もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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熱く純な涙あふれそうで 我慢してても 我慢しきれない だったらやるべきよ! 力ずくも 愛の奥義でしょ

 
 やっとまじこい!の感想上がった!(挨拶)
ちょびちょび書いてたんだけど、難産だったと言うか……ぶっちゃけラブプラスが邪魔してたw



・【感想】【エロゲ】真剣で私に恋しなさい!
真剣で私に恋しなさい!  初回版真剣で私に恋しなさい! 初回版
(2009/08/28)
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 終わらすのが惜しいと思わせる、作品を評価する上で大きな指針のひとつだと思う。この作品の場合はまさにそのケース。その実、前作の"君が主で執事が俺で"を消化不良と思っていたところがあったのですけど、そういった意味では今作は大満足。
しかしまあ、基本的にはいままでのタカヒロ氏の作品となんら変わるところはないんですよ。特別大きなどんでん返しがあるわけでもなく感涙系でもなく、ただキャラ達のドタバタ日常を描くことに終始してる。きみあるとの差はキャラメイクの練度と、やっぱりタカヒロ氏はお屋敷という閉鎖的空間より、その個性的なキャラを活かせる学園という広い空間の方がイキイキとしてシナリオを描けていますね。ぶっちゃけタカヒロキャラを動かすにはお屋敷は狭かった(この業界ホント館モノ鬼門だなw)。
プレイしていて思うのですが、おそらくタカヒロ氏の場合は、まずキャラを作ってそのキャラのパーソナルを元にシナリオを構築していくタイプなのでしょう。俗に言うキャラが勝手に動き出すって表現されるヤツ。過去作同様、相変わらず過程に対してエンドが尻すぼみ的だったり雑なところはあるものの、今作の場合は弱点を克服するのではなく、武器である持ち味を徹底して強化してきたなと思いました。それこそ欠点を吹き飛ばすぐらいに(声優布陣、ニッチネタ共に最高峰でしょう)。

……といっても細かいと言うと雑なところや、う~ん?と首を傾げる展開も目にはつくんですけどね。そこら辺を踏まえてヒロイン別での感想を隔離で(ネタバレ全開)。

 
 
 メインキャラ個別にての考察。サブキャラについては、さほど感銘を受けなかったので省きます。
なお個別キャラの考察からはマイナス的な評価が多いですが、あくまで批判的な信者あるべきだという精神からの苦言かと思っていただければ幸いです。


・クリスティアーネ・フルードリヒ:自立
 流石に最初に攻略推奨と言われるだけあり、プレイヤーの心を鷲づかみする可愛らしさを備えられたお嬢様。ドイツでお姫様のように蝶よ花よと溺愛されてただけあり、穢れ知らずで世間知らずの真っ直ぐな気質。結果として物語的に便利に扱われたなって感じはある。この作品の骨子になる風間ファミリーという閉鎖的コミューンの特異性を表現するためには新参者の存在、それも物事をズバっと言い放つ気質のキャラが必要であり、それを一手に引き受けてしまったなァという感はある。まあそれによりKYというある意味萌え要素が決定づけられたのだから結果オーライとは言えるんだけど……多少可哀想。
導入部の廃ビル騒動においてクリスの発言は確かにKYに思えるけども、その実コミューンに誘ったのは大和達の方であり説明もなく仲間に引き込み、何気ないひと言で自分たちの聖域が汚されたと怒り狂うのはお門違いに思える。その程度で怒るなら始めから仲間なんか増やそうとせずにいつまでも閉じた輪のコミューンでいろよ。その実、新規参入であるクリスにファミリーの大切なモノを否定させることにより、風間ファミリーというコミューンの仲間をなにより大切するってことを印象づけつつ、クリスとまゆっちが仲間になるための通過儀礼をしたかったんだろうけど、いくらクリスがKYでも彼女の性根を考えれば、あのタイミングでみんなが大切してるものを否定するようなことは、普通言わないだろうよ。演出のためとはいえ些か無理矢理でひどい扱いだと思う。また、この一件は風間ファミリーの持つもう一つの側面である極めて閉鎖的なコミューンであることを印象づけるエピソードであり、後々にその在り方が変容していく間口となるきっかけの一つになるエピソードかと思えば、最後まであんまり変わらない。なんとなくクリスは怒られ損ですよ。
この危うさは最終シナリオであるリュウゼツラン・ルートでも問われるのですけど、最終的に明確な答えはでなかった。明らかにこの作品の瑕疵といえる(作品自体は面白かったし、エンターテインメントとしては"つよきす"より"まじこい"の方が上回ってるかと思うんですけど、自分にとって"まじこい"より"つよきす"の方が評価的に上なのはそこら辺の一貫性のなさであり、対馬ファミリーにあって風間ファミリーにないものだと思います)。

そこら辺の物語構成上の話はおいておくとして、クリスというキャラ単体で語ると実に可愛らしい。テーマ的にはお嬢様キャラのクリスが親から自立する話ではあるんだけど、そんなテーマはどーでもいいと思うぐらいにクリスが可愛い。物語が進めば進むほどにそのポンコツっぷりが浮き彫りなってくる……こんな可愛らしい生き物を引き留めるためならば、大和でなくても夜這いをかけて繋ぎ止めるわな(知略じゃなくてチン略の方が優れている軍師大和、そこにシビれる!あこがれるゥ!)w
いままで父親の言うことに逆らったことのない箱入り娘が初めて父親に逆らい自分の意見をのべる。学校を辞めてまで、クリスの父親を認めさせるために二人で自立しようとする大和とクリス。父親は父親で娘の成長に半分折れかかってはいるものの、親として乗り越えるべき壁として立ちふさがる。そして仲間達は大和とクリスの意志を尊重しつつそれとなく力になる。この構図はいいんだけど、それを魅せるための手段が雑というかなんと言うか……いきなりドイツに行くところとか、なんかよくわからない敵戦士とか……真面目にならないといけないところでも笑いを入れようという心意気は買うんだけど、巫山戯すぎというか大雑把すぎるのでラストに向かうにつれ尻すぼみになっていく。そこら辺の塩梅がタカヒロ氏は圧倒的に下手だと思う。これは過去作含めてすべての作品でいえることであり、今後の課題だと思います(まあ、何処に重を置くかなんでしょうけど)。


・川神百代:性(サガ)
 タカヒロテンプレお姉様w
弟として生まれたからには姉に溺愛されなければダメなんです。少なくともタカヒロワールドではそうなんです。僕たちはこの様式美を愛しますw
とりあえず過去作合わせてタカヒロ作品最強キャラ。一騎当千ううん一騎当億ぐらい。ただそこに突っ立てるだけでも、私の戦闘力は53万です。とか言いそうな感じ。その分、過去作の最強キャラと比べるとピーキーと言うか修羅道と言うか……押さえきれない戦闘衝動を抱える心に牙を持つ闘士。奈須作品風に言うなら起源は『闘争』。
百代の場合は生来持っている気質なので根本的解決策はない。それを無くしてしまうということは彼女自身が別のものになってしまうことを意味するから。妥協案として戦闘衝動を抑えるために人生は闘いだけじゃないってことを彼女自身に自覚させて、他の方面にも夢中になれることを示すことであり、大和が百代に相応しい男を目指し百代の鞘となるために努力する物語なんだけど……ぶっちゃければ百代が圧倒的すぎて追いつかない(強さではなくキャラインパクト的な話)。正直あの程度のプッシュで認められるのであれば後に語ることになるけど、一子に申し訳ない気がしてならない。
手っ取り早く、百代に大和の男気を伝えるためには、大和自身が百代を打ち負かす方策が有効なんだけど、それこそ無理無理無理、人と闘っとる気がせんのメソッドです。故に大和のとった方策は自分のステージに百代を上げて(自分から上がってましたがw)得意の知略で嵌めることにより間接的に勝つって手段なんだけど……正直こすいw それこそいっそ、過去話のキャップみたいに殴られようが蹴られようが折れない頑なさをみせるぐらいの気概を魅せた方が物語的には説得力があったように思える。二番煎じだけどw
まあ、百代が落ちる過程の薄さには不満があるものの、"真剣で私に恋しなさい!"というタイトルから考えれば、一番タイトル通りのシナリオなのかもしれません。まあ、生半可な覚悟じゃつき合えんわな…こんな最強で最凶で最高の女とはw
ラスト直前で百代の笑顔をみたキャップが恋に目覚める展開があるけど、クリス同様にKYと言うか悲しい。キャップが見惚れた百代の笑顔は大和に向けられたものなのだから。初めて恋を自覚した瞬間に失恋が決まってしまっているのだから涙無しには語れない。作品全体を見たときに一回ぐらいは大和をキャップに勝たせるシナリオが必要だと思うんでこれはこれで良いエピソードだったと思う……惜しむらくは百代が大和に惚れる展開がもっと丁寧に描かれていれば、もっと良いシーンになったのにって事かな。


・黛由紀江:孤独
 実にむしゃぶりつきたくなるいい尻をしてます。あの料理をしている後ろ姿のCGはGJと言わざる得ない。
笑いにツッコミにそれこそ清涼剤的役割として作品的に背負わされてる役目は大きいものの、その実肝心の個別シナリオでは一番割を食った人。実際問題まゆっちの抱えてる問題だけの話であれば中盤の総理ネタはいらない。
彼女の問題は幼少期の孤独から端を発するもの。剣聖の娘として周囲から特別扱いされ、奇しくも父親をも遙かに凌ぐ才能を有していた彼女が同世代から孤立していたったのは仕方のないことだったのでしょう。加えて育った場所が田舎ってこともあり、元々同世代の子供も少なかったのでしょうね。彼女にとって幸運だったのは剣の修行自体は好きだったことでしょう。これにより曲がらずに成長出来たところはあったんだと思います。しかし、それでも寂しかったんでしょう、その孤独を埋めるために生み出されたのが松風というある意味第二の人格。まあ傍から見てる分には自作自演の三文芝居ではあるんだけど、心の自浄作用として幼少期の彼女には必要だったのでしょう。ここで特筆すべきはまゆっち自身は人見知りだけども、松風を通すことにより会話もできるし大切なことも伝えられるって事。松風自身がまゆっちと根源を同じにするものであるのだから、松風から紡がれる言の葉はまゆっち自身のものと言える。つまり彼女は最初から他者とコミュニケーションを取ることができるのです。ただ彼女に足らなかったのは、幼少期が孤独だったから他者との距離感を計りかねることと、ほんの少し勇気だけ。故に風間ファミリーに迎え入れられた時点で問題の8割程度は解決してるといえる。本作で二度まゆっち自身の在り方を大きく斬られる出来事があり、一つ目が百代に言われた、他人の顔色を伺いすぎなところ。もう一つが風間ファミリー以外での初めての友達伊予から言われた、大切な事は松風の口から言わせること。両方ともアレですよね、他者との距離感を計りかねてるだけなんですよね。幼少期における圧倒的な経験値不足による弊害。ただそれだけであり、それすらもほんの一歩踏み出すだけで解決できる事柄。川神に来る前ならいざ知らず、今ではもう様々な人に受け入れられて成長したまゆっちであれば踏み出せる一歩。ほんとそれだけの物語なんですよね。まあ総理ネタも、その一歩を踏み出すための成長の一環ともいえるけど、いかんせんテーマエピソードより長いのはいかがなモノかとw
ラストで松風を受け入れて、まゆっちと松風が1つの人格として生きていくと決意したシーンは、まゆっちには悪いと思ったけど惜しいッ!って思ってしまったw(それほどまでに九条信乃嬢の演技も相まって松風のキャラが素晴らしかった)。このシーン自体はそれこそ自作自演の極みなんだけど……不覚にもジーンときちゃった。もう笑っていいのか泣いていいのか(二人の意志を汲み取って、松風に別れの挨拶をする風間ファミリーの面々がまたいいんだ)w
結局、彼女自身松風との掛け合いその面白さを含めて、かなりの完璧キャラで物語的につけいる隙が無く動かしきれてなかった印象を受けましたね。キャラが魅力的なだけ実に残念な気がします。


・川神一子:才能
 努力型の秀才少女。
野球が好きで好きで人一倍練習して頑張り続けたら必ずイチローのように成れるかと言えば否である。成れる人もいるだろうけど、殆どの人が成れないでしょう。悲しいけれど世の中にはどうしようもない才能の壁があり、その一線が大成するか否かを分ける。自分は天才なんて言う胡散臭い言葉は信じてはいないクチで、天才と呼ばれる人たちも見えないところで人一倍努力をしている秀才だと思っています(もし何も努力せずにその分野で大成できるのであればそれはもはや突然変異の異能)。しかしなから、やはりセンスと言うか才能と呼ばれるものは確かにあって、その才能を運良く見出せてそれを下地にけっして胡座をかくことなく磨き続ける人こそが数多の分野で名を馳せてる人達なのでしょう。確かに才能の無い人間でも努力により、この才能と言う永久凍壁のようなぶ厚い壁を薄氷の厚さまでは縮めることは出来るかもしれませんが、才能のある人間だって同じように努力を続けているのです。その分野での頂点ともなろうとやはり僅かな差が明暗を分けることとなる。一子が目指す世界はそのような世界。武門の誉れ川神院、史上最強の人材を輩出する武道の総本山。悲しいけれどこの世界で大成できる才能は一子に備わってはなかった。実にこの作品にしては重く生臭い物語である。
このルートの掲げるテーマは個人的にはよくわかりますし、一子の可愛らしさも相まって、一番好きなルートではあるんですよ。ただ、痛快エンターテインメントであるところのまじこいとしてはどうなんだろうか? 義姉である百代の力になる事、川神院の師範代となって百代の補佐をすることが一子の目標であり夢。物語中盤の彼女の頑張りを知っているから、どうしても夢を掴んで欲しいと思っちゃうなァ…努力により才能に肉薄できる姿を個人的には見たかった(現実は甘くはないけど、作品のもってる雰囲気としてね)。
また、このルートでは、またまたクリスのKY能力が発動する。百代に一太刀でも入れることが川神院で修行を続ける条件であり、その為には武祭に優勝して百代とのエキビジョンマッチ権を手にする必要があるのに……どーしてこの娘は空気を読まずに出てきちゃうかなァw(まあ、そんな人生の岐路が賭かってるとは知らなかったんだけど、教えとけよ大和w)。といっても、クリとしては純粋に大舞台で自分の力を試したかった、一子と闘ってみたかっただけの好奇心であり、よしんばここでクリス抜きで勝ち進み百代に一太刀浴びせられたとしても、問題の先送りなだけで遠くない将来にまた同じ壁にぶつかることになったでしょう。この武祭でクリを圧倒できる実力を魅せれるならまだしも。いやまあそれでもKYですけどね(一番のKYは一子に一子の目指した武の頂点の世界をみせるためにじじぃと本気で闘う百代だけど……そら努力うんぬんでどーにかなるレベルじゃねぇーよ!おまいらの闘いは念能力とか気攻波とかの異能じゃんかよ!w)。
現実的に考えれば、早い時期に夢を見直すことが出来て一子は運がよかったと言えるんだけど、切ねぇなァ……。彼女の場合は夢が百代の役に立つってことで、別に師範代だけが道ではなかったことが幸いして新たな道に進むことができたけど、ケースによってはスッパリ道を断ち切られる場合もあって、やっぱりままならねぇですね。人生。
結局この物語のテーマは、たとえ志し半ばで夢が破れたとしても、その後の人生において、今までの努力を糧にするかそれとも無駄な努力にするかって話であり。結局は立ち直るも腐るも自分の心の持ち方次第。そしてそんな時、厳しくも優しく支えてくれる仲間は得難く素晴らしいものって話であり、その点においてまじこい世界は優しさで構成されている。とにかく一子にガンバレとエールを贈り続けたいシナリオでした。


・椎名京:依存
 シナリオ的キーパーソンかと思えば、そーでもなかった京ちゃん。
幼い頃、イジメから救ってくれた大和と風間ファミリーを何よりも大切にする京。大和大好きっ娘の京は事ある事にラブラブ光線を大和に送くるのだけど、ことごとくスルーされる。これが京ルート以外の風間ファミリーのデフォの風景であり、大和としても京のことは好ましく思ってはいるけど、京の重すぎる想いを現状では受け止め切れる決意がない。その決意が出来て向かい合おうするシナリオが京ルートであり、大和に依存的な京が依存だけではダメだと諭され脱却する物語。
このシナリオの場合、京の依存がテーマなのだけど、大和に依存しすぎる京は一度は依存しすぎはダメと諭されそれを勘違いして、大和の次に大切な風間ファミリーとの関係に依存しようとする。元々、京の場合は仲間だけいればいいと言う危うい思想であり、それが爆発したとも言える。大和ばっかりに依存しちゃダメだ……もっと他者とも関わらないと=大和以外の仲間であり、今まで他者を廃絶してきた彼女にとっての瑕疵。奇しくも風間ファミリーって閉鎖的コミューンの弊害であり縮図なんだけど、それがコミューンの変化のきっかけになるかと言えば、そんなこともなく変わらない。この恒久性はここまで来ると呆れるというか美事というか……書き手が意図して放棄してるのかと勘ぐってしまうわw(根源が放置だから京のエピソードが薄っぺらく感じる)。
まあ、一度大和に突き放され一人で必死に頑張ろうとする京の姿は尊いし(特に脱衣所のシーンとか神)。なにより、このシナリオで特筆すべきは、あれだけKYだったクリが空気読んだってことでしょうかw おぢさん思わずクリの成長にもらい泣きしちゃったよ…よかったなぁ、よかったなぁ……やっと空気読ませて貰えてよかったなァ……(注:京シナリオですこの話)。やはり思考のループに陥ってる京を大和達の言ってることを理解してないッ!と一喝するクリスのシーンはまじこい屈指の名シーンだと思う。エピローグの月日が流れたシーンで、なんだかんだ一番会ってるがクリスだって事をみても親友ってのはこうした出来事を経て得られるもんだよなぁとジーンとしてしまった。
まあ、つき合うことがきっかけで、人間的に良い方向に成長する恋愛ADVとしては王道展開であり個別ルーとしては満足してます(シナリオ展開としては至極あっさりしてるけど)。ただ、ラストのまろを殴る殴らないの選択肢はこの期に及んでいらないだろ!最終的にキャップがオチつけるのはどうかと、京の決意と努力を間近でみてきた大和なら選択の余地なんて無いのにねぇ。計算高いのはいいけど、主人公として株を落としてどーするよ。
京の抱えるトラウマとファミリーの抱える問題を巧くリンクできれば、もっと良いシナリオになったんじゃないかなぁと思いますね。


・リュウゼツラン:仲間
 メインヒロイン個別ルートをクリアしたらプレイできる最終ルート。
その実一番嫌いなルートだと言える。風間ファミリーの一同が敵対する勢力に対して己が持てる力を振り絞って闘うといった展開は王道なのかもしれませんけど、実に稚拙な物語。
何度も述べた閉鎖的という風間ファミリーの欠点が浮き彫りになったシナリオであり、それを改修するためのエピソードであればなんら問題なかったのだけど、お世辞にも出来てるとは言えない。特に感じるのが作中でのモロ行動ですね。ファミリーに危害を及ぼした相手とはいえ、倒れてる相手を踏みつけて、こんなヤツ殺してもいいんだ発言……京以上にファミリーに固執してるところはあり、もともと危ういところはあるキャラだけど、これはいただけない。モロの仲間優先を印象づけるにしても、よくないシーン。これが仲間の誰かが咎めれるのであればまだしも、止めはせど咎めはしない。これじゃ家族以外どうでもいいと言ってる板垣ファミリーと何ら違いがない。この抗争も所詮火に火で対抗する大人げない喧嘩になり下がってしまう。ここら辺のやりとりというか、タカヒロ氏の書く展開は大変シニカルで共通ルートの窓ガラスを割ってまわる小学生みたいなシーンのためだけの投げっぱなしなところが多々ある。作品イメージでみればもっとアフターケアして然るべきだろと思うんだけどなァ(非現実的な展開を好んで書くくせに妙なところで現実的というか冷淡というか…)。
だから、この騒動の黒幕であるマロードから風間ファミリーは閉鎖的と指摘されても、なにも言い返すことができない。たとえユキの過去から後ろめたさを感じていた事を差し引いても言い返せなかったでしょうね。そうしてこなかったし彼ら自身が必要と思って無かったから。クリスやまゆっちを仲間に引き入れたのは意識的に思うところがあったんだろうけど、全体としてみればやっぱり閉鎖的で近寄りがたくはあるコミューンだと思う。最後にあっさり源さんを引き入れたけど、いまさらというかなんというか。。。まあ一生の仲間って言われたら10人なんて多すぎるかもしれませんけどねぇ、やっぱり会話の節々で仲間以外にシニカルなメンバーの言が目に付いちゃうんですよ。ここら辺の事を完全とまでは言わなくても未来に展望が期待できるだけのオチを期待してたんですけど、やっぱりここら辺の欠落はこの作品の明らかな瑕疵だと思います。


総括すると面白かったんですけど、やっぱりエンターテインメントに固執するばかりに丁寧にやらなければいけない柔らかなところを練りきらずに、派手なところにばっかり力を注ぎきったって感は否めないですね。ここら辺の雑なところ、特にラストにかけて尻すぼみになっていく画竜点睛に欠けるところがあるので次作以降で是正できれば、もっと良い物が作れると思いますし、これから業界を牽引していけるだけのポテンシャルをもったメーカーさんだと思います。苦言はいいましたが全て期待の裏返しです。最初に述べたとおり、まじこい全体でみたときには実に満足しております。


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[ 2009/09/13 19:32 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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