もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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流れる時間が 風にちぎれても 夢みた昨日を 夢にしないで 遠く揺れる光 熱いこの夏を 明日に伝えて

 
 黙々と『すきま桜と嘘の都会』をプレイする日々(挨拶)
妹さまが可愛くて生きているのが辛くて路頭に迷ってしまいそう……だいたい物語導入もそんな感じw あと、地デジは地下系デジタルモザイクアイドルの略でFA。


・【感想】【ラノベ】ココロコネクト クリップタイム
ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫)
(2011/05/30)
庵田 定夏

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文研部に待望の新入部員!?
「新入部員がこなーい!」積極的な勧誘をしないと決めたものの、いつまで経っても現れない新入生に焦る太一たち。
そんな時、文研部の扉を叩いたのは気だるげな男の子と内気で小柄な女の子で――。
待望の新入部員編と、文研部が1枚のスクープ写真で学校を湧かせた文化祭秘話、太一と伊織の三角関係に四苦八苦する稲葉の奮闘劇から、唯が体験した女の子とのドキドキ初デートまで!
愛と青春の五角形コメディの美味しいところを集めたコレクト集第1弾!!


 ココロコ初の短編集、いつものシリーズみたいに≪ふうせんかずら≫の引き起こす騒動がない、文研部の非日常ではない日常ってイメージの短編集ですね。しかし…ほんと、≪ふうせんがずら≫が登場しないと、こいつ等はただの眩しい青春チームだなw そしてなによりデレばんが可愛いすぎて、段々とウザくなってきた……なんだこのうっと可愛い生き物? 恋する稲葉はせつなくて太一を想うとすぐデレちゃうの。なんだ…ただの無敵モードじゃないかw

 とりあえず見所は稲葉と太一のバカップルっぷりと豪語したいところだけども、自称・愛の伝道師こと藤島さんの変化っぷりも見逃せない……どうしてこうなった。頑張れ!愛の伝道師! いつもやり過ぎでチョイ引きなところもあるけども、低迷している貴女は見ていられない、貴女は正しい! ただし正しすぎるからドン引きするわけだけどw

 まあシーン、シーンでも見所盛り沢山な本書ですけど、今回収録されているエピソードで特筆すべきは『ペンタゴン++』でしょうね。あの文研部に新入部員が入部! それも二人も!! タイトルにあるように正五角形の5人に++なわけですよ。事あるごとに文研部に干渉してくる≪ふうせんかずら≫の存在も影響はしているとはいえ、この正五角形のように綺麗に拮抗した5人の中に2人の異物を引き入れてしまうことの不安……読者が感じているような不安を5人も感じているわけで、そこら辺の煮え切らなさ故、行動にストッパーがかかっている5人がもどかしい。そしてそれを踏まえた上で、5人よりも6人、6人よりも7人と、楽しみや喜び、もしかしたら苦しみすらも分かち合える仲間が多い方が楽しいに違いない。変わらない関係に成長はなく、変わっていく、成長していく自分達でありたいと進んで++を受け入れようとする文研部のメンバーは本当に気持ちのよい連中だ。

 5人は手を差し伸べた……その手を取る取らないは++次第。彼らが本当の仲間となれるかどうかは、次巻のおそらくは長編待ちかな。それにしても、クリティカルなタイミングで干渉してくるなぁ、≪ふうせんかずら≫。本当に≪ふうせんかずら≫タチが悪い。わずか数行の登場で気持ちのいい青春ジグザグロードを、暗雲たちこめる不穏な空気にしやがったw

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[ 2011/06/27 22:47 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

おまえ 感じる鼓動胸のなかに宿る魂は 今を解き放てよ 月夜に光るその刃

 
 ゆきあつさん、成長しためんまのワード食いつきすぎ!(挨拶)
あーもう、ゆきあつカワイイなぁw めんまが成長していると聞いて、即座に「美人か?」と聞き返す、ゆきあつさんマジパネェw 流石に幽霊めんまの存在を認めはじめた面々だけど、端からみてると妄想とリアルシャドーであるw

 そしてその頃、俺つばでは駄姫ことプリンセスわたらないさんがマウントパンチで恋人をたこ殴りしていた……ガチで妄想をブチ壊した彼女に”幻想殺し”の称号を与えたいと思うw


・【感想】【ラノベ】"半熟作家と“文学少女”な編集者
半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
(2011/04/30)
野村 美月

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”文学少女”シリーズ、最後の物語。
新しい担当編集の天野遠子嬢は、清楚な美人だった。――が、いきなり本棚の前でグルメ批評を始めるわ、ほんわかにこにこと容赦なく原稿を修正してくるわ、売れっ子高校生作家たるオレが、どうしてこうも振り回される!? そんな時届いた脅迫状じみたファンレター。そこにはまだ刊行される前の小説の内容が書かれて……って差出人は、まさか!? 高校生作家雀宮快斗とその担当編集者遠子が織りなす、物語や文学を食べちゃうくらい愛する”文学少女”の、最後の物語。


 正真正銘”文学少女”シリーズの最終巻。少しだけ進んだ未来の話であり、ちょっとだけ”文学少女”のその後の姿を知りたいという読者の欲求に答えてくれたボーナストラック的な印象が強い。色んな意味で空回りしている半熟作家こと雀宮快斗くんと、天然な”文学少女”が織りなす物語なので、ライトでおポンチな雰囲気を受けますが、心葉とは違うタイプのようで根っこの部分はよく似ている”半熟作家”と”文学少女”の関係は、在りし日の心葉と遠子先輩を見ているようで微笑ましい気分になりますね。

 そんな感じにライトでほんのりとノスタルジーを感じる作風の本書ですが、作者がこの物語をシリーズの最後に決めてたと公言するだけあって、ラストのラストでのギミックは素晴らしものでした。挿話集などでほとんどのキャラの伏線を回収したのに、一人だけ宙ぶらりんだった彼女の物語をここで繋げるとわ!(彼女の物語は彼女の物語で、これ以上なく綺麗に閉じてはいましたけど)。最後に物語を広げることにより、この上なくこの物語は閉じられたんだなぁと……多少は感傷的な気持ちになってしまいましたが、”文学少女”との出逢いで”半熟”の文字が取れ、一人前の作家の道を踏み出した快斗くんと、時が流れて”見習い”の文字が取れたかつての”文学少女”見習いの二人が、これから生み出していくであろう物語を幻視するのが、この物語なりの最後の贈りものなんでしょうね。

 なにはともあれ、これで”文学少女”シリーズも完結。野村美月先生、長い間お疲れ様でした。


・【感想】【ラノベ】"アクセル・ワールド〈8〉運命の連星
アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
(2011/06/10)
川原 礫

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「着装…“ザ・ディスティニー”」“ISSキット”に侵された“シアン・パイル”ことタクムへ、自分の思いを伝えるべく対戦を挑んだハルユキ。しかし、破格の力を得たタクムの前に、為す術もなく倒れる。体力ゲージが残り数ドットとなったハルユキだが、謎の山吹色のアバターの誘いを起点に、“加速世界”最強の強化外装をジェネレートする。「…それが、“災禍の鎧”本来の姿かい?」光の力を得た“クロウ”と、闇の力に染まった“パイル”、二人の心意が強く共鳴し合い、そして、激突した。それぞれの想いが絡み合い、ひとつの大きな物語へと収束したその先にあるものは―。


 ああん……またいいところで引き……
いいところで引いても、翌週に続きが読めるジャンプ漫画じゃないんだから、もう少し気持ちのいい読了感で終わらしてくれてもいいのにと思わなくもない。特に二冊連続(引きって意味じゃ三冊連続)で似たような引きで終わったものだから、余計に感じますね。

 タクムとハルの戦いは、前巻であれだけヤキモキさせられたわりには、あっさりした感じで幕を閉じたといいますか、チユリを含めた三人の絆を深めるためのカンフル剤だったのだなぁと思わされました。この一連の幼馴染み騒動の真意は、心意のマイナス面の結晶というべき憎悪の象徴に囚われたハルを、タクムとチユリが解放するための前振りなんでしょうね。ハルに救われたタクムが、今度はハルを救うみたいな(まあ次巻への持ち越し課題だけど)。

 前巻同様“加速世界”の秘密に近づく重要ワードやネタが随所に散りばめられており、全貌が明らかになるにつれてキナ臭く黒いイメージを受けるブレイン・バーストですが、今巻に登場した、己の心傷と向き合い、それを乗り越えた先にある心意技の第二段階のような希望が織り込まれている点も見逃せない。どうもGM自体が、ブレイン・バーストをどのように扱うか? どのような方向性に向かわせるかは、必要最低限の指針以外はプレイヤーに委ねている気がしますね。まあそれにしても八神はムリゲだけどなw

 今巻で特筆すべきは、アッシュ・ローラーのひと言といいますか。アッシュ・ローラーフラグが色んな意味で立ちすぎていることでしょうね。次巻の展開次第だけど、アッシュには黒のレギオンに加入してほしいなぁ……そしてあれだけリアルを勿体ぶってる以上……正体はカワイイ女の子であってほしい。希望としてはおとなしい系の女の子で、地味な自分を変えたいって願望から、あんなファンキーなバーストリンカーになっちゃたみたいなベタ展開でたのむ! そしてレギオン全女の子がハルユキ好き好きフラグを実現するしかない! そらタクムも劣等感抱くわw

 ここ数巻は幼馴染み三人組との絆の物語が多い関係で、黒雪姫先輩の出番が少ないので、先輩も出番の際には、ここぞとばかりハルにアグレッシブ・ラブラブアタックをかましてくるあたりが、いぢらしいやらなんやらで、微笑ましいw ガンバレ! 黒雪姫先輩超ガンバレ!

 P.S.アッシュのことがあったといえ、あれだけの意志力をもったハルがあっさりと”災禍の鎧”の発現を許してしまったのは、嬲られるアッシュの姿がサフラン・ブロッサムの最期の状況に似ていることも無関係じゃないんだろうなァ。


[ 2011/06/18 16:19 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

キミがそばにいることを当たり前に思ってた こんな日々がずっとずっと 続くんだと思ってたよ

 
 川上とも子さんのご冥福をお祈りいたします。
思い浮かぶのキャラは一杯あるのだけど、特に印象が強かったというか、自分が川上さんを意識しはじめたのは、ふしぎ遊戯の張宿(ちりこ)で、その後セガサターン版DESIREのティーナ、少女革命ウテナの天上ウテナ、宇宙海賊ミトの大冒険のミト、AIRの神尾観鈴……自分が好きだった様々な作品に息吹きを吹き込んで作品を彩ってくださった方でした。闘病中で休業されていたことは知っていましたが、あまりのも早すぎた……改めて川上とも子さんのご冥福をお祈りいたします。


・【感想】【漫画】NARUTO―ナルト― 56
NARUTO―ナルト― 56 (ジャンプコミックス)NARUTO―ナルト― 56 (ジャンプコミックス)
(2011/06/03)
岸本 斉史

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 なんとなく驚いたのは……この戦争エピソードを読んでて、早くナルトとサスケ出せよッ!! って思っている自分がいるところであろうか。。。 それぐらいには、この主人公の二人を好きにはなっていたんだな俺w それはそうと穢土転生チームの皆さんは、気持ちいいぐらいの再生怪人だなw


・【感想】【漫画】BLEACH―ブリーチ― 50
BLEACH―ブリーチ― 50 (ジャンプコミックス)BLEACH―ブリーチ― 50 (ジャンプコミックス)
(2011/06/03)
久保 帯人

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時は常に背後から迫り
唸りを上げて眼前に流れ去る

踏み止まれ
時がお前を美しい過去へと押し流そうと
どれほど牙を剥こうとも

前を見るな
お前の希望は背後に迫る
冥冥たる濁流の中にしか無い


 毎度おなじみブリーチ単行本オサレポエムコーナー! 今巻もいい感じにキレてます! あらゆる意味でな!w

 新キャラのリルカたんは織姫よりも可愛いと思うのだが……今巻で一番可愛いのは『ブタ肉さん』の中の人(職業:保父さん)だろう。


・【感想】【漫画】紅 kure-nai 7
紅 kure-nai 7 (ジャンプコミックス)紅 kure-nai 7 (ジャンプコミックス)
(2011/06/03)
山本 ヤマト

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 原作二巻"ギロチン"を下敷きに漫画版なりの肉付けをしている印象。漫画版独自で真九郎達と切彦の関係を深めてしまったので、良い悪いを置いておくとして、原作よりも心理的にドラマチックになっていると思います。原作はそこら辺がドライというか、どことなくシニカルな印象があるんですけどね。やっぱり文章で読ますのと、漫画で読ますとでは勝手が違うといいますか、原作に忠実に漫画化するとそこら辺が無味簡素になってしまう危惧もあったのでしょう。特に片山憲太郎氏特有の、淡々と現実の残酷さを語るやるせない感覚は、少年誌を舞台とするには親和性は高くはないように思えます。今巻の志具原理津のエピソードにしても、原作ではもう少し退廃的なイメージがあった気がします(原作読んだの昔すぎて忘れたw)。まあ、だからこそ原作の場合は、いつか自分達の人生を狂わせたテロ犯を自分の分まで殴ってほしいと、真九郎に願う、理津の最期が映えるわけですが。そこら辺も全体的にまろやかテイストになっちゃてますね。大筋は原作に沿っているだけに、セパレートして考え難いのですけど、そろそろ漫画版は漫画版としてセパレートして考えるべきかなと思ってきました。


・【感想】【漫画】魔法少女まどか☆マギカ (3)
魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/05/30)
原作:Magica Quartet、作画:ハノカゲ 他

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 アニメに続いて漫画版も完結。アニメを漫画化したのではなくアニメ脚本を漫画化した、珍しいパターンのコミカラズだったわけですが、アニメの情報量がパンパじゃないこの作品を無理なく漫画化出来ていたと思います(流石に今巻収録の9話から12話は情報量が膨大なので駆け足気味ではありますけど)。

 改めて顧みると、ほむほむの繰り返してきたことは、けして無駄ではなく、あの世界を産み出すのに必要な通過儀礼だったのだと(本人達からしてみれば、甚だ失礼な物言いではあるけども)。円環の理に導かれて、まどかに会えるその日まで、まどかの守った世界を守るために戦い続ける。ふと思い出したのネコっかわいがり!後日談の『WHAT A WONDERFUL WORLD』の一節。

 死んでいいなんて、誰が許してくれた? わたしの命はもうわたしのものじゃないんだ。それを思い出したら、こんなところで寝てられるか。

 苦痛に湧出したアドレナリンが絶望を蹴散らしていく。心なんて所詮、電気信号? それならそれで構わない。稲妻の導く方へ向かうだけだ。

 膝をついて、大地を蹴り上げる。立てる、歩ける、いや走れる!

 ノーマと約束した! フェイと約束した! 優作と約束した!!

 姉さん…あなたの娘をわたしは護る! フェイ、あなたのプライドをわたしは護る! 優作、あなたが愛したわたしを見てなさい!!

                    WHAT A WONDERFUL WORLDより抜粋


 ほむらの新しい願い。彼女の息吹を感じる、彼女の守った世界を守り続けること。円環の理に導かれるその瞬間まで。宇宙創世規模まで拡大した物語でありながら、本質はどこまでもガール・ミーツ・ガール。それはこの作品が守りきった矜持。

 この単行本版をもってまどか☆マギカという作品も一段落。この確実に2010年代を代表する作品のひとつと、リアルタイムで接することが出来たのは幸運でしたね。


・【感想】【漫画】魔法少女おりこ☆マギカ (1)
魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/05/12)
原案:Magica Quartet、漫画:ムラ黒江 他

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 怖いタッチで描かれたまどか☆マギカのスピンオフ作品。主人公がラスボスっぽいってイメージは面白くはあるものの、のっけから群像劇的な視点になるので読みにくさも感じる。とりあえず物語が全貌が見えてないので何とも言えないけども、後半の展開次第では化けそうな予感がします。


・【感想】【漫画】魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1)
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2011/05/12)
原案:Magica Quartet、原作:平松正樹 他

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 マミさんが望んだ魔法少女の仲間達が此所にいますw ちくしょう! マミさんも誘ってやれよ! あんなに仲間に飢えていたんだからw とりあえずは、かずみの記憶喪失が鍵なんだろうけど、記憶喪失前のかずみのことを知っているはずの同居人(海香とカオル)がそれに触れないことも怪しいなァ。おりこよりもライトな雰囲気だけど、どことなく反転しそうな予感がプンプンするのはマギカ作品群の宿命かw

[ 2011/06/12 19:27 ] 漫画 | TB(0) | CM(2)

搖れる心 それが罪なら 生きることは 罰だと言うの

 
 ガンダムシリーズ新作と、な!(挨拶)
シルエットだけなのでよくわからなくはあるけども、真っ当なガンダムっぽいイメージ。個人的にはGぐらいぶっ飛んだガンダムをそろそろ見たいと思ってるけど……時代が付いてこないか?w それはそうとこの意見には全面的に賛成! むしろ今ならコレしかない!w


・【感想】【ラノベ】イスカリオテ〈7〉
イスカリオテ〈7〉 (電撃文庫)イスカリオテ〈7〉 (電撃文庫)
(2011/05/10)
三田 誠

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人類を破滅に導く、“反救世主”によって開かれた『門』。イザヤは身を呈してそれに対抗し、世界には平和が訪れた。しかし、そこではイザヤの存在は人々の記憶から失われていた。例外的に記憶を留めていたノウェムは、ある日世界から駆逐されたはずの“獣”と遭遇する。しかも、それはノウェムにあることを囁きかけ―。そして事態は再び動き始める。はたしてイザヤの戦いの真実とは、そして真の最終決戦とは!?罪と罰のアイロニック・アクション、感動の完結編。


 最後までノウェムを可愛らしいと判断するのが私です。

 各巻で七つの大罪のそれぞれ一つをテーマに描かれてきたこの物語も、ついに今巻の"嫉妬"をもって完結。さて、この"嫉妬"という大罪ですが、実は起源である八つの枢要罪(暴食、色欲、強欲、憂鬱、憤怒、怠惰、虚飾、傲慢)の中にはなかったりします。後年に虚飾は傲慢に含まれ、憂鬱も怠惰に含まれ、その際に"嫉妬"が追加され現在の七つの大罪の形になった経緯があります。なぜ"嫉妬"という人間の中でもわかりやすい罪の形が、当初の段階で加えられていなかったのか? 個人的な愚考ですが、"嫉妬"という感情の裏側には(この場合表側と言うべきか?)、憧憬といったプラスの感情も含まれていたからではないでしょうか? 嫉妬、羨望、憧憬、ねたむ、うらやむ、あこがれる。憧れがあり、羨みがあるから、嫉妬する。

自分が手に入れられなかったものを羨み、願う心は、けして醜いだけではないと信じている。


 この英雄譚は、きっとこの言葉を語るためだけの物語。そして"嫉妬"のみならず、他の六つの大罪も人は少なからず内包しているもの。清濁併せ呑む、清と濁に分けた上で、あえて併せ呑む。どうせ切っても切りきれないものなのだ。聖者だって悪魔の誘惑に惑わされる、ならばただの人など不完全もいいところだろう。だから人間は判断をして清濁を併せ呑む、けして呑み込まれないように。この憧れを源泉とする物語は、そういう物語だったのでしょうね。

俺がみんなを守るから、誰か俺を守ってくれ・・・・・・
                                武装錬金より抜粋


 この作品の一つの歪みは、九諫也に代表される"英雄"という言葉でしょうね。英雄は人々を救うために戦う、痛みを堪え、血反吐を吐きながら……。ならば"英雄"を誰が守ってくれるのか? "英雄"の幸せは何処にあるのか? 守るべき人々の笑顔の中に自分がいない孤独感。そして潔癖で高潔すぎる精神故に、ただ神に祈り、笑顔で奇跡と救いを渇望する人間の原罪すらも許せなくなり、堕ちてしまった"英雄"の姿は悲劇としか言いようがない。"英雄"を貶めたものの正体は七つの大罪どころか美徳に類するものなのだから。極限まで硬く鋭く鍛え上げられた刀剣が、時に脆く砕けてしまうように、美徳の一辺倒だけでは人は脆く儚い。もし彼に上記に書いたような弱音を吐ける強さががあれば、物語は変わっていたかもしれないと思うとやるせない。

そりゃあ……英雄は、たくさんの人を救うかもしれねえよ。そんなのは英雄や救世主ぐらいにしかできねえかもしれねえよ!

だけどな!全部ひとりでやるほど、やってしまうほど、強くあるのはおかしいだろ!
       お前            お前                                 俺
だったら、英雄を救うのは、英雄に救われた──お前に憧れた、ただの人の仕事なんだよ!
       ただの人
だから・・・俺たちから、その仕事を奪うなよ


 英雄は人々を救う。ならば英雄を救うのは? その問いに対する答えはイザヤの弁をもって雄弁に語られる。英雄に救われ、英雄に憧れた人間の仕事なのでしょう。そして英雄を"英雄"などという記号ではなく血肉の通った人間として接することなのでしょうね。諫也とイザヤ。同じではない同じ人間に差があったとすれば、イザヤにはイザヤをただイザヤとして見てくれるノウェムの存在があったからなんでしょうね。

 最後にこの物語は作者のあとがきの言葉…

「それでも、あなたのいるこの現実は素晴らしい」
他の誰でもなく、あなたの人生にあなたがいるのだから、それだけできっと素晴らしいはずなのだと、信じています。


 この言葉に帰結するのでしょう。イザヤとノウェムの二人の関係、二人が紡いできた物語、これから始まるであろう物語は、本当にこの言葉を語っていたんだなァと完結をもって実感しました。

 全七巻と長いようで短かったこの物語も、これにて完結。電撃での次回作はしばらく間が空くようですが、三田誠氏の次回作も楽しみにしております。おつかれさまでした。


・【感想】【ラノベ】10歳の保健体育3
10歳の保健体育3 (一迅社文庫)10歳の保健体育3 (一迅社文庫)
(2011/05/20)
竹井 10日

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静姫と翠蓮がイギリスに旅立って、はみるたちは寂しい毎日を送っていた。そんなある日、はみるのクラスに1人の転校生がやってくる。その美少女は、ジュリエット・H・ゼッターロッシュ、10歳。すごく可愛いうえに人当たりもすごくいいジュリエットは、その日のうちにすぐにはみると仲良くなる。放課後になって、ジュリエットの保護者の兄がやってくるという。そこに現れたのは…。新たな10歳児キャラも登場し、怒濤の新展開を迎えるハートフル歳の差ラブコメ第3弾。


 はい、いつも通りの脊髄反射で書かれた竹井10日作品です。会話の妙を楽しむ作品であって、それ以上でもそれ以下でもないw とりあえず静姫ちゃんと翠蓮のイギリス留学のオチはよめたというか、こーなって当然だわなぁ……みたいな、作品への理解が僕の中で育まれていて驚いた。まったく懐が深いんだか浅いんだかよくわからない作品だw まあ端的に言うと"あきらめた"って言葉が一番最適かと(静姫ちゃんをみる静姫ラバーズ達のような目でw)。

 そんなわけで(どんなわけだ?)、以前から懸念されていた……タイトルが"10歳の保健体育"なのに、10歳児が少ねぇーじゃん! 保健体育なのに保健体育してねぇーじゃん! みたない不満に答えてみました的、10歳児増量と、取って付けた保健体育授業でお送りする10歳の保健体育3。このまま倍々ゲームでいけば"山風忍の100人兵団編"のごとく"姫武静姫の100人10歳児編"がいけそうですね。なんて素敵なぱらいそー! もうこのシリーズは、このカラーのままでどこまでも逝ってくれてお釣りは結構です。日本でもっとも"うっちゃり"をかまされる10歳児はみさんの行く末を何処までも見守ろうと思いますw


・【感想】【ラノベ】変態王子と笑わない猫。3
変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。3 (MF文庫J)
(2011/05/25)
さがら総

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体育祭が迫る九月の朝。のどかな二人乗りの最中、ちっちゃな宇宙怪獣ツインテールが降ってきた。『完璧』な笑い方をするその女の子は、ぼくにロケットダイブして、「にひー。だーれだ!」「え?」「よーとおにーちゃん、だいすき!」「えええ!?」「どういうことですか」「え?」「どういうことですかロリペドさん」「ええええ!?」――そして平穏だった学校に『笑わない猫』の笑う声がする。校舎はイタリア、水着が制服、横寺王子は今日もみんなの人気者! ……いやいや待てよ、なにがどうしてこうなった。もしかして、ぼくを悩ませ続ける『小豆梓問題』と関係が――? 大人気爽やか系変態ラブコメ第3弾! 今度は妹王座決定戦だ!(逆襲? う、うん!)


 表紙が鋼鉄の王ではなくて、まさかの新キャラ。まあ、王様は……バカだから仕方ないなw

 2巻の予告だと"逆襲の小豆梓"だったはずなのに……蓋を開けてみたら"棚からぼた餅の小豆梓(餡子増量中)"みたいな印象だったのは、如何なことかと!(まあ豆可愛いからいいやw)。小豆メインじゃなきゃ、新キャラがメインで進むのかと思えば、新キャラのエミは狂言回しではあるものの、筒隠(妹)がキーパーソンだったように思える物語でした。変態王子が感じた百パーセント完璧なエミの笑顔は、一体誰からの借りモノだったのか? 昔の記憶の一部を忘れている変態王子に、筒隠家に伝わる猫神の動向と、なにぶんネタ蒔きの巻だったと言うか次巻以降への持ち越しネタが多い印象なので、物語的に散漫で読みにくい印象を受けるかもですが、群像的な広がりをみせてきたとも言えるので、次巻以降の物語の広がりに期待。あえてオスカー・ワイルドの『幸福な王子』ネタを猫神が持ち出してきたのも意味深だなぁ。


・【感想】【ラノベ】僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版
僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版 (MF文庫J)僕は友達が少ない6 ドラマCD付き特装版 (MF文庫J)
(2011/05/25)
平坂読

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理科の発明品がきっかけで、夜空と小鷹の秘密が他の部員たちにもバレてしまった。『元友達』という(友達がいない人にとっては)極めて特別な関係を前にして、隣人部の人間関係にも変化が…!?一方そのころ、学園の他の生徒たちは一ヶ月後に迫った学校生活最大のイベント、学園祭に向けて盛り上がっていた。いつかリア充になったときのため、隣人部も学園祭に向けて動き出―そうとするのだが…。例によって迷走を繰り広げる彼らは、果たして学園祭を成功させることができるのか!?青春ラブコメ第六弾。ドラマCD付き特装版。


 あっさりと夜空と小鷹の秘密をバラしちゃうあたりが、この作品のカラーらしいというか、読者をヤキモキさせても何事もないあたりが平坂作品の真骨頂w それとなく自分の優位性を誇示する夜空は女の子だねぇ……挑発するようで、内心ではこの発言で隣人部の関係が壊れたらどうしようと、怖くて仕方ないあたりが、なんとも言えない可愛らしさだなw 対する肉も夜空の冗談ネタとはいえ、自分のことを夜空がよく理解してくれているところに嬉しさを感じているあたりが可愛らしい。ほんとこいつ等は可愛らしい……残念だけどw とりあえずいつも通り、小鷹爆散して最微塵となれ!と言っておく。

 次巻あたりは肉と小鷹の親公認ネタが再燃しそうだけど、まあ"はがない"のことなので、さらりとスルーされても驚きはしない。それよりも肉パパこと天馬(ペガサス)さんの再登場の方が楽しみでならない俺ガイル(ペガサスさんは、この作品で一番可愛らしいお人だと思う……異論は認めないw)。

 P.S.番外編『禁じられた遊び』で、一番残念な人間が珍しく小鷹であることに異論はないが……ドラマCD版で声の付いた肉の残念力は異常! 声の力は恐ろしいわw あと小鳩たんマジ天使w

[ 2011/06/06 16:53 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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ふきにゃ

Author:ふきにゃ
エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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