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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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泣いてる君こそ孤独な君こそ 正しいよ人間らしいよ 落とした涙がこう言うよ こんなにも美しい嘘じゃない本当の僕らをありがとう

 
 近辺に"色に出でにけり わが恋は"が置いてないの巻(挨拶)
まあいいや、縁がなかったと思って諦めようw 単に売り切れなのか? 俺がたまたま見つけられないだけなのだろうか? それとも一連の件に関係あるのだろうか? 割れがダメなんて当たり前の話はする気ないけど、この件に関してはヒドすぎるな。モラル以前の問題。ただ今回の件は発売の5日前と事件の勃発が早すぎる点が不可解。自社の情報漏洩とか業界・流通関係者ってオチだったりすると目も当てられないなァ。顛末がどう転ぶか色んな意味で心配であり、捨てはおけない問題だと思う。


・【感想】【ラノベ】空色パンデミック2
空色パンデミック2 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 ほ 3-1-2)空色パンデミック2 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 ほ 3-1-2)
(2010/04/30)
本田 誠

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空想病をめぐる空騒ぎ、再び。えんため受賞作第2弾!

あの結衣さんの「劇場型」発作の日以来、僕は確信を持てずにいた。僕の彼女への好意も、彼女の空想の産物なのかもしれない──。そんなある日、教室で今井さんという子に突然声をかけられた。「あなたに話がある。私の名はブーケ・ザ・ボマー」新手の空想病患者? もう本当に勘弁してほしい。だが彼女がもたらした世界改変をめぐる真実に僕は驚愕する。そして再び世界の命運を賭けた戦いが始まった! 狂騒と純真の「ボーイ、ミーツ、空想少女」第2巻。


 その物語の構造上、流石に1巻ほどのインパクトはなかったものの今巻も大変面白かったです。続刊の報を聞いた時、あまりにも1巻が箱庭的に美しく閉ざされたエンドだったので、その美しさが損なわれてしまうのではと危惧しましたが……いらぬ杞憂だったようです。

 物語的にはダイレクトに1巻の続き。傾いでしまった世界の法則(西から上ったお日様が東に沈む、これでいいのだバカボンボン)の続きなわけですが、この作品の秀逸さは、ほんとにこの空想病という世界をセカイとして抱きかかえる設定ですね。個人も社会も世界をもセカイとして許容する懐の深さ、1秒前に世界は死んで生まれ変わってると言われても証明する手だてのない足場の不確かさの中で、景の抱く"僕の彼女への好意も、彼女の空想の産物なのかもしれない"って問いと焦燥は、この作品をこれから続けて行くために避けては通れない通過儀礼。そしてそんな不確かでいかようにも変容するセカイの中で、この作品は変わらない人の心を叫ぶ。邪気眼やらエターナルフォースブリザードやらに代表される中二病を社会的に共存させて市民権を持たせるって設定の秀逸さもさることながら、あくまでボーイ・ミーツ・ガールであり青春エンタメであろうとする矜恃が、この作品の清涼感と爽快感の源泉なんでしょうね。

 いやさそれにしても、一巻同様に青井のキャラが卑怯だなァw 今巻のメイド姿なんてニヤニヤが止まらないぐらいの可愛らしさだよ。ある意味1巻も2巻もメインヒロインであるところの結衣さんは、囚われのピーチ姫ってところがあって受動的なヒロインなのだけど、青井の場合はおとこの娘を演じてる女の子って特異設定を差し引いても魅力的で設定的に深みのあるキャラだよなァ。そしてこの作品の一番面白いというか怖いところは、その彼女達のパーソナルすらも揺らいでしまう空想病という基本設定であり、それを越えたところにある読者の疑心暗鬼。1巻の感想の時にも書きましたが、"最初に世界を守るか、君を守るか。たとえ世界を敵に回しても君を守るって夢を抱いていたのかが誰なのか?"、"その夢を叶えるために、世界を危機に陥れなければならなかった必要があったのは誰だったのか?"。結衣さんが完璧なヒロイン設定なのも、青井が微妙な距離感の友達以上恋人未満みたいな存在なのも、森崎が完璧なほどカッコよくて気持ちのいい親友なのも、全てが誰かをヒーローたらすべく都合のよい意志が働いているようにさえ感じる。まるで空想病患者の空想を完結させるためにあてがわれた【役者】のように。この物語は一体、誰のための物語なのか? 恐ろしく疑心暗鬼になる。ここまで読み手を疑心暗鬼にしてしまえば、もはや物語としては勝ちを約束されたようなものですよw 物語の大筋では"変わらない人の心"を語り、痛快青春エンタメであるのに……舞台裏は不気味なほど奈落。この境界線を曖昧にする線引きは、ほんとに新人離れした筆力。物語を読んでいると、何気ないシーンで不気味さと恐怖を感じる(景の生活臭の皆無さなんか特に)。

 邪気眼とエターナルフォースブリザードだけが中二病の全てではないと、新しい中二病の可能性を魅せると同時に、セカイ系という概念が定まらず言葉だけが先行してして世の中に広まってしまったジャンルへの筆者なりの想いが詰められてるように感じます。そいや昔に元長柾木氏が"セカイ系は、まだ始まってすらいません。"とのべていましたが、これはこれから始まろうしてるセカイ系なのかも知れませんね。

 この2巻をもってシリーズとして物語を進める地盤が固まったように思えますので、3巻もきっとあるのでしょう。已然として傾いでる世界、景の感じはじめてる疑問。それらのものを収束させることも拡散させることも、どうとでも出来るインフラ整備は整った感があるので(ぶっちゃければ1巻の時点で、すでにどんな展開でも許容する土壌はあった)。ただ今巻のオチ的には1巻と同じ手法を使っているので、次巻以降は同じ手は使えないかなと思えます(もし、次巻あたりで完結するのであれば使えるだろうけど)。まあ、2巻を読んでそこら辺の心配は杞憂にすぎないと確信したので、いまはおとなしく余韻に浸りつつ続巻が世に出る日を待ちたいと思います。

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[ 2010/04/30 17:30 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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