もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

春は 優しいね ふたり 出会った季節 ごらん 桜舞う 知らず こぼれた涙

 
 フィー先輩が可愛すぎてソラニカエリソウ(挨拶)
なんだこの属性ミックスしすぎても奇跡的にバランスを保ってる萌えキャラ? そもそもにして姉キャラなのに妹キャラって矛盾がずるいだろ!w


・【感想】【エロゲ】処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 初回限定版処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 初回限定版
(2010/06/30)
Windows

商品詳細を見る


 女装潜入モノとしてのインパクトって意味では流石に1を越えられたとは言わないけども、正統後継作って印象ですね。どちらかと言えば今回は前作に比べて群像劇的側面が強く、聖應女学院年代記の新たな1ページって印象。そういった意味で共通ルートに比重が大きいのは良かったのだけど、一周目のプレイで感じた印象がほぼ全部って感じで、ちと個別ルートが弱い印象になっちゃてるのは少し残念。キャラ攻略後半になればなるほど、似たような展開を体験しなくてはならないので飽きてくる。このゲームの場合は一番好きなヒロインを後にとっておくではなく、一番最初にプレイしてしまう方がいいかもしれません(これは1も一緒ですけどね)。

 個人的にお気に入りシナリオで言うと、香織理>薫子>雅楽乃=淡雪>ケイリ>史の順番かな。どのヒロインも魅力的で可愛らしくはあるのだけど、先ほど述べたとおり個別シナリオが弱いのと、流石に1のツンデレラこと貴子さんほどのカリスマはなかった印象ですね。まあ、貴子さんの場合は本人の魅力もさることながら、時代が味方したタイミング的なものがあるので、一概にそれを望むのは酷ってモノかもしれませんけど。

 主人公の千早の話をすると、流石はおとボクシリーズの主人公!って感じの完璧超人。完璧度でいえば前作の瑞穂の方が寛容、包容力、慈愛といった精神面においては一枚上手の印象を受けるのですが、ある程度心にトラウマ的なものを抱えてる千早の方が主人公としては個人的には好きですね。まあミスターヒロインって意味では圧倒的に瑞穂ちゃんだと思いますけどw ここら辺のトラウマチックな千早に欠けているものを補うためのダブルエルダー(二人で一人前だけども一人じゃ出来ないこともできる)ではあったのでしょうけど、瑞穂ほどではないにしても千早が完璧すぎて上手く作用してるとは言い難いところがあったのは、明らかにこの作品の瑕疵。

 以下、追記にて個別感想(ネタバレあり)。



 
 
 最初に千早の話をすると、千早の双子の姉・千歳の死を受け入れられずに心を病んでしまった母親。心を病んでしまった妻をみて体裁から家庭を顧みなくなった父親。この家庭環境から心を閉ざしてしまい、周囲から浮いた存在となり不登校になってしまう。不登校になった千早に再び自分と向き合ってもらおうと、半ば母親が無理矢理に聖應女学院に編入させるのが物語の導入なわけです。この基幹にある千早の心の傷自体は、聖應女学院の乙女たちと精神的交流や彼女たちの抱える問題を解決していくうちに解消されていくわけですが、どうも千早自体のスペックが高すぎてサクサクと自分だけで納得して答えを得てしまってる印象を受ける。この物わかりのよさを見ていると、わざわざ前作の完璧超人・瑞穂と区別して心に隙を作ったキャラメイクをする必要があったのか?と首を傾げるところもある。まあ、これは千早だけのせいではなく、タイトルに"2人のエルダー"とあるのにも関わらず、もう片方のエルダーである薫子が完全な庇護対象だったところにも原因があると思う。攻略対象キャラ6人中4人が下級生であり明らかな庇護対象(まあ、ケイリはちょっと特殊だけど)な上に同級生である薫子まで庇護対象で、千早と同じ立場同じ視点で歩んで行ける、彼にとっての同胞と呼べるキャラが香織理だけだったのは失敗だったと思いますね。それでも魅力的すぎる主人公なのが千早ちゃんの千早ちゃんである所以であり、おとボクの名を冠する作品の主人公だと言える。


・度會 史
 んー、かなり割りを食ったキャラクターだと思う。そもそもにして前作における一子ルートっぽいヒロインとのフラグを昇華できないと強制的になるノーマルED的な印象を受けてしまうのが可哀想すぎる。メイドとして幼い頃から千早に仕える史の秘めている感情が爆発する話でもなく、千早が自分の想いに気づいてあれよあれよのうちに進めていちゃう物語なので、史というキャラの個性が出し切れていたかと言われると首を傾げる。まあ史自体が職業侍女ってこともあり、感情を表に出さないわかりやすいぐらいわかりにくい(笑)な甘え方しか出来ないキャラではあるので可哀想ではある。度會当主と千早との対談やEDの一コマは好きなんだけど、やっぱり負わされている役目としては、サブキャラって側面の方が強い印象を受けますね。


・ケイリ・グランセリウス
 星の王女様(笑)。なんとなくこのワードと彼女の品格と彼女の性質上嘘は吐かないってイメージがあったので、彼女の出自については、小国か亡国の王女なのかなァ?ってイメージを抱いていたけども……まんまでしたねw

 彼女のルートはこの作品のカラーからすれば、多少乖離しているところはある。いきなりケイリの命を狙う暗殺者の登場。生死不明になるケイリ。暗殺者の正体を暴くために動く千早。ワードだけ聞けばハァ?って感じでしょうね。聖應女学院って閉ざされた聖域の雰囲気を考えるなら、些か剣呑な展開(まあ前作でも貴子とか襲われたりするけども、それが主軸に絡むシナリオではない)。ただ、この物語の落としどころもまた聖應女学院という閉ざされた聖域だからこその終幕。優しさに満ち溢れた御伽噺のようなこの場所だったからこそ、非情になりきれなかった一人の暗殺者にもたらされる新しい道。誰かの優しさが誰かの優しさに灯火をともす物語。このルートを振り返ってみるとケイリのためのルートというよりは、この作品の大テーマである"人の優しさ"を語りたかった物語だったのだと思いますね。


・冷泉 淡雪
 この作品で唯一と言っていい女装バレのイベントが発生するルート。もちろん他ルートでもあるんだけど、千早が男性ってことを知ってショックを受け、シナリオに影響するって意味では唯一かな。女装潜入作品の場合は女装してることがバレることが一大イベントになる場合が多いのだけど、この作品の場合はバレてもまったく相手が問題にしないところがあるので貴重な存在ではあるw といっても淡雪自体が千早にベタ惚れなのと、千早自体の人間性が完璧なために大事にはならないんですけどね。

 彼女の物語は冷静に考えると無情で、親の引いたレールの上を走らされ、その引かれたレールで大成できる才覚が彼女にはなかった。そしてそれは誰が悪いのでもない。母親は母親で淡雪のことを思いやる心からの行為だし、淡雪は淡雪で自分の中で一生懸命やって届かなかっただけの結果。世界は優しい場所ばかりではなく、淡雪の何代前かわからないほどの隔世遺伝の金髪・碧眼という容姿は、冷泉家にとって世間の風当たりも強く、辛かったことの方が多かった事かも知れない。母親が淡雪に華道の家元の地位を求めたのも、淡雪がそれに答えようと必死に頑張ったのも、お互いの愛情故からの事。それがお互いに空回ってしまった。目的と手段が入れ替わってしまったのが、この親子の悲劇だったのでしょうね。淡雪自身が千早の支えもあって新しい夢に気づけたことと、母親も願っていたのは純粋に娘の幸せだったことに気づけたことは、この親子にとっての幸い。


・哘 雅楽乃
 二年生にして華道の腕前から御前の二つ名で呼ばれ学園で羨望を集める雅楽乃にとって、突然現れた千早は唯一甘えられる存在。その落ち着いた物腰や卓越した生け花の腕前から勘違いされがちだけど、彼女自身は普通の女の子。周りの生徒同様に憧れのお姉様に熱をあげて甘やかしてもらいたいと思っても、それが出来ない風格というか、他者が近寄りがたいオーラが出ちゃってたのが彼女の不幸。そんなわけだからはじめて甘えられる存在の千早に出逢ってからの彼女の甘えっぷりは、見てるこっちが微笑ましいぐらい。彼女の凄いところはダダ甘えでもどこか品があるところだよなァw 千早が男であることを知っても、自分が好きになったのは千早お姉様という人間ですと押し倒す彼女の姿は、なんつーかカッコいいわw

 この作品で千早と最も近い目線で人生を見つめていけるのは、香織理を除けば雅楽乃じゃないかなァと思う。千早にだだ甘えキャラで見失いそうになるけども、彼女の価値観や考え方はかなり固まっており、自分の視座というものを確実にもっている。花が好きな彼女にとって華道という格式に固まった世界では、自分の世界を表現するには狭かったのでしょうね。ラストで家元の座を辞退した彼女決断はそんな決意の顕れであり、もちろんのこと千早の支えもあってのことでしょうけども、彼女は一人でも華道という世界から飛び出していたんじゃないかなぁと思います(千早との出逢いによって早まったのは確かでしょうけど)。

 語られてはないけども、なんとなく次代のエルダーなら、この娘さんだろなと思わせる風格があるよな雅楽乃さん。


・七々原 薫子
 さてと、問題の娘っ子。いったい七々原 薫子はなんだったのだろうか。
冷静に考えると、この作品の一番の問題児と言える。2人のエルダーという明確なサブタイが付いてるにも関わらず、彼女自身はエルダーとしてはさほど何もしていないw 千早と薫子の2人が寄り添いあって、お互いが足りないところを補い合いつつも、かつてのエルダー達に負けないほどの聖應黄金期を作るかと思えば……千早のハイスペックな影に隠れてしまった罠w

 薫子の低スペックっぷり(笑)を受け入れられるかについては『櫻の園のエトワール』を読んでいるかどうかで評価は違ってくると思う。孤高だった彼女が結局のところ誰よりも乙女なのは、彼女のお姉様である奏や今作の主人公:千早が溶きほぐしたところがある。そこら辺のある種の性能劣化というか、孤高に咲く花が、誰かに見て貰うために咲く花に変わる説得力が、本作だけでは伝わりにくかったところは少しある。結局のところ薫子の家庭の問題とかをシナリオに絡めてるけども、あくまでも薫子をお姫様に据えたかったんでしょうね。2人の関係は、お姫様のような王子様と王子様のようなお姫様であり、変な言い方をすれば薫子は囚われのピーチ姫である必要があったのでしょう。その存在自体が王子様に力を与えるカンフル剤みたいな。作中で一番蓮っ葉でがさつな感じがする薫子だけども誰よりも乙女なところがタチがわりぃーよ! おまえもっとがんばれよ!って怒れないんだモン!w

 もしかしたらのifの話だけども、千早の正体をラスト付近まで知ることのないシナリオだったら面白いことになっていたと思う。あー、ダメだ……きっとこの娘耐えられないw


・神近 香織理
 精神的に一番千早に近いのが彼女でしょうね。似たような問題を抱えているところも、家族・学園側以外ではじめての共犯者って側面も大きいと思う。この物語で唯一千早が父親を許そうと歩みよる姿を、香織理の父親との確執を溶きほぐす展開と重ねて描いているのは素直に上手いと思いました。学園での出来事で成長して、過去の傷を乗り越えて2人が親に挑むシーンは白眉。親には親の都合や理由があり、それは子供にはなんの関係もない都合だとバッサリと切り捨てた上で、それでも許したいと感じている、愛おしいと感じている心を吐露する2人の叫びがクロスオーバーする姿は、この作品で一番のカタルシス。

 この2人の関係は妙というか、この作品では異質ではある。お互いが大人なところがあるので落ち着いた恋愛というか、イチャラブって雰囲気はない。やっぱりこの2人の関係を表すなら、同志・同胞が相応しいのかもしれない。庇護の象徴としてのパートナーが薫子とすれば、対等な立場でお互いが成長できるパートナーの象徴が香織理なのでしょうね。


 この作品というかシリーズのテーマがなんだったのかと言われると香織理ルートのエピローグが語るように……

桜に迎えられて、そして桜に送り出される……そんなお伽噺みたいな世界。
そんな、優しさに満ち溢れた世界。

――この世界は、そんなに恵まれた場所ばかりじゃない。

人が、本当に人に優しくなれる場所なんて……ほとんど無いのかも知れないわね
……そう、ここは奇蹟みたいな場所でしたから


 これは『櫻の園のエトワール』のあとがきでも、ライターの嵩夜あや氏が述べていますけど、一貫して"優しさ"なんでしょうね。世界は優しさに満ちてはいない……でも、この場所は優しさに満ちあふれている。人が、本当に人に優しくなれる場所で過ごした日々を胸に抱いて、巣立っていく。その優しさを誰かに伝えるために。本当にお伽話のような話だけども、そんな希望が相応しい物語を紡げる場所なんでしょうね、聖應女学院という場所は。

 総括すると細かな粗は目につきましたけど、おとボクの名を冠する相応しい作品であり、正統系譜の物語だと思います。個人的には大満足。

 P.S.思うところは若干あったのだけど、幽霊ネタはねぇ……おとボクだからねぇ……いいんじゃね?と思うことにしました。だって千歳さん可愛いしな!w


スポンサーサイト
[ 2010/07/05 15:59 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

ふきにゃ

Author:ふきにゃ
エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

ついったー
<
カレンダー
09 | 2017/10 [GO]| 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事一覧 カテゴリ一覧 コメント一覧 トラックバック一覧 プロフィール リンク一覧
[カテゴリ]
WEBコンサルティング・ホームページ制作のバンブーウエイブ
お買い物メモ
アソシエイトじゃないよ。単なる買い物メモ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。