もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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どんな時でも 前を向いたまま 明日を目指してゆくから 自分見つめる事を 怖がらないで

 
 携帯電話でアヘ顔の時代!(挨拶)
なにげにシナリオが企画屋って時点でただならぬものを感じてしまうのは、よく訓練されたエロゲーマーの証拠。つか秘蜜って文字にドキドキが隠せないエロゲ脳もどうかと思うが、それ以前にどう考えても確信犯的仕事だよなこれw

あー、"こなたよりかなたまで"がいいんじゃないかなァ……
つーかエロゲマニアでもないんなら、死ぬ前に無理にエロゲする必要はないんじゃない? ちなみに自分は死ぬ前に"ネコっかわいがり!"を再プレイして、人生の最期を飾りたいと常々思っている。ネコかわクリアして、"WHAT A WONDERFUL WORLD"を読んで、"世界は美しい、なんてすばらしい世界だろう"と多幸に包まれながら逝きたいね。


・【感想】【エロゲ】Happy Wardrobe
Happy Wardrobe 初回版Happy Wardrobe 初回版
(2010/03/25)
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 なんとなく時期を逃していまさら感があるけども、Happy Wardrobeの感想を。第一印象としてはコンパクトに纏まったオーソドックスな作品だと感じつつも、おしいッ!って気持ちが前面ににじみ出てくる作品でした。あかべぇの姉妹ラインとはいえブランドデビュー作であり、かなり低予算で製作されたのではないかなぁ?って印象が全体を通してありましたね(特にこのシーンで一枚絵を入れてればもっとよくなるのにって展開が目に付くこと多かった)。なかひろ氏のシナリオが演出次第でもっと映えただろうと思うだけに残念。

 それらを考慮した上で、エロゲを音・映像・シナリオの総合的なエンターテインメントと考えるなら、残念ながら良作・名作といった類の作品でないです。ただまあ不思議な魅力のある作品といいますか、心に残るものが確かにあるったので、そこら辺について書き綴っていきたいと思う。

 ここ最近エロゲ界隈において演劇モノが元気がいいのは面白い事象だと思う。この作品が掲げる、演劇を通じて演者と観客が世界の共有をするってテーマはエロゲ自体のあり方ととても食い合わせが良いと思いますね。演劇モノだとまず脳裏に浮かぶのは、BackStageって怪作なんですけど、BackStageが夢を諦めきれない大人の夢を追い求める熱量を描いた作品だとすれば、こちらは個々のヒロイン達が胸に秘めてる問題を演劇を通じて解決に導き、その過程で獲得した夢や恋をに向かって歩みをはじめる始まりの物語って感じですね。この過程において演劇の題材となる演目が個々のヒロイン達が抱えている問題とリンクしてるのはキレイな展開ですし、最終的にはその演目全てがメインヒロインであるところ爽乃√にリンクしていく手腕は素敵な魅せ方だなと思いました。

 個別ヒロインでいうと、一番アホの子である友奏√がなにげに興味深い内容でした。彼女の持つ"色覚障害"という黄色が灰色に見えるという障害。それにより自分の見える世界と他人の見える世界は違うんだという焦燥感と孤独感。世界の共有というテーマを掲げている今作において、かなり踏み込んだ内容の物語だと思いました。その瞳に月が灰色に映ったとしても、自分の好きな人が月を美しいと思う気持ちは共有できる。その瞳に月が美しく映らなくても、月を好きになることはできる。この√の共有できないが故に人は歩みより、歩み寄るからこそ共有できるクオリアって物語は人間という種の素晴らしい面を顕していて、実にいい話だったなァ。

 蒔先輩√も意外に好きと言うか、彼女の感じてる昔の自分と今の自分のギャップって感覚は、誰もが感じる感覚だと思う。あの頃の新鮮さを見失ってしまった蒔にとって、親友の爽乃の為とはいえ新体操から演劇に転向するってのは選択肢として正しかったのでしょう。その上で彼女は彼女の周りを構成する世界を見つめなおし、世界と繋がる方法を俯瞰的に見つめ直すことができたのは僥倖。その手助けとして主人公・明人が彼女の支えとなり、共に歩んでいくってのはエロゲ的王道だけど、恋愛的要素で言うと駆け足だったのが残念。物語的には一番等身大で飾らないテーマだっただけに物語を膨らますにあたって尺が足りてなかったなぁと思う。

 みこ√はねぇ……やはり血の繋がった実妹の恋ってテーマを掲げてしまったので、消化不良をおこしてしまったとしか言えない。近親ってテーマを掲げてしまうと、どうしても最終的に問題の先送りとなってしまうのは、このテーマに何処までもつきまとう大きな問題。本人達の心の問題は確かに解決してるんですけど、これから待ち受ける大きな問題については先送り。最終的に"結婚なんかしなくたって夫婦みたいに暮らすことはできるし"って展開に落ち着くにしても、周りの人間を無視して進めることが出来ない事柄。まあ、この作品のカラーで、そんなドロドロとしたことをされても困るってのはあるのでわからなくはないですけど、世界の共有をテーマに掲げる"Happy Wardrobe"って作品において明らかな瑕疵。まあ、世界と対話をして、これから少しづつ周囲に自分たちの想いを共有してもらおうと二人が決意できたって意味でよしとするか。

 フク√…うん……このキャラについてはシナリオとかうんぬんを無視して、このキャラを作りあげたって点において成功してると思う。フク可愛いよフクw 明人が好きで好きでたまらないながらも、明人の妹みこに遠慮して恋愛の舞台に上がろうとしない彼女のあり方は臆病で、うざったくはある。物語冒頭で来女木に明人への秘めたる恋心を言い当てられて、動揺するフクの姿は可愛くも自業自得ではあるんだけど、彼女の抱えてる問題と言うのは些かこの作品が掲げるメインテーマと乖離していると言える。0と1のように物事を割り切って考えたいと思うフクにとって明人への恋心は割り切り難い感情。この感情に踏ん切りをつけるべく行動するフクなのだけど、構図的には一人で納得して、一人で解決してしまったみたいなズレを感じてしまった。もちろん恋愛は一人では出来ないので対象となる明人との世界の共有って意味ではテーマに沿ってるとは言えるんだけど、なにぶんフクの身勝手なところが目に付いちゃったのは下手だなぁと思ってしまった。仕草やら明人絡みの展開で過敏に反応する姿が可愛らしいフクだけに残念な結果に。もう少し0と1では割り切れない葛藤の狭間に、フク自身が世界へと演じたい"たったひとつの恋物語"について、確かな意志を持って高らかに謳って欲しかった。

 爽乃√は流石にメイン的なポジションのヒロインだけあって、物語的にもテーマ的にもよく昇華されてると思う。彼女がしきりに口にする"姉"の正体は予想どおりで、彼女にとって演じるということは世界という舞台で物語を共有すると言うこと、その上で彼女は自分の中の理想の姉像を演じる。自分さえ騙すペルソナであり、優秀すぎる演者である爽乃は幻の姉を本物にしてしまう。理想の姉という仮面を被らなければ、世界とつながれないと思うぐらいには。この爽乃の抱える問題と心の悲鳴が、各ヒロインの心の問題にスポットライトを当てる役割である共通√の三つの劇全てにこめられており、最終的に全てが爽乃√に帰結する顛末は美しい流れ。始点がどこにあったかはともかくとして、彼女が被り続け演じてきた理想の姉という存在は、今となっては彼女自身でしかあり得ないのに、姉の仮面を被らなければ世界とつながれない弱い自分しか残らないと感じるのは、いささかナンセンスな思考ではあるのだけど、物語時点においてそれを受け入れる土壌が彼女の中にはない。世界を共有しようにも彼女の世界自体が定まってい足場の不確かさの中で世界を共有なんて出来ないのは道理。だからこれは受け入れるだけの物語……世界を自分を、その世界を構成する全てのモノを。ここら辺の爽乃の心を溶かす支えとしての精神的交流が明人に求められ、それに美事に答える王道的展開は好きなんですけど、やっぱりおしいッ!って思うところがあったのは、演出と尺の不十分さですね。演劇って題材を比較的上手く使っているとは思うのだけど、もう少し心理描写に演劇って題材を食い込ませても良かったんじゃないかなァと思う。物語的に問題が解消されてしまったら、はいそこまで!みたいな印象を受けてしまったのは残念。せっかく劇って題材があるのだから、もう少し内容に踏み込んで欲しかった。爽乃の限った話ではなく、ヒロイン達の問題も劇が終わってからとか、劇が始まる前に問題に気づき、解決してしまうのは残念のひと言。

 長々と駄文を書き綴ったけども、この物語のテーマを語るならメインヒロインである爽乃の言葉が最適で……

私たちは、私たちの世界とつながっている
私たちはこの世界に立つ役者だから、舞台であるこの世界とつながっている
私たちには、私たちが住む世界を共有する、たくさんの方法があるんだよ


 この言葉がこの物語の全てであり、大小細かな粗や不満はあるものの、おおよそ語られていたように思えます(しかし、ここら辺のテーマが一番しっかりと語られているのが、実のところ友奏√ってあたりが、アホの子好きななかひろ氏らしくて面白いな)。


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[ 2010/05/17 21:51 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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