もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
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来た事のない場所で 懐かしい 香り思い出す 那由多の夢 たゆたう現実 そう…君もいた

 
  義理設定消えるパッチ……は じ ま っ た な !(挨拶)
勘違いしないでよね!!!一粒で二度美味しいとか狙ったわけじゃないんだからねッ!!! まあ勘違いなら仕方がないねぇ、うっかりさんめ!(そこそこ棒読み)


・【感想】【TRPGリプレイ】妖異暗躍譚3 青梅の幽香 Replay:天下繚乱RPG
妖異暗躍譚3 青梅の幽香 Replay:天下繚乱RPG (integral)妖異暗躍譚3 青梅の幽香 Replay:天下繚乱RPG (integral)
(2010/11/20)
小太刀右京、三輪清宗 他

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熱田神社に祭られていた霊剣・草薙剣が、妖異の手に落ちた。日本そのものを揺るがす力を持つ霊剣が妖異の手に渡れば、天変地異は避けられない。鳥居耀蔵から命じられ、仕置人の茜は草薙剣を追って京都へと向かうが、そこで目にしたのは、失ったはずの天守を備えた二条城の姿だった。存在しないはずの城で、行なわれるはずのない御前試合が開かれる。しかも、その主催者は、夢蔵金銀の娘、細川ガラシャというではないか。彼女の目的とは何か?金銀の胸の内は?百花繚乱綾錦、いざ開幕。


・【感想】【TRPGリプレイ】妖異暗躍譚4 黄梅の繚花 Replay:天下繚乱RPG
妖異暗躍譚4 黄梅の繚花 Replay:天下繚乱RPG (integral)妖異暗躍譚4 黄梅の繚花 Replay:天下繚乱RPG (integral)
(2011/01/20)
小太刀右京、三輪清宗 他

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閻羅王として復活した、古代日本最強の勇者・日本武尊。冥府を支配する覇王たる彼は、世界のすべてを死者の国へ変えようと冥皇京を出現させた。黒部の忍者・茜は、それを阻むために赴いた魔界の迷宮で、幼い頃に亡くなった父、蘇芳と再会する。彼は、日本武尊を倒すには黒部究極の忍法“黄梅繚花”を使うしかないと話す。はたして英傑たちは、恐るべき強大さを持つ死の覇王を倒すことができるのだろうか?今、百花繚乱の花々が舞い散り、大団円への道が拓かれる。


 二冊まとめて感想をば。シナリオとしてはオーソドックスな部類のテーブルトークだと思うが……そのロールプレイが尋常じゃねぇーーー! 前二冊の戦いを経てキャラ達に深みがでてきたのも合わさってますます面白さに磨きがかかってます。茜と小十郎は若さ故に道を誤りそうになり、そして未熟だからこそ成長して未来を勝ち取っていく可能性を示していくロールプレイを魅せ、金銀は自分の決めた道を迷わず歩む先達として二人を見守り導くロールプレイを。ホームズは異端として外側から彼らを支える。そしてPL達の高度なロールプレイに余すことなく答えるGM。まさにこんなゲームができればゲーマー冥利に尽きるだろうなァと思わせる珠玉のリプレイ……もはや言葉はない。

 3巻は心の距離が近くなった茜と小十郎の不器用な若者っぷりを楽しみつつ、GM演じるNPC、小十郎の弟・新九郎の今日日、妹でもそこまでお兄ちゃんのこと大好きなヤンデレいねぇーよ!って狂気のロールプレイに爆笑等々、見所満載ですけども、とりわけ素晴らしいのは、娘である細川ガラシャと対面することになる金銀のローププレイですね。過去は戻らない、そして悔恨も消えないけれども、人はその悔恨を胸に抱いて生きていかなければならない、悔恨と向き合い生きていかなければならない。それこそが居なくなってしまった人を亡者にしない唯一の方法。史実における細川ガラシャの生涯を下敷きにこれでもかッ!!ってぐらいネタを重ねてくる金銀プレイヤーの井上純弌氏の熱演は素晴らしいのひと言。

 4巻は最終巻ってこともあり、全編見所と言いたいところだけども、とりわけすごいのは3巻からネタ振りが激しかったシャーロック・ホームズのメタ演出ですねw ホームズが史実の人間なのか物語の登場人物なのかのネタを逆手にとったホームズ演ずる鋼屋ジン氏のロールプレイは圧巻。

……GM、今から少し無茶な演出と振りをします。マナー的にもどうかというところがあるんで、もし内容的に難しいようでしたら、止めて下さい。


 一応前振りをするものの……絶対GMならば受け止めてくれるって確信があったに違いないよ、これw 案の定台本でもあるんじゃね?ってぐらい美事な収束を魅せつけるのだからタチわりぃーよ(まあ危うく最終話までPCが偽名どころか別の人間を演じていたリプレイになるところだったが)w この会話の応酬はかなり難度が高いどころか、とても真似できないモノではあるのだけど、GMとPLが一体となって創り上げていく物語がTRPGというゲームであるならば、これ以上はないプレイと言える。大体、お互い信頼しあってないとできねぇーよ、こんなロールプレイ。

 最終巻らしく全てが収束する手際は素晴らしいのひと言で(なんかさっきから素晴らしいしか言ってない気がするが、しかたねぇーべ素晴らしいんだからw)、彼らが勝ち取ったものが彼らの未来と希望に繋がっていくと感じさせるラストは、本当にお美事でございます。こんなセッションを魅せつけられたら、ほんとにTRPGがプレイしたくてウズウズしてくるよ……畜生めッ!!! あー羨ましいッ!!! 本当にごちそうさまでしたw

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[ 2011/01/31 00:00 ] TRPG | TB(0) | CM(0)

止まらないスピードで 想いが溢れていく 負けたくはない 誰よりも輝いていたい

 
 俺、弥生さん使うから!(挨拶)
まずキャラとして参戦出来るか出来ないかが最初の大きな戦い……実のところ9割がた諦めてるw

 時を同じくしてアクアプラスでは涼元悠一氏の新作発表……あれ? アクアプラスに移籍したのいつだったけ? やっと新作かよ!って気がしなくもないw ところで葉っぱの方のホワルバ2後編マダー?w


・【感想】【ラノベ】神なる姫のイノセンス3
神なる姫のイノセンス3 (MF文庫J)神なる姫のイノセンス3 (MF文庫J)
(2011/01/21)
鏡遊

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双子の妹・貴理の企みによって、桃花泉女子学院―通称・桃女に強制的に転入させられた、平和を愛する男子高校生・神堂祐貴。女子校に一人放り込まれた祐貴に与えられた使命、それは学院に存在する七人の才女“ヒメ神”を「落とす」というもの。一学期の期末試験を終えた祐貴の前に現れたのは、新たな“ヒメ神”で祐貴のいとこでもある神堂千華。天才的な絵の才能の持ち主である千華は、かなみと澪を見るなり祐貴と三人で絵のモデルになってほしいと言い出して―。かなみと澪のコスプレカラオケ対決!!追われる少女は謎の歌姫!?波乱必至の大人気学園ラブコメ第3弾。


 前巻までは各巻一人"ヒメ神"を落とすといった専用ルート的なアプローチだったけど、今巻は誰かを狙って攻略するじゃなくて、落としたヒメ神の二人を含めて新たなヒメ神のフラグを収集するって印象ですね。ヒメ神も新たに祐貴の従姉妹である千華姉と朱音の二人が登場して七人中六人が揃ったことに(もし妹の貴理がヒメ神だったら七人全員揃っていることになるな)。なにぶん七人の女の子を攻略してハーレムを作らないといけないって内容なので攻略が忙しくて物語の舞台裏というべきものが語られていなかったけど、そろそろインフラ整備も整ってきたので突っ込んだところが語られそうな予感。とりあえずは貴理以外で舞台裏の事情を知っていそうな神堂家の人間でありヒメ神でもある千華姉の動向が鍵か……。次巻はどちらかというと今巻で顔見せ程度だった朱音がメインな話になりそうだけど。

 今巻の見所はかなみvs.澪のコスプレ対決と言いたいところだけど……急に祐貴に抱きつかれてドキマギするハルカさんを押したい! 愛情に満たされなかったヒメ神は憎悪を求める影ヒメとなるは、この作品の基幹の設定だけども、ハルカさんには早く愛情に満たされて幸せになってもらいたいなァ……。人一倍愛情に飢えてるから、攻略されたらすごいことになりそうだけど……それがいいッ!!!w そしてかなみさんはかなみさんでファースト攻略キャラの矜恃に賭けて地味に思い出ボム投下のタイミングを虎視眈々と狙いつつジャブを打ってくるなァ。ブラコンすぎる妹の貴理も相変わらずだし、ここに来てGガールの軍曹フラグも立ちそうだし……普通だったら祐貴爆散しろッ!!って叫びたいところだけども、うらやましいより大変だなって感覚が先にきてイマイチ嫉妬できないw 七人を攻略するって落としどころ、七人を等しく愛するってことを、こいつ等だったらしゃねぇーべ!と、どうこちらを気持ち良く騙してくれるか、数々のゲームを手がけてきた鏡遊先生の手腕に期待したい。

[ 2011/01/30 00:00 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

囚われた太陽の輝く 不思議の国の本が好きだった頃 願いはきっと叶うと 教えるお伽噺を信じた

 
 どかギカ4話視聴(挨拶)
うん、悪趣味だ……もうなんつーの? キュゥべえの交渉術は悪魔の所業w 代価を求める奇跡を奇跡と呼ぶのかどうか? それってもはや呪いジャン!と思わなくもない、恐ろしい……。そして一番恐ろしいのはもしこのままキュゥべえが単なる魔法少女モノのマスコットキャラで淫獣・魔獣の類ではなく随獣として終わったらどうしようと言うことである。落としどころとして悪意と憎悪を一身に引き受けてくれるキャラいねぇーと、この世の不条理に臓物と脳の配線がねじ切れそうだw


・【感想】【漫画】灼眼のシャナ 9
灼眼のシャナ 9 (電撃コミックス)灼眼のシャナ 9 (電撃コミックス)
(2011/01/27)
高橋 弥七郎

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 愛染の兄妹のターンと思わせつつ、今この段階でのシャナたんは精神的にブレがないのでピンチってる感じがしない。まったく間の悪いときに襲撃したモンだ……愛染の兄妹。どちらかと言えば前巻で在り方を揺さぶられたマージョリーさんが更にどん底に落ちて華麗に復活するフラグなのかな?

 つーか愛染の兄妹……二人でいれば幸せなんだから何処か誰も居ないところでイチャラブしてればよかったんじゃね?と思わなくもない。


・【感想】【漫画】とらドラ! 4
とらドラ! 4 (電撃コミックス)とらドラ! 4 (電撃コミックス)
(2011/01/27)
竹宮 ゆゆこ

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 見所はプールで溺れた竜児を見て取り乱す手乗りタイガの姿でしょう。とらドラ!の中でも一二を争う名シーンだけあってインパクト大なコマですね、素晴らしい。そしてどうでもいいけど漫画版で竜児の作った偽乳水着はオッパーイ!が大きすぎである……もうちょっと日本人らしい慎ましさに溢れたナチュラルな大きさにすると思ってたのに……アレじゃ禿の人が翌日アフロになって登場するぐらいの違和感だw


・【感想】【漫画】放課後プレイ3
電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)
(2011/01/27)
黒咲 練導

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 とりあえず普段はサドというか責め責めな人は防御にまわると急に打たれ弱くなる法則は王道。あと巨乳とメガネは一緒なんですって昔、あ○ほ○さ○るが言ってた。

 なんかすげぇー楽しかった……なんつーの? 圧勝と言うか完膚無きまでに叩きつぶす3の彼女さんの姿に惚れ惚れするね!w 帯文に"今度は戦争だっ(恋の)!"とか書いてるけど……戦争どころか戦いにすらなっていない……圧倒的じゃないか我が軍はッ!!! オパーイの大きさは女の強さの象徴ですよ、ふたつの胸のふくらみは 何でも出来る証拠なのシャランラ~♪(別にオパーイ星人じゃないけど)。このように一方的な殲滅戦をみていると心が躍るね!きっとこの話は誰も悪い人はいなくて……単に彼女さんが強かっただけのこと。それでいて普段はデレすぎなのだからタチが悪い……三つ編みの娘は生まれてきた時代が悪かったと諦めつつ、虎視眈々と禁断の妹ポジションを狙うがよいw

[ 2011/01/29 09:59 ] 漫画 | TB(0) | CM(2)

いつになったら 失くした未来を 私ここでまた見る事できるの?

 
 血溜まりハジマッタ!(挨拶)
まあ、ある意味予想通りというか……普通に魔法少女されても、その、なんだ…困る!って感じだったので予定調和なんだけどね。まあこれが、うめてんてぇのキャラ絵だけで脚本が謎のままだったら暴動が起きていただろうから……ある意味懐が深いね、虚淵名義w

 それにしても回を増すごとにキュウベイが怪しさ爆発だろう。すでに疑心暗鬼な俺は、黄色のアレもまどか達を魔法少女にするためのブラフだった可能性を捨てきれていないw それにしても黄色の子が魔法少女になった経緯が当人が話したとおりだとすれば……選択の余地のない選択を迫るキュウベイ、パネェなw とりあえず別の意味で安心したので次回からwktkして視聴するw


・【感想】【ラノベ】ブラック・ラグーン 2 罪深き魔術師の哀歌
ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)
(2011/01/18)
虚淵 玄

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月刊サンデーGX連載中のガンアクションコミック『ブラック・ラグーン』を、超人気シナリオライター・虚淵玄が完全オリジナルで小説化する、大ヒット企画の第二弾! 舞台は再び、無法者の街・ロアナプラ──その、世界的にも例を見ない悪の「緩衝地帯」で、CIAが、遂行しようとする秘密計画とは?さらに、中国マフィアはどう動き、 ラグーン商会は何を狙う? 一つの事件を様々なキャラクターの視点から描き出す、まさに外伝ならではの胸躍る構成。『ブラック・ラグーン』オールスターズのそろい踏みを堪能せよ!!


 謎の深き男ロットンの正体がついに明かされる……どころか謎が深まったわ!w 一体なんなんだろうねぇこの男は…いや、わかってるんだよ、わかっているんだ……正真正銘のバカってことはw そしてタチの悪いことに道化は道化ゆえにどんな舞台をも道化芝居へと変えてしまう。暴力教会シスターにてCIAのエージェントであるエダの胸中を察するに余りあるよ…。ある種、役者が台本をもっていると思ってたのに持たずに演じてたどころか……全然別の舞台役者がそのまま最後まで演じてしまった悲惨感が漂うオチはもうなんつーか最悪だ(誉め言葉)w

 まあこんな感じにラグーン商会の面々にロットン、"「ですだよ」姉ちゃん"、ソーヤー、エダといったロアナプラの住人達が巻き込まれた、とある一日を描いているイメージですけど……場合によってはグラウンド・ゼロになっていたかもしれない可能性があったことを考えると、実にこの悪徳の街に相応しい一日だと言える。ほんとこのロアナプラという街にはこんな感じの日が、結構な頻度であるんでしょうねw

この街には虚飾がない。ここはどんな汚濁でも呑み込む地獄の釜だ。


 悪徳の坩堝ゆえにカオスであり、誰かの投げた小石が、まるでバタフライ効果のように予測不能の事象を引き起こす。そして街はただその混沌を何事もなく呑み込んでいく。ふむんこんな街ならばロックのような人間が育まれるのもよく理解出来る。そこら辺この喜劇の最中にそれとなく挿入する虚淵氏の手腕は素晴らしい。

違うぜ、バラライカ。あいつは『ロック』だ。日本人だった岡島緑郎じゃない

俺もお前も、ここに辿り着く以前から『張 維新』であり『バラライカ』だった。だが奴は違う。この街が奴を『ロック』にした。あいつこそ本当の意味で、ロアナプラによって産み育てられた男なのさ


 大絶賛、上等な悪党になるために人生経験を積んでいるロックにもたらされる現時点での二大巨頭の評価。二人とも楽しい玩具を手に入れた子供の心境と変わらないと言えば変わらないのだけど、彼らが育てようとしている生粋のロアナプラ人がいつか恐ろしい化け物に変生しそうな予感はある。いまはまだまだヨチヨチ歩きだけど、いつか彼らと肩を並べる成長を遂げたとき、彼らの関係がどう変容するのかはいずれ本編で語られると信じてる。ほんとブラックラグーンという作品を愛していないとこんな小説は書けないよ、脱帽。

 そしてアレですよアレ!NINJA!!w 小説版ラグーンといえば奴しかいない!w ほんと素晴らしいなあの忍者はw 是非とも漫画版でもゲスト出演してほしいどころか……もうレギュラーメンバーでいいじゃんってぐらいの貫禄だよ。どうあってもアイツが登場したらおもしろ血生臭くなるんだからw 嘘みたいな冗談過ぎるキャラだけど、まさにラグーン世界にしか存在できない生物って意味では創造されるべくして創造されたキャラだなw

[ 2011/01/22 19:57 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

どんなにも季節が流れてても ずっと忘れないから もう変わってゆけるよ 移りゆく花のように

 
 戦闘後ティータイム!(挨拶)
大分前に虚大兄自らがこんなことを言ってましたが……もう言い逃れ出来ないほどに血と硝煙くせぇーよ


・【感想】【ラノベ】乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~
乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~ (GA文庫)乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~ (GA文庫)
(2010/12/16)
嵩夜 あや

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 ぶっちゃけるとゲームをプレイした人には必要のない本といえる。感覚的にはゲーム体験版に似ている感じ。主人公の千早が聖應に転入してエルダーに選ばれるまでを描いたものとなっており、基本的にゲーム版と内容の差はさほどない。ゲームをテンポよく進行させるために端折られたイベントや心理描写について、文字媒体ならではのアドバンテージを活かして補完されている印象はあるのですけど、劇的に新たな発見があるかといえばそれほどないです。まあそれだけ元が"おとボク"というブランドとして完成しているという側面もありますけど、どちらかといえばゲーム未体験者向けの作品になっているかと思います。ただまったく"おとボク"の世界を知らない人がイキナリ読むにも敷居が高いことも事実なので、他社の作品ではあるのですけど、"櫻の園のエトワール"(ファミ通文庫)を読んでおくことをお薦めします(まあ、"櫻の園のエトワール"を楽しむにはゲーム版"おとボク1"が必要であるという悪循環だけどw)。

 まあ、ゲームをクリアしてる関係、今後の展開を含めて各キャラ達の背景を把握しているので、今巻の範囲で彼女達がなにを思いなにを考えていたのかみたいな、細かい心の機微を改めて理解出来たのは収穫といえば収穫。特に香織理と雅楽乃については、この本を読んで改めて好きになりました(ストーリーや心理描写的にゲームと大きく変わるわけじゃないんだけどね)。そして攻略ヒロインの中で今巻唯一未登場の淡雪ガンバレ! 超ガンバレ!w あと、薫子はやっぱり薫子なんだけど、その精神年齢の幼さやお嬢様スペックとしては低スペックな彼女存在が、この世界観の潤滑油になってるだなァ……と、思えるようになったのが一番の収穫かな(エルダー選挙戦までと薫子のポンコツっぷりが発揮される前までだからよかったのかも知れないw)。

[ 2011/01/16 12:46 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

煌めく未来を 君がボクにくれた 止まっていた時間はほら ゆっくりと 動きだすの

 
 この中で語るなら……(挨拶)
オリジナル作品の中では、岸田メル儲として『花咲くいろは』を押さないわけにはいかない! シリーズ構成も岡田磨里と悪くない。コミック原作作品なら『へうげもの』一択と言いたいところだけど……真下耕一監督ってところに危険なスメルがプンプンと……。利休の死までやるならば綺麗に終われそうだけど、みんなが口を揃えて言うように、あきらかにアニメよりもドラマ向けな作品だよなァ。とりあえず加藤清正の声優が具志堅用高ならば勝ち組ってことでちょっちゅね。ラノベ原作系は、『もしドラ』は気になるけども気になるだけで、本命は『電波女と青春男』かな。ゲーム原作は『STEINS;GATE』と『俺たちに翼はない』のどちらも気になるけども、どちらかと言えば『俺たちに翼はない』の方が設定やら放送コード的にアニメ化し難いって意味で気になりますね。DJコンドル、狩男、伊丹伽楼羅あたりのキャラをどこまで王雀孫テキストに近づけるかが鍵か……あと、萌えに目覚めたハリューの兄貴w


・【感想】【ラノベ】“文学少女”と恋する挿話集4
“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)
(2010/12/25)
野村 美月

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ビター&スイートな短編集第4弾!
「心葉先輩、大発見です~~!」文芸部に飛び込んできた菜乃の“発見”とは?『“文学少女”見習いの、発見。』、部室にいつの間にか置かれていた薔薇の模様の指輪。これは誰かから遠子へのプロポーズ!? 謎を探る遠子とそれに振り回される心葉だったが……『“文学少女”と騒がしい恋人たち【ラヴアーズ】』ほか、甘くほろ苦いエピソードが満載! 美羽、ななせ、遠子の“その後”を描いた書き下ろしも収録の、物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の恋する挿話集第4弾!!


 ラストの挿話集だけあって比較的未来のエピソードが多め。少しずつ前に進めるようになった心葉達を見ていると感慨も一入ですね。今回のエピソードで特に好きなのは、『"文学少女"と幸福な子供』と『蛍~嵐のあとの陽の中で』ですかね。『"文学少女"と幸福な子供』は、美羽のことを思い出して前に進めなくなってしまった心葉の手をそっと優しく握る遠子先輩が印象的。決して自分から手を引くのでも、心葉の前に出るでもなく、彼の歩みに合わせて無言で励ます遠子先輩の優しさに胸が熱くなる。この先に二人では潜れない狭き門が待ち受けていようとも、今はまだ手を取り一緒に歩いてあげることができる。わたしとあなたが一人で歩いていかなければならない、その時まで。この想いが本編の最終巻『”文学少女”と神に挑む作家』と、今巻巻頭に書かれた遠子先輩の心情と重なる手法は美しい。

きっと、また会える。
この狭い門の向こうで、わたしとあなたが、一人で歩ける大人になったとき。
そうしたら話してあげる。
わたしが、どれほどあなたに恋していたか。


 人生には必ず一人で歩まなければならない瞬間はある。狭き門は1人でしか潜ることが出来ないのだから、だけどその門を潜った先でまた共に歩める。以前よりも力強くなった足取りで肩を並べて歩むことが出来る。だらからそれまでの束の間は二人で同じ道を手を繋いだまま一歩一歩、歩いていこう。そんな巣立つ前の雛鳥達の物語。

 『蛍~嵐のあとの陽の中で』は、やっと許されたか…黒崎よ……って感じで、"文学少女"シリーズの登場人物の中でも一番気になっていた人物が中心のエピソードなので、スッと胸が軽くなった気がしますね。今にして思えば、黒崎が麻貴先輩と結婚したのも、贖罪の意味合いがあったのかもしれないなァと感じる。黒崎が愛した二人の女性の願いの純粋な部分を抜き出すならば"黒崎の幸せ"。そして黒崎は彼女達の願い通りに、彼女達の居ない世界を幸せに生きなければならない。彼女達の居ない世界で幸せを感じなければならない贖罪の道を選んだのではないかと思う(そしてそれすらも理解した上で、麻貴先輩は黒崎を伴侶に選び、それすらも包み込み愛する道を選んだのだろう)。そして彼の望みどおり、彼は"幸せ"という罰を手に入れる。麻貴との間に、かつて愛した娘の面影を残す、同じ名前の娘が生まれ、彼の自罰は極まれりといったところ。しかし幸せなのである……幸せはあくまでも幸せでしかない。嵐のあとには必ず陽光が射し込むように、それは彼の人生においての暖かな陽の光のような日々だったと信じたい。結局のところ不器用すぎる人間だったのだ……きっとそれは亡くなってしまった後でも変わらないこと。ただ、地上に残った愛娘の描いた絵の中で、おだやかで優しげな表情を浮かべる彼の姿が全て。それは想像でしかないかもしれないけども、彼が幸せで愛されていた名残。

 あと、気になるといえば、美羽とななせだけど、美羽はまあ……あんな感じで付かず離れずな距離を少しずつ詰め寄って芥川くんと歩いていくのでしょうね(どっちもどっちで大変って意味では、お似合いカップルだよw)。ななせは、確かにあとがきで筆者が述べているとおり、心葉以上に大変相手だけど、まぁ心葉と違って心の中に別の誰かが居ない分、今度こそ誰よりも幸せになれるかなと、予感させられますね(ものっそシャイ同士の恋物語になりそうで、第三者がみてたらヤキモキしそうだけどw)。

 さて長かった"文学少女"シリーズも、次の『半熟作家と"文学少女"な編集者』で本当の完結。筆者自身がラストはこの物語で締めようと口に出すぐらいだから、相当な決意と自信の顕れと言えるでしょう。どんな結末がもたらされるのか今から楽しみです。

[ 2011/01/11 16:31 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

ヒトはきっと何よりも弱い生き物 ならばそっとお互いを支えあえばいい

 
 荒ぶるゆずのポーズですねわかります(挨拶)
やべぇーーー、荒ぶるゆずのポーズを生でみれるのだったら、なにをおいても行くべきだったぜ! いやまあ、まだのーぶる☆わーくすはプレイ途中だけどさw




・【感想】【ラノベ】子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき
子ひつじは迷わない  走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)
(2010/10/30)
玩具堂

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第15回スニーカー大賞《大賞》受賞!!
生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。そのメンバーである成田真一郎(なるたまいちろう)は、寄せられる風変わりな相談に大奔走! そんな時出会ったのが、生徒会室の隣を隠れ家にするボサボサ頭の仙波明希(せんばあき)。ダラリと本を読んでいる彼女に、なにげに相談について聞くと、毒舌だけどとても的を射ていて――!?
実は生徒たちに「子ひつじの会」が広まったのは、この仙波の活躍があってこそだった!!


 過去のスニーカー大賞作品を顧みると、涼宮ハルヒシリーズ、シュガーダークシリーズと尖った作品ばっかりのイメージだった。それらに比べるとこの"子ひつじは迷わない"は普通の印象を受ける。物語の基本的構成も、悩みをもった生徒が「迷わない子ひつじの会」に相談を持ちかける→生徒の相談内容を聞く(議事録形式)→「迷わない子ひつじの会」のメンバーがあーだこうだと悩みを考察する→子ひつじ会メンバーの成田真一郎が隣の文芸部幽霊部員の仙波明希相談する→仙波明希が解明する→解明された内容を元に成田真一郎が幕を下ろす→オチという名のエピローグ(以下繰り返し)。ある種、典型的な"安楽椅子探偵"のテンプレといえる。

 しかしてこの作品が本当に凡庸なのか?と、聞かれれば否と答えますね。その実、この普通さが異常とさえ言える。メインキャラクターの一人一人を個別で見たとしたら個性としては相当に強烈なのに、物語に収まると自己主張しすぎない……予定調和のようにスッポリと在るべきところに収まっている。木を隠すなら森の中、異常を隠すなら異端の中ですよ。ぶっちゃけるとこの作品はエゴの塊なのである。これが西尾維新作品ならば"100%エゴで書かれた小説です…。"ってキャッチが付くぐらいのエゴです。そしてこの作品の一番異常なところはエゴ丸出しなのに普通なところなのである。異常をあえて普通に帰結させる……これを意識してやっているところがこの作品の最大の非凡だと思う。

 大なり小なりエゴいキャラ達の中で象徴的な存在が主人公の成田真一郎こと"なるたま"くんでしょうね。ひと言で彼を顕すなら"お節介"なヤツ。ただし彼の"お節介"を例えるならば、衛宮士郎クラスの名前を出さないとダメでしょうね。いわばバトらない衛宮士郎でセイギノミカタ。魔術も聖杯も人の生き死にもない世界において、これほど厄介な存在もないだろう。一体おまいは何と戦っているのだ? 仙波明希曰わく……

――思いやりというのは多分、人は解り合えないという事実を認める勇気を持って、それを尊重することなんだと思うわよ。わたしは


 然り然り、これまたエゴ丸出しの意見ではあるけども、真実の一端を担っている言葉だと思う。しかし、そんなことは"なるたま"くんも理解している。している上で、届かないと思っていても、届くかもと思って星に手を伸ばす。根本的には人は解り合えないかもしれないけども、もしかしたら今回は、今回に限っては解り合えるかもしれないと諦めきれない。

人一倍、失敗する痛みを知っているのに、恐れているのに、自分が動くことで良い結果を得られるかも知れないと思えば、自制できない。時折得られる幸福な結果は、それだけ彼にとって魅力的なものなんでしょうけど、結局は失敗ばかりして傷ついていく。
――ほとんど病気よ。見ていられない


 全ては自分の満足ですよ。なるたまくんは仙波明希が導き出した答えを場合によっては歪める。彼女の導き出した内容を理解した上で、持ちうる情報と状況を元に自分が一番良いと思う解決策を取る。それが例え真実を歪めることになろうとも、誰もが傷つく失敗に繋がる危険性を孕んでいても。それでも彼は大団円を目指す……その光景を美しいと感じた自分の気持ちは本物で、自分がそれを曲げてしまったら過去に得られた幸福な結果さえも嘘にしてしまうから。ほんとエゴ丸出しである。仙波明希がなるたまくんに感じる敵愾心や嫌悪感はよくわかるよw その歪な生き方にイライラする気持ちもよくわかる。そしてそれ以上にそんな生き方だからこそ、見てられないのに目が離せない。鮮烈な生き方は場合によっては見ている他者の瞼を灼くのです。うん、ほんとにタチが悪いw(憎しと思えど、完全に憎みきれない彼の生き様とパーソナルはほんとタチが悪いなぁ)。

 ここら辺の心の機微から次巻以降、なるたま、仙波明希、佐々原三月の関係がどんな風に固まって変わっていくのかは実に興味深い。そして"迷わない子ひつじの会"の設立者である生徒会長・竹田岬の動向も気になるところ。この人がなにを持って"迷わない子ひつじの会"なるものを設立したのか? ただ"面白そう"だったからのような気もしますが、隠された真意があるようなないような(腹芸が得意そうなキャラが多いしな、この作品の上級生)。妙な作品でしたけど、個人的には大賞受賞が納得な1冊でした。次巻も楽しみ。

[ 2011/01/10 17:06 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

何処で間違った? 何がみえなかった? 何も言えなくて 時はただ流れて そこに出来たのは キミの憎しみだけ?

 
 マジカルマスケット銃ワロス(挨拶)
うん、たしかにマスケット銃は単発だけどねぇ……しかしこのような拘りが素晴らしいモノを生み出す原動力なのですよ。昨日も書いたけど予想以上にトカレフ・マカロフ・ケレンコフ ・ヘッケラーコックで見敵必殺ゥ!なノリでマジ狩るワロタw


・【感想】【漫画】血まみれスケバンチェーンソー 2
血まみれスケバンチェーンソー 2 (ビームコミックス)血まみれスケバンチェーンソー 2 (ビームコミックス)
(2010/11/25)
三家本 礼

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女子中学生、大暴走ッ! 血風怒濤スプラッタ・ロマン、熱望の第2弾!
『ゾンビ屋れい子』『巨乳ドラゴン』と、ホラー系コミックの雄としてスマッシュ・ヒットを連発する鬼才、本領発揮の超絶スプラッタ・アクション巨篇! 暴走スケバン・ギーコと暴君女帝ネロ、ど外れ女子中学生の意地が火花を散らし、読む者のボルテージをガンガン上げる、待望熱望渇望の第2巻!


 とりあえず三家本 礼の漫画は読んでいて大変に安心する……その変わらない芸風にw ただ対立して争っているだけで、基本的に善も悪もない。あるのはクレイジーだけw 登場人物全員がそうだから仕方ないよね? まともな漫画になるわけないよね? 正常に機能する部品がないのだから正常に機能しないのは道理。つか三家本 礼に異常以外のなにを求めるの? いつまでもそのままの貴方でいてくださいw

 そんな感じの漫画だから自分を信頼してくれたギーコを助けるために神田が散るといった、少年漫画的な熱血なノリでいい感じのモノローグが挿入されても……

――ネロは理解していなかった
ネロは"手下"を失ったが
ギーコは"仲間"を失ったのだ


         /\__/\
       / ,,,,,    ,,,,, ::\    いやいや、いまさら……
       | (●) ,、 (●) ::|
       |   ノ(,_.)ヽ  .::|   +
       |    -==-   .::| +
       \_ `--' __/    +
 r、     r、/ヾ  ̄ 下ヘ
 ヽヾ 三 |:l1、_ヽ___/__ .ィヽ
  \>ヽ/ |` }      n_n| |
   ヘ lノ `'ソ       l゚ω゚| |
    /´  /        ̄|. |
    \. ィ   ____ |  |
        | ノ       l |  |
      | |        i:|  |

 ……としかならないw 倫理とか道徳とかがゴッソリと抜け落ちている漫画で唐突に人間性を訴えられても……それはもう笑いにしかならないのですよ。異常が通常の中で正常を突きつけられてもそれは異常にしかならない。このギャップこそに僕たちは笑いを見出し、ひでぇ、ゲラゲラゲラ~と爆笑するのです。古織様の茶の湯の極意"その席、その席を面白うするにはどこかで定石を外さねば……"ってヤツですね。それが一笑を誘う極意ですよ。僕はこよなく三家本 礼のキ●ガイな展開を愛していると共に、唐突に差し出される"( ;∀;)イイハナシダナー"的展開を愛します。だってどっちにしたってクレイジーなんだもんw

 そんなわけで"さゆりはHなお勉強に興味しんしんなの!! お姉さまの指でメロメロになりたいの!!"と、屈辱的な台詞をギーコに無理矢理言わされたま●こミサイル爆谷さんに芽生えた愛憎が死亡フラグにみえて仕方がない(死んでるけど)w とりあえずそーですねぇ、神田同様にいい話系の死に様なんだけど、冷静に考えなくても死者を冒涜するが如くのど外れな扱いを受けることだと思います。爆谷さんガンバレ! 超ガンバレ! そいやま●こミサイル爆谷さんを見てなにかデジャヴを感じると思ったら……ああ、ケン・イシカワ大先生の真・極道兵器の姐さんダッチワイフ兵器だw 流石はケン・イシカワ大先生だ!! 時代を先取りしすぎて未完作品が多いだけあるぜ!w


・【感想】【漫画】世界樹の迷宮Ⅲ ~深海の戦姫~ (上)
世界樹の迷宮? ~深海の戦姫~ (上) (IDコミックス REXコミックス)世界樹の迷宮? ~深海の戦姫~ (上) (IDコミックス REXコミックス)
(2010/12/27)
六堂 秀哉:漫画、アトラス:原作

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 絵的なものはゲーム版イメージとかなり近いのは驚き。内容については基本設定をベースにしたオリジナルって感じですね。物語の大筋もプリンセスが国を裏切った兄であるプリンスを追って海都にやってくるなので、ゲーム的なストーリーを重視して読むと肩すかしを喰らいますのでそこら辺はご注意をば。まあ脳内でパーティー設定を考えるのが世界樹の楽しさの醍醐味といえば醍醐味なので、これも一つの形としてはありかなと思います(全二冊予定とストーリーを広げるにも制限がありますし)。ただまあ若干風呂敷を広げすぎたのでは思わなくもないので、そこら辺の広げた風呂敷を畳んでラストを綺麗に着地できるかどうかは心配ですね。

[ 2011/01/09 20:50 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

激しく揺れて散る灯火が 燃え尽きて崩れる前に ただ一度でも救われたいと 願うコト叶わないなら

 
 予想通り不穏な感じしかしねぇー!w(挨拶)
血溜まりスケッチもあながち冗談じゃないような不穏と言うか……想像以上に不吉な作品でしたw なんだろうか面白いのにこの据わりの悪い感覚は? あらゆる意味で絶妙にチグハグなのが不安な感覚に拍車をかける。うん、これまで言った言葉はベクトル的に誉め言葉なのに、まったく誉め言葉に聞こえないな。なんかそんな感想しか漏れてこないのが、この作品らしいといえばらしいんだけどね。


・【感想】【ラノベ】イスカリオテ(6)
イスカリオテ(6) (電撃文庫)イスカリオテ(6) (電撃文庫)
(2010/12/10)
三田 誠

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賑やかな聖誕祭から一転、御陵市は“獣”であふれ、あたかも古の“怒りの日”かのような様相を呈していた。イザヤたち断罪衣の使い手たちは街を守るべく懸命の戦いを繰り広げる。イザヤへの想いを自覚したノウェムも激戦へと身を投じていく。その前に立ちはだかるのは、かつての英雄にして“大罪衣”を纏う壬生蒼馬。そして黒ずんだ包帯に覆われた謎の少年。さらには“反救世主”と呼ばれる存在が姿を現す。秘匿されたイザヤの正体とは、そして強大な敵との戦いの行方は!?罪と罰の織りなすアイロニック・アクション、いよいよクライマックスへ。


 ノウェムを可愛らしいと判断するのが私です。もう名実共にこの作品のヒロインはノゥエム! 異論は認めない以前に異論はないはず(次点はバビロンの大淫婦w)。黙示録に記された終末の予言"怒りの日(ディエス・イレ)"の渦中にある御陵市に誕生した救世主と反救世主。英雄の偽物として、この半年を過ごしたイザヤに芽生えた思い。"そうあるべき自分に、そうありたい自分に、なること。"、この想いが彼を本物の英雄に押し上げる。

 御陵市に顕現した正一位の≪獣(ベスティア)≫。七つの大罪≪憤怒≫を司る獣の王にして、イザヤと同じ顔をした反救世主。彼の正体は予想通りというか……この嘘だらけの罪深い物語としては皮肉が効きすぎているなァ……そして反救世主の正体と共に明かされる九瀬イザヤの正体"二千年前の救世主の遺伝子情報と九瀬勇哉の遺伝子を合成して生まれた人工救世主九瀬諫也のクローン"に至っては、本当に罪深く皮肉に満ちている。人ではない人型のノウェムと英雄の代替品どころか"作られた人間"のイザヤ。本当に偽物だらけの物語である……しかし彼らが積み重ねてきた日々は本物、彼と彼を取り巻く全ての人間が築き上げてきた、嘘だらけのこの物語の中での唯一と言ってもいい本当。それら全てのことを受け入れて反救世主の元へと疾走するイザヤの姿は感慨も一入ですね。

 さて1巻につき、一大罪をテーマとしてきたイスカリオテもあと一冊でラスト。残る大罪は≪嫉妬≫のみ。この大罪が彼らの物語の終わりをどう彩るのか? 物語的この作品の根底にあったのは本物に対する"嫉妬"と言っていい憧れがあるように思えるだけに楽しみ。


・【感想】【TRPGリプレイ】ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3) 孤影の死都
ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3)  孤影の死都 (富士見ドラゴン・ブック)ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3) 孤影の死都 (富士見ドラゴン・ブック)
(2010/10/20)
加納 正顕、F.E.A.R. 他

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『神曲』セルとUGN京都支部の戦いは、双方に多大な打撃を与えて終結した。しかも朱香の母であり『神曲』のリーダーでもある“プリガトーリオ”とUGNの最強エージェント“ブレイクエンド”は共に姿を消してしまった。それから一週間、混乱に陥る京都に、新たな勢力の数々が表舞台に姿を現し始める。襲い来る死者の軍団、巨大な機械の兵士、天を衝く巨獣。息つく間もない戦いの中、ミユキと朱香は隠された真実を知る―。異端のダブルクロスリプレイ、第3弾。


 三田誠繋がりで思い出したようにデザイア3巻の感想を書くw ゾンビに怪獣に巨大ロボ……なんじゃこりゃって内容ではあるのだけど、異常な状況を作り出すことで、PLにくよくよさせる暇を与えないGMの愛だなこれw 冗談のような展開だけどデザイアシリーズの根幹にあるものは重いので、PLがダウンスパイラルに陥る展開になりやすいのを緩和する手としては巧い手腕だなァ。そして子供組(ミユキと朱香)を支える大人組(晃士朗と九鬼)のロールプレイがこれまた素晴らしい。今巻最大の敵と言っていい十字瑕の言うとおり、九鬼の強さは神がかってきたなァ、どこまでも貪欲に強欲。在りたいように在る九鬼の姿は≪デザイア≫を冠するリプレイに相応しい(三田誠氏の俺様最強設定がここまで伸びるとはw)。叶えたい≪欲望≫のために傷つきながら迷いながらも進んでいく若者二人と、完成された大人として叶えたい≪欲望≫を求める大人組二人。実にバランスのよいPL構成だな、ほんと。

 宿敵、十字瑕(スカード)が倒れた今となっては、"プリガトーリオ"永石美奈子と美奈子を母と呼ぶ"ブレイクエンド"柾木真の動向が鍵だな。美奈子が朱香を深く愛していたって伏線も気になるところ(なんとなく朱香がなのはのフェイト的な立ち位置に思えてきた)。

[ 2011/01/08 23:50 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

「大丈夫だよ」その一言に 隠した涙 零れ落ちた 一人きりじゃない あたり前のことが こんなにも嬉しい事と知って

 
 さらり2010年漫画マイベスト(挨拶)
へうげもの、罪と罰、ワンピース等々、明らかにランクインさせないといけないだろうって作品もあったのですが、去年にランクインさせてたりするので、今年はそれ以外で挙げてみた次第。挙げ終わってからなんだけど、完結記念みたいな側面が評価の際に大きな比重があったかなァ……と、いまさら思わなくもない。
 
 
5.進撃の巨人(1) / 諫山 創
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
(2010/03/17)
諫山 創

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 "人を恐怖させる条件は三つだ。知ってるか。一つ、怪物は言葉を喋ってはいけない。二つ、怪物は正体不明でなければいけない。三つ、怪物は不死身でなければ意味がない。"これは"空の境界"の蒼崎橙子が述べた台詞でありますが、この言葉を正に地で行ってる作品。2010年最も驚いた作品であり、2010年最も生理的嫌悪感というか原始的恐怖を感じた作品ですね。なんどかこのblogでも語った通り、ゾンビ系に代表される終末ものなノリなのだけど、その絶望感はハンパない。この人間を躍り食いする巨人の姿の嫌悪感は凄まじい。人型が人型まま人型を食す、これだけでもこの作品が発明といってもいいアイデア。そしてその絶望の中で諦め、享受、憎悪、嫌悪、尊厳、愛、矜恃etc.と言った人間そのものを描いている様が素晴らしい。

進撃の巨人 1 感想


4."魔法少女リリカルなのはViVid (1) / 藤真 拓哉
魔法少女リリカルなのはViVid (1) (角川コミックス・エース 169-2)魔法少女リリカルなのはViVid (1) (角川コミックス・エース 169-2)
(2010/01/26)
藤真 拓哉

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 TVA版StrikerSシリーズから4年後、新しい世代の魔法少女の物語。強くあらなければならなかった母"高町なのは"と違い、これから"強さ"の意味を獲得していく高町ヴィヴィオの純白の物語。そしてもう一人、力が足らなかったせいで、大切な人を救うことができなかった記憶を受け継ぐアインハルト。ヴィヴィオとアインハルトの交流を軸に描かれる"本当の強さ"を問う鮮烈な物語。母親達の戦いの中で育まれた"強さ"とは違ったアプローチ、お互いを高め競い合う中にある強さの物語。

・魔法少女リリカルなのはViVid (1) 感想


3.境界線上のリンボ (1) / 鳥取砂丘
境界線上のリンボ (1) (まんがタイムKRコミックス)境界線上のリンボ (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2010/03/27)
鳥取砂丘

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 混血ゆえに迫害され続けてきた少女にもたらされる幸福の物語。そしてその幸福な暮らしの中で、自分の受けた幸福を少しずつお返ししていく、幸せの伝搬の物語、幸せのスパイラルアップ。実にハートウォーミングな物語。

・境界線上のリンボ (1) 感想


2.真月譚月姫 10 / 佐々木少年
真月譚月姫 10 (電撃コミックス)真月譚月姫 10 (電撃コミックス)
(2010/12/18)
佐々木少年

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 オーバーザムーン/ムーンライト。月姫という作品を飛び越えてもたらされる空想具現化の極み。夢を見ることしか許されなかった永遠の存在者にもたらされる許しの物語。人生は、目が覚めているだけで楽しい。愛おしい人の傍らで人の生を生きることを決意した彼女の笑顔は美しい。太陽の光を受けて輝く月光のような儚さではなく、自らが放つ輝き。まさにオーバーザムーン/ムーンライト。

・真月譚月姫 10 感想


1.シグルイ 15 / 山口 貴由
シグルイ 15 (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 15 (チャンピオンREDコミックス)
(2010/10/20)
南條 範夫

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 原作を飛び越えて、7年の月日を経て帰ってきた怪作。大胆に改編をされた物語は、ただひと言"死狂い"という言葉に帰結する。貝殻のように守ろうとしたものに全てを奪われる。失うことから全てが始まり、失うことで全てが終わる。もう一度言うと、この物語を顕す言葉は"死狂い"でしかあり得ない。

・シグルイ 15 感想

[ 2011/01/04 16:15 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

指に絡む絆 キズナ 断たれて 紡がれて 廻る糸車

 
 寝正月!(挨拶)
ネトゲしたり、読書したり、ビール飲んだり、エロゲしたり、ビール飲んだり、堪ったアニメ消化したり、ビール飲んだり、新春番組みたり、ビール飲んだり……まあ例年通りのことです。


・【感想】【ラノベ】まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
(2010/12/29)
橙乃 ままれ

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 ネット上で話題となった"魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」"スレの書籍化。書籍化発起人、枡田氏が戯曲小説と述べていましたが、なるほど2chスレ形式の会話のみで構成されるこの作品は確かに戯曲形式ですね。もしくは台本やTRPGリプレイに似ているともいえる。

 さて自分も元となる2chスレを一心不乱に読み耽ったクチではあるのだけども、この書籍化については若干残念と思っているところがある。物語の面白さについては折り紙つきで文句なし、書籍化自体についても大賛成なのですけど、いかんせん書籍としてのレベルが若干低い。読みやすいように登場人物の台詞を交互に網掛けして見やすくしている配慮は解るのだけど、肝心の網掛けが塗れていない箇所があったり、台詞を言ってるキャラの名前が違ったりする箇所がチラホラと見受けられます。折角、様々な機運が重なり書籍化となった作品なのでもう少し慎重に製作して欲しかったってのが本音。イラスト系についてはイメージが壊れてしまうところがあるので、これぐらいが良いのかもとも思います(もう少し冒険してもよかったのではと思わなくもないけど、これは筆者のもう一つの作品であるログ・ホライズンに期待)。まあ内容自体は文句なしに面白いので、そこら辺は再版時や二巻以降に反映されていることを期待します。

 さて肝心の内容ですが、この物語の面白さを口で説明するのは難しい。こればっかりは読んでくれ!としか言いようがないところもあります。手始めに1スレ目を読んでもらうか、もしくはニコ動に導入部を描いた漫画がありますのでそちらに目を通してもらえれば、この作品の面白さがわかってもらえるかと思います(なんといっても勇者と魔王が手を組んで最初にやることが馬鈴薯作りですからねぇ……w)。この作品は中世の異世界を舞台に今までなかった切り口の物語が描かれている。経済、経済に伴う流通、歴史、教育、思想、宗教、etc.……おおよそ魔王と勇者が登場する物語らしからぬワードだらけ。だけどそれが面白い!! そして魔王と勇者のみならず、物語の端役だと思っていたキャラがドンドンと前面に出てきて物語の主役へとなっていき、この時代の変革期を様々な方面から彩る。そしてこの物語の真のテーマは、それらを下敷きにした"生きる"ということ。この物語の主役達は"ただ生きるだけでは生きてはいけない"者達であり、経済も歴史も思想も宗教も、ただそれだけを語るための手段なのです。彼らが目指す"いまだ見ぬもの"、あの丘の向こう側の景色。その最初のゴールまで今しばしこの物語を見守りたいと思う。



[ 2011/01/02 14:18 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

君から生まれる微笑み 守っていくよ 迎えた新たな旅立ち 確かな決意

 
 あけましておめでとうございます(年始挨拶)
まあ年が明けたから心機一転!!!なんてこともなく、うちのblogは例年同様ゆる~くまた~り細々とやっていくことになると思いますが、2011年も宜しくお願いいたします。

 そしてその頃…CUFFSの新年絵がロリキャラ大行進であった……あらやだかわいい………じゃ、な く て ! 瑠璃シナリオの配布まだーーーー?(今年こそ瑠璃シナリオをプレイできる年になれば……いいなァ……)。


 でもって去年を振り返る意味で、2010年ライトノベルのマイベスト5をやってみる。初めに総括めいたことを言うと、このラノベ業界に限っていえば元気のよい一年だったように思える。既存の人気シリーズの好調に、個人的には新作や新人作品の豊作が目につく一年でした。なので5つという縛りでチョイスするのは大変に難航しましたが、なんとか絞り出してみました。今回挙げていない作品でも沢山素晴らしい作品はあるのですけど、既存シリーズよりも今後の展望も含めた躍進の可能性を見込んで新シリーズを甘めにチョイスした感がありますね(新人作品が二つもランクインしているし)。


5.さくら荘のペットな彼女 / 鴨志田一
さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
(2010/01/10)
鴨志田 一

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 面白いのは、一筋縄ではいかないラブコメってところですね。この、たのしぃーー! いいなァ……みたいな感覚と一緒に、楽しければ楽しいほど、うらやましければうらやましい程に、胸を締め付けられるような焦燥感を感じさせる甘いだけじゃないビターなひと味がこの作品の醍醐味かと。主人公の空太とヒロインのましろと七海のみならず、同じさくら荘の仁さんと美咲先輩の関係にもそのギミックを仕掛けているのが悪辣に巧い。この作品を顕すならば、桜草の花言葉の"青春の喜びと悲しみ"が正に最適。このさくら荘というコミューンがモラトリアムな日々の果てに、どのような地平辿り着くのかは今から楽しみであると同時に、いつまでも楽しい日々よ終わらないでくれと願ってしまう自分がいる。読者にセンチメンタルを植え付けてしまえばもはや勝ちといえるな!畜生めッ!!w

・さくら荘のペットな彼女 感想
・さくら荘のペットな彼女 2 感想
・さくら荘のペットな彼女 3 感想
・さくら荘のペットな彼女 4 感想


4.ココロコネクト ヒトランダム / 庵田定夏
ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
庵田 定夏

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 これまた青春汁垂れ流しのジグザグ青春ロード大爆走中の作品。確かに荒削りなところもある作品なのだけど、謎の存在"ふうせんかずら"による不条理攻撃に翻弄されつつも、そのたびに絆を深め成長していく"文研部"のメンバー達の姿をみていると清々しく気持ちいい。ほんとにこの作品をひと言で顕すなら"仲間"という言葉のひと言に集約されるのではないでしょうか? ほんとうに見ていて飽きない小気味いいコミューンだものこいつら。彼らにしてみれば、"ふざけんな!"って感じでしょうけど、何度もこいつらにちょっかいを出す"ふうせんかずら"の気持ちもわからなくもない……だってこんな気持ちよよい連中をほっとけないもん。あと、主役のひとりである"稲葉姫子"の告白シーンは2010年ベスト告白シーンに認定してもいいぐらい素晴らしい告白でした(恋愛戦闘主義とでも名付けるべきかw)。

・ココロコネクト ヒトランダム 感想
・ココロコネクト キズランダム 感想
・ココロコネクト カコランダム 感想


3.猫物語 (白) / 西尾維新
猫物語 (白) (講談社BOX)猫物語 (白) (講談社BOX)
(2010/10/27)
西尾 維新

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 あえて猫物語(白)。確かに面白くて大好きなシリーズではあるのですけど、極めて作者のやりたい放題夢一杯な趣味小説である<物語>シリーズをランクインさせることはないだろうと思っていましたが、この猫物語(白)に限っていえば別。羽川翼という少女に捧げられる始まりの物語、彼女が本物じゃなく人物になるための通過儀礼、そのための禊ぎ"届く宛のない告白"。失恋することが決定されていた告白、その痛みを受け入れることで沸き上がる悲しみは彼女が人間に成り上がった証明。喉から漏れる嗚咽は誕生の産声……切なさ極まれりである。だけどこれは祝福の物語。羽川翼という人物が恋を失ったと同時に、取り戻し受け入れていくと決めたもの。無理と無茶を繰り返したが無駄ではなかった18年間で得た羽川翼という人物の本物。このシリーズの常套句"自分で勝手に助かるだけ"の極み。

・猫物語 (黒) 感想
・猫物語 (白) 感想


2.空色パンデミック1 / 本田誠
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田誠

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 個人的には10年代を代表する傑作シリーズだと思う。いまだ定義の定まってないセカイ系の夜明けみたいな。まずは≪空想病≫という設定の秀逸さが素晴らしい。この設定のおかげで読み手であるこちらまでもが空想病に囚われたような疑心暗鬼に陥る。読んでいて世界とセカイを隔てる輪郭が曖昧となっていく感覚はなんとも言えないものがある。そんな中でも一本筋が通ったように変わらないボーイ・ミーツ・ガール。少年は少女と出逢い、少年は少女を守る……たとえセカイを敵にまわしてもだ。みんながここにいて、僕もここにいる。ただ存在してる、それだけの前提があればセカイを飛び越え、世界を敵にまわしてでも、君に会いにいく理由には十分すぎる。"ただ存在してる"、それだけで物語たりえるのだ。これが痛快でなくてなんであろうか? 極めて閉鎖された広大なセカイにふり回される身としては堪ったモンじゃないw 本当に確信犯的でタチの悪い痛快なペテン作品。

・空色パンデミック1 感想
・空色パンデミック2 感想
・空色パンデミック3 感想
・空色パンデミック Short Stories 感想


1.フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) / 賀東招二
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
(2010/08/20)
賀東 招二

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 12年という長い年月を経て完結したこの作品に感謝と、そして最後の最後までボーイ・ミーツ・ガールであり続けたこの作品の矜恃に最大限の敬意をこめて。もはや語る言葉はないのだけど、この作品の完結は、約束された場所に辿り着いた友人を見ているような感覚。遠くに行ってしまったことは寂しいけども悲しくはない。もう彼らは絶対に大丈夫!! 彼らが夢みた騒がしくも穏やかな日常で楽しく過ごしていくに違いないみたいな安堵感が一番大きいですかね。素晴らしい幕引きでした。12年間ほんとうにありがとう。

・フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) 感想
・フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) 感想

[ 2011/01/01 15:21 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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