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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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目覚め視えるおぼろげな黒の記憶は ただなつかしく涙が溢れて 僕を包んだ

 
 なにこのト○ック!(挨拶)
00年代も終わったというのに、いまトマ○クなのか……つまり当時は時代が追いついてなかったのかッ!!(ねぇーよ)


・【感想】【ラノベ】アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~
アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫 い)アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫 い)
(2010/07/17)
伊藤 ヒロ

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『魔法少女禁止法』制定から10年。一切の魔法少女活動が禁止された世界で、引退を拒否して非合法のまま活動を続ける魔法少女がいた――。
気弱で女の子みたいな所のある少年・佐倉真壱は、彼女に助けられたことがきっかけで女装魔法少女となり、元魔法少女達を狙って起こる事件を追いかけることに……。


魔法少女ニ変身ヲセシ者ハ、二年以下ノ懲役又ハ二五〇万円以下ノ罰金若シクハ科料ニ処スル。
呪文ノ詠唱又ハ魔法ノ行使、若シクハジュエル!・虹色ハートフル・リピュアーヲ含ム一切ノ魔法攻撃ヲセシ者モ、同様トスル。


 なんともなんとも……凄まじいなァw まず前提として魔法少女よりもWATCHMENを知ってるかどうかで印象がガラっと変わってくる作品だと思う。巨悪を倒してしまったあとの世界、戦うべき敵のいない魔法少女はどうなるか? 社会は魔法少女という巨大な力をどう扱うか? これは魔法少女の黄昏の物語。些かヒドいもの言いをするならば魔法少女のなれの果ての物語。セーラー○ーンみたいな第三世代魔法少女どころかリアルタイムで第二世代魔法少女を観ていた自分としては、一時代を築いて後から後から続く作品に埋もれ"萌え文化"の一属性としてカテゴライズされ現在に至る、消費されていった魔法少女というジャンルに郷愁すら感じる。消費と快楽が資本主義の基本的原則だというならば、筆者があとがきで語るようにそれは決して悪いことではなく、むしろ正しいことなんですけどね。この作品が語ってるエンドロールを迎えたあとの魔法少女達の姿はそんな具現化。時代の衰勢の中で想い出だけは永遠に近い形で呪いのようにのし掛かる。夢や愛や希望の具現化として人々の憧れである魔法少女を題材にしてるだけあって、その落差は凄まじい。

 この魔法少女という美しいものをリスペクトの精神を忘れずに醜くグロテスクに貶めたって点は、数々の精神的な凌辱作品を世に送り出してきた伊藤ヒロという人間の独壇場。もし伊藤ヒロ氏のPC作品をプレイしたことがあるならば、氏が以前に世に出した作品群のテーマと、この魔法少女が合法だった世界を盲目な楽園のように描き、魔法少女禁止法が制定された後の、魔法で人を幸せにできると信じて疑わなかった魔法少女が幻想となり夢から覚めた汚泥にまみれた世界とを見比べるのも面白いと思う。この魔法少女禁止法が制定されたあと、唯一非合法に魔法少女活動を続ける"おしゃれ天使スウィ~ト☆ベリー(24歳)"の姿と、一人果敢に戦うスウィ~ト☆ベリーの姿に崇拝の念を抱く、新しい魔法少女・佐倉慎壱。魔法少女のなれの果てと言うべきベリーと、ベリーが通過して置き去りと捨て去った魔法少女という幻想を、盲目に憧憬を抱く慎壱……この二人の対比は実にエグい。当時8歳だった魔法少女の一人が熱狂的なファンに惨殺され、その犯人の心に"キレイなココロ"が輝いていたエピソードのように、憧れというキレイな心が狂気を胎むように……まさに時代の趨勢の中で消費され新しいものの中に埋もれていくこの世界の暗喩のようで。

 ほんと悪質で下品で子供っぽいギャグのような物語でありそんな物語なのに、一切おちゃらけてない、むしろシュールさが痛々しくどうしようもない現実。いつだって悲劇は喜劇を内包してるものだ。まあ元々この冗談から始まったものが企画として実を結んだのだから、悪質な冗談のようなこの作品には実に相応しいエピソードだと思う。エロゲの伊藤ヒロ氏を知っている(特にブサイク系)人間にとっては、ラノベ媒体なのでやや温和しめの描写だなと思うものの、一般ラノベにしてみれば突っ込みすぎた描写がこの作品の凄惨無惨さと実に親和している(まあ凌辱グロが苦手な人にはキツイと思うけども)。まあ、第四世代魔法少女こと魔法おとこの娘やりたかっただけかもしれないがw

 この本読んだあとにハートキャッチプリキュア!を観たら、痛々しくて観てられなかったよ! まったくなんてことしてくれるんだ伊藤ヒロわ!w

 あっているかどうかわからないけど、作中に登場する魔法少女のモチーフを推測してみた。

・魔法のスウィ~トおしゃれ天使:愛天使伝説ウェディングピーチ(時期が近かったこともあり、当時よくセーラームーンのパクリと言われていた)。
・魔法のアイドル戦士キラキラスターズ!:美少女戦士セーラームーン(疑いようがないぐらい作中であからさま)。
・ホーリープリンセスかぐや:赤ずきんチャチャ(半人前の魔法使いとボーイフレンド二人とが合体するってところからアニメ版チャチャと推測できる)。
・幻想剣士スターレットガールズ:魔法騎士レイアース(異世界モノってところと、キラキラスターズ!同様に作中でかなりあからさまに推測できる材料が揃ってる)。
・空飛ぶダックさん・DE・ニコルソン:愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん(変身すると動物系、あと力強い)。
・魔法少女マジかるウサミーSOS:魔法少女プリティサミー(タイトル的にはナースエンジェルりりかSOSも混じっているけど、中身としてはサミー。ライバルキャラが二重人格ってところからも推測できる)。
・魔法怪盗アルセーヌキャット:怪盗セイント・テール(年代と結局ただのマジシャンの娘ってところで)。


 中にはおまい魔法少女でないやん!ってのも混じってるけど、作中で第三世代魔法少女が活躍した1992年から魔法少女禁止法の法案が可決された1997年まで縛りで考察するとあながち間違ってないと思う。ちなみに・花の騎士ハニーゴールドはキューティーハニー(ラブエネルギー元素変換システムはハニーの空中元素固定装置)で、魔法の少女スウィート・ショコラは魔法のプリンセス ミンキーモモ(82年って活動時期と大人になる魔法ってところから)かな。

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[ 2010/07/19 13:30 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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