もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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わたしの手で わたしに別れを告げる おやすみなさい おやすみなさい 愛しいあなた さよなら ありがとう

 
 駄肉!俺だ!結婚してくれ!(挨拶)
魔王かわいいよ魔王! 登場キャラだと女騎士もかなり好きなんだけど、やっぱ魔王だよなァ……"二の腕とかつまめるのだっ ぷるぷるなのだぞ!?"に脳天直撃されたのは俺だけじゃないはずだ。



しかし……すげぇクオリティだな! それ以上にこのペースであの丘の向こう…まだ見ぬ地平にたどり着くのは何十年後なんだ…w 辛いだろうけど是非とも頑張ってください。そしてメイド妹は徹底的にロリっ娘でよろしくお願いしますw


・【感想】【エロゲ】君の名残は静かに揺れて
君の名残は静かに揺れて 限定のいコレパック版君の名残は静かに揺れて 限定のいコレパック版
(2010/05/28)
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両の足で立ち、言葉を話し、ふたつの目で何もかもが見えた。
冷たさも、温かさもこの手に感じた。
―――だけど。
だけど、私はまだ生まれてなかった――この世のどこにも。

もしも最初の日、あの橋で花火の爆発に巻き込まれていなかったら――?
ヒロインの一人である白鷺茉百合に焦点を絞った物語。
彼女と出会い、ひかれ合い、そして結ばれた後にまきおこる障害の数々…。
再び生まれ変わるFlyableHeartのifストーリー。


 Flyable Heartのスピンオフ作品。ファンディスクって名目になってはいるものの少しばかり事情が違う物語かなと思う。そもそもFlyable Heartという作品が生まれた段階で、この茉百合にまつわる"君の名残は静かに揺れて"という物語の基幹と呼べるべきものは開発スタッフの中に存在していたのだと思う。ただ少しばかりFlyable Heartという作品のカラーからすると逸脱しすぎてしまうところがあったので、Flyable Heart本編では白鷺家という複雑な家庭環境を臭わす程度に留めて、晶と茉百合の奇縁と結ばれるまでの物語を描いていました。それはそれでいい話でしたけど、茉百合√に限って言うのであれば制作者サイドが真に作りたかったのは、この"君の名残は静かに揺れて"のような話だったのじゃないかなァと、プレイを終えて確信に近い印象を抱いてます。奇しくも色々な要素(Flyable Heartの好評,黒鷺魔百合白鷺茉百合というキャラの群を抜いた人気,製作スタッフのやり残し感)などが働き、結果としてスピンオフ作品として、おそらくは当初に想定されていたよりも充実したモノとして形になったのだと思います。制作者側の努力とファンの応援があってこそ、この作品が生まれたと考えれば、これほど幸せな作品はないと断言できます。

 物語の構成として、晶と茉百合が結ばれるまでの学園パートの前半と、二人が白鷺家に立ち向かうことになる白鷺本家パートの後半部に分けられる。前半部はFlyable Heartの茉百合√に近い内容となってます。もちろん時空間移動が起こらなかったらのifストーリーなので細部について差異はあるものの、大きく変わっている印象ではありません(桜子が死なないとか、晶の父親・茂樹と学園で出会うエピソードがなかったりしますけど)。白鷺家という厳格な家風の家の末娘でありながら当主の妾の子ということで使用人同様の扱いを受けつつも、白鷺の娘としてその立ち振る舞いは旧家である白鷺に相応しいものを求められる。自由もなく、ただただ白鷺家のために奉仕する人生が白鷺茉百合という少女にかせられた運命。

より、賢く。より、白鷺家の娘として。
誰よりも、強く賢く、人を見抜き、美しい笑顔を―――。
誰よりも、誰よりも。


 使用人のように扱われても、白鷺の女として相応しい教育を受け育てられた彼女。生来の聡明さから絶望という諦めと達観を受け入れ、その聡明さ故に皮肉にも目と耳を塞ぐ。白鷺家の娘として相応しい美しい笑顔の仮面を被ることによって。ただ、彼女にとって幸せだったのは桜子の存在があったことでしょうね。茉百合が自分で述べているとおり、茉百合にとって桜子の存在はすがるべき縁。そのころの茉百合にとって唯一と言っていい、白鷺が引いたレールではない彼女自身が望んだ関係。それが心のよりどころとしてすがるべき対象であったとしても。そして桜子自身も気づいている、自分が茉百合のよりどころにはなれても、茉百合の本心を引き出し仮面を剥がすことが出来ない事を……。もちろん桜子自身が病に冒されており身体が弱いことも無関係ではないでしょう。でも、桜子自身は確信にも似た予感があったのでしょうね。それは自分の役目ではなく他の誰かの役目であることと、来るべき時が訪れれば茉百合自身が桜子の伸ばした手をとってくれることを。だから彼女は信じて手を差し伸べ続けるだけ。ほんとに信じられないほど、美しい娘だと思う、桜子という少女は……眉目麗しいばかりではなく心とその魂と言うべきものが。そして、この場合は皮肉というべきどうか判断に困る表現なのだけど茉百合自身、そんな友人の心に気づけないほど凡庸でもなく、聡明で誠実で気高くあれるように白鷺の家に育てられた。この二人の邂逅は、偶然という名の必然って言葉で顕してもよい奇跡がもたらした邂逅だったと言えますね。

 そしてもう一つの奇跡と呼べる邂逅が、晶と茉百合の邂逅。この出逢いにより茉百合は、白鷺家という魔物に立ち向かう決意ができた。愛おしい人と共に手を取り合って……。ここまでであれば、囚われの姫を救い出す王子と、王子と共に手を取り合って悪い魔女に挑む姫の、まるで御伽噺をなぞるがごとき物語なのですが……後半の白鷺家編に突入してから物語は反転する。

 以下、激しくネタバレなので追記に隔離。



 
 この作品を完全に黒鷺魔百合さまに罵ってもらう作品だと思っていると肩すかしを食らうかもしれない。もちろん魔百合様も登場しますが、結論から述べるとこの物語の本質は愛の存在証明の物語。ただし愛してる者に愛してるとは絶対に告げることが出来ない物語。最初にネタバレ感想を書こうと思い立った際に、一番ネックになったのは茉百合の本当の出自。この物語ではどれだけ推察の根拠、状況証拠、全てのピースが一枚の絵を描くかのように揃おうとも、白鷺家の人間は茉百合の本当の出自を、決定的なひと言を最後の最後まで口にしない。全てを知る当主であり茉百合の祖母・巴御前も、白鷺家四姉妹の長女・小百合も。真実を知らなかったものの、その聡明さと立場的に二人以外に唯一真実を推測し辿り着けた次女・霞織すらも、当主である巴御前の命があったとはいえ口をつむぐ。

 物語の話とはいえ彼女達の矜恃を尊重して、あえてボカして語るのが礼儀ではあるのだと思うのですが、考察・感想を書くにあたって、この真実に触れないわけにはいかないのであえて前置きをさせてもらい語らせてもらうと、茉百合は白鷺家当主だった父親と、その娘である長女・小百合との近親相姦の果てに生まれた子供であると……。重すぎる真実である、そしてこの真実が白鷺家という旧家の名家にとって命取りになるスキャンダルになるからの秘匿ではなく、全ては小百合と茉百合を護るための処置であったという事実が、この物語の深淵というべき舞台裏。もちろん、おそらくは財閥企業である白鷺家にとって白鷺家の名誉を護るといった側面がまったくなかったかと言えば、あったのでしょう……白鷺家という全体の人間を考えれば血族だけの問題ではないのですから。白鷺巴という当主は誰よりも厳格で高潔な人柄であり、ノブレス・オブリージュを体現している人間だといえる。そして同時に誰よりも情の深い白鷺四姉妹にとっては祖母であったことが、この作品の悲劇であると同時に限りない優しさ(巴自身、その優しさをわかりやすく表に出す人間ではないのですけど)。

 茉百合の父である白鷺家の先代当主がなぜこのような凶行におよんだのか、その理由については語られてはいない。単にそのような気性を抱えた人物だったのかもしれないし、亡くなった本妻(小百合の母)の面影を小百合に求めて狂ってしまったのか……物語は語らない。事実として茉百合が生まれ、小百合の心は壊れてしまう。小百合は重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)と解離性同一性障害を患う。母親としての小百合、白鷺の女としての小百合、姉としての小百合。愛憎故からの悲しい自浄作用であって、小百合を脆弱だと誰も責めることはできない。使用人のように扱いつつも、白鷺の女として相応しい教育を茉百合に施したのは、小百合の精神安定という意味合いが大きい。母として茉百合を愛する人格、憎しみを抱く人格、全てを納得させる折衷案が妾の子として使用人のように扱うであり、巴が取り得ることができた最善の方策。嘘が破綻して真実が明るみにならないように、私生児という真実を混ぜて強固なものとする。そしてこの嘘にはもう一つの側面、強い強い想いが込められた願いがある。

より、賢く。より、白鷺家の娘として。
誰よりも、強く賢く、人を見抜き、美しい笑顔を―――。
誰よりも、誰よりも。


 全ては茉百合を誰よりも強く賢く美しく育てるためのこと。白鷺の娘として白鷺の女の幸せを掴めるならば、それはそれでもよし(茉百合と奏龍の画策があったとはいえ、婚約相手として最上の相手である皇家との婚姻を認めたのは、純粋によい家に嫁いで欲しいという願い、この側面もあったのだと思う)。しかし、もしももしも、茉百合に愛する男性が現れたとき、立ち向かい戦える強さを獲得して欲しいという願い。ある意味、形骸化した旧家の家風などを突き破り愛おしい人の手を離さない強さを獲得して欲しいという、祖母の孫娘(あえて孫娘という)に対しての愛情。

あの時、茉百合にこの家を出ていけと言ったこと。
それは激情ではなかった。
最も茉百合にふさわしいであろう道を、示しただけ―。


 いつか茉百合を白鷺家から放逐することを、白鷺巴という人間は予感していたのだと思う。もしかしたらのセンチメンタルな話をするならば、白鷺巴という人間自体が白鷺家という呪われた風習を、一番唾棄すべきものだと考えていたのかもしれない。かつて白鷺家の娘でありながら、家が決めた人間ではない男性と手を取り合い逃避行をした巴自身が一番感じていたことなのかも知れない。結果、巴を愛するが故に巴とあることを諦めた男性と、その男性の手を握り続けることが出来なかった自分。そのこと自体は、今となっては白鷺巴という人間にとって後悔も悔恨もない、彼女は白鷺家の巴として、自分の人生の階段としたから(これは後に同じ運命を辿ることになる白鷺家次女・霞織を見ても想像できる。この件を経て霞織が歪まずに人生の糧として今を生きているのは、彼女自身の聡明さもさることながら、きっと巴の経験則からの導きがあったのだと思う)。そして巴の目の前にいる若く愚直ながらも怯えることなく白鷺という怪物と立ち向かいその手を離そうとしない愛しい孫娘と孫娘が愛した男性。白鷺巴という人間が持ちうる全てを教えてきた孫娘が決定的に自分と違う点は諦めなかったこと。この二人のために巴が贈れる精一杯の愛情が、茉百合を白鷺家から勘当すること、白鷺の一切のしがらみから解放すること。この幕引きに至るための条件は、白鷺から一切を離れて生きていけることを茉百合自身が示すことであり、なにがあっても晶が茉百合の手を離さないことであり、小百合の全人格が憎しみだけではなく、茉百合を愛していることを示すこと。ほんとに最初から決まってた幕引きであり、純粋すぎる愛。だけども真意は伝わってはならない愛。

ねえ、あなたは本当は、
愛されるために生まれてきたの?


 呪われた生を授かり生まれた茉百合に小百合が投げかけた疑問であり、愛の存在証明への問い。この物語の本質。そしてこの物語は白鷺家の門を愛おしい人と手をとりあい出て行く茉百合と晶の姿によって答えられる。

あなたは 本当は、愛されるために 生まれてきたのよ


 茉百合自身が自ら示した答え。人は生まれも家も選べない。そして呪われた生を授かったからといって幸福な生を歩めないなんて道理もない。茉百合と晶の後ろ姿を見送りながら、呟いた小百合のこの言葉は愛の存在証明。しかし彼ら二人に届いてはいけない母の愛の言葉。この物語で示される愛は歪な愛などでは絶対にない。本質は純粋な愛情の物語であり、歪に見えざる得ないだけの真実の愛の物語。ただ一つ茉百合の名に小百合と同じ百合の名があることだけが、この語られることのない愛情の名残。

 しかし、まさか茉百合ファンディスクが此所までのものに仕上がるとは、完全に予想の斜め上をいった物語。嬉しい誤算。この物語をもって完全に茉百合√は昇華されたと言っても過言ではない。どうやらファンディスク第二弾も企画されているようなので、そちらも期待(どうもそっちは完全なファンディスクって様相っぽいけど)。

 P.S.この作品の奏龍の活躍っぷりは素晴らしい。きっとコレ(@おまえのせいで)を責任に感じてのことだと思うw この作品だけでも楽しめるように作られてはいますが、やっぱりFlyable Heartをプレイした方が細かい伏線が理解できると思いますのでプレイ推奨(晶の体質とか奏龍と茉百合との間に交わされてる約束とか)。あと、個人的には大満足なデキなのだけど、やっぱりこの規模でフルプライスに近いお値段設定はちょっと高いかなとは思う。

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[ 2010/06/07 16:16 ] ゲーム | TB(0) | CM(4)
エヴォリミットに突撃しようと思うんだが、どうですか!センセー!
[ 2010/06/07 20:43 ] [ 編集 ]
エヴォが先に終わったのに、なぜか後から終わった"君の名残は静かに揺れて"の感想が上がってることでお察しくださいw

今のところの評価は……
君の名残は静かに揺れて>リアル妹>エヴォ
あまつみそら!がプレイ中で未知数だけど……かなり良い感じ。

いや、エヴォもけっして悪くないんだよ……悪くないんだ……。こちらの期待度が高すぎたところあった。ただ、プロペラ入門作って意味ならばお薦めはできるけど、あやかしびとをプレイしたことあるならば、ちょっと拍子抜けするところはあると思う。

まあ、そのうち感想は書くと思う。
[ 2010/06/07 21:05 ] [ 編集 ]
おもろいヾ(^▽^)ノ
勇者と魔王、、ヤバいくらい引き込まれました
いやはや、文庫化しないかな、、と思ったり(*´д`*)
[ 2010/06/07 21:51 ] [ 編集 ]
http://ncode.syosetu.com/n8725k/

ログ・ホライズンも面白いので是非とも。
[ 2010/06/08 05:37 ] [ 編集 ]
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Author:ふきにゃ
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