もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
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星たちは生まれてはまた死んで 永遠に同じこと繰り返す 次の日も次の世もまた次も 生まれては消えていく星たちよ

 
 俺の仕事は一日30時間、猫撫です!(挨拶)
ガリゴリとプレイしてるつもりなんだけど、かなり慎重に考察しながらプレイしてるので全然進まねぇーー! とりあえず開発陣の言っていた、なんとなく解ったつもりになったらいい作品って言葉は穿ちすぎな表現ってことがよくわかったw

 今週のどかギカ。
QBさんの本名がインキュベーターってことが判明した。青の子がやっぱりな展開になった。もうどうしようこの作品?w インキュベーターって……うんそうだねぇ……魔法少女の起業支援事業してるから間違いないねぇw インキュベーター=孵卵器と考えると……作品イメージのアリスからハンプティ・ダンプティが想像されるなァ。世界卵的となりうる少女を覚醒させて新しい世界を産ませるとかありそうだ。どっちにしてもQBさん邪悪。吐き気をもよおす邪悪とはッなにも知らぬ無知なるものを利用する事だってブチャラティさんも言ってたw


・【感想】【ラノベ】人類は衰退しました 6
人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 6 (ガガガ文庫)
(2011/02/18)
田中 ロミオ

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そらとぶようせいさん、あらわる!?

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。
そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。
季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。
思うに……みなさん、死にそうです。
クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Yと、白い部屋に密室監禁! 
さて、どちらが危ない!? ──記録、それは儚い。


 いつも通りの人退。なんだかんだと全力で鳥人間コンテストの安全対策に奔走する、"わたし"はいい娘だなァ。きっと人の命がかかってなかったら、適当にやってただろうけどw

 クスノキの里の同類誌の方はアレだ……腐だ。終末になにやってねん!人類w あくまで種として衰退しても、人がなにかを創り出そうとする心意気は衰えないみたいな綺麗事を読み取ればいいのかどうか判断に戸惑うところだが……まあそう思った方が幸せなんでそう思っておきますw 清濁併せ呑むっていうか、良いことも悪いことも、綺麗なものも醜悪なものも、とりあえずは折り合いをつけて付き合っていかないとね!みたいなロミオイズムにある意味溢れた巻でありました。つーか実のところそれほど感想書くことない巻でしたw


・【感想】【ラノベ】
花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫)花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫)
(2011/02/18)
杉井 光

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桜は舞い散り、少女と少年は戦空を生きる 。

戦争で街を焼かれ、家も学校もみんな失ったぼく。
東京の中学校に転校する当日、ぼくを迎えに来たのは、桜色に輝く不思議な飛行兵器とそのパイロットの少女、桜子だった。
「乗れ、おまえの翼だ」――桜とリンクした戦闘機の適合者として選ばれたぼくは、桜子とともにその超兵器《桜花》のパイロットとなり、色気過多の先輩や凶暴な空母艦長に囲まれ、新しい仲間と災難続きの訓練、そして激化する戦争に否応なく巻き込まれていく。
時を止め、永遠に舞い散る桜とともに、戦空を生きる少年少女の美しくもせつない物語。


 んー、今風の杉井光で書かれた杉井光初期作品って印象。会話のテンポやセンスは杉井光テンプレ(主人公の性格が若干ネガティブだけど、これは戦争を舞台にしてるから仕方ないだろう)で、作品イメージは『火目の巫女』、『死図眼のイタカ』、『剣の女王と烙印の仔』に近い。纏ってる雰囲気は『終わる世界のアルバム』かな。なんか映像化するなら新海誠氏でよろ!みたいな儚げな雰囲気は個人的に好き。ただまあこれが1巻なのか、それともこれで完結なのかわからないけど、展開がちと駆け足すぎやしないかとも思う。なんとなく続きがある展開だけど、どう考えても、ラストはeden*とか最終兵器彼女とかイリヤの空、UFOの夏になりそうな気がしてならない。とりあえず、へーかのキャラが剣の女王と烙印の仔のミネルヴァに見えて仕方ないのだけど、烙印の仔は3巻で読むの止まってるや俺w 個人的にお気に入りは美鶴さん。蓮っ葉な大人の女性ってなんかいいよね!

 とりあえず続くと仮定して、終わりの予感が最初から感じられる物語なので、この作品が語ろうとしているせつなさがどういった地平へと流れていくか杉井氏の手腕に期待したい。

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[ 2011/02/27 22:13 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

頭に父を 住まわせて 殺しの標的兄を追う 木枯らしににた 口笛は 死神のうたう 子守唄

 
 なんか延々とナイトウィザード―The ANIMATION―を観る休日(挨拶)
柊をみてるとなんか世の中の煩わしいこと全部がどーでもよくなる。さがる男でも頑張ってるんだから俺も頑張ろうって気になってくるw


・【感想】【ラノベ】ケモノガリ 3
ケモノガリ 3 (ガガガ文庫)ケモノガリ 3 (ガガガ文庫)
(2011/02/18)
東出 祐一郎

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いま、“クラブ”の真実が紐解かれ始める!
罪無き人を狩る“クラブ”がこの世には存在する。罪無き人を狩る“ケモノ”がこの世に蔓延っている。世界は相も変わらず騒がしい。どこかで戦争が始まり人が殺されたという。事故が起こって人が殺されたという。おそらくその報道の九割ぐらいは、事実がありのまま晒け出されているのだろう。だが、残る一割は、ひょっとしたら──違うのかもしれない。人を狩ることに喜びを見出した権力者(ケモノ)と、彼らの手先となって動く娯楽提供者(エンターティナー)による仕業なのかもしれない。それが、この僕──赤神楼樹の敵である。


 赤神楼樹の次なる相手は人の知性とケモノの力を併せ持つ怪物イヌガミ。ケモノガリvs.イヌガミの対決は死闘には違いなけれど、この作品では初めてと言っていい、赤神楼樹にとって楽しいと思える戦い。お互いに忌むべき望まざると同時に望んだ力を尽くして戦う一人と一匹の姿は悲しいと同時に気高い。ケモノを狩るケモノガリにとって言葉通りのケモノとの戦いが初めて楽しいと思える戦いなのは皮肉だけど。そしてもう一つの戦い、クラブの調停者アストライアとケモノガリとの戦い。この戦いに恐怖と同時に楽しさを感じ始めているのは楼樹にとっては危険な兆候。彼はケモノではなくケモノガリでなくてはいけない。彼の中の押さえなければならない最後のタガ、ケモノガリとなるべく緩めた手綱だけど、完全に緩めてはいけない殺人者の資質。殺して殺して殺し尽くしてきた楼樹に中に少しずつ積もり始めた濁り、殺人を重ねるほどに、戦うステージが上がる度に膨れあがっていく殺人衝動。この楼樹の奥深くに眠る殺人鬼の才能を完全解放すれば、これから先の修羅の道を生き延びることは多少容易くなるだろ……だけど楼樹にとってケモノになってケモノを狩ることは敗北。あくまでもケモノガリとして理不尽を理不尽で断罪しなければならない。完全な殺人鬼のような災害となってしまっては罪は裁けない。アストライアとの戦いはこれからの戦いの前哨戦でありながら、彼が彼であるための警鐘だったのでしょうね。

 そしてもう一人、今巻のラストのラストで覚醒するバケモノ。まったくもって東出氏らしい絶望の形。まだ名前のない生まれたばかりの彼女がこれから物語にどのような暗雲をもたらすのかは次巻以降の楽しみとして、今巻のラストで楼樹に起こりかけた変化が完全に成されていたら、彼女のような存在になっていたのでしょうね(もしくはそれすらも凌駕するバケモノに)。つーかおまいはどんなハカイダーだよ! 頭に父を住まわせて殺しの標的~♪かよ!w

 今巻も掛け値なく面白かったんだけど、次巻以降の展開にワクテカが止まらないといった意味では、種蒔きの巻だった印象がありますね。次巻は次期ローマ教皇最有力候補vs.ケモノガリとトンデモ方向に加速するみたいなので、今巻蒔かれた種と共に、物語がどのように変容していくのか楽しみ。ローマってことは観光地だから、もしかしたらの彼女との邂逅がありそうな予感もする。

 PS.そいや今巻に登場したイヌガミといい、アストライアの多節剣いい、なにかを思い出すなァ……と思ったら、あー、ジェヴォーダンの獣だ!w

[ 2011/02/20 21:55 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

溶ざり浮かぶ幻想の海 夢の狭間、その道標 迷い刻む現実の碑 蜃気楼の旅路へ……

 
 QB△!(挨拶)
もうここまでいくと尊敬の念というか、仕方ないよね、別の系統樹の生物なんだから。それこそ災害とか事故にあったと思うしかない。そしてドンドンと死亡フラグを積み重ねる赤の子と、ドンドンと堕ちていくしかない青の子……そして眺めるしかないまどか。一体何処へと行こうとしてるのかこのアニメは?w(でも、今回一番酷いのはQBよりも緑の子だな。無知は無邪気よりタチが悪いw)。


・【感想】【ラノベ】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)
(2011/02/15)
裕時 悠示

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 妹みたいな可愛い幼なじみ・千和。
「絶対やだ! やだやだっ! あんたなんかが彼とつきあうなんてぇっ!」
 銀髪お嬢サマな帰国子女・真涼。
「あら、幼なじみごときにそんな決定権があるのかしら?」

 ――おお、どうしてこうなった!?
 俺は平穏な高校生活を望んでいたのに、真涼と<秘密>を共有したためムリヤリ彼氏にされてしまった!
 ヤキモチを爆発させた千和が叫ぶ。
「あたしだってモテてやるもん!」
 何かを企み、真涼が微笑む。
「では私達がサポートしますね?」
 千和の彼氏作りになぜか協力するハメになった俺の運命やいかに!?

 裕時悠示×るろおが贈る、両手に花?のらぶ×らぶコメディ!


 これは素晴らしいジョジョパロラノベw 「ぎゅうううううっ~~とだきしめるゥ~~だきしめのお仕置きズラ!!」なんて素敵台詞をさらり吐く真涼さんのそこにシビれる!あこがれるゥ!w もうホントにこんな見え見えの釣り針に俺がクマーーー!ってぐらいキャッチなタイトルで、タイトル通りのラブコメなのだけど、キャラクターの作り込みの巧さといい、テンポのよい会話にいい、実にラノベらしさに満ちた作品。

修羅場というからには、ののしったりなじったり、問い詰めたり、空の鍋かき混ぜたり、暗い部屋でひとり糸電話したり、改行盛りだくさんのメールを送った直後に恋人をマウントポジションでメッタ刺しくらいはやらないと

 個人的には霧乃暗い部屋でひとり糸電話を押したいところだけど、この作品の場合は修羅場といってもドロドロよりもニヤニヤな修羅場ですね。"俺"を中心に"幼なじみ"と"彼女"が焼きもち焼いたり、"俺"に心地よい騒動の種をふりまいたりと、いっそここまでセールスポイントがあからさまな作品だと逆にあざとすぎて好感が持てるよw それでいて物語の骨子がしっかりとしているから軸がブレることなく、三人の関係を描いている手腕は巧み。ほんとすばらしく王道のラブコメですよ。実に今後の展望が楽しみな新シリーズですね。同レーベルで発売中の別シリーズ『踊る星降るレネシクル』も気になってきたので、これを機に読んでみようかしら。

 PS.個人的には"彼女"こと真涼さん贔屓で読んでるだけど、挿絵のお肉の前で『まて!』のポーズな"幼なじみ"チワワちゃんSD絵が可愛すぎてどうにかなりそうだw


・【感想】【ラノベ】>バカとテストと召喚獣9
バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣9 (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
井上 堅二

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墓穴と姦計が入り乱れた対Cクラス試召戦争。Fクラスは、なんとか初日をタイムアップで切り抜け、勝負を二日目に持ち越すことに成功した。しかし、たたでさえ低い点数をさらに減らしてしまった彼らは、いきなりピンチ状態からのスタートに! しかも、明久は風邪で不在……。どうなるCクラス戦!? この劣勢を覆すことができるヒーローはいないのか!? 「それで、話ってなんだい吉井君?」(by知的眼鏡先生)勝利を信じる心と心の絆が奇跡を呼ぶ第9巻!!


 前巻から引き続き、Cクラスとの試召戦争がメイン。物語も終盤に近づいてるはずなのに、謎の新キャラがドンドンと投入されているなァ……ホントにあと数巻で終わるのか? いつもの巻に比べてラブコメ分は少なめで、シリアス分が多めの印象(あくまでバカテスって作品ににしてみればって意味で)。前巻のラストのキスで明久への想いを一段階上のステージへと押し上げた姫路さん無双。そして新登場の姫路ママがロリババァ無双w やる気になった姫路さんの心を砕く罠を仕掛けようとするCクラスに対して、姫路さんの心を折らせまいと一直線に走る明久がカッコいいなァ、ほんと。そしてそのバカを信じて賭ける雄二がカッコよすぎる。教師でなくても、たまにどこかで示し合わせてるんじゃないかと思うぐらいのソウルフルブラザーだ。つーか213Pの挿絵は明久と雄二をバカテスという作品を象徴しすぎてるベストカットだろ!、葉賀ユイ氏GJ!

 とりあえずCクラスとの試召戦争が終わったので、雄二の頭の中にある作戦が次巻以降の鍵かな。あとは姫路さんの両親が姫路さんに告げた大事な話ってのも気になる……そしてガンバレ!超ガンバレ美波! 一応魅せ場があるのに、なんか影が薄いぞw

[ 2011/02/19 19:11 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

二人でみつめた その色は変わらぬ朱 つかませておいて 手を離した

 
 2010年げいむ乱舞界ベスト10投票が始まったようで(挨拶)
3/12まで投票を受け付けていますので、我こそはと思う方は、ルールを遵守の上でこぞって投票してください。

 丁度いい機会なので、自分のベスト5もこれを機に発表。


5.まじのコンプレックス / light
まじのコンプレックスまじのコンプレックス
(2010/08/27)
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 まじコンだけと言うよりは『神様のりんご』三部作全体での評価。『さかしき人にみるこころ』から始まって、『まじのコンプレックス』でかしましい三人娘シリーズも完結かと思うと感慨深い。嘘屋佐々木酒人氏の独特のテキストは確かにクセがあるものの、言葉遊びに溢れた独特の味わいがある文だと思う。またシリーズ通して描かれているそれぞれのテーマはブレることなく力強い(些か力強すぎて雰囲気と乖離してるところもあるけど)。三部作それぞれ掲げているテーマは違いますけども、全てのシリーズに共通して言えることは、第二作『どんちゃんがきゅ~』の主題歌"神様のりんご"の一節でしょうね。

神さま 人を愛する気持ちは
どこから来るのでしょうか?
ひとつの出会いがこれほどまでに
この心を狂おしく変えるものでしょうか?

 この女の子の気持ちをストレートに描いている。もうデレを越えてドロってぐらいには化学変化しちゃうヒロイン達の一挙一足全てが可愛らしい。可愛いから正義ですよ。とにかく単品ロープライス作品が売りな作品ではあるのだけど、『さかしき人にみるこころ』から順を追って『まじのコンプレックス』、までプレイして欲しい作品ですね。





4.リアル妹がいる大泉くんのばあい / ALcotハニカム
リアル妹がいる大泉くんのばあいリアル妹がいる大泉くんのばあい
(2010/05/28)
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 妹好きなお兄ちゃん達に贈る兄妹讃歌の物語。テーマはまがう事なき兄妹。18禁ゲームなので当然にインセスタス・タブーがつきまとうわけですが、そちらに重を置くのではなく、あくまで兄と妹、兄妹という在り方についてを描いている作品。そして残念ながらも、この業界を去りゆくことを決意されたおるごぅる氏なりの全てのお兄ちゃんに捧ぐ妹讃歌であると同時に、みんな!エロゲーやろうぜ!という、全てのエロゲーマーに捧ぐエールの作品。

・リアル妹がいる大泉くんのばあい 感想


3.君の名残は静かに揺れて / ユニゾンシフト:ブロッサム
君の名残は静かに揺れて 初回版君の名残は静かに揺れて 初回版
(2010/05/28)
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 名目上はファンディスクなんだろうけども、その枠には収まらない作品。強いて言うならばスピンオフ作品。広義的な意味での"愛"について語られた物語であり、世界に愛は存在するという愛の存在証明の物語。ただしその愛を愛する者に悟られてはいけない、悟られないことこそが愛情である、哀しくも美しい愛の形。まさか外伝的なスピンオフ作品でここまでのものが仕上がるとは、完全に予想外だった。こんな嬉しい予想外なら大歓迎ですけどね。

・君の名残は静かに揺れて 感想


2.黄昏のシンセミア / あっぷりけ
黄昏のシンセミア 初回限定版黄昏のシンセミア 初回限定版
(2010/07/22)
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 『リアル妹がいる大泉くんのばあい』同様に兄妹讃歌であると同時に、こちらはもう少しインセスタス・タブーに踏みこんだ作品。兄妹の在り方そのものよりも、リア妹が広義的な兄妹をテーマにしてるなら、シンセミアは皆神兄妹であること自体がテーマ。兄妹としてだけでなく、皆神孝介が皆神さくやと、皆神さくやが皆神孝介と積み上げてきた絆こそがテーマ。古の昔から脈々と受け継がれる罪と約束さえもを打ち破る、二人の揺るぎない絆こそがテーマの物語。二人が兄妹だから惹かれ逢ったのではない、二人が皆神孝介で皆神さくやだから惹かれ合った物語なのでしょう。

・黄昏のシンセミア 感想


1.素晴らしき日々 ~不連続存在~ / ケロQ
素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版
(2010/03/26)
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 ただ一言テーマは"幸福に生きよ"。この一言を語るために、この一言を悟るが為の遠大な遠回りの物語。しかしそれは、全ての鴉は黒いという全称命題は1羽でも黒くない鴉が居れば覆るが、全ての白鳥が白いことを証明するのに、何羽白い白鳥を捕まえてこようとも証明にはならないように答えのない命題。それでも答えのない事柄を明晰化するべく人は生きて行かなければならない、あたりまえの物語。あたりまえ故に見失ってしまう物語。些か過激な描写の多い作品だけど、本質はただそれだけを語るために描かれた物語と言って過言ではない。ある意味、尖りすぎていて、万人に薦めがたい作品ではあるのだけど、語られるテーマは至極単純な、単純故に難しい"幸福に生きよ"の一言のみ。ほんとにピーキーな作品だけども、このような作品が稀に出てくるからエロゲは止められない。

・素晴らしき日々 ~不連続存在~ 感想


 総括すると実に5~3位までが、ロープライス作品だったり、短編だったりと小粒な作品を挙げてことに驚いた。年々集中力が低下しているのか長編をプレイする体力が低下してきたのかな? と思うと同時に、業界もロープライス、ミドルプライスの量が増えてきてるように思える。今の娯楽が溢れているオタ事情を考えると、長編よりも短編、中編の方が時代に合っているのかしれませんね。

[ 2011/02/17 12:18 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

灼けつく喉で叫ぶ 愛憎の塊を吐きすて 秘めた刃を振り翳す

 
 気づけばニトロフィーバー(挨拶)
いやァ~……村正づくしだったせいで、どかギカの漫画版読んでも、ひでぇとか思わなかったw 慣れって怖いねw


・【感想】【小説】装甲悪鬼村正 妖甲秘聞 鋼(著:鋼屋ジン、ニトロプラス)
妖甲秘聞 鋼

それは百年に渡って大和全土を吹き荒れる戦嵐だった。赤地に金で日輪を描いた豪奢な錦織を掲げる両陣営が天と地で争いを繰り広げ、血で血を洗い、屍山を築く。畿内の南北に帝が立った為に起こったこの南北朝の争乱は、今や大和全土に波及し、果てしなく意義もなく続く泥沼の大乱と化している。長きに及ぶ戦で人心は荒み、大和は疲弊していく一方であった。誰もかもが戦乱の終りを夢見ていた。無論、それは南朝軍の主将である男──楠木家六代目当主──も例外ではない。その大和を想う心痛は、牛頭馬頭も裸足で逃げ出してしまいそうな凶相にさらに深い皺を刻む。ある日、そんな彼の元に一領の劒冑が届けられた。見る者すべてを魅了するかのような白銀の女王蟻。それは、後の世で地獄と呼ばれる未曾有の事態への幕開けであった……。


 最初に言っておくと、PCゲーム『装甲悪鬼村正』をプレイしていないとちんぷんかんぷんな物語。ゲーム本編の時代から五百年前、南北朝争乱時代の物語。南北にそれぞれ一領ずつ届けられた劒冑、勢州千子右衛門尉村正に刻まれた善悪相殺の理によってもたらされた地獄の物語。誰もが己の善を信じ、敵を悪だと憎む時代。誰もが己が善の元、刃を振るいて敵なる悪を滅ぼす道しかなかった時代。愛深き故に悪鬼と変貌するしかなかった者達の物語。彼らの犠牲をもってしても、いまだ和を以て貴しとなす理は遠く果てない、双輪の描く円のような巡る因果の物語。

 実に装甲悪鬼村正という作品らしい、英雄などいない、あるのは善悪相殺の理の元、全てを鏖とする悪鬼のみ。ゲーム本編で軽く語られた南北朝時代の地獄をどうしようもないほど描いている。愛しきと憎しは表裏一体で分かち難しもの。分かつとすれば諸とも殺するしかない。憎しみが愛の存在を証明し、愛が憎しみの存在を証明する……本当にどうしようもない事柄をどうしようもなく描いているだけなのだ、この作品は。これほどに争いの本質を淡々と寒々とあるがままに描いている作品をこのシリーズ以外に、ちょっと知らないなァ。ほんとに何処までも悪鬼の物語だよ。

 精神的な物語テーマもさることながら、ゲーム本編をプレイした人ならばお馴染み、後の銀星号こと二世勢州千子右衛門尉村正と、ゲーム本編では登場しなかった始祖勢州千子右衛門尉村正の村正対決は必見。『辰気』vs.『創気』のトンデモ陰義対決は不謹慎ながらも胸躍る(つか始祖村正マヂチートw)。なんとなくラスト始祖村正覚醒なんかは、どことなく古橋秀之氏の傑作『ブラックロッド』シリーズの『ブライトライツ・ホーリーランド』を彷彿させる。流石はブライトライツ・ホーリーランドを聖書だと公言する鋼屋氏らしいオマージュに感じられる。とにかくPC版村正をプレイした人間であれば読んでおいて損はない正史だと思います。


・【感想】【漫画】装甲悪鬼村正 魔界編(1)
装甲悪鬼村正 魔界編(1) (ブレイドコミックス)装甲悪鬼村正 魔界編(1) (ブレイドコミックス)
(2011/02/10)
銃爺、ニトロプラス 他

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──これは英雄の物語ではない。
    武を布く悪鬼の物語である。

未決囚〇四八号──だがその呼び名は、彼の仮りそめの姿に過ぎない。
“善悪相殺”という絶対的な信念を持ち、別け隔てなく依頼によって人を殺める存在。
それがこの物語の主人公、湊斗景明の真の姿である。

景明はいま、とある茶屋で人を待っていた。
善悪相殺の信念――敵を殺す力を欲する者に対して、
その力を提供する代償として、その者の命を断つ──を承知した上で、
景明に依頼をした者がいたのだ。

そんな折、突如地響きと共に、上空に奇怪な渦雲が出現する。
さらに、その渦の中心から“劒冑を纏った武者”が飛び出してきたのである!

それは景明を魔界へと誘う、最初の雷鎚であった……。


 これまたPCゲーム『装甲悪鬼村正』をプレイしていないとちんぷんかんぷんな物語。ゲーム終了後の物語であり、湊斗景明が"善悪相殺"を布武する武帝として君臨する道途上の物語。最小限度の殺戮で戦争を撲滅するため、人を殺して平和を求める道を受け入れた後の物語。喉から漏れそうになる嗚咽を笑みで隠して人を殺める悪鬼の物語。

 わざわざゲーム版の後を選んでいるのは自信の現れなのか、キャラの心理的な機微はバッチリと描けている。おそらくはゲーム本編をプレイした人間からしても、この湊斗景明像は間違いなく湊斗景明でしょう。作画的にもイメージ通りで、あの描くのがめんどくさそうな劒冑をよく描いてあまつさえ動かしていると思う(あんまりトーンを使わない作風なので、劒冑の重量感的なものが足りてないように思えるけど、些末な問題だ)。そしてこの漫画版でワクワクするところは、やっぱり村正の世界で、聖杯戦争というかドリフターズをやっちゃってるところでしょうね。悪鬼vs.過去の英霊!! どうですワクワクしてくるワードでしょ?w 今巻では大和の英霊ばっかりだけども、場合によっては異国の英霊登場もあり得るだろうしワクワクするね。湊斗景明のみならず本編から綾祢一条も登場しているし、香奈枝様の登場も期待できそう(みなごろし~~みなごろし~~ひとりも~残さね~~~ラララルラジェノサイド~~リリルリル 血のオ~シャ~ンレッツビギンさ キリングタ~イ~ム~♪にしかならないがな!w)。

 とりあえず、まがう事なき村正の物語であると同時に、物語も始まったばっかりで全貌が見えてないこともあるので、そこら辺は次巻に期待。


・【感想】【漫画】魔法少女まどか☆マギカ (1)
魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/02/12)
原作:Magica Quartet、作画:ハノカゲ 他

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大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い―― それは、新たなる魔法少女物語の始まり――。アニメを完全コミカライズ化の描き下ろしコミックス、放送中に連続刊行第1弾!!


 ほとんどと言うか、完璧に近くTV版と流れは一緒。つい最近視聴したTV版の流れを再確認してる気分になった。やっぱり三話のオレサマ マミサン マルカジリ事件がわかっていても笑っちまうなw そしてTV以上に愛らしいQBさんが胡散臭いw しかし一番笑ったのは本編ではなく、カバー裏の「二巻以降は原作大幅改変しない限り私の出番はないかもしれないけどよろしくね!」と、健気に宣伝するマミさん漫画だろうw

[ 2011/02/14 00:00 ] 漫画 | TB(0) | CM(0)

消えた言葉 拾いあげる 旧き 哀しき 物語を そっと閉じた 化石の薔薇

 
 そろそろ猫撫に備えてカマキリとリアルシャドーの準備!(挨拶)
まだマスターアップ報告がないのが気になるといえば気になりすぎますが……信じて待つの一手。数年ぶりの元長ゲーシナリオ、しゃぶり尽くすぜ!


・【感想】【ラノベ】神様のメモ帳〈6〉
神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)
(2011/02/10)
杉井 光

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高校の文化祭が押し迫る晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。なんとミンさんの親戚だという。ミン父・花田勝の引き起こした事件をきっかけに、なぜか持ち上がるミンさんの縁談。それに憤然と立ち上がったのは、ヒロさんだった。「おれからの依頼。この婚約、ぶっ壊してくれ」ヒモのくせして、ついにミンさんに本気!二転三転の結婚騒動を描いた「電撃文庫MAGAZINE」掲載作に、ヒロさんの師匠初登場の書き下ろし短編『ジゴロ先生、最後の授業』を加えた、大ボリュームのニートティーン・ストーリー第6弾。


 物語の冒頭が語るとおり、花田勝という一人の男の物語。

――『ラーメンはなまる』。
花田勝の物語が始まる場所であり、終わる場所でもある、その店の名前だ。

 この言葉になんら嘘偽りなく、彼に捧げられる彼だけの物語、なんの意味もなかった馬鹿みたいな物語。とあるラーメン屋の暖簾にその名残だけを残し去っていった男の物語。

 5巻の短編『はなまるスープ顛末』で、その存在が語られたミンさんの父親、花田勝氏にまつわるこの物語は、どうしようもない物語。"失われてしまった言葉を墓の底から掘り返して、死者の名誉を守るためだけに生者を傷つけ、生者に慰めを与えるためだけに死者を辱める"まさにニート探偵の在り方を具現化した事象といえる。そして探偵が掘り起こした真実と事実から物語紡ぐはずの探偵助手ですら、彼を物語ることはできない……。なぜならば最初から最後までこの物語は花田勝のものだからだ。いかに探偵が世界を租借して帰納しようとも、物語の紡ぎ手たる作家が世界を演繹しようとも、すでに作られてしまった物語をどうすることもできない。これはそんな苦い物語であり、上手くやろうとすればもっとマシな方策があるのに、守りたいもの全てを守ろうとしたために、みんなが少しずつ不幸になってしまった物語。アフターケアによって傷を負ってしまった本末転倒な物語であり、結局はアリスの言うとおり花田勝という男の自己満足に帰結する。誰もが不幸になり傷を負った一人の男の自己満足の果てになにが残ったのか……それはその男の名前が刻まれた暖簾のかかるラーメン屋が、今も変わらず続いている事実をもってのみを答えとするべきだろう。氷菓職人ではなく父親の作ったラーメン屋を継いだ娘の姿と共に。

 この少しビターでほろ苦いのに清涼感のある感覚は杉井光の真骨頂というか、神様のメモ帳という作品独特の感覚。特に今回の場合は花田勝という物語があって、それに沿う形で各々が各々の物語を紡ぐ。ニートにはニートの、女達には女達の、ラーメン屋にはラーメン屋の、そしてジゴロにはジゴロの……各々の矜恃が物語を落としどころへと導く。考えてみれば不細工な結末だ、だけれどそれしかなかった……みんなが全力を尽くして少しだけ不幸になることが最善の折衷案でもあったのだ。最良ではなくとも悲劇を喜劇に変えることが、この物語にとって最善だったのでしょう。いやまあ、今回一番頑張ったヒロさんのはお気の毒と言うか自業自得と言うか……ナルミがヒデェーw たしかにヒロさんのジゴロの力を駆使しなければ落とせない事柄なのだけど、そもミンさんとヒロさんが主人公の物語だと勘違いして行動してたのに、ヒロさんバッサリじゃんかよ(ナルミの場合は狂言廻しだけども、舞台袖でニヤニヤしてるのではなく、自ら舞台で喝采も罵声も全てを浴びる立ち位置なので、誰も文句言えない。タチの悪い魅力だなw)。

 花田勝の物語と共にもう一編収録されている『ジゴロ先生、最後の授業』が秀逸というか何とも言えない物語になっているのは杉井光の非凡なところだなァ。ぶっちゃければこの『ジゴロ先生、最後の授業』は先の花田勝の物語と同じなのです、アリスの叔父にしてヒロさんの師匠、紫苑寺吾郎という希代のジゴロの自己満足の物語。彼のジゴロとしての矜恃を全て昇華して終わる物語。そして花田勝氏の物語と違って誰も不幸にはならず終わる、少なくとも関係者の心の中で美しい思い出として昇華される。希代の女ったらしの最後の清算ではない最後の仕上げだよなこの物語はw "女を泣かせるぐらいならだます"の持論どおり、彼の矜恃の集大成。花田勝と紫苑寺吾郎の物語を対比は実に杉井光らしい手法であり、神様のメモ帳らしい遠回りなオチの付け方だと思う。

 それにしてもヒロさんにも紫苑寺吾郎にも素晴らしいジゴロの才能があると太鼓判を押されてしまったナルミの明日はどっちだw もうニートエリートまっしぐらだろナルミw ほんとに今巻も楽しかった、アニメ化も決定してますます脂がのってきたと言えるシリーズなので次巻も楽しみ。そして今巻で一番爆笑したのが……今巻の発売日が2月10日とわざわざニートの日をチョイスしてることである(電撃文庫パネェw)。

[ 2011/02/13 14:13 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

何もできずに 泣いていた もう動かないからだ 抱きしめ せめてあの子が 笑顔のままで 静かな場所へと 行けるように

 
 悪意のないQBさんマジパネェ!(挨拶)
どかギカ6話視聴。相手が邪悪ならば怒りも嫌悪もできる……だけどQBさん何が悪いか理解してねぇーーー! 戦うのに脆い肉体じゃ不便でしょ? んじゃ効率良くするべきだよね、それが君たちのためだよね!!!みたいな……世の中に無邪気な邪気ほどタチ悪りぃモンねぇーよ!w
         |\           /|
         |\\       //|    
        :  ,> `´ ̄`´ <  ′  
 .       V            V  まどか
 .       i{ ●      ● }i   友達を投げ捨てるなんて酷いよ !!
        八    、_,_,     八  
 .       / 个 . _  _ . 个 ',   
    _/   il   ,'    '.  li  ',__

 おめぇがもっとひでぇーよ!w


・【感想】【ラノベ】アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧
アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 (電撃文庫)
(2011/02/10)
川原 礫

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黒雪姫率いる“ネガ・ネビュラス”は、シルバー・クロウを“浄化”するため、“アーダー・メイデン救出作戦”を発動した。難度の高いミッションの中、決死の覚悟でシルバー・クロウはアーダー・メイデンと接触するも、“帝城”を守護するエネミー“スザク”の火炎ブレスにより、禁断の不可侵領域―“帝城”内部に突入してしまう。絶体絶命の危機に陥ったハルユキだが、彼はそこで不思議な“夢”を見る。“クロム・ファルコン”と“サフラン・ブロッサム”。二人のアバターが望み、砕け散ってしまった“災禍”の物語を―。


 さてまあ…今回もいいところで終わってるなァ。しかも続きが秋頃刊行だと言うのだからヤキモキする。こういった引きは少年漫画系の典型的な常套手段ではあるのだけど、連載ベースで週刊や月刊って前提があってこそなので、ラノベのような媒体で何度も多用するのはどうだろうと個人的に思う(ホライゾンのように間をあけずに刊行する手法ならばいいんだけどね)。

 まあ嫌事はさておき、ハルユキと謡が閉じ込められた≪絶対不可侵≫の帝城で出逢った謎のアバター:トリリード・テトラオキサイド。帝城の中心部に鎮座された七つの神器、≪ザ・フラクチュエーティング・ライト≫。ハルユキに寄生した≪災禍(デイザスター)≫にまつわる悲しい物語。誰でも"負"の心意システムがインスタントに使用できるようになる≪ISSキット≫の蔓延の兆し。そして≪ISSキット≫に囚われてしまったタクム。物語的に混迷してきた印象を受けますね。いまだハルユキと謡は帝城に本体アバターは閉じ込められたままだし、ハルユキに寄生した≪災禍の鎧≫も健在、そしてハルユキとタクムの戦いも続闘中と、まだなに一つ解決していないのだからヤキモキさせすぎだw(その分のカタルシスが次巻に集中するんだろうけどね)。

 中でも希望が反転して災禍となったデイザスターの物語は悲しいなァ……。この悲しい物語の中にある、小さな小さな祈りをハルユキが真の希望に変えることができたらば、この加速世界になんらかの変革がもたらされるんだろうな。まずは眼前で泣いている親友の嘆きを拭うことがハルユキにとっての分水嶺。ダスク・テイカー事件の解決で少しは元の関係に近づけたかと思ったけれど、≪バックドア・プログラム≫事件はタクムに後ろめたい疵痕を残していたんだなァ……。誰よりも生真面目なタクムらしいけれども、もしかしたら時間を巻き戻す力を望んだチユリ以上に昔に戻りたいと考えていたのはタクムなのかも知れない。戻れないのなら自分ごと終わらせてしまえと考えてしまうほどに。そして心の傷こそがバーストリンカーの起源であり、その傷を乗り越えることで希望に変えるか? その傷に呑み込まれ絶望へと染まるか? それが≪加速世界≫にある絶対の不文律。ハルユキが希望を魅せつけるだけではなく、タクム自身が自分の中に希望を見出さなければならない。だからこういった言い方はなんだけども、読んでいてまったく心配はなかった。駆け出しの頃のハルユキとタクムと違い、彼らはもはや立派なバーストリンカーだからきっと乗り越えられるでしょうね(ある意味、ダスク・テイカーの時の方が絶望的だったw)。とにかく今巻は寸止め感たっぷりな感じなので、次巻はガツンと爽快感あふれるカタルシスの連続に期待したい。

[ 2011/02/12 18:11 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

意味のないものなど ここにはひとつもないの 心宿り 生きる 命が尽き果てるまで

 
 ホライゾンアニメ化だ、と…(挨拶)
それにしてもアニメ化に対するサンライズの決意が熱いな! これは期待できそうな予感。しかし作者が訪ねるべき言葉は……「主人公がほとんど全裸でゴッドモザイクですよ」と問いかけるべきだと思うんだw


・【感想】【ラノベ】レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び
レンタルマギカ  魔法使いの妹、再び (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び (角川スニーカー文庫)
(2011/01/29)
三田 誠

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ここ数ヶ月激動だった〈アストラル〉に訪れたたわいもない日々。そんな時、またまた彼女はやってきた――。いつきの妹・勇花! 「ひとつ、お願いしたいことがあって来たんです」という彼女の目的とは!!


 協会と螺旋なる蛇の大魔術決闘という、魔術社会全体を揺るがす一大イベント前のインターミッション色の強い巻。表題短編の『魔法使いの妹、再び』はレンタルマギカでも珍しい魔術の絡まないお話。ここ最近、目まぐるしく情勢が変化していたので、こういった魔術が全然絡まないお話はホッとしますね。まあ、ある種いつきからしてみれば螺旋なる蛇よりも協会よりも恐ろしく厄介な相手ではあるのだけどw これを最後にこれから訪れる非日常な嵐。そして非日常の道を選んだ少年だけど、自分が帰るべき日常と非日常の狭間を強く印象づける。古今東西、最終決戦前に日常を意識させるエピソードは王道ですねぇ。そして勇花がいい妹すぎて泣けてくる。そしてアディリシアさんは肉親という強力な味方を得たぞ! どうする穂波w

 『魔法使いの罰』は穂波と猫屋敷メインのお話。協会と螺旋なる蛇の大魔術決闘に出場するための資格試験って色合いの強いお話ですけども、二人がこれから越えなければならない課題みたいなものが浮き彫りになったエピソードでもあるでしょうね。このエピソードで協会の代表ニグレドが姿を顕したのも物語的に大きな意味を持つでしょう。その正体は9=2魔術師(メイガス)の位階の魔術師。肉体を持ったものには到達不可能な領域である第3団(サード・オーダー)の魔術師であり、螺旋ある蛇の王冠のセフィラー・タブラ・ラサと対をなすもの、コインの裏と表。白に対する黒(ニグレド)。些か象徴的過ぎるとは思うけども、まあ相手がアレならばこちらも同様な鬼札を持ってないと勝負にはならないなァ。そーいった意味ではニグレドがタブラ・ラサを押さえられるのであれば、影崎を有する協会が圧倒的有利に思えるのだけど、螺旋なる蛇にもまだ伏せられているカードが在るんでしょうね。

 『魔法使いの思い出』は、今回短編(中編?)の中でも目玉。レンタルマギカの始まりの物語、アディリシアの父親オズワルトと隻蓮が出逢った頃のお話。物語的に語られていなかったオズワルトという偉大な魔法使いがなぜに魔法という概念そのものの道を歩んだのか? 魔術師という人種を考えれば至極当然の在り方ではあるのだけど、彼が道を踏み外していれば、家族を愛する夫であり父親であれたかもしれないという……悲しいifの物語。代わりなんて無いことを誰よりも知りながら、払った対価に見合う成果を求めるしかなかった物語。愛を失って空いた穴に、魔術という力を詰め込むしかなかった、完璧に完璧過ぎるほど魔法を体現しなければならない道しか歩む道が残されなかった悲しい物語。まさに魔が差したとしか表現できない。そしてそれは娘であるアディリシアがこれから歩まなければならない道でもある。願わくば親子二代の悲願を、父とは違う方法で娘にはソロモン王の先へと進んで欲しいなァ。

 次巻から大魔術決闘が開始だろから、ハードな展開が目白押しだろうけども、鍵は目覚めた伊庭司の動向でしょうね。彼の目覚めがこの巨大な流れにどう関わっていくのか? そも彼が九年間も文字通り長き眠りを自らに課していたことにどのような意向があったのか? 次巻以降のお楽しみですね。

[ 2011/02/11 15:35 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

進め 進め 進め 進め ものども 立ち向かえ敵に 戦うは今 走れ 走れ 走れ 走れ 彼方へ 許さない悪を 救うのさ世を

 
 おぜうさまキターーー!(挨拶)
そうですね、おぜうさまを表現するならチャーミングですね。おしゃれユニットですね! 実に楽しみな二期なのだけど、一番の関心事は二期が映像ソフト化する際は、一期を含めてBDで是非ともお願いしたいということか


・【感想】【ラノベ】子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき
子ひつじは迷わない  回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)
(2011/01/29)
玩具堂

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生徒の悩みを解決に導くなるたまたち「子ひつじの会」の前に現れたのは、なんとメイド姿の女の子! オムライスをめぐるナゾに、仙波はいつも以上に乗り気じゃなくて――!?


 1巻の時から面白かったけども、2巻になって更にパワーアップしてますね。仙波明希じゃないけども、読ませどころに満ちている。今回収録されている3つの短編のどれもがそれぞれのキャラの個性がよくでていて面白かったなァ。どちらかと言えばこの作品の謎はミステリーと言うよりはパズルやクイズって感じなのですけど、特に今巻のVSかぐや姫なんかはその毛色が強いですね。VSゴールドバーグなんかはちょっと強引な気もしますが、依頼人の話から回答を導きだせるだけの情報は含まれていますしね(まあ、風が吹けば桶屋が儲かる的な発想ではあるけどもw)。この作品面白いところは、探偵役:仙波明希が回答を導き出すフェーズと、なるたまくんこと成田真一郎をはじめとする迷わない子ひつじの会の面々が仙波の導きだした回答を元に物語を収束させるフェーズとの棲み分けがきっちりと出来ているところでしょうね。そしてその顛末から導き出される結果に少しずつお互いが影響されていく姿が自然に描かれている。真実が必ずしも正しいとは限らない、時にはその真実を歪める"わるいこと"が正しい場合もある。少なくとも回答から物語を収束させる、なるたまくんや佐々原三月にとっては正しいことに思える。逸脱して失敗してしまうことがあっても、上手くいった時の喜びを考えると止めることができない。エゴ丸出しの思考ではあるけども、二人のような人間は不器用ながらも得難い。迷わない子ひつじの会の発起人で生徒会長である竹田岬も彼らで遊びたい彼らのような希有で苦難に満ちた生き方を折れないようにフォローしてあげたいってのもあるんでしょうね。

 しかし仙波も1巻に比べて随分丸くなった気がするなァ……ちょっと角が取れ始めるのが早い気もするけど、こんな影響がでることがわかっていたからこそ、なるたまくんを毛嫌いしていたのでしょうね。そして三月の方は順調になるたまくん好き好きオーラを出し始めていますね。今巻のラストで、なるたまくん、仙波、三月の関係に一石を投じることになりそうな新キャラの存在も仄めかされているし、ラブの方の展開も楽しみですね。そして今巻登場したサトウさん(仮称)もレギュラー化するだろうし、今までの依頼人を含めて人間関係に深みがでてきましたね。実に次巻も楽しみな作品です。

[ 2011/02/06 16:27 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

空を見つめている 何色も映さない瞳 空は 明日を 呪って 希望などはないと 呟く 涙を 流して

 
 後悔なんて、あるわけない!(挨拶)
そりゃこれから後悔するんだからあるわけないだろうw しかしあの淫獣はどんだけ契約させたいんだ! 保険屋のおばちゃんか! おまえはw

弱い人間を魔女が喰う。その魔女を私たちが喰う。これが当たり前のルールでしょ?

(◕‿‿◕)そしてボクがその魔法少女を食べるんだよ


 こうですね、わかりますw


・【感想】【アニメ】劇場版「空の境界」Blu-ray Disc BOX
劇場版「空の境界」Blu-ray Disc BOX劇場版「空の境界」Blu-ray Disc BOX
(2011/02/02)
坂本真綾鈴村健一

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 そんなわけでついに発売されました。DVDで全巻購入したのにBDが発売されたらついつい購入してしまうのは儲のサガ。ある種、BD化商品としては箱の大きさとお値段以外は満足のいく商品だとは思います(かなりウエイトを占める項目ではあるけどなw)。

 軽く1章~7章までの画質について語ると、実のところDVD版とさほど変わらない。まあモニターの設定でかなり追求できる伸びしろはあるのでBD版の方が上と言えるけども、劇的って程でもないです。音質については確実にBD版に軍配が上がります。これはもはや劇的と言っていいぐらいの向上ですね。梶浦由記という才人の奏でる世界を可能な限り伝えようという気概に満ちてます。まあ、音質が上がりすぎたせいで、より一層に音楽に映像が喰われている印象が強まった気もしなくもないですけど。妙な例えだけどフルオーケストラの演奏が流れている中で懐石料理をいただいてるような違和感w

 今さらだけども、やっぱり5章の矛盾螺旋と6章の忘却録音が残念な気がしますね。矛盾螺旋については言うほどダメなデキでもないのだけど、色々と取捨するシーンを誤っている気がする(いまだに橙子さんと荒耶の会話シーンで、荒耶が全人類と対立することになっても勝とうと宣言するシーンが無いのは理解出来ない)。忘却録音はアレです……なにもかもがダメで薄っぺらいとしか言えない。あー、そうねぇ……鮮花かわいいねぇ、はいはい、ハァ……みたいな残念感しかなかった。いまだにどうしてあんな改変をしたのか理解できないし、理解する気もない(まあ7章全てを通して見たら満足していますし、好きだからこその嫌事だと思って聞き逃してくださいw)。

 さて、BD特典と言うべき終章『空の境界』の話です。ぶっちゃけるとこのエピソードは蛇足です……ただ絶対に必要な蛇足なのです。式と幹也の物語自体は7章の殺人考察(後)をもって終わっています。後年、彼らの未来を描いた未来福音が発表されていますが、これについては終わった後の物語であり、彼らがこれから獲得していく物語であると同時に、夢を見ることが誰よりも好きだった、夢を見ることしか赦されなかった、今はもう居なくなってしまった少年の夢の結実であり、彼にもたらされる未来への福音です。そしてそれについては7章が終わった後でも、充分に幻視できる事柄ではあるのです(もちろん未来福音により一端閉じた物語の輪が閉じたまま螺旋のようにスパイラルしたと言えるのですが、それはまた別の物語)。ならばこの空の境界という終章は何に当たるのかと言えばセカイ的なエピローグと言えるでしょう。このエピソードをもって空の境界というセカイは閉ざされる。この上なく完璧に。イメージ的にはアレですよ! ゲームとかでエピローグを終わらしたらタイトルが変わるみたいなヤツ(AIRのタイトルロゴが手を繋いでいる女の子に変わるみたいな)。極めて動きのない、雪が降る場所で男女が延々と会話するだけの、この地味なエピソードを持って完全な箱庭世界が完成する。パーフェクトホワイト万歳だ。

結局、特別でない人間なんていないんだ。
人間は、ひとりひとりがまったく違った意味の生き物。
ただ種が同じだけだというコトを頼りに寄り添って、
分かり合えない隔たりを空っぽの境界にするために生きている。
そんな日が来ないことを知っていながら、それを夢見て生きていく。
きっとそれこそが誰一人の例外もない、ただひとつの当たり前(ノーマリティ)


 そう人と人は根源的に分かり合うことはできない。集合無意識のような概念もそれは集合無意識という概念でしかなく、個や我を維持したまま完全に分かり合うことはできない。そしてそれ故に分かり合えることを夢見て、歩み寄ろうとする。彼は彼のあたりまえを続け、彼女も彼女のあたりまえを続けていく。そこに意味も意義もない。この、誰にも理解してもらえない特異性と、誰もが理解しようとしない普遍性の邂逅はただそれだけを語る物語。

あたりまえように生きて、あたりまえように死ぬのね
ああ、それは―――
なんて、孤独―――


 そんなことはあたりまえだ。そして孤独なのもあたりまえ。分かり合おうと歩みより寄り添い、結局は分かり合うことなく消えていく。それは人という種の普遍。常に虚無と向き合う完成された孤独が普遍な存在には得られない孤独。孤独には違いないが嘆くことではない……孤独ではないから孤独になるのだ。

 こんなある種、益体のない会話だけの物語をBDならではの美しい映像で彩る。フィルムとしてはこの上なく地味なのだけど、この美しさは蠱惑的というか魔的ですらある。ほんとこの終章が美しすぎて、1~7章の画像が余計に霞んでみえるのはご愛敬だな。今にして思えば、7章・殺人考察(後)の上映の時に、エピローグ的な枠で、この終章が一緒に上映されなくてよかったと思える。わざわざ30分1枠という大判振る舞いをすることで、この上なくこの空の境界という作品が閉ざされたと思える。ほんとにこの空の境界という作品は、作り手的にも、視聴者的にも、時代的なタイミングにも、あらゆる意味で恵まれた希有な作品だったと言えますね。

[ 2011/02/05 19:42 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

女の子は皆 生まれながらにお姫様 守備力MAXのお城だけどあなたにだけはそっと裏口を開けてあげるわ

 
 ほぼ一緒の感想ですね(挨拶)
そのうちのーぶる☆わーくすの感想を書こう書こうと思いつつタイミングを逃してしまった……今書いてもへなへなさんとほぼ一緒の感想になるでしょうね。ほんとに第一印象は"どうした、ゆずソフト!?"だった。なんでこんなに面白いのゆずソフト?みたいな失礼極まりない感想が作品の大半を占めるわけですよw なんつーか一学期まではダメだった子が、二学期になったら急に優等生になってました的な驚きがあった訳ですよ。そしてそれはそれで、ところどころ…ああ、やっぱりゆずだな!!みたいな安心のダメ感も残っていて安心するわけですよ。やっぱりみんなが言うようにJ・さいろー氏が参加されているところが大きかったのでしょう。エロかわいさって点では疑いもなくですけども、キャラの心理描写を始めとするキャラクターの作り込みに、いつも見られるゆず的な瑕疵がないのが大きいのでしょうね。失礼ながらもあまりの安定感に作品の感想よりも、どうしてこんな変容を遂げた、ゆず!って感想の方が心の大半を占めてしまうわけです。ある意味かわいそうな作品ではあるなw さてこれが今回限りの奇跡の産物なのか否か?真に問われるのは次回作でしょうね(そしてなんとなくどっちに転んでも美味しいなァ……と酷いことを思っている俺ガイルw)。


・【感想】【ラノベ】ココロコネクト ミチランダム
ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
庵田 定夏

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そして――永瀬伊織は壊れていった。
「太一とは、付き合えません」太一は正式に伊織に告白し――玉砕した。異常な現象が起こっていても関係ないと、決死の覚悟で臨んだ想いは儚く散り、その上、重い足を引きずり向かった部室でフられた事をメンバーに知られてしまう! 部内は騒然となり、稲葉は動揺を隠せない。伊織が場を取りなそうとしたその瞬間、彼女の心と感情が響き渡り……。そして、その日を境に永瀬伊織は変わってしまった――。愛と青春の五角形コメディ、岐路と選択の第4巻!


 今回<ふうせんかずら>が引き起こす現象は『感情伝導』。ランダムで心の中で思っている事柄が他者に伝わる現象。いい加減、様々な現象を乗り越えてきたメンバーならば楽に乗り越えられるのでは思ったら……伊織がドツボにハマってしまいました。これだけの苦難を乗り越えてきたメンバーだから、メンバーだからこそ見えなくなっていたと言うか、読者も見えなくなっていたと言うか、異状はあくまでも異状であり、痛みや傷に慣れただけで、心は確実に擦り切れるって事を忘れていたように思える。特に伊織の場合は顕著ですよね……さらけ出したくもない心を何度晒されたら気が済むのだと。みんなが望む永瀬伊織という理想像を、この<ふうせんかずら>の巻き起こす不条理現象で維持できなくなってしまった今、伊織にとってできるのは理想像からかけ離れた自分になること。完璧の期待に応えられない自分に価値なんてないという思考は0/1すぎていささかソリッドな思考ではあるけども、幼少の頃から様々な理想の自分を演じることが日常で、それに完璧に答えてきた伊織の過去を考えると致し方ないとも思える。ある種彼女は失敗をしたことがなく、また思考が成功と失敗の二極論しかなかったために中庸という概念がなかった。こんな話だから今まで以上に中盤にかけてヤキモキとさせられた本作ですが、それだけあって伊織の独りよがりな心を稲葉と太一がハートフルボッコするシーンはカタルシスのひと言。

もうはっきり言ってやろうか! なんだ、みんなに期待された、だ? バカか? 何様のつもりなんだよ。なにどこぞのメインヒロインぶってんだよ、あ? 誰がどれだけの興味を持ってお前を見てると思ってんだよこの自意識過剰っ。誰もお前がどうやってどうなるかになんて無茶苦茶興味がある訳でもねーよバ―――――――カ!

テメエの人生だろうがっ、勝手に好きなように生きとけっっっ! そしたら後は勝手に周りが……アタシが……受け止めてやるよっっっ!


 イナバウアー!!さすがイナバ!百人乗っても大丈夫な安定感。つか稲葉無双すぎて困るw なに偉そうなこと言ってるんだよ自分! 自分だってそんな大した人間じゃねえーよ! だけどどうした! みたいな稲葉んの開き直りが素晴らしいw

……なんで……なんで? その人が思ってたのと違っても、って。じゃあなにをもって……友達を友達としてるの?

知らん!

知らん! 俺は友達でありたいと思うし友達だと思う! 大切なのはそれだけだって納得してるからそれでいいんだっ!

あはははっ、そうだ。その通りだ。わかってるじゃねえか太一。理屈とか理由とかくだらねえもんどうだっていいんだよな。そこに、正しいと信じられる事柄があるなら。不安になって揺らぐことがあっても、最終的に貫けるものがあるなら、な


 素晴らしい!素晴らしい! 太一も稲葉もまるで理性的じゃない感情論丸出しw だけどそんなモンなんです。バカは強いです……バカだからバカ故に論理じゃないからバカの言は破られないのですw 思えば太一も稲葉も<ふうせんかずら>の起こす異状になれすぎて頭で論理的に対処することに慣れすぎていたのでしょうね。それ自体は成長と呼べるものなのだけども、最初の頃の体当たり的な後先考えない向こう見ずな姿勢を忘れていたのかなあと思う。今回の件でそれを思いだしたのは、伊織のためのみではなく文研部全体の大きな収穫だと思いますね。そう言った意味では、太一にあの頃のバカさ加減を思い出させ、それが呼び水になって稲葉んがバカになったのだから……今巻の敢闘賞は唯と言えるなw

 結局のところこのミチランダムというお話は、今まで散々と<ふうせんかずら>と呼ばれる不条理に翻弄され続けてきた永瀬伊織という少女が"普通"になるための最後の"通過儀礼"だったのだと思う。そして彼女のなりたい普通の日常には……

稲葉姫子が、桐山唯が、青木義文が、そして八重樫太一が、とびっきりの笑顔で自分を迎えてくれた。
ああもう、なんなんだよこいつら。
いい奴ら過ぎるだろ。
最高に最高過ぎる奴らだろう。
幸せ過ぎて泣きそうになるだろう。


 最高に最高過ぎる≪仲間≫達がいるのだから、もうなにも怖くない。道に迷って不安になって揺らぐことがあっても、最終的に貫けるものがそこにある。相手に合わせて自分を変えるのではなく、あるがままの自分を受け入れてくれる仲間。こいつ等と仲間でありたいことが自然な永瀬伊織にとっての"普通"。もはやかける言葉はない。おまいら精々と青春汁をドバドバと垂れ流すがいいわw

 そして太一と伊織の恋に一つの踏ん切りがつき始まる稲葉姫子の恋。つか、なんだこの生き物……可愛すぎんだろッw 最早稲葉んではなくデレばんとは伊織の言だけども、ほんとうざ可愛いよw なんつーか伊織は太一が居なくても生きていけそうだけども……稲葉んは太一が居ないと最早生きていけそうにないぐらいゾッコンLOVEだからなァw その辺の依存を<ふうせんかずら>に突かれないように注意しなよw(まあ稲葉はやる時はやれる女だから大丈夫だろうけど)。

 <ふうせんかずら>についても、今回はアプローチが変わってきたと言うか、彼?自身も変化してきたように思えますね。そろそろ次の段階と呟く<ふうせんかずら>は不気味ではあるけども、彼にとって文研部は好ましい方向に進んでいるのは確かなんでしょうね。果たして<ふうせんかずら>の言う"終わりへの道筋が見えている"がどのようなものなのか? そしてデレばんとなった稲葉んと、稲葉の彼氏になった太一の運命はいかに……w 次巻も大変に楽しみです。

[ 2011/02/03 17:28 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

キミとふたりで恋をして キミとふたりでケンカして キミとふたりで涙して

 
 空の境界BD-BOXの箱でけぇーー!(挨拶)
LDかよ!って思う大きさに笑うが結構この大きさはシャレにならない。箱とか特典に手が込んでるのはいいんだけど……もう少しなんというか手心みたいなものがなかったのだろうか? 端的に言うとエコじゃねぇー!(オタにとってスペースはとても重要)w


・【感想】【ラノベ】変態王子と笑わない猫。
変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
(2010/10/21)
さがら総

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横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった! 人生の大ピンチを救ってくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子――「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「!!??」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり――ん?第6回新人賞<最優秀賞>受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!


・【感想】【ラノベ】変態王子と笑わない猫。2
変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)
(2011/01/21)
さがら 総

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夏が終わる。十六歳のたった一度きりの夏が。いったいぼくは何をして過ごしたというのだろう? 大いに焦る横寺陽人は、今日も今日とて空回り。月子に振られ、小豆に振られ、ポン太に振られ――自宅までも消滅した! なんで? どうして? どういうこと!? 雷雨のなかにひとり、なにもかも喪って、どこに行くあてすらもない。「それなら先輩。今夜は、わたしの家に泊まるですか」「あ、うん。うん?」……夏の終わりの台風日和。最後の最後に、最高のホームランイベントが待っていた! 風呂場の裸。縛られる布団。落ちる手錠。破られる衣服。そして――土蔵に潜む猫? 早くも人気沸騰の爽やか系変態青春ラブコメ第二弾! バイバイ、ぼくの初めて――


 さて口コミとカントクさんの絵に釣られてホイホイ読んでしまったわけだけど……これまたストレートに気持ちのいい変態さんだな! 同じレーベルのえむえむっ!なんかはやり過ぎでちょっと引く変態ですけど、こちらは粘着気質な変態さんではなく、さらっとした爽やか変態。まさしくタイトルにするなら変態ではなく変態王子。まあ、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった故の弊害ではあるけども、このぐらいの時分の男子の脳内は日夜エロスへの飽くなき関心と妄想で占められてますよ……それこそ河原でエロ本拾った中坊並にデンジャラスですよ(高校生だけど)。そして彼は欲望に忠実になってしまったから、好きな子(恋愛的にではなく人として)が困っていたら何が何でも手を差し伸べる……カッコ変態よくw まさに女の子からしてみれば変態だけど王子様。そして他者の痛みや悲しみとエロには敏感なクセに恋って感情を知らない恋愛方向音痴の朴念仁。やたらフラグ立てまくるどころか攻略に成功していることすら気づかないのだからお子ちゃまとも言えるけども……まあ恋愛よりはエロに興味津々なお年頃ってとこか……同情するよ、月子と小豆梓には(筒隠姉こと王様については、横寺くんと同じ方向でバカなので同情しないw)。

 主人公の横寺くんが面白いのもあるんだけど、やっぱりヒロイン達の可愛さが素晴らしいね! カントクさんの絵も相まって可愛らしさ倍増ですよ。個人的には物語的メインの月子よりも小豆梓を応援したい。意地っ張りが空回っているポンコツっぷりと、素直になってアタックしても相手が相手だけに理解されず、そのつつましい胸の内を痛め空回ってるポンコツっぷりが、いぢらしいやらなんやらで、同情票でトップ当選のイキオイですよ(俺の脳内メインヒロイン選挙)。鋼鉄の王こと筒隠つくしさんについては……もう好きにしろw まさか変態王子が主人公の作品でそれを凌駕する変態王なバカが降臨しようとは思いもせなんだ……ネバーランドかどこかで幸せに暮らしてほしいものだw

 総評するととてもラノベラノベしたラノベらしいお話で今風のラノベ。意外にといっては失礼だけど、心理描写や人間関係の描写が骨太なのは好感が高く、作品も筆者もしっかりとした伸びしろのある話だなと感じましたね。次巻は逆襲の小豆梓!! ガンバレ!豆!超ガンバレ!(なんとなくヤナ予感はするけどw)。

[ 2011/02/01 14:57 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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