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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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怒りの日から 何かが変わる? 賛美と懺悔 繰り返す maso・egoを ブチ壊せ!

 
 俺たちに翼はない AfterStoryだと……(挨拶)
今度は延々と延期しないよね? 信じていいよね王先生? そして僕たちのコーダインとアリスと紀奈子さんが見当たらないんだがどーゆうこと王先生?w なにはともあれ胸が高鳴るー♪(cv籐野らん)な感じで待ちたいと思う。


・【感想】【エロゲ】Dies irae ~Acta est Fabula~
Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版
(2009/12/25)
Windows

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 はじめに2007年度版のことはなかったことに……するわけにもいかなのでそこら辺の話から。明らかに未完成版として発売した2007版、2年後に一応の完成を見た-die Wiederkunft-、さらに今回追加ルート及び各種修正を加えた完全版の~Acta est Fabula~ 。最後まで逃げずにきっちりケリを付けたって点においては評価できるけど、そもそもがちゃんとしていれば、こんな事にはなっていなかった点においては同情の余地はない。むしろなにかしら手間をかけさせられたユーザーからしてみれば最低限の対応だと思います。端的に許される?許されな?でいえば、明らかに許されない行為なんですよね……最初からこれを出してろや!って話で。当然、当時のlightの内部都合や諸々の事情があって無理だったというのも理解はできるし、2007年度に発売されていればこの完成度はなかったかもしれない。でも、ユーザーにとっては、そんな事はまったく関係ない事象ですよね。創作の売り物として誠実であれば、ユーザーとしては面白い面白くないの二元論で語るのみです。というよりは究極的に創作への評価というのはそうあるべきだと思います。人によっては称賛する人もいるだろうし、人によっては批判する人もいるでしょう。それらは全て正当に作られた作品に対してなされる評価です。出来上がった作品に対してユーザーは遠慮なく苦言も批判もするでしょう、頑張ったけどユーザーの評判が良くなかったといった残念な結果も十分にあり得ます。だけどそれはアリです、それが評価というものですから。作り手はそれを真摯に受け止めて次の糧にすればいいのです。ユーザーだってバカじゃありません、面白い面白くないは別として、それがきっちりと創作されたものかどうかを作品から読み取ることぐらい出来ます。故に僕たちも、それに対して真剣に評価をするのです。どうでもよければ評価なんてそもそもしませんよ。少なくとも2007年時点で"Dies irae"という作品は評価に値する段階にすら至ってない作品でした。当り前ですよね、製品として出来上がってないんですから。作り手側にも自覚があるからこそ、-die Wiederkunft-と~Acta est Fabula~といった本来生まれざるものが生まれた事実からも明確ですよね。

 なんで今さらこんな2年も前の事をグダグダと言い並べるかと言えば、黒歴史として葬り去るのは簡単ですけど、決して風化させてはダメだろうと思うからです。もしまた同じような事をlightがやったとして、会社として潰れるかもしれないし、何事もなく存続していくかもしれないし、どうなるのかは分かりません。けど1社の問題ではなく業界全体のイメージとしての低下は免れません。悲しいかな元々世間様からは良いイメージを抱いて貰える業界ではないのです。そしてこの業界を愛している僕たちからすら悪いイメージを持たれるのは、とてもとても悲しい事じゃないですか。だからlightさんには自分たちのしてしまった事に対する罪を真摯に受け止めて風化させぬように、これからの創作活動に挑んでいただきたいと思う次第です。前置きが長くなりすぎたけど、これから~Acta est Fabula~の感想を書く上で、自分なりの禊みたいなところもありますのでご容赦を。



 さて、やっとこさ気持ち良く~Acta est Fabula~の感想を。自分の場合は2007年度版と~Acta est Fabula~のパッケージ版を購入組で-die Wiederkunft-はスルーしたので、ほぼ新作扱いとして新鮮な気持ちでプレイできました。以外に-die Wiederkunft-と~Acta est Fabula~の公開に間があいていないので、-die Wiederkunft-をプレイした人は、また同じルートプレイしなくちゃダメなのかよ!と思われるかもしれません。一番幸運なのは~Acta est Fabula~で初めてプレイする人でしょうね(まだ若干小言になってるなw)。パケ的な内容物で言えば、特筆すべきは白本の存在。これが素晴らしい内容で普通にVFB+設定資料集として2~3000円で発売できそうなデキ。まあ、その分ソフトが高かった訳ですが……個人的に白本の内容については大満足。ただlight特有の認証回数制限有りのオンラインアクチベーションは、実に不快というかなんというか……(初回インスコ時においてウィルスバスターに引っ掛かって、機能を切らないと認証できなしw)。もちろん企業として有する権利についての当然の主張としては理解はできるんだけど、もう少し穏やかにできないのかと思わなくもない。まあ、こればっかりはメーカーだけの問題でもなくユーザーとしての在り方も問われる事象だと思うので深く言及し辛いところもあるんだけど、間口を狭めてしまってるんじゃないかなァと思う。もう少し社内で実用方法を揉んだ方がいいんじゃないかと思います。絵的についてはGユウスケ氏が素晴らしい仕事をしてくださったと言えるでしょう。タペストリーのような比較的現実的な物語の絵も可愛らしく描かれておりますが、Dies iraeのような非現実を舞台にした物語をカッコよく描ける手腕は素晴らしくキャラも聖遺物(アーティファクト)も実にカッコよい……特に敵側の聖槍十三騎士団の皆さんは素敵すぎるだろう! キャラ的にも異能的にも。それでいてカッコよい感覚だけじゃなく、ふとした瞬間に可愛らしくもなる。このカッコいいと可愛いが両立できる(けしてカッコ可愛いな感覚ではない)絵師というのは、なかなかに稀有な存在だと思います。Gユウスケ氏なくして、この作品はホント成り立たなかったなァと思わせるシナリオと絵の親和性。音楽についても与猶啓至氏がいい仕事してくれてます、ただ音源としては収録の方法が問題なのか安っぽく聴こえるところが勿体ない。曲自体は作風にとても合ってるんだけど。

 さて肝心のシナリオですが、そもそもにライターの正田崇氏にとって2004年に発売されたPARADISE LOSTのリベンジ的なところはあったと思う。PARADISE LOSTでやった中二病的展開をもっと風呂敷を広げて、トコトン中二な集大成作品を作ろうと。そしてその目論見は、ほぼ成功したと言えます。邪気眼やエターナルフォースブリザードなどに代表される痛い俺様サイキョー妄想が市民権を得てきたことも追い風になってますね。一概に中二展開といっても、ただ妄想をたれ流すだけなら、ほんとただの痛いです。ここに痛さをカッコよさとして成立させるだけの物語を構築しなければなりません。厨臭いはカッコ悪いをカッコいい領域までに高めるために、更なる中二設定を積み重ねる矛盾。そして極めたと言うか、明らかにやり過ぎだと思う領域まで昇華された結果として僕たちはそれをダサ格好いいとして受け入れます。感覚ではなく魂的にw まあつまり、この作品をプレイするなら……僕たちもそれなりに邪気眼を全開にして左手に封じられた悪魔かなんかと内なる闘争を繰り広げる気分でプレイすべきって事です。そうすればこの作品はプレイヤーにこれでもかの胡散臭いケレン味とカッコ面白さを提供してくれる筈です。万人が楽しめるものがエンターテイメントであるべきだ? そんな正当な意見は超大作映画とか上映してる映画館とかで言ってくださいな。人を選ぶ尖った作風に選民的な中二思想を求めたいんですよ……盗んだバイクで走りだし、ギザギザハートで子守歌呟きたいお年頃な人だけカモンゲーム。

 閑話休題。まあ、あんまり誉めてないようなベタ誉めですが、明らかに瑕疵と呼べる点があります。主人公側キャラの薄さがそれにあたります。作中の黒幕キャラであるメルクリウスが頻りに劇と言ってるとおり、彼らは舞台キャラであり、それ故に役割以外のバックボーンの希薄さ浮き彫りとなってます。彼らの主義も主張も決意も、およそ行動原理と呼べるもを裏付けるバックボーンが希薄なために文字通り薄っぺらい。主人公に自分を投影して俺Tueeeeeeeeee!を酔いたい作品としては、ほんとに明かな瑕疵。ヒロイン達も同じですね、バカスミ香澄、アホタル蛍、マリィ、玲愛とそれぞれ負わされている役目と象徴となるテーマはあるもののバックボーンが希薄なため薄っぺらい。強いて言えば蛍ぐらいかなァ……キャラ的に背景がしっかりしてるのは? まあ残念なことに彼女はアホの子ですが(蛍さんはもっと自分が軽んじられてる事を自覚すべきです)w この主役キャラ達の薄さはの一因には、敵側である聖槍十三騎士団の皆さんの存在もデカイと思います。つか彼らの方がバックボーンがしっかりとしてキャラが立ってる。首魁のラインハルト・ハイドリヒを始めにシュライバー、マキナ、エレオノーレの近衛の三人、ヴァレリア・トリファ、ベイ、ルサルカ、リザ、etc.素晴らしく輝いてる敵役でした。まあナチってだけでも、何処に出しても恥ずかしくない個性ですがねw きっと正田氏も聖槍十三騎士団の皆さんを書くのが楽しくて仕方なかったんでしょうね……その愛をもう少し主人公サイドに注いでほしかった。

 まあそこら辺の聖槍十三騎士団愛が炸裂したのが、玲愛ルートでしょうね。なんせ主人公そっちのけで黒幕メルクリウスと戦う展開ですから、どんだけかとw 聖槍十三騎士団の皆さんはすべからず、悪と呼んで差し障りない人物達です。マッドにクレイジーになんでもござれの悪人奇人変人吃驚ショーなのですが、皆さん確固たる美学があっての悪です。比較的まともなベアトリスだって、目的の為には他者の命を一顧だにしないところはあります。まあ彼女の場合は職業軍人ですがね。他者の思想も主義も飲み込む天災のごとき集団。極みは首魁のラインハルト・ハイドリヒですかね。彼は無限の愛を持って世界を壊し尽くす、耐え難き既知感を踏破すべく、世界に未だ壊したことがない未知があることを信じて壊し尽くす、世界を全てを愛してるが故、愛したい故に。これをマッドと言わずになんと言うのか? そして黒幕である副首領メルクリウスは繰り返す。己の作り出した耐え難き既知感に苛まされながら、神の自分に代わって愛した女神が作り出す世界の始まりで終わることを夢見て、壊し、殺し、操り、創造を繰り返す。永劫回帰のシステムとして組み込まれた生(生って概念すら超越してるけど)。ただ愛した女の胸で死にたい目的の為に運命を作り出し繰り返す我が侭。これをクレイジーと言わずになにをクレイジーと言う? ホントにただの迷惑な話ではある、女神に恋をした神様の物語。限りなく全知全能に近い存在でありながら、真に欲しいもを手にすることが出来ないが故に狂った孤独な永遠の存在者の戯曲の終演(アクタ・エスト・ファーブラ)。これだけやらかして、"愛"という一文字で顕せるものに帰結するのだから、ほんとに迷惑な話ではあるw ただこの帰結を導いたのは人間の力、玲愛の決意が呼び水となり、ヴァレリアをリザを動かし、精密な歯車が狂うかのようにイザークがラインハルトがメルクリウスに対立する。最悪なことに神の描いたシナリオは強固で人間には突き崩せない、それすらも計画の内。だけれども神のアキレス腱と言うべき女神を動かしたのは、計画の一環と思われた人間の想いと決意。確かに主人公・ヒロイン不在で進んでいく展開はどうかなと思うけど、この結末に至るDies irae(怒りの日)は苛烈にして美しい。

 この作品において十全に近いハッピーエンド的結末は用意されていない。たぶん正田氏自体に、この物語を終わらす上で足りないぐらいの結末が相応しいし、今更完全無欠のハッピーエンドは恥ずかしいって思いがあったんじゃないかなァと愚考しますが、個人的には恥ずかしくても完全無欠のハッピーエンドが欲しかったなァと思いますね。まあ、これで怒りの日にも一応の決着が付いたことですし、正田氏の次回作に期待したいと思います(PARADISE LOSTのジューダス・ストライフ好き好き人間としては、ルネッサンス山田演じるクレイジー系キャラが暴れる新作を見たいと願う。今作の司狼はちょっとはっちゃけが足りなかったと感じるので)。

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[ 2010/01/08 22:16 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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