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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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吹き荒れる風に 足を取られて それでも人は 明日を目指す


 やんわりと2009年個人的ラノベベスト5(挨拶)
シリーズ物がありますが、2009年に単行本が発売された中からチョイス。あくまでその巻が面白かったという意味で選んでおりますので、作品全体といった意味ではまた違った順位になるとは思います。


5.ケモノガリ/東出 祐一郎
ケモノガリ (ガガガ文庫)ケモノガリ (ガガガ文庫)
(2009/07/17)
東出 祐一郎

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 作者の趣味120%で書かれた物語。エンターテインメントとしての面白さもさることながら、少年と少女の心の機微が素晴らしい。護りたい人を護れるが故に、護りたい人と共に居ることが出来ない忌むべき力。離別を約束されたボーイ・ミーツ・ガール、だけども再会を幻視せざる得ない物語。きっとこれから始まるボーイ・ミーツ・ガールなのでしょうね。

・ケモノガリ感想


4.迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く/林 亮介
迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く (GA文庫)迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く (GA文庫)
(2009/10/15)
林 亮介

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 命の対する真剣さでこの作品に勝る作品はそうそう無いと思います。どれほど優れた人間であろうと、たった一つのミスで命を落とす迷宮街と呼ばれる場所。そして、そんな危険な場所に集まる探索者達。各々様々な思惑があるのだろうけど、わざわざ死地に身をおく人間の心情は、常人には理解出来ない部分があるのでしょう。特に今巻は迷宮外で待つ人間の心情に特化してます。恋人真壁の無事を祈りながら、押しつぶされそうになる焦燥を抱い続ける由加里の心情は、ほんとに読んでいて痛々しい。そんな人々の心情を淡々と描いている本作は実に生々しいく、まさに群像劇の極み。

・迷宮街クロニクル3 夜明け前に闇深く感想


3.さよならピアノソナタ―encore pieces/杉井 光
さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)さよならピアノソナタ―encore pieces (電撃文庫)
(2009/10/10)
杉井 光

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 ピアノソナタ自体は4で綺麗に完結してるものの、あと少しだけ彼らフェケテリコのメンバー達の、その後の姿を見たいと望む僕たちの望みを叶えてくれたアンコール作品。どの短編も素晴らしかったのですが、やはり切ないのは、フェケテルコの名前で歌い続ける神楽坂先輩と千晶でしょうね。"メンバーを失っても、なお同じ名前で歌い続けているのは、みんな、待ち人が永遠に戻ってこないのを知っている者たちだ。"この台詞を見たときに目頭が熱くなった。別に死に別れたわけでも、会おうと思えば会える間柄ではあるけどもフェケテリコとして集うことはない。彼らの音楽はお互いぶつかり合ってでも更なる高みの空を目指すクロウタドリだから。だからこれは同じ音楽の空の下で繋がっている者たちがクロウタドリの翼に想いを託す物語。

・さよならピアノソナタ―encore pieces感想


2.サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY/河野 裕
サクラダリセット  CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
(2009/05/30)
河野 裕

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 今年読んだ作品の中で、もっとも美しかった物語。時を3日間だけリセットするという万能に近い力を有しながらも、それでも出来ない事、護れないものがある。そしてそれを誰よりも知っているからこそ、悲しいことを消すために世界を三日分殺す。世界中の人間が過ごしてきた時間を3日消し去る。自分の周りの幸せを維持するために。とても優しくて残酷なエゴ。この不思議な物語を淡々と、それでいて不思議と透明感あふれる文体で構築してる筆力は尋常じゃない。続刊も予定されてるみたいなので楽しみではあるのですが、これはこれで完結していてもいいかな?と思う完成度。

・サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY感想


1.神様のメモ帳〈4〉/杉井 光 
神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫)神様のメモ帳〈4〉 (電撃文庫)
(2009/07/10)
杉井 光

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 まさかの杉井光ダブルランクイン。
杉井氏は小器用というか、さくらファミリア!やばけらの!みたいなお馬鹿なお話を書くかと思えば、火目の巫女や死図眼のイタカのような伝奇っぽい物も書くし、剣の女王と烙印の仔のようなファンタジー作品も書く。挙げ句、すべての愛がゆるされる島のようなラノベの枠からは外れてるような小説すら書くわけですから、その引き出しの多さに脱帽しますが、神様のメモ帳シリーズ(強いていえば、さよならピアノソナタも)は、それら杉井光分の良いところ、引き出しの多さが凝縮されたシリーズだと思います。特にこのシリーズは、ラストまで読み終えた後の少しだけほろ苦さの残る清涼感が素晴らしい。過ぎ去ってしまったこと、終わってしまったことはどうしようもないけども、まだ致命的に手遅れではない、十全の結果は得られないけども繋ぎ止めようとがむしゃらに頑張るナルミの姿は実に愚直。それ故に尊く、アリスを含めたニート探偵団達を引きつけてやまないナルミの魅力。シリーズ4作目となって群像劇的に厚みを増してきたので、これから先も益々楽しみ。

・神様のメモ帳〈4〉感想

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[ 2010/01/04 14:55 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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