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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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綱渡りの日々 どちらに墜ちても生命は無い まっすぐに進むだけさ

 
 なにこの強烈なツーショット!w(挨拶)
どっちも素手で体長2mのカマキリとリアルシャドーできそうなのが恐ろしいw


・【感想】【ラノベ】ヴィークルエンド
ヴィークルエンド (電撃文庫)ヴィークルエンド (電撃文庫)
(2010/07/10)
うえお 久光

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『ヴィークル』、それは自分自身を『乗り物』のように知覚させる違法の『サプリ』。それを用いて行うゲームが“ヴィークルレース”―生まれてくるすべての子供が先天的な“欠陥”を持ち、『サプリ』と呼ばれる補助剤の助けがなければ感情を制御できなくなった近未来。仲間とともに“ヴィークルレース”に興じる少年、羽鳥カナミは、ある夜、不思議な少女と出会う。少女の名前は出雲ミクニ―“新世代”と称される歌姫との邂逅は、羽鳥になにをもたらすのか。レースの先に待ち受けるのは、栄光の未来かそれとも―うえお久光が贈る青春爆走劇。


 なにはともあれ全裸紳士! 色んな感想を差し置いてこれが一番最初にくるw 熱をもてあますならば脱ぐしかない、熱ければ脱ぐ! 生物として当然の選択。そして実のところその程度の理由でしかない物語。あると思った理由なんて最初から無く、無いのであれば最初から何も失ってもいない。生まれてきたことに理由も理屈も要らない、ただ生きていく上で自由に背負うものを探し求め選ぶ。自由自律、本当の自由とは己を律して、時には自分の意志で流れに逆らうこともできるように、悩みや迷いといった感情を背負い向かい合おうとすることすらも自由。

 紫色のクオリアで感覚質を題材と選んだうえお氏が、今度は共感覚という題材で若者の疾走を描く。先天的に感情を制御できない"欠陥"を抱えた子供達が生まれてくる近未来、子供達はサプリと呼ばれる前時代で言うところのドラッグに近いクスリで感情を制御して生きている。自分にあったサプリの組み合わせを試すうちに子供達は、自分の肉体を乗り物≪ヴィークル≫に見立て、通常に人間ではできない肉体操作をする術を身につける。このサプリを使って己が肉体でレースをするのがヴィークルレース。イメージが伝わりにくいなら、エア・トレックを使わずに自分の足でレースをするエア・ギアみたいなものだと思っていただければいいかと(自分は知らなかったのだけど、一応モデルとなるパルクールというスポーツがあるらしい)。

 一応、大人達が障害と捉えている子供達の先天的な欠落を、大人達のように障害と捉えるかそれともギフトと捉えるかといった、種としての進化・退化のテーマはあるものの、その実さほど重要ではない。それこそ主人公の全裸紳士羽鳥が語るとおり、どうしよういもないことはどうしようもなく、どうにかする必要もない。これも羽鳥の言だが、いまはマイノリティな子供達だけども、時間が経てば子供も大人となり今の大人は居なくなる。マイノリティがマジョリティになるだけの話……時間は彼らの味方だから。これは新世代のパイオニアの物語であり、自由に自分たちの未来を切り開いていく若者達の物語。一瞬一瞬を閃光のように、速く、速く、より速く、どこまでも自由に疾走していくロックンロール。もしかしたら羽鳥たちも次代の子供達からすれば、かつての大人達のように古い人間となるかもしれないし、おそらくはなるだろう。だけどもその連続性が人間が長い間積み重ねてきた道程。ヴィークルレースそのものよりも、旧世代に風穴を開けるべくギラギラとした野望を抱く若者達の姿というか、新時代の奔流のような得体の知れないエネルギーこそが本作の見所であり本質。この時代、この時に、羽鳥達のような子供達が生まれ、誰も知らなかった肉体の可能性を見出したことについては、人間という種に対して世界がなにかしらの変革を求めたようにも思える。それが良き進化なのはどうかは別としてと言うか……それに意義を持たすのがこれからの羽鳥たちの物語だろう。

 確かに一冊完結にしては詰め込むテーマが多すぎてやや駆け足な気もしますし、ラストのヴィークルレースなんてアッサリしすぎていたかなァと思わなくもないですが(全裸は素晴らしかったがな!w)、羽鳥が感じてる熱と同様に不思議な熱量を感じる作品でした。この不可思議な熱量に近い感覚を昔に体験したことがあると思ったら……20年ぐらい前にTVで見たベルリンの壁崩壊の時に感じた感覚と似ているんだなァと思った(もちうろんTVで観てただけだけど、不可思議な熱量と興奮を感じたことを覚えている)。

 ネットを探したらパルクールも動画があったので貼っておきます。もしこれから読まれる方がいるならば、先にこの動画を観た方がヴィークルレースのイメージは掴みやすいかと思います。



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[ 2010/07/20 00:57 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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