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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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もしも叶うなら 肉体という ハードウェアからも 軛 解き放つよ

 
 今日から俺の仕事は白光のヴァルーシアです(挨拶)
しかしいつもながら、このシリーズのRitaの仕事は実に素晴らしい。


・【感想】【漫画】ハチワンダイバー 13
ハチワンダイバー 13 (ヤングジャンプコミックス)ハチワンダイバー 13 (ヤングジャンプコミックス)
(2009/11/19)
柴田 ヨクサル

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 超美人100人だっていずれババァ100人だ 旬は逃すなメソッドであり、これが老獪というものだのメソッド。そして菅田の出番はなしw


【感想】【小説】神林長平トリビュート
神林長平トリビュート神林長平トリビュート
(2009/11)
早川書房編集部

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 ふむん、どいつもこいつも神林長平作品が好きですね。まず好感が高いのは、この参加者全員が神林作品を好きだと言うことが伝わってくる姿勢であり雰囲気であろうか。

 今の若い世代に神林長平を説明するならば、OVA戦闘妖精雪風の原作者と言うのがてっとり早いのかな? 自分の場合も20年ぐらい前に"敵は海賊"のOVAを観て、それに触発されて神林作品を読み始めた経緯あるので、まあ世代は違うけども人のことは言えない。いつの世もミーハーな感覚は物事の導入に際して力強い原動力なのです。

 閑話休題、この作品の素晴らしきかなは、神林長平という今も昔もSF小説業界を代表する才人のセカイを、新世代の作家がトリビュートという名を借りて挑戦してる点でありましょうか。様々なアイデア・技法・手法を駆使して、神林作品のアンソロジーという枷すらも武器に変え、ある人は大胆に、ある人は繊細に、それでいてどれも神林セカイであり得る妙。偶然にも、このトリビュートされている作品全てと、トリビュートに参加されてる作家さん全員の作品に触れていた事もあってよく分かるのですが、各作品ともまさしく原典をリスペクトしながらも、各々の作家でしか書き得ない逸品に仕上がってます。どの作品も神林作品でありながら、参加者の個性がよくでた、その作家オリジナルの作品。まさしくトリビュート・アルバムの様相。故に神林長平トリビュートというタイトルはこの上なく相応しい(神林長平氏の序文を読んでいると、本人は若干くすぐったそうな感はあったけどw)。

 簡単に各エピソードの雑感を。

・狐と踊れ(桜坂 洋):輝ける神林長平作品デビュー作であり、このトリビュートの頭を飾るのに相応しい作品。人間から胃が逃げ出す荒唐無稽な内容に当時面食らった記憶がありますが、原作が胃に逃げられた人間視点だったのに対して、トリビュート版は人間から逃げ出した胃を主人公に据えて、彼らの胃生を描いてる、更に輪をかけて荒唐無稽な物語になっているのが面白い。

・七胴落とし(辻村 深月):原作は感応力と呼ばれる超能力をもった子供達の物語。この感応力は子供しか持ち得ず、それ失うことにより大人になってしまうこと。それを恐れる主人公・三日月の焦燥を色濃く描いていた作品(今にして思えば感応力を邪気眼と置き換えて読んでみると面白かもしれない)。対してトリビュート版は世界観も設定も大胆に改変されており、その到達点は真逆とさえ言える。原作の感応力を猫と話せると置き換え、子供は猫に色々と教えて貰う。そしてやがて子供は猫と話せる事を忘れてしまい、大人となる。それは悪いことではなく生きる上で必要な通過儀礼。

・完璧な涙(仁木 稔):銀妖子と呼ばれる正体不明の存在に支えられる、ほとんど砂漠となってしまった世界に生きる無感情な少年・本海宥現(もとみひろみ)と、砂漠で旅賊として生きる不死の存在、魔姫(まき)とが出逢う事から始まる、時空を越えたラブロマンス(実際はもっと複雑なテーマなんだけど割愛)。トリビュート版は別れ別れになってしまった、宥現と魔姫が再び出逢うまでを描いたエピソード。神林作品史上でも、最高レベルに魔性の女と言える魔姫を実に妖しく、瑞々しく、それでいて恋する乙女として描いている筆力は素晴らしい。まさにファム・ファタールの名に相応しい。
このエピソードで砂漠で魔姫と出逢うことになる人物と、原作でレイラから生まれた魔姫と再び出逢うことになる宥現との対比が実にエグく原作ファンもニヤリと出来ること受けあいである。

・死して咲く花、実のある夢(円城 塔):この世には二種類の人間がいる。死んでいることに気づいている者と、そうでない人間の二種類。この謳い文句から始まる死生観を、箱の中の猫(シュレディンガーの猫)に見立てられた登場人物達を通して、滑稽に、それでいて量子学・仏学的に描いた怪作。対してトリビュート版は、何処ともしれない未来で語られる実験を通して語られる死生観。箱の中の猫の方が箱から目覚めたら宇宙が滅びてる可能性を実験してるって物言いは実にユニーク。

・魂の駆動体(森 深紅):未来において自動車は全自動となり、本当の意味で自動車となってしまった。とある老人ホームで隠居生活をする元エンジニアの老人二人が、昔を懐かしみ自分たちが乗りたいと思うガソリン車の設計図を描くことから始まる工学SF。彼らの描いた設計図は未来を越え、やがて彼らの元に戻ってくる。実際に車を作りたいという情熱と共に。トリビュート版は、ホントに老人達が車を作ってしまうアグレッシブさ。人はより便利になるように文明を発達させながらも、逆に不便さというか面倒臭さをも求める。自動車ではなく、あくまでクルマを求めた老人二人はまさにそのタイプ。原作の想いが未来を越えるのに対して、トリビュート版では想いが世代を越えて受け継がれる。実に対比が楽しい一作でした。

・敵は海賊(虚淵 玄):言わずと知れた、神林氏の代表作の一つ。氏の作品の中でも、一、二を争うほどエンターテインメント性に溢れた作品。海賊課の刑事・ラテルとその相棒の黒猫型宇宙人・アプロの二人組の刑事と彼らが乗艦する対コンピューターフリゲート艦のA級知性体・ラジェンドラ。彼らと伝説の海賊・所椁サ(ヨウメイ)との対峙を描いた作品で、実に魅力的なキャラに溢れたシリーズ。対してトリビュート版は、他の神林作品に代表される氏特有の自己に対する問答をメインにしており、実に敵海らしくないのだけど、ラストまで読むとなるほどなるほど敵海でしかあり得ないと思わせる。原作ファンになら、所椁サとラック・ジュビリーが話してたトイレの扉のプログラムの話と言えば、あぁ、あのエピソードかとニヤリとされる方も多いと思われる。彼が狩猟の女神の名を冠した相棒を手に入れる物語。

・我語りて世界あり(元長 柾木):無個性な世界を舞台に、名前を付けられた3人の子供だけが個性を持ち、彼らは過去の人間の情報から、それに擬態して追体験する遊びに興じる。そして彼らを見つめる語り手としての名を持たない"わたし"の存在。言葉と自己をテーマにしている実に神林氏らしい作品。対してトリビュート版は……これは元長作品であると断ずるになんの躊躇いもない内容w 実に元長柾木という作家がテーマに掲げてるものは、我語りて世界ありと通ずるものがあり、氏の全死大戦に代表される可能性マトリクスと自走性システムの闘争は、どこか神林世界を臭わす。sense offの認識によって世界を変える認識力学なんかは、その最たるモノだと感じる。故に親和性の高さは折り紙つきであり、神林作品を母体にしながら元長作品であり得ると言える。

・言葉使い師(海猫沢めろん):言葉の使用が禁じられた社会、人々はテレパシーなどの感応によって自己を表現できる世界を舞台に、主人公が一人の言葉使い師と出逢う。神林作品の中でも最重要ワードと言える文字通り"言葉"を扱った作品。トリビュート版も原作と同じように言葉の魔力を扱い、言葉により増殖される言葉の集合体である物語を語る。そして我々読み手も、行間から語りかけてくる言葉との対話により物語を紡ぐ。この連鎖の中でトリビュート版が辿り着いた場所が、原作との真逆の結論であり願いなのが実に興味深い。


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[ 2009/11/20 22:35 ] 小説 | TB(0) | CM(2)
>今日から私の仕事は白光のヴァルーシア
・教授がログインしました
・村正が「磁波鍍装――蒐窮」を開始しました
・正宗が「神形正宗」を起動させました
・香奈枝さんに見られたようです
[ 2009/11/21 21:17 ] [ 編集 ]
すみません。意味が分かりませんw
そこまですら進んでないからw
[ 2009/11/24 15:58 ] [ 編集 ]
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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