歌と毬谷先生の出逢いの話から始まる、いまだ贖罪を抱えて彷徨う毬谷先生の話なんか、もう許してやれよッ!と思わなくもない話だもんなァ……(もちろん物語的に希望という名の癒しの可能性が短編には祈りのように示唆されてはいるんですけどね)。まあでも今回の短編で一番もんどりうってびびったのは竹田千愛のその後であろうか。なんせ中学校の先生だもんなぁ…千愛。。。

( ゚Д゚)

( ゚д゚)ンン?

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)ンンン・・ッ!?

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚ Д゚) ホォォーー…?!

ねぇーーーーーーーーーよ!w


 なにそれこわい! もう少し適材適所っていうか……ありませんですか? 職業w いくら職業選択の自由ちゅーてもミスマッチも甚だしい人事配置に乾いた笑いしか漏れねぇーよw なんだ?あれか?文字通り反面教師ってヤツか? 自分の中のシリアスを笑いと認識してしまう良くないではあろう悪癖が全開で刺激されてしまった。いや物語上はね、やりたい事や、あえて千愛に中学校の先生って役割を振った意味合いってのはわかるんだけどね……もうダメ、一端ギャグと捉えてしまったら、もうそうとしか認識できない自分の狭量さを呪うしかないw

 千愛の抱える他人と共感できない感覚っては根源的な話をすれば、大なり小なり誰もにある感覚。正直に言えば人生を生きる上で彼女は考え過ぎというか損をしているところはあるんでしょうね。今回のエピソードをよくよく分析してみると“文学少女”と死にたがりの道化をなぞる物語になっており、千愛が遠子、仔鹿が心葉、堀井が千愛と演者が入れ替わっているだけの構成となってます。千愛の起点となる物語の原風景を役割を変えて俯瞰的に見せることにより、千愛の現在の立ち位置と時が経っても変わらない本質と変わっていく想いを魅せる構成は深いなァと思いました。その上で今巻ラストエピソードの"道化のつぶやき"における千愛の決意は、彼女が彼女の周りを構成するセカイに立ち向かい、受け入れようという意志が感じられて感慨もひとしおですね。

 しかし流人くんはアレだな……自由人すぎるな。なにニート探偵みたいなことやってるんだよお前w 周りの人間がしっかりしてなかったらどうなってるんだろう、こいつ? あー、ヒモの一択かw

 さて次は"文学少女見習い"の最終巻、文学少女随一の普通の娘であり、まさに陽の光と呼べるべき彼女にどのような顛末が待ち受けているのか楽しみでならない。


[ 2010/05/18 18:19 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

どんな時でも 前を向いたまま 明日を目指してゆくから 自分見つめる事を 怖がらないで

 
 携帯電話でアヘ顔の時代!(挨拶)
なにげにシナリオが企画屋って時点でただならぬものを感じてしまうのは、よく訓練されたエロゲーマーの証拠。つか秘蜜って文字にドキドキが隠せないエロゲ脳もどうかと思うが、それ以前にどう考えても確信犯的仕事だよなこれw

あー、"こなたよりかなたまで"がいいんじゃないかなァ……
つーかエロゲマニアでもないんなら、死ぬ前に無理にエロゲする必要はないんじゃない? ちなみに自分は死ぬ前に"ネコっかわいがり!"を再プレイして、人生の最期を飾りたいと常々思っている。ネコかわクリアして、"WHAT A WONDERFUL WORLD"を読んで、"世界は美しい、なんてすばらしい世界だろう"と多幸に包まれながら逝きたいね。


・【感想】【エロゲ】Happy Wardrobe
Happy Wardrobe 初回版Happy Wardrobe 初回版
(2010/03/25)
Windows

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 なんとなく時期を逃していまさら感があるけども、Happy Wardrobeの感想を。第一印象としてはコンパクトに纏まったオーソドックスな作品だと感じつつも、おしいッ!って気持ちが前面ににじみ出てくる作品でした。あかべぇの姉妹ラインとはいえブランドデビュー作であり、かなり低予算で製作されたのではないかなぁ?って印象が全体を通してありましたね(特にこのシーンで一枚絵を入れてればもっとよくなるのにって展開が目に付くこと多かった)。なかひろ氏のシナリオが演出次第でもっと映えただろうと思うだけに残念。

 それらを考慮した上で、エロゲを音・映像・シナリオの総合的なエンターテインメントと考えるなら、残念ながら良作・名作といった類の作品でないです。ただまあ不思議な魅力のある作品といいますか、心に残るものが確かにあるったので、そこら辺について書き綴っていきたいと思う。

 ここ最近エロゲ界隈において演劇モノが元気がいいのは面白い事象だと思う。この作品が掲げる、演劇を通じて演者と観客が世界の共有をするってテーマはエロゲ自体のあり方ととても食い合わせが良いと思いますね。演劇モノだとまず脳裏に浮かぶのは、BackStageって怪作なんですけど、BackStageが夢を諦めきれない大人の夢を追い求める熱量を描いた作品だとすれば、こちらは個々のヒロイン達が胸に秘めてる問題を演劇を通じて解決に導き、その過程で獲得した夢や恋をに向かって歩みをはじめる始まりの物語って感じですね。この過程において演劇の題材となる演目が個々のヒロイン達が抱えている問題とリンクしてるのはキレイな展開ですし、最終的にはその演目全てがメインヒロインであるところ爽乃√にリンクしていく手腕は素敵な魅せ方だなと思いました。

 個別ヒロインでいうと、一番アホの子である友奏√がなにげに興味深い内容でした。彼女の持つ"色覚障害"という黄色が灰色に見えるという障害。それにより自分の見える世界と他人の見える世界は違うんだという焦燥感と孤独感。世界の共有というテーマを掲げている今作において、かなり踏み込んだ内容の物語だと思いました。その瞳に月が灰色に映ったとしても、自分の好きな人が月を美しいと思う気持ちは共有できる。その瞳に月が美しく映らなくても、月を好きになることはできる。この√の共有できないが故に人は歩みより、歩み寄るからこそ共有できるクオリアって物語は人間という種の素晴らしい面を顕していて、実にいい話だったなァ。

 蒔先輩√も意外に好きと言うか、彼女の感じてる昔の自分と今の自分のギャップって感覚は、誰もが感じる感覚だと思う。あの頃の新鮮さを見失ってしまった蒔にとって、親友の爽乃の為とはいえ新体操から演劇に転向するってのは選択肢として正しかったのでしょう。その上で彼女は彼女の周りを構成する世界を見つめなおし、世界と繋がる方法を俯瞰的に見つめ直すことができたのは僥倖。その手助けとして主人公・明人が彼女の支えとなり、共に歩んでいくってのはエロゲ的王道だけど、恋愛的要素で言うと駆け足だったのが残念。物語的には一番等身大で飾らないテーマだっただけに物語を膨らますにあたって尺が足りてなかったなぁと思う。

 みこ√はねぇ……やはり血の繋がった実妹の恋ってテーマを掲げてしまったので、消化不良をおこしてしまったとしか言えない。近親ってテーマを掲げてしまうと、どうしても最終的に問題の先送りとなってしまうのは、このテーマに何処までもつきまとう大きな問題。本人達の心の問題は確かに解決してるんですけど、これから待ち受ける大きな問題については先送り。最終的に"結婚なんかしなくたって夫婦みたいに暮らすことはできるし"って展開に落ち着くにしても、周りの人間を無視して進めることが出来ない事柄。まあ、この作品のカラーで、そんなドロドロとしたことをされても困るってのはあるのでわからなくはないですけど、世界の共有をテーマに掲げる"Happy Wardrobe"って作品において明らかな瑕疵。まあ、世界と対話をして、これから少しづつ周囲に自分たちの想いを共有してもらおうと二人が決意できたって意味でよしとするか。

 フク√…うん……このキャラについてはシナリオとかうんぬんを無視して、このキャラを作りあげたって点において成功してると思う。フク可愛いよフクw 明人が好きで好きでたまらないながらも、明人の妹みこに遠慮して恋愛の舞台に上がろうとしない彼女のあり方は臆病で、うざったくはある。物語冒頭で来女木に明人への秘めたる恋心を言い当てられて、動揺するフクの姿は可愛くも自業自得ではあるんだけど、彼女の抱えてる問題と言うのは些かこの作品が掲げるメインテーマと乖離していると言える。0と1のように物事を割り切って考えたいと思うフクにとって明人への恋心は割り切り難い感情。この感情に踏ん切りをつけるべく行動するフクなのだけど、構図的には一人で納得して、一人で解決してしまったみたいなズレを感じてしまった。もちろん恋愛は一人では出来ないので対象となる明人との世界の共有って意味ではテーマに沿ってるとは言えるんだけど、なにぶんフクの身勝手なところが目に付いちゃったのは下手だなぁと思ってしまった。仕草やら明人絡みの展開で過敏に反応する姿が可愛らしいフクだけに残念な結果に。もう少し0と1では割り切れない葛藤の狭間に、フク自身が世界へと演じたい"たったひとつの恋物語"について、確かな意志を持って高らかに謳って欲しかった。

 爽乃√は流石にメイン的なポジションのヒロインだけあって、物語的にもテーマ的にもよく昇華されてると思う。彼女がしきりに口にする"姉"の正体は予想どおりで、彼女にとって演じるということは世界という舞台で物語を共有すると言うこと、その上で彼女は自分の中の理想の姉像を演じる。自分さえ騙すペルソナであり、優秀すぎる演者である爽乃は幻の姉を本物にしてしまう。理想の姉という仮面を被らなければ、世界とつながれないと思うぐらいには。この爽乃の抱える問題と心の悲鳴が、各ヒロインの心の問題にスポットライトを当てる役割である共通√の三つの劇全てにこめられており、最終的に全てが爽乃√に帰結する顛末は美しい流れ。始点がどこにあったかはともかくとして、彼女が被り続け演じてきた理想の姉という存在は、今となっては彼女自身でしかあり得ないのに、姉の仮面を被らなければ世界とつながれない弱い自分しか残らないと感じるのは、いささかナンセンスな思考ではあるのだけど、物語時点においてそれを受け入れる土壌が彼女の中にはない。世界を共有しようにも彼女の世界自体が定まってい足場の不確かさの中で世界を共有なんて出来ないのは道理。だからこれは受け入れるだけの物語……世界を自分を、その世界を構成する全てのモノを。ここら辺の爽乃の心を溶かす支えとしての精神的交流が明人に求められ、それに美事に答える王道的展開は好きなんですけど、やっぱりおしいッ!って思うところがあったのは、演出と尺の不十分さですね。演劇って題材を比較的上手く使っているとは思うのだけど、もう少し心理描写に演劇って題材を食い込ませても良かったんじゃないかなァと思う。物語的に問題が解消されてしまったら、はいそこまで!みたいな印象を受けてしまったのは残念。せっかく劇って題材があるのだから、もう少し内容に踏み込んで欲しかった。爽乃の限った話ではなく、ヒロイン達の問題も劇が終わってからとか、劇が始まる前に問題に気づき、解決してしまうのは残念のひと言。

 長々と駄文を書き綴ったけども、この物語のテーマを語るならメインヒロインである爽乃の言葉が最適で……

私たちは、私たちの世界とつながっている
私たちはこの世界に立つ役者だから、舞台であるこの世界とつながっている
私たちには、私たちが住む世界を共有する、たくさんの方法があるんだよ


 この言葉がこの物語の全てであり、大小細かな粗や不満はあるものの、おおよそ語られていたように思えます(しかし、ここら辺のテーマが一番しっかりと語られているのが、実のところ友奏√ってあたりが、アホの子好きななかひろ氏らしくて面白いな)。


[ 2010/05/17 21:51 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

ネトゲも疲れちゃった 回線切ってみたけど 我が家は無線LANだ 首も×(つ)れないなー

 
 やっぱり引退なのね……(挨拶)
前々から引退とは言ってましたが、変わらず仕事を続けてたので、もしや続投とか期待したのですが……引退表明した時点で発表できなかった仕事だったのですね。どうやらSugarPot+の"お嫁コマンド"が最後の仕事なる模様。もうじき発売するALcotハニカムの"リアル妹がいる大泉くんのばあい"共々、最後の最後まで応援していきたい。


・【感想】【ラノベ】ぼくこい
ぼくこい (角川スニーカー文庫)ぼくこい (角川スニーカー文庫)
(2010/05/01)
森橋 ビンゴ

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学校が終わればいつも向かうのは有馬の家。そこはアニメとゲームと漫画に溢れた、ボクたち奥手な男子4人組の楽園。だが有馬のお姉ちゃんが、「夏休みまでに彼女ができなかったら、部屋を出て行け!」と宣言してきた。えぇ――!? 彼女欲しくないし。作り方なんて知らないし。その日からボクらの“彼女作り”が始まった! クラスで部活で河原にて、ときめく女の子を探し続ける。果たしてボクたちに彼女ができ、楽園を守れるのか!?


 これはひどいッ!wwwwww 森崎ビンゴの作品を読んだのって、"三月、七日。"シリーズと"ナナヲ・チートイツ"だけなんだけど、どれも心を抉られるような切なさを感じる作品ではありました。しかし今作は……一際、心を抉られるな、別ベクトルでw

 オタクの恋を題材にしてる関係、文体もいつもの森崎ビンゴに比べてラノベラノベしてると言うか、悪い言い方をすればわざとチャラい文体にしてる徹底っぷりであり極めて計算されてます。ただ、視点として悪意をもってオタクを描くのではなく、愛すべきバカとしてのオタク像を描いているので嫌悪感ってのはまったくない。あるとすれば過去の自分を見せられてるようないたたまれない感覚。大和田秀樹先生風に言うならば童貞フラッシュバック現象(略称DTFB) ですw ちなみに関係ない話ではありますが、このオタク像を極めて悪意とケレン味を加えて描くと、きづきあきら氏の"ヨイコノミライ!"となるわけですが、それはまた別の話(まあ、きづきあきら作品はその悪意からくる痛さを楽しむ作品なんですけどねw)。

あたしが言いたいのはね、お前らなんにもしてねぇーじゃん、って事なんだよ。毎日毎日さー。漫画読んでゲームやって? 楽しい? いや、楽しいかもしれないよ? 漫画だってゲームだってそういうもんだしさ。でも何? これ何? 飯食って糞するみたいな感覚で読まれちゃ漫画だってゲームだって不本意でしょうよ。娯楽ってそういうもんじゃないでしょうよ? もうちょっと面倒くさいけど健全な日常送って、そういう日常の息抜きに漫画楽しみなさいよ。 つまんねー毎日送りやがってさー。見てるこっとがイライラするんだよ! 無駄遣いするんじゃないよ! 限られた時間を!


 サーセンww 心当たりありすぎで耳が痛いどころか心が痛いです。この言葉に奮起してリアル彼女作ってやると動き始めるオタクな男子4人組なわけですが、実際問題オタにとってリアル恋愛なんて二次元よりもファンタジーだった……って直視したくもない事実が横たわるわけですよ。そもそもにして好きな人ができて恋をする話じゃなくて、恋をするために好きな人を探し始めるところから始まるわけですから、どんだけ手段が目的になってるねんw

 そして好きな女の子を探してたところ、ふとしたきっかけでちょっと会話を交わすことに成功した女の子に対して、"好きな人ができました…"とか、どれだけチェリー思想やねん! この非モテのいたたまれない負の感覚を、実にあるある的な等身大の物語として、エンターテインメントに昇華する手腕は実に巧みで森崎ビンゴ的。

 つか、可愛い彼女のいるオタクの先輩のアドバイスからして、世の中にはガンダムが好きな娘もいるけど、ザクが好きな娘だっている。ザクが好きな娘を狙うんだみたいな。どうなのよそれ的な例えであり、そもそも恋愛のアドバイスにガンダム持ち出す時点で迷走してることに気づけないあたりが、おバカなんだか可愛いんだがなんやらで(先輩のアドバイス自体は例えはともかく内容としては、それなりに常識的なのは面白い)w

藤崎詩織が来たら……俺は次の日曜日、神山さんに告白するぜ


 好きになった娘のタイプがときめもで言うと、藤崎詩織だからって、ときめも引っ張りだしてきてプレイする時点で間違ってるだろうw なんだろうずっと読んでいて妙な既知感を感じてると思ったら……「お前、海兵隊に入ってなかったら今頃なにしてた?」、 「うちでメトロイド全クリ」みたいな会話が交わされるジャーヘッドの前半部だw

 いやさほんとに愛すべきおバカな非モテ達なんだけど、彼らが甘い甘い恋を出来るかといえば、そんなわけありませんよねぇw すぐに現実は甘くないって事を思い知ることになる。モラトリアムを謳歌しようと奮起しても、努力が報われるとは限らない。四者四様の恋の結末は実に象徴的で、恋が完全に破れてしまう者、恋になる前に終わってしまう者、恋愛に関心がなかったのに彼女ができる者、そもそもそんな色恋軸に身を置かなくても幸せな者、ほんとに四者四様の結末。ただ、その中で恋をした者、恋をしなかった者、みんながみんなそれなりのモノを手にしてそれなりに幸せな結論を手にすることが出来ているのは、ゆるいなぁと苦笑しつつも、そのゆるさがいかにも今風で心地いい。ラストの吉川くんの新しい恋がなんともいえずこそばゆくて、ほんと恋に恋するお年頃な感じに、なんだか無性に"圧倒的楽園を目指して、堕落する準備はOK?"とか叫びたい気分になるw 最初は突飛な物語と思わせて、読み終えてみれば森崎ビンゴ作品以外のなにものでもなかった、ほんと確信犯的な作品でした。


[ 2010/05/14 15:41 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

最後の海 ナグルファルの 船上にて 広げる美しき 腕の中 廻天の影絵が踊る

 
 説教されてーーーーー!(挨拶)
たぶんいつもする説教の3倍すごい説教だったことだろう……つかなんでシャアって名乗んだよ!w まあ、シャアって偽名だからいいのかッ!w ちなみに彼氏には……

「全然似てねえ。シャアは自分を『俺』とか言わない。『私』って言う。」みたいなこと言われて、まったく信じてもらえなかったとか


 まあそうだわな……いきなりシャアとか言われても戸惑うわなァ…つかさ……冷静に考えたらシャアに男女関係の事で説教されたくねぇーよw


・【感想】【ラノベ】俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)
(2010/05/10)
哀川 譲

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聖桐学園名物といえば「勇者生徒会」「魔王生徒会」。人間と人外が共学のこの学園ならではのシステムだ。まぁ、名前の通り対立している訳で。伏城野アリス―俺の幼馴染み。完璧超人とはよく言ったもので、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能な何でも来いなやつだ。おかげで俺はアリスの小判ザメと言われる訳だが…。そんな彼女が生徒会長の勇者になるのはいい。何で俺が魔王になっちまうんだ!?正体を隠さなくてはならない俺、魔王(俺)を目の敵にするアリス。めちゃくちゃハードな学園生活が待っていて!?話題の第16回電撃小説大賞最終選考作がついに登場。


 わかりやすく既存の作品を組み合わせてイメージを伝えるならば、ゼロ(コードギアス 反逆のルルーシュ)vs.黒神めだか(めだかボックス)であろうか。これに似た組み合わせの作品として"G線上の魔王"が存在しますが、そちらとは若干趣きが違う印象(いや、G線上はめだかボックスが世に出る前の作品だけどな)。

 とりあえず略称は……
"(お)れと(か)のじょが(ま)おうとゆうしゃでせいとかいちょう"なので、"おかま"でFA。

 なんて言うのか印象の話で漠然としていて悪いのだけど、アクの強い食材をこれでもかッ!!ってぐらいぶち込んでスープを作ったらどんなゲテモノができるだろうと試しみたら、なんか食材同士が上手く打ち消しあって飲みやすいスープが出来ちゃったみたいな。なんだろうこれ?と首を傾げながらも、あれよあれよの間にするりと読めてしまったので面白かったのだろう…たぶん(なんか自信ががない)。

 キャラメイクとしては面白かったのは、やはり表題にもなってる俺と彼女であり魔王と勇者である"兎沢紅太郎"と"伏城野アリス"の二人ですね。万能の天才である幼馴染みと、なぜかそのアリスに溺愛される普通・中庸な紅太郎って構図はよくあるパターンのラブコメなんだけど、紅太郎のキャラメイクが実に痛快というか、優柔不断系の流され主人公ではなく、行動理念に一本筋の通ってる姿は好感が高い。その実のところ紅太郎本人も周りの人間も紅太郎がどれだけ凄い人間であるかを理解はしていない、強いて言うならば紅太郎の身近で接してる人間が一番紅太郎を正しく評価してる。本人や周辺の人間からすれば、過大評価だと笑い飛ばすであろうけど、身近に接してる人間にとってはけっして過大評価でもなんでもない(人によっては認めたくないって事かもしれないけど)。その思考が素でぶっ飛んでる異常性を悟らせない中庸さは異能と呼んでも差し障りないと思う。魔王としてアリスの拘束から抜け出すために簡単に肩の骨を外して脱出を試みる思い切りのよさ、実際にはしなかったけど吸血鬼に血を吸われることで人間を止めるって提案、一番わかりやすい象徴たるエピソードは、万能の天才アリスを上回る"目隠し将棋"の強さであり、その技能を普通の事と思っていることだろう。これらの異常性や彼の芯と呼べる思想が実は設定的に当たり前であり、万能の天才であるアリスの横にあり共に歩んでいけるために身につけた、彼なりの能力って構図は設定と相まって美しい流れだと思う。

 この作品の基幹には人間と人外という種族の社会の壁があり、社会の縮図である学園にも人間代表の勇者生徒会と人外代表の魔王生徒会という対立が存在する。勇者であるアリスと奇しくも魔王になってしまった紅太郎が、幼いときに誓い合った夢である、壁を越えた共存を成すため、まずはこの社会の縮図である学園の制度に風穴を開ける構図なわけですが、魔王の正体が紅太郎であることを知らない(魔王のときは顔を仮面で隠しているから)アリスを、アリスの事を誰よりも知っている紅太郎が対立を装いながらも誘導してく様は、実に基本設定が生きていて上手いと思いましたね。

 心配なのはタイトルに1と振られてないので続巻が発売されるのか否かってところですが、今巻のラストの引きをみるがぎり、まだまだこれからが面白くなるって予感させてくれるオチですし、なにより今巻は最初ってことでキャラ的に顔みせ(先代魔王のサキュバスやらツンデレ吸血鬼の鑑美やら人狼の後輩やら毒舌ロボメイドやら)ってところもあったので、是非とも続巻を出して欲しいですね(紅太郎は大変だろうけどw)。なによりこの物語が進むことで、徐々に魔王に惹かれていき、紅太郎と魔王の狭間で揺れるアリスって展開をみてみたいなァ。確かに色々な粗があってご都合かなァ?って思わなくもない展開もありましたが、粗が気にはならない不思議な魅力のある作品だと思います。


[ 2010/05/13 15:38 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

遍在転生 意味ト様相 共同主観的存在 超越論的ナ 唯我独尊

 
 なにこれ怖い!(挨拶)
嫁に憎まれてるかもしれんwwwwwwwwwwww
嫁に憎まれてるかもしれんwwwwwwwwwwww2
これが壮大な釣りじゃなくて真実なら、なんか色々酷すぎて……かける言葉は、嫁はラブプラスにしとけ!ぐらいしか思い浮かばない。


・【感想】【ラノベ】イスカリオテ〈5〉
イスカリオテ〈5〉 (電撃文庫)イスカリオテ〈5〉 (電撃文庫)
(2010/05/10)
三田 誠

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12月、聖誕祭を控えて御陵学院は大きな盛り上がりを見せる。玻璃率いる中等部生徒会はじめ、喫茶店をやることになったノウェム、さらにはラーフラまでもがサンタの格好をして準備に奔走。イザヤもその熱気の渦に巻き込まれていく。しかしまさに聖誕祭当日、街に異変が起こる。突如出現した大量の“獣”の群れ、新たな異端審問官の登場、そして壬生蒼馬の復活により事態は大きく動く。その中でイザヤが抱く決意とは!?罪と罰のアイロニック・アクション、緊迫の第5弾。


 ノウェムを可愛らしいと判断するのが私です。多分、この台詞をこのシリーズが終わるまで言い続けるのが私です! そんなわけで今巻もノウェム可愛すぎる。

 物語的に時期は聖誕祭。聖霊教を題材にしているだけあり聖誕祭は一大イベント。神の子の誕生を祝う祭りに特別指定数区・御陵市も色めき立ち、イザヤ達も束の間の休息を楽しむかのように守るべき象徴である日常を噛みしめる。まったくもって実にわかりやすい破滅への前兆です。物語作法的な話であれば、希望の後の絶望はより色濃いですよ。そういった意味で今巻は物語的に大きなターニングポイントであり、起承転結で言えば転に突入したと言えるでしょう。

 ほんとに今巻では色んな事が一気に加速したって印象。中でも英雄であった兄・九瀬諫也の代わりに英雄のオルタネイティヴを演じてきた弟・九瀬勇哉に芽生えた心変わりが最たるものでしょうね。1年間という期間限定で英雄を演じる勇哉ことイザヤ。英雄の偽物として半年を過ごした彼に芽生えた本物の感情。偽物が本物を目指してなにが悪いのか? 御陵市にやってきて過ごし育んできた日々は、イザヤに守りたいものを、自分が英雄であるべき価値と意味を自覚させる。義務ではない意志として。この偽物が本物に変化する瞬間、奇しくも人ではない人形であるノウェムも、九瀬イザヤに抱く好意が英雄である九瀬諫也のために作られ、九瀬イザヤを守護するため目覚めた第九祭器・ノウェムとしてのプログラム<存在意義>ではなく、一人のノウェムとしてイザヤに恋してることを自覚する。作り手に与えられたプログラムではない、ノウェム自身が育んだ本物の心。

 あと印象的だったのは昼行灯って感じで飄々としてたカルロが、やっと本心を吐露した事でしょうね。かつての英雄・九瀬諫也と共に闘い英雄を守れなかった彼が、再び九瀬イザヤという英雄の誕生に立ち逢う。その瞬間にカルロの心に芽生えた歓喜と昂揚が如何ほどのものだったのか計り知る術はない……(ああ、でも死亡フラグ立っちゃたなァ)。

 いつもどおり、ノウェムに比べて冷遇されてる玻璃さんですが、いよいよ内なるバビロンの大淫婦が本格覚醒かと思えば、そうでもなくいつもどおり冷遇されてました。彼女の場合は九瀬イザヤではなく九瀬諫也を見つめているので、ヒロインとして動かしづらいところがあるのはわかるけど、扱いは悪いと思うw 彼女が今のイザヤが諫也ではない事を知るときに、恐ろしい絶望が待ち受けてそうではある(そもそも諫也を殺した獣は誰だったのって意味的に)。

 復活した壬生蒼馬に、いまだ謎の紫の蝶の男。彼らの計画により、バビロンの大淫婦に誘われるがように七つの大罪を冠した獣<ベスティア>が次々と顕れ、ついには御陵市の住人達が獣<ベスティア>と変貌する怒りの日<ディエス・イレ>が始まる。そしてその狂乱の中で、皮肉にも聖誕祭に生まれ出でようとする獣<ベスティア>の王と呼ぶべき存在。事態はただただ破滅に向かって加速していく……それこそ聖霊教における終末論を丁寧に丁寧になぞるような形で。ならば最後の審判における救世主の再臨は何処にあるのか? その鍵と言えるべき希望の光はイザヤとノウェムの心の変化と思いたいですねと、僕の中の中二脳が叫んでいますw

 作者の三田誠氏によれば1巻につき1大罪ってことで、残り2冊で完結(予定は未定)するとの事ですが、実際問題かなり駆け足でやらないとあと2冊で収まる気はしないのだけどどーなることやら(諫也が命を落としたエピソードとか紫の蝶の人とかまだ登場してない大罪の獣<ベスティア>とかノウェムと玻璃の女の闘いとか)。物語の構成上、あっさり人死にが出そうな物語なので、次巻以降からボロボロと悲劇が連鎖しそうな予感がしてドキドキだけど、そこはそれ俺様サイキョー三田氏の手腕を信じて続巻を待ちたいと思うw


[ 2010/05/12 16:35 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

生きた日常 無価値と思えたことも 今日 祈りある幸い 素晴らしき日々

 
 もうやめてピトーのライフは0よ(挨拶)
そろそろH×Hがどうなるのかがわからない……ここら辺で来週から休載とかいわれたら、もうヤキモキすること間違いなし! つーか最近の超展開は、どこで休載すれば一番深刻かのタイミングを計ってるんじゃないかな冨樫先生とか思わなくもないw


・【感想】【ラノベ】神様のメモ帳 5
神様のメモ帳 5 (電撃文庫 す 9-13)神様のメモ帳 5 (電撃文庫 す 9-13)
(2010/05/10)
杉井 光

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 ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、
 ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。
 今回はそんな僕らの事件簿から、いくつかをご紹介しよう――
 ミンさんを巡るストーカー事件「はなまるスープ顛末」
 アリスご執心の酒屋を襲った営業妨害事件「探偵の愛した博士」
 平坂組のバカどもを総勢で巻き込んだ誘拐事件「大バカ任侠入門編」
 そして特大100ページ書き下ろしのオールスター野球騒動「あの夏の21球」を収録。
 泣き笑いの日常満載のニートティーンストーリー第5弾は、初短編集!


 いやさまず言いたいのは……表紙のアリスの可愛らしさが異常! 生きてるのが辛いレベル。ひきこもりのニート探偵であるアリスが、白いキャミソールに麦わら帽子をかぶって陽光の下で微笑んでる構図は、色んな意味で幻想種だな。神様のメモ帳初の短編集である今巻。なんだかんだいつも大事になる事件に比べて幾分温和しめなエピソード群なんだけど、ナルミが語るように"ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事"ってのがしっくりくる短編集。


・はなまるスープ顛末
 ミンさんが新しいラーメンスープ開発に取りかかる話。ミンさんの隠れた一面が見れたのは面白かった。あと、さらしの下のヘブンw 話の大筋としては予想通り(オチはバカバカすぎて予想できなかったけど)だったのだけど、はなまるの玄関の鍵にまつわる話は、わかっていてもジーンときた。それにしても、ミンさんの謎がいくつか判明した以上に、ミンさんの"父親"の謎が深まったな。なんでそんなのっぴきならない状態になってるねん! この先、この伏線が回収されることがあるのか謎だw あと、この短編で登場した昆布とカツオ出汁のラーメンスープはどこかの店がモチーフなのか? それとも料理大好き杉井光オリジナルレシピとして存在するのか気になるな……原稿書かずになにやってんだおまえら!って人たちだから(ちなみにこのラーメン対決はばけらの!2のモチーフです)w


・探偵の愛した博士
 これまた勘のよい方にとってはタイトルが激しくネタバレな一品ですな。いつもどおりナルミの何気ないひと言に、顔を真っ赤にしてオロオロと逆ギレるアリスが可愛いです。それ以上にアリスと酒屋さんの関係を勘ぐって、いつもとは違う方向に空回るナルミの動揺する姿が可愛らしい。この短編も事件の顛末としては予想通りだったのだけど、こういった少し苦くてやるせないようでいて、救いは確かにあるって話を書かせると杉井光って作家は巧い。これはまあ全編に言えることですけど。実に象徴的なのが、シーサーの酒瓶に纏わるエピソードの顛末で語られたアリスの台詞ですね。

でも、ナルミ。それは嘘とはいわない。それはね、『物語』というものだよ


 彼女の弁を借りるなら"失われてしまった言葉を墓の底から掘り返して、死者の名誉を守るためだけに生者を傷つけ、生者に慰めを与えるためだけに死者を辱める"のが死者の代弁者たる真の探偵の仕事。探偵が掘り起こす真実と事実、そのどちらでもない物語。暴き導き出す完璧な探偵だけでは紡げない物語。探偵と探偵助手が揃ってはじめて紡げる物語という名の美しい旋律。

 しかしこの物語で一番驚きだったのは"ドクターペッパー"ってこんなに種類あったんだって事かw


・大バカ任侠入門編
 ほんと平坂組の組員達はバカだなァ……むろんバカの前に"愛すべき"って単語がつきますよ。密かに電柱と岩男のイラストは今巻が初じゃなかろうか? いまやあ…こいつらのイラストあってもその困るって感はなくもないがw 徹頭徹尾完璧に平坂組の連中がバカで終わってしまう物語ではあるんだけど、なぜか憎めなく微笑ましく清々しいバカなのが奴らの魅力。四代目はもとよりナルミが呆れつつも彼らと一緒に居るのは、なんだかんだ心地よいからでしょうね、彼らと彼らと共にある場所が。

 今回の短編でいえば、一番事件性の高いエピソードなのにナルミが率いる平坂組が一枚噛むとほんと脱力系になるのが可笑しいやらなんやらでニントモカントモ(もし四代目が仕切っていたら、この話って全然違う話なったろうなァ)。一番バカバカしい物語ではあるものの、どんなバカらしい事件にだって人の幸せは脅かされる、グロテスクな世の中の姿を基幹に描いているのは杉井氏らしい魅せ方。事件に巻き込まれた者、事件に巻き込んだ者、この物語の語られなかった顛末にどのような物語があったのか知る術はないけども、ナルミは伝えるべき事を相手伝えたと思う。これをどのように消化するかは当人たち次第。

 ラストのオチは珍しくナルミがアリスをやり込めるって構図だけど…それってアレだから……バカの思考はバカじゃないとわからないって事だからw


・あの夏の二十一球
 今短編集の中で唯一の書き下ろし作品。神様のメモ帳キャラがオールスターでゲームセンターの経営権を賭けてヤクザと野球対決をするって、今までのノリから考えられない変化球な話。それでいて今回書かれた短編の中で一番、神様のメモ帳っぽい物語。しかしまさかここでヤクザのネモさんがメインの話でくるとわな……実に意表を突かれた。

 この作品に登場するネット対戦型の野球ゲーム"パワレボ"のアイデアは面白いと思った。実際のゲームとしても使えそうなアイデア(まあ作中で語られてるとおり、一過性のものにはなるだろけど)。この少佐とナルミが感じている、ゲームセンターでの不思議な高揚感というか一体感ってのは、自分にもホームと呼べるゲーセンがあったからよくわかりますね。近場にもゲーセンはあるのにわざわざそこに行ってしまう…それは好きなゲームのラインナップが揃ってるってのもあったけど、名前も知らないような顔なじみとわいわい騒ぐって一体感がありましたね。それはそうと"パワレボ"にはまって遊び倒す、このエピソードのナルミはもうニート一直線だなw

 この"パワレボ"の設定が実際の野球対決の決定打となる幕引きは上手いなァ……。ヤクザのネモさんの言葉と真っ直ぐに対立するナルミの言葉が実際の野球対決とリンクする構成は美しいのひと言。

たかが甲子園がなんや。じぶん、今年の高校野球の勝ち投手、何人憶えとる? 一人憶えてたらええ方やろ。みんな忘れるわ。年に何人、甲子園に出ると思っとんや。プロにでもならん限り、どいつもこいつも夏が終われば忘れられるゴミや。ええか、銭にならへん野球なんてゴミなんや。


僕は信じてる。
あんたの球に、銭には変えられないゴミみたいに美しい部分がかつてあって、それは絶対にだれかの胸に届いて、残っているはずなんだ。


 テツさん曰く"いいヤクザなんて居ない"であり、それはある意味のところ真実ではあるのでしょう。だけどヤクザとしてではなく、かつての高校球児だったネモさんとしては、完全に悪にはなりきれない捨てきれないモノが残っていたのでしょうね。ナルミの言は青臭いけど、それ以上に"金にもならないゴミみたいな美しいもの"を捨てきれないネモさんも十分に青臭い。過ぎ去ってしまったネモさんの人生の物語自体はもう取り戻すことはできない、だけどかつてあったゴミのような美しいものはどこかの誰かの胸に息づいてる。それはこの物語の顛末が語る通り。この少しほろ苦さの残る清涼感は、実にこの作品らしい幕引き。

 それにしても陽光の下、泥だらけになって野球をするアリスって姿はレアだなァ……話のオチも実に素敵な一品でした。


[ 2010/05/11 16:20 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

黒い猫 廃ビルの頂上から 見つめているよ 残響 錆色の玩具

 
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       (挨拶)
なんだただのリーダー犬の小次郎か!w しかしほんとにトリコに登場しそうな生き物だな……美食會あたりに乱獲されるとよい。あんま地方の事に関心ないんだけど……この記事を読んではじめて夕張市ほんといっぱいいっぱいで、のっぴきならないところまできてるんだなと実感した。なんていうの? 連日の企画会議で徹夜が続いた挙げ句、もうろうとした脳でこんなのどう?って提案したところ、満場一致でいいじゃんそれ!みたいな感じで企画が通り、そのまま製作に踏み切ったみたいな臭いがプンプンするw


なんか超天元突破とかそれ的なモノ
旧神と邪神の戦いとかでもいい。つか宇宙かっけーーーーーーーーーー!


・【感想】【ラノベ】舞面真面とお面の女
舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)
(2010/04/24)
野崎 まど

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工学部の大学院生・舞面真面(まいつらまとも)は、ある年の暮れに叔父の影面(かげとも)からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。 そこで頼まれたこととは、真面の曽祖父であり、財閥の長だった男・被面(かのも)が残した遺言の解明だった。
 ――箱を解き 石を解き 面を解け
 ――よきものが待っている
 従姉妹の水面(みなも)とともに謎に挑んでいく真面だったが、謎の面をつけた少女が現われたことによって調査は思わぬ方向に――?
 〈メディアワークス文庫賞〉受賞者、野まどが放つ怪作登場!


 筆者の前作である"[映]アムリタ"が個人的に衝撃的な内容だったので、そこら辺に期待して購入したもののアムリタほどの衝撃はなかった。ここら辺は前作で慣らされたというかドンデン返しを含めて想定の範囲内だったってのが大きいですね。ただこの物語の過程とオチの乖離具合が野崎まどって作家の色であり、ジャンルの境界が曖昧で不透明というのがメディアワークス文庫のブランドイメージだと思っているので、そこら辺を考慮するならば、これ以上ないほどメディアワークス色の作品だとは思います。今作で野崎まどって作家の色とメディアワークス文庫というレーベルの方向性に確信に近いものを見出すことができたのは収穫でした(いやさそもそも作者もレーベルも確信犯以外の何者でもないわけだがw)。

 お話のテーマを語るなら作者が後書きで述べてるように、"人は誰でも仮面を被って生きている"でしょうね。心理学におけるペルソナの概念とペルソナによって無意識に抑圧されるシャドウという個人にとってアーキタイプの物語であり、主人公である舞面真面(まいつらまとも)がシャドウに向き合い受け入れるを描いた作品。この作品の中核をなす"箱を解き 石を解き 面を解け"という謎そのものである心の箱と体の石……そして面。物語的なオチ要素としての謎は置いておくとして、ガジェットしては実に象徴的。心と体とペルソナ…これによって構成されるものはまさに人間と呼ばれる存在そのものではないかと。"箱を解き 石を解き 面を解け"の謎を解くことで顕れいでた"よきもの"とはなんだったのか? 物語が示すものは極めてドンデン返しな…人によっては"ひぐらしがなく頃にの羽入"を目の当たりしたときのような、はふん?って印象を受けるかもしれないオチである(ちなみに自分は"ひぐらしがなく頃にの羽入"が登場したとき、えーそんなんありって感じだったけど、いまではありと思ってるw)。ただ、この作品のテーマが示す"よきもの"とは物語のオチが示すものとは別であり"舞面真面"という人間の覚醒ではないのか? 既知感というあきらめを踏破する未知という希望こそが"よきもの"であったのではと思う。オチについては賛否両論だろうけど、ユングさん的な思想をベースに採用しながらも、しれっと斜め上の方向に嘲笑うがごとく疾走していくオチの様があまりにひどくて痛快で確信犯。むしろそういったギャグなんだなと受け入れまひたw

 ほんと確信犯的な物語でキャラメイクも確信犯なんですよね、主人公の真面の性格とか思考もそうですが、特にヒロイン格でエキセントリック風なキャラメイクであるのに、物語的に置いてけぼりな水面のキャラがほんと確信犯。ペルソナ的な意味では真面とは真逆で素顔に近い。もちろんペルソナを持っていない人間なんていなので彼女もペルソナを被ってはいるんだろうけど、読んでいるとその感覚は希薄。この作品で彼女の負わされてる役目は、真面という人間の異常性を計る物差しだもんなァ。実のところお面の女ことみさきの方がヒロインといえる……ほんと狐と狸の化かし合いみたいな物語だ。キツネっぽいお面なだけに。

 P.S.この作品で一番異常性を感じたのは、健康ランドで"っポイ!"読んでるみさきのシーンだと思うんだけど、いかがであろうかモナムー?(なんでそんな妥当なようで微妙なチョイスやねん!w)


[ 2010/05/10 11:54 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

月の位相 闇を抱きながら 光る天球儀 調和美しい物語輝け 今にこそ

 
 人としてやっていいことと悪いことがあるだろ!w(挨拶)
抗いがたき男のサガを弄ぶなんてひどいッ! ひどいよママン。まさに現人鬼の所業! 許すまじ侵略戦争!


・【レビュー】【ヘッドホンアンプ】AT-PHA30i
audio-technica iPod専用ポータブルヘッドホンアンプ AT-PHA30i BKaudio-technica iPod専用ポータブルヘッドホンアンプ AT-PHA30i BK
(2009/12/18)
オーディオテクニカ

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 この記事読んで気になったのと、お値段的にも1エロゲ(フルプライス)分ぐらいと、この手の商品にしてはお手頃価格であり、尚かつipod系は手元で操作できるリモコン的なオプションがない(知らないだけかもしれないけど)ってのがあり購入に踏み切る。なによりいくら小さいといっても従来のヘッドホンアンプってipodと同程度か一回り大きいぐらいのサイズってのがあったので、このH45×W35×D12mm(コントローラ部)ってコンパクトさは魅力。その分、性能的に不安はあったのだけど、メーカーがオーディオテクニカってこともあり、めったなモノは出さないだろうってブランドイメージを信じて突貫。

 ATH-CK7SE530Westone3Ultimate Ears Triple.fi 10 Proの4イヤホンで視聴してみたところ、劇的に変化するって印象なのはATH-CK7かな。あとの3つは元からの性能が高いために劇的ってほどの変化は感じられませんでしたが、それでも確実に低音から中音にかけての音域の表現力は豊かになってます。ATH-CK7にいたっては高音の伸びも感じられました。あと感じたのは全体的にパワフルになったという点ですかね。音源に忠実って意味の解像度を求める商品ではなく、あくまでアンプリファイアとして音源に対して肉付けをするコンセプトの商品なんでしょうね。そこら辺はSE530Westone3Ultimate Ears Triple.fi 10 Proの3イヤホンは流石と言うべきか、音源の解像度を保ちつついい感じで肉付けされてます。ATH-CK7の場合だと音源によっては下品になりすぎる場面も若干あったりしました(それでもプラス要因のほうが圧倒的に多いですが)。SE530の場合だと元々よく出てる低音が更によく伸びてる感じが心地よく低音好きにはお薦めですね。Westone3の場合は、ドンシャリな感じに磨きがかかりましたw あと、うえすとんさんで個人的に一番気になってたボーカルの弱さって弱点がこれにより補われた感はあります。Ultimate Ears Triple.fi 10 Proはすごく自然な感じで中低音が伸びてますね。3イヤホンの中では一番隙のない組み合わせのように感じました。

 結論としては、ないよりも当然あった方がいい商品でありリモコン機能も便利です(作りのチープさは気になるけど)。ipodから電源供給って事でどの程度充電減るんだろう? と思いましたが、自分が使った感じではやや電池の減りが早くなったかなって程度です。値段的なコストパフォーマンスにも概ね満足ですね。あと個人的に一番感じたことは、千円~一万円弱のイヤホンに対して最大のコストパフォーマンスを発揮する商品じゃないかなと思いました。専門店とかに行けば視聴できるので気になった方は愛用のイヤホンを持って視聴しにいくのがいいでしょうね。

 P.S.自分の場合、オーディオ機器系を視聴するときはTHIS ILLUISON(M.H./Fate/stay night)を多用します。全体的に高音中音低音と全ての音が万遍なく共存してる曲なので非常に機器調整用に向いてますね。あとYOU(Yuria/SHUFFLE!)なんかも多用しますが、この曲はV(ブレス)が多いのか、YURIA嬢の歌い方なのか、大変に息継ぎが目立つ曲なのですが、その息継ぎの聞こえ方なんかでも調整しますw 先に書き忘れましたがこのヘッドホンアンプの場合は曲によっても大分変わると思います。ほとんど変わらない印象を受ける曲もあれば、すごく変わる曲もありと。やっぱり全体的に低音から中音にかけてが目立つ曲の方が効果ある印象ですね。

[ 2010/05/08 17:14 ] 音響 | TB(0) | CM(0)

血の雨が降りそそぐ 熱い闘志燃え上がる 悲しみを抱きしめて アメリカンヒーローが立ち上がる

 
 密にGWを再開w(挨拶)
ビール片手に1日家でゴロゴロとネトゲしながらニコ動みたりしてる。怠惰に過ごす休日ってなんでこんな愛おしいんでしょうね? 無駄を楽しむって最高の贅沢だと思う。


セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~ Webサイト オープン
 これは参加メンバーがやばいな! 深沢豊、荒川工が本編で、ゲーム内の小説を市川環、田中ロミオ、唐辺葉介、海猫沢めろん、元長柾木。イラストがいとうのいぢ、おーじ、若月さな、亜方逸樹、kashmir。なんだこの豪華メンツ……セカイを7回滅ぼしてお釣りは結構ですみたいなメンツだなw

 本編のまとってる空気的には"博士の愛した数式"みたいな感じだけど、記憶が15分しか保てないってのは難度高いなァ……数式やefの千尋どころの話じゃねぇーよ。とりあえずうちのPSPも最近起動してなかったから久しぶりに起動できるソフトが出てくれるのは嬉しい限り。そして…言いたくない……言いたくないんだが………たくみん、はるはろ!マダー?w せめてハルハナノイロだけでもCD化してほしい……


キン肉マン マッスルファイト -7人の悪魔超人編
 うちのグランドマスターから教えてもらったんだけど、これはすごいッ!!
自他ともに認めるゆでスキーでありキツ目で評価せざる得ない我が身なれど、これは認めざる得ない再現度。実は昔にこれの前身の動画を見たことはあるんだけど、それに比べて驚くほど演出が進化してる。それにしてもプリプリマンかわいいなぁw







 この三本で余すことなく7人の悪魔超人編を再現してる。これは是非とも"黄金のマスク編"、"夢の超人タッグ編"、"王位争奪編"も再現して欲しいなぁ(大変だろうけど)。


SilverBullet 『こんそめ! ~combination somebody~』 05/28→06/25に発売延期
 密に期待してたので残念。体験版をプレイした感覚としては"コミュ"よりも"るい智"に近い感じを受けました。日野氏の描く相互扶助なチーム関係の空気が好きな人は体験版をプレイしてみるとよろし。

[ 2010/05/07 16:15 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

さあ吐き出す 勇気を 好きという言葉 だから今だけは 空気力学少女と少年の詩を聞かせて

 
 久しぶりに会社に行く(挨拶)
休み明けに仕事してみたら、思ってた以上に五月病なう!な状態だった……。多分、今僕のやる気は二次元の中にしか存在しないと思う。

 とりあえず連休中にひきこもってゲームばっかりしててネタを仕込んでないので、ここ最近で気になっていた記事にコメントしてみるテスト。


奈須きのこ×榎本俊二ってカップリングにトキメク。そして一生懸命に榎本俊二という鬼才に振り落とされないように文体ではっちゃける奈須さんちの菌糸類さんの必死さに萌える。だがしかし相手が悪かった……脳みそで考えた文章ではえの素には敵わないw

 結論:葛原さんチックにちんことかもげばいいんじゃないっすかね?


TVA『祝福のカンパネラ』OP&EDアーティスト決定♪
 OP:美郷あきにED:橋本みゆき、美事なまでのランティス祭り。原作のOPが素晴らしすぎるので、ついつい厳しめに比べてしまいそうな気はするけど、お二人とも好きなアーティストなので頑張ってもらいたい。そしていつの間にやらレスターさんのCVが岡本信彦に決まっていた。ずっとスルーされてたから、レスターさん居なかったどうしようと思ったけど、これで一安心。


落ち込んでる俺に高揚感を与えてくれるアニメのOP教えて
 自分を鼓舞する時には『NG騎士ラムネ&40』の"めざせ!一番!!"と『もーれつア太郎』の"がってん承知ノ介"を聴くのが俺の嗜み。OP縛りなくてEDでもいいなら『キャンディ キャンディ』の"あしたがすき"とか『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の"Winner"なんかもよく聴く。挿入歌はアレだ! 『機動武闘伝Gガンダム』の"戦闘男児~鍛えよ勝つために~"でよろしくw


テニスの王子様の2010年バレンタインチョコ数が凄まじいことになってる
 1位は当然として……なんで2位が平古で3位が福士なの? 組織票なの? 死ぬの? つか誰?w それにしても柳生人気ねぇーなァ……はッ!!! 仁王に変装すれば仁王分のチョコも柳生のものじゃね?(ねぇーよ!)。そして許斐てんてぇが普通にイケメンでワロタ(COOL! COOL! COOL! COOL!COOL!)

 結論:許斐剛てんてぇにとって『COOL - RENTAL BODY GUARD -』は、井上雄彦先生にとっての『カメレオンジェイル』みたいな認識でいいですかね?


Googleマップで判明、埼玉県に巨大ブラックホールが出現!?
 なんだただの東京ジュピターならぬ埼玉ジュピターか!w で? 結局なんなのかわからないのが怖いな? 排煙? ネフェルピトーの円?w


『迷い猫オーバーラン』第5話の監督は「福田道生」
 もしかして迷い猫のアニメは、アニメの監督ってなにしているの?という質問に対する答えを教えようとしているのかもしれないwまったくその通りだと思いますw とりあえず大地監督回の温泉卓球でなんか幸せな気分になれたw

 結論:最終話には出崎統監督をお迎えして、ヒロインに光るゲ○をはかせた挙げ句、吐いてるから恥ずかしくないモン! とさらりカミングアウト発言でゴールさせるとよい!w


30歳女性「彼氏が二次元キャラにハマるなんて絶対にイヤ。生身の女と浮気されるほうがマシ」
 だって三次元には寧々さん居ないじゃないか…仕方ないじゃないか……


[ 2010/05/06 16:27 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)

どんな物語も いつかは終わる事を忘れていた そばにいすぎて気づけなかった 遠い日

 
 ログ・ホライズンが面白くて困る!(挨拶)
読み始めたら止まらない、GWがドンドンなくなっていくので楽しみのために1日1章を誓いにチビチビと読み始める。最初はSAO系なのかと思ったけど、途中からそーきたかッ!!!って展開に驚愕した。同作者の"魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」"の方もすこぶる面白さ。魔王かわいいよ魔王w


・【感想】【エロゲ】アッチむいて恋
アッチむいて恋 初回版アッチむいて恋 初回版
(2010/04/30)
Windows

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 もはやジャンルとして確立しちゃった感のある女装潜入モノなわけですが、今作の面白い点は二重生活って縛りですね。学園では男で女子寮では女性としての二重生活。当然寮生のヒロインともクラスメイトだったり先輩後輩の関係なわけで、学園では男として寮では女友達としてヒロイン達と交流するって切り口は斬新だったと思います(まあ、後述するけどそれが巧く作用してる、してないの話は置いておいて)。なので普通の女装潜入モノの場合は女装している主人公が一番可愛かったりするわけですがアッチむいて恋の場合、確かに主人公の浩介扮する真恵は可愛らしいのですけど、あくまでメインはヒロイン達の面白可愛らしさに重を置いてます。いやほんとにヒロイン達全員がちょっと頭のかわいそうな子おバカで可愛らしいんだよ、この作品。まあ女装潜入で二重生活に陥るって設定の時点でバカゲーと思っていただいて結構だと思います。というよりバカゲーと思って割り切らないと人によっては冷めます。なんで?とか、なぜ?とか考えるのは厳禁、頭カラッポにして夢詰めこむゲーム。

 さて、日常の会話やギャグについての比重の大きい共通√については、この作品は非常に面白いと思うのですが……各ヒロイン個別√に入ると若干弱いというか、作品テーマの軸がブレてる感じがしますね。この作品の最大の特色は二重生活であり、男の子としてつき合うと同時に女の子としてもつき合う。いわば相手の見えないところが見えるって、ある種のアンフェアーさが面白さであるわけですが、寮生活での女の子暮らしの方がメインで語られすぎており、後半の浩介と真恵が統合する各ヒロインの個別√において薄っぺらくなってしまってる。もう少しバランスよく学園での浩介との絡みも描いてくれていたら大分違った印象になったと思うんだけど。個別√に入ると、その√以外の別ヒロインの存在も希薄になってしまい、浩介とその該当ヒロインってだけの構図になるのも残念。せっかく"春咲第三女子寮"って面白おかしい仲間とよべるべきコミューンがあるのだから、もう少し活用してもよかったんじゃないかなァ。

 なんかネガティブなことばっかり書いてるけど、作品としては実に面白かったというか笑った。つーか『お兄ちゃんって、どんな声の女の子が好み?』って選択肢で……

・松田理沙さんっぽい声
・五行なずなさんっぽい声
・北都南さんっぽい声


 一体なんの選択肢だ! 選択肢新しすぎるだろッ!!!w これで専用√決まったらどうしようって恐怖したわ!w

 個別ヒロイン√でいうと朱が一番好きですね。このアッチむいて恋ってカラーにあった肩肘を張らない身の丈にあったシナリオというか二重生活に春咲第三女子寮ってコミューンの基本設定が一番よく使えてたように感じます。なによりほんとバカなんだよ朱ちーがw 恋は盲目っていうより、なにをするにも全力全開なんでしょうね、この娘。勉強に恋愛にHに……それこそ勘違いにまで全力全開w この見え見えのバカバカしいオチに向かってみんなが一生懸命になる形こそが、アッチむいて恋って作品に相応しい(ラストのオチは普通冷静に考えたらわかるだろ朱ちーw)。朱√で唯一の不満があったとすれば、浩介の友達キャラの慎吾かなァ。まあかなりウザキモいキャラメイクをされてるわけですが、不思議と憎めない系だったのに……朱√においては悪者というか小悪党属性が付いちゃったところか。いいところなくなっちゃたジャンみたいな感じで残念(冷静に考えると良いとこ一個もねぇーけど)。

 優由√は思いのほか良かった。遠野そよぎの熱演もあって共通√で面白すぎたので、個別√に突入したらどーすんだ? この珍獣って感じだったけど綺麗に面白可笑しく纏まってた印象ですね。一番おバカなクセに恋に一直線な優由が後半可愛らしくて可愛らしくて、もうなんだこの珍獣わw 浩介と優由の関係に色々と世話を焼く、優由の親友・明方メテオもいい感じですね。なんで世話を焼くのかの理由もサクっとした感じで語られて、理由自体はほんとに単純な事なんだけど、彼女にとっては大切な想いってのが、むしろそのアッサリさに出てよかった。ほんとに幸福の伝搬のお話、多幸の物語。そして優由ED後の浩介は社会的にΩ\(°▽、°チーン な感じだろッ!wと思わなくもないが、これぐらいおバカでライトなノリがこの作品に相応しいw

 かぐや先輩は実質的に共通√で浩介=真恵って早々にバレてしまうために微妙な立ち位置になっちゃたかな。秘密を共有する秘匿感を前面に押し出してくるかなァと思ったら、そうでもないし。結局普通の男女交際(ただし女装あり)みたいな展開に、かぐや先輩の過去の想い出が軸になってるのは設定的に生きてないかなァ(もう少し、女装倒錯的なエロスを入れてもよかったのかもしれない)。あと、ずっと言いたかったんだ…かぐや先輩……そのファッションセンスないわw

 美奈子√が一番浩介としての出番が多く、二重生活って意味では本筋であるんだけど……ちょっと展開がシリアスと言うか浩介=真恵って正体がバレてからの展開がネガティブすぎて、どうもこの作品のカラーを逸脱しちゃってる気がする。まあギャグばっかりがメインだと物語が嘘っぽくなっちゃうって作り手の危惧はあるんでしょうけど、もう少し後半の浩介の態度をどーにかできなかったのか?って思わなくもない。もちろん二重生活で相手を騙していたって罪悪感の問題をどう取り繕っても捨て置くわけにもいかないってのはわかるけど、美奈子√で全部やっちゃったもんだから、美奈子が割を食ったなァって印象は否めない。共通√の美奈子の微妙に変なキャラや、個別√前半のイチャラブ展開が心地よかっただけに残念な感があります。

 ルナはねぇ……浩介の妹ってことで、ほんとこの作品のテーマの中では乖離してる存在。女装潜入・二重生活ってテーマの中で、いきなり"血の繋がった兄妹"ってテーマを持ち出されても困ると言えば困るのだけど…ああァ……畜生めッ!! 北都南のお姉様の好演も合わさってめがっさ可愛らしいのがこの娘の困りものなところw エロゲ的にはポピュラーなテーマでも、世間的にはハードコアなこの関係を描くには、この作品の纏う空気はライトすぎたかなとは思う。もちろん近親問題なんてテーマに解決の道なんてそうそう見つかるわけでもなく、お互いの偽らざる気持ちに気づいて向き合えるようになったってところでエンドロールが降りるのはこの作品の良心。二人をこれから待ち受ける壁を乗り越えていけるようになるまでの猶予期間を得る物語であり、嵐に負けない強い心を育むために必要な通過儀礼。兄妹シナリオとしては良いお話だったと思うけど、作風がちょっと違うのでこのシナリオをどの時点でプレイするのかは考え物だなァ。

 不満点はいっぱいあったけど、それを補って余りあるモノをもった作品だったと思います。アッチむいて恋で課題となるべき点は見えてきたと思うので、そこら辺の課題をクリアして持ち味のギャグセンスを伸ばしていけば、よりよい作品を生み出せるポテンシャルはあるメーカーさんだと思いますので次回作も期待。

 P.S.あの理事長は愉快な存在だけど、実際にあんな生き物が居たら、グーで殴る! 間違いなくw

[ 2010/05/05 19:15 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

抱きしめる…全ての想い出たち 感謝を胸に 未来は美しい 信じるよふたりでね

 
 ぐーたらウィーク堪能中(挨拶)
植物並みに動かないGW中の俺は、そろそろ達磨大師並に禅の心に目覚めそうです。たぶん錯覚です。

サルサ役のキャスト:成瀬未亜さんが声優業廃業のため柚原有里さんに変更いたします。らしいが……なんだ、ただの生き別れの本人か。とりあえず意図がわからないんだけど、いままで表も裏も一本の名前でやってきたから、表名作りましたじゃダメなの? 賢プロだからエロはOKな気がするんだけど。成瀬未亜って名前はもはやブランド商品までに高まったファンに愛されている名前だと思うので残念な気がするなァ。まあ、実質的にゃラーメンマンとモンゴルマンぐらいにしか変わらないからいいんだけどw どうも一連の流れが不透明すぎて深読みしちゃうというか、不穏な空気を感じちゃう。これが自分のゲスの勘ぐりの類のままで終わってくれればいいんだけど。。。


・【感想】【ラノベ】東京皇帝☆北条恋歌 5
東京皇帝☆北条恋歌 5 (角川スニーカー文庫)東京皇帝☆北条恋歌 5 (角川スニーカー文庫)
(2010/05/01)
竹井 10日

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 東京こうていわ。うん、やっぱ流行らないよこの挨拶。そんなわけで東京皇帝☆北条恋歌も5冊目となるんですけど……どうもコレが気になって仕方がないです、竹井先生…保健体育がしたいです。

 皇帝が宰相の婚約者を奪って九州へ亡命。宰相と軍司令長官もそれを追いかけて九州へ。とりあえず亡命騒動が落ち着いたかと思ったら、東京帝国はクーデターられて帝権を簒奪されちゃいましたとさ……あたりまえだわなw 今巻から東京皇帝☆西園寺愛梨珠はじまり……ません。

 そんなわけで奪われた帝権を奪還すべく一斗たちは、一時ゆかり子の実家に身を寄せることになるのですが、ほんと今巻はゆかり子のゆかり子によるゆかり子のための話だな! やっと春がきたぜゆかり子元帥、ガンバレ僕らの16代目登龍斎!! なんだかんだ今巻も泥棒猫とか罵られたりして胃を痛めつつも、まんざらでもないゆかり子さんの可愛らしさは異常。恋歌と来珠には恋心を感じて、ゆかり子さんには愛情を感じてるってのは言い得て妙というか……愛と恋は違うからねぇ。子を愛する母に恋の要素がないように、ある意味この一斗の感じてる感情がこの物語の恋愛模様をどう左右するかは今後の見所。まあ傍から見てると恋愛模様はハードな展開なんだけど、基本ゆるいラブコメなんで全然心配いらないつーか、もう全員をお嫁さんにしちゃえばいいんじゃね? 東京帝国一夫多妻制度とか作ってさw

 相変わらず一斗くんの道を歩けばフラグを立てる恋愛原子核っぷりは健在で、案の定に新皇帝・西園寺愛梨珠も一斗好き好き好きになるわけだけど、まさかのヤンデレかよ! 確かに今までヤンデレは居なかったけど、しれっと登場させるあたり流石は竹井先生だ! そこにシビれる! あこがれるゥ!

 そしてラストオチが相変わらず竹井先生しれっとやってくれる。まさか今どきここにきて"記憶喪失ネタ"かよ!w 一斗の記憶喪失が判明したときに一番最初に悲鳴を上げたのが来珠ってのが胸にくるなァ……そだよねぇ魔神宰相とか恐れられても、一番普通の恋する乙女だからねぇ来珠。好きな人の中に自分との想い出がなくなった事に冷静ではいれないよなぁ、こと恋愛において一番打たれ弱いのはどうみても来珠だもん。次回は純白になった一斗を各ヒロインが自分色に染め上げようと、あの手この手でライバルを出し抜く醜い闘いが始まるなw

[ 2010/05/04 09:05 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

どんなに小さくても 世界でひとつの歌 今日死んでも悔やまないってぐらい 全力で生きたいんだ

 
 GW開始!(挨拶)
例年のごとく部屋でゴロゴロしながら積んでるラノベや漫画にエロゲを崩しつつネトゲプレイで過ごすことでしょう。おそらく何年も前から変わらないルーチンワークです。


・【感想】【漫画】NARUTO―ナルト― 51
NARUTO―ナルト― 51 (ジャンプコミックス)NARUTO―ナルト― 51 (ジャンプコミックス)
(2010/04/30)
岸本 斉史

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 ダンゾウ散る。ひっぱったわりにはアッサリとした幕引きだよなァ……。つか死の間際の美化っぷりには苦笑した。いいダンゾウは死んだダンゾウだけだみたいな。もうインディアンもベトコンもコーディネイターもダンゾウも一括りで暴言を吐いてみる。

 サスケのパワーアップっぷりは解りやすく納得できるんだけど、やっぱナルトのパワーアップっぷりが解り難く実感を伴わないのは、この漫画の瑕疵だよな(少年編に比べたら大分マシになったのだけど)。ジャンプ漫画はそこら辺の主人公補正の振り幅が大きすぎてハフン?って感じなのが多いね。ワンピとかH×Hなんかはそこら辺は巧いけど。とりあえず早く右を見ながら左を見ろの法則で九尾をコントロールするとよいw そして最終的には抑圧された九尾のチャクラから解放された己自身のチャクラとかに目覚めるとよい。


・【感想】【漫画】トリコ 9
トリコ 9 (ジャンプコミックス)トリコ 9 (ジャンプコミックス)
(2010/04/30)
島袋 光年

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 虫は強い。これキメラアントやベクターケースファイルを見ても歴然の事実。
ヤクザや騎士も悪くないんだけど、圧倒的にトリコより力量の劣るのは悲しい事実だな。つか美食會の人材層厚すぎるのに、味方サイドは薄すぎるよな。ここら辺をクリアするためのグルメ細胞の設定なんだろうけど、なんつーか食べると次のご馳走までバトル、以下繰り返しみたいなワンパターンに陥りそうな悪寒。事実、食う関連のエピソードがない巻はどことなく面白さを感じられない。そろそろどこかでテコを入れないと長期で続けるのはキツイかなァと実感出来るレベルになってきた。ガンバレしまぶー超がんばれ!

[ 2010/05/01 21:26 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)
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ふきにゃ

Author:ふきにゃ
エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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