もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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窓から響くピアノの旋律と 何気なく食べたスープの味と どうしようもなく悲しい思い出と 握り締めたその手の温もりと――

 
 おまえらの好きな純愛が完成したよ!クロスデイズ・ネタバレ注意(挨拶)
んだなァ…純愛だなァ……お願いだから太陽系じゃない場所でやってくれるか? たとえば馬頭星雲かどっかでさw

 それにしても120の四次元殺法コンビは良いこと言うな!

良い子の諸君!
よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが
「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。
王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!

 まさしく正鵠。つかさ需要があるとないとか以前に、もう話題を作ることに躍起になってないかい? 手段が目的になってないかい? 誰得?と聞きたいところだけど、なんだかんだ受け入れられてしまいそうな気がする。世の中プチ狂ってるw


・【感想】【ラノベ】迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ
迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ (GA文庫)迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ (GA文庫)
(2010/03/16)
林 亮介

商品詳細を見る

生き残るか、灰になるか。その先には、等しく青い空。
Webで公開されて大好評を博した作品に加筆修正を施した、堂々の完結編。
第一層と第四層を結ぶゴンドラの設置。それにより探索者の利便性は格段に上がる「はず」だった。
だが、設置工事は困難を極める。
頼れる仲間に背を預け、その場を切り抜ければ明日がある探索と異なり、工事では一般人の施工者と現場を長期間護り続けなければならない。一方、迷宮に潜む生物たちも、侵略者の行動を見過ごすことはなかった。 手を携え、総力を挙げて探索者に牙を剥く怪物たち。迎え撃ち、その命を絶つ探索者も、ひとり、またひとりと怪物と同じ運命を辿ってゆく。
別れ。その二文字を直視しながら、探索者は進み続ける。先にあるのは安らかな眠りか、それとも……。
迷宮街が舞台の群像劇、堂々完結。


 シリーズ堂々の完結。読了後、物足りないなァと思う反面、これぐらいが良いんだと思う気持ちもある。おそらくはこの物語が飾ることのない等身大の物語であり、群像劇なのだからでしょう(まあ、それでももう少し真壁視点で語られるパートがあってもよかったようにも思える)。

 物語のメインは迷宮の一層から四層までを結ぶゴンドラ建設とその警護。古今東西、防衛戦ってのは燃えますね。圧倒的物量で攻めてくる敵、いつまで守ればいいのかわからない焦燥、じりじりと減っていく集中力と体力、そんな中で傷つき倒れる味方達。この物語に登場する人間は超人でもなければゲームのキャラでもなく、殴られれば、斬られれば、簡単に死ぬ普通の人間。そして、そんな最中に見知った人間が間近で死んだときに、まだ生きて戦ってる人間が受ける精神的ダメージ。生と死と狭間におおよそ人間という生き物を構成する悲喜交々とした感情が交錯する、迷宮街シリーズならではの人間の魅せ方だと思う。

 前巻で、いつ死ぬかもわからない危険な街に身を置く真壁を待つ由加里の、待つ者の心情を理解した真壁は探索者の引退を決意。ゴンドラ設置工事が一段落次第、迷宮街から去ることを決める。しかし結局のところ二人は別れる事になる。真壁の方から別れ話を切り出す。結局この時点での、真壁の物事の考え方は何も変わってないんですよねぇ。自分で考え、自分だけで決めてしまう。本当に真壁と別れていいのかと揺らいでる由加里を前にしても、思考と感情を天秤にかけて無意識に分析する。これまでの経験や収支勘定や真壁の視点で見えている由加里の人物像を当て嵌めてロジカルに判断を決定してしまう。もちろん、真壁も心に傷を負う脆さや人間性は備えているが、それを圧してもロジックを無意識に優先させてしまう怪物性がある。この思考は迷宮街という非日常の代名詞と言える場所であれば、この上なく真壁の力となるし、真壁の才覚と呼べるものでしょう。だけども対日常となると、些か逸脱しすぎた能力でもありますね、人間関係は合理だけではなく不合理でもあるのだから。故に真壁が引退を期に、自分を見つめ直すことが出来たのは僥倖ですね。この迷宮街と呼ばれる死亡率14%を誇る街で彼が何を得たのか? 生と死が交錯するこの場所で何を学んだのか? その答えはきっと後悔せずに生きる術なのでしょうね。ラストで翠の手を取った真壁の選択はロジカルでもなんでもない。合理でも不合理でもない感情の脊髄反射、素の感情。俯瞰して見てる分には、ずいぶんと遠回りしたものだと苦笑するけども、彼にとって迷宮街と呼ばれる場所に足を踏み入れなければ手にすることが出来なかったものなのでしょう。

 きっとこの物語において迷宮街に挑む人間達の総称が、冒険者でも探検者でもなく探索者であるのは、迷宮街を探索するのみではなく、みんな何かの解を求めて模索する者達だからなのでしょうね。迷宮街に残る者、迷宮街を去る者、道は違えども同じ空の下に生きる探索者。迷宮街での生活を綴った真壁の日記は、これから先に迷宮街を訪れる探索者や、探索者ではない一般の人達の手によって意味を与えられ、これから先に綴られるクロニクルの1ページとなるのでしょう。

 シリーズを総括して大変面白かったですし、群像劇としても大変優れたシリーズでした。なにより命に対して、ほんと真剣に挑んでいた作品だと思いますね。唯一惜しむらくは、webで公開されていた最強トーナメントがごっそりと割愛されてることですかね。何らかの形で書籍化して欲しいなァ……。


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[ 2010/03/19 13:54 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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