もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

失うために生まれてきた 満ちてゆく月に 儚い願いをたくした日々は 戻らない

 
 your diaryの公式サイトプレオープンきたーーー!(挨拶)
まだヒロインのデザインが公開されただけだけど、漲ってきたッ!! 夏ノ雨も良作だったのでyour diaryも大期待。


・【感想】【ラノベ】月光
月光 (電撃文庫)月光 (電撃文庫)
(2010/09/10)
間宮 夏生

商品詳細を見る

退屈な日常から抜け出したいヒネクレ男子・野々宮。
 ある日、彼は美人で成績優秀、さらにゴシップが絶えないクラスのアイドル・月森葉子のノートを拾う。そのノートからはみ出す紙切れにアイドルとは程遠い言葉──『殺しのレシピ』という見出しを見つけ……その日を境に月森との仲が狭まっていく。
 シニカリストとキュートな悪女、そんな二人の不思議で奇妙な関係とは……!?


 端的に言えばサスペンス風ラブコメなんだけど、動機やらトリックやらオチなどは想像の範囲内の展開で、正直なところ、うーん? と、首を傾げたくなるところも多々ありますが、不思議な魅力のある作品だと思う。まずはキャラの構築は巧いなと思う。シニカルを気取っているけど年相応に背伸びした感じが、ある種の痛微笑ましい主人公のの野々宮くんに、あの手この手で野々宮くんを籠絡しようとする完璧超人な小悪魔の葉子。この二人を軸に周りを固めるキャラ達も実に魅力的で、地に足の付いた高い文章力も合わさって、ほんと小気味良いテンポを生み出しているなァ(まあコレについては自分の好みと一致したからであって、主人公・野々宮のようなシニカルなキャラが苦手って人には受け入れ難いかもしれないけど)。

 さて、あらかじめにトリックやオチなどが読めると書きましたが、この作品を書評する上で、実のところそれほどマイナス点にはならないんですよね。なぜならトリックやオチに重を置いている作品ではなく、共有の秘密を持った、持つに至った二人の男女の緊張感溢れる会話がメインなので(そら、オチやトリックで度肝を抜いてくれることに超したことはないけどさ)。この野々宮くんと葉子の会話は狐と狸の化かし合いなのに、傍から見てると睦言でしかあり得ないのが、ほんとに不思議な心地よさだった(まあ俯瞰してみりゃ野々宮くんが釈迦の掌の孫悟空なわけだけどw)。なんつーかある種のピロートークだよこれw

恋する女の子は無敵だって誰かが言ってたけど、案外、馬鹿に出来ないわ。現に今の私は何だって出来そうだもの


 さて月森葉子という少女である。ミステリアスであり、コケティッシュであり、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。ある種、男の願望が具現化したような存在といえる。だが彼女はたおやかでありながらしたたか。美しい花でも食虫植物の類。彼女を形容する言葉は倫理感やらに照らし合わせれば、悪女のひと言ではあるのだけど、彼女の魅力はその悪女と言う言葉すらも内包したところにある。そして彼女の一番恐ろしいところは、どこまでも一途な乙女であるところだ。隙のあるところまで隙のない完璧超人な彼女の本質が、実のところ王子様を夢見る乙女なのだから、ほんとタチが悪い。そら野々宮くんでなくても本当の月森葉子という少女を理解してるのは自分だけでいいと思うわなw 自分の魅力、武器を理解して効果的に扱い、コントロールする術を意識的に知っていると同時に、無自覚な魅力すらも無意識レベルで駆使するのだから手に負えない。元から無敵な少女が、全力を持って恋してくると宣言するのだから、野々宮くんのこの先の苦労に少々のやっかみを込めてザマァみろと同情する(そしてその苦労を差し引いても余りあるものを提供できると宣言できる葉子は、本当にタチが悪いなぁw)。

 『月光』というタイトルは、実のところラノベのタイトルとしてはインパクトが弱くはある。しかし読了後の気持ちは、この作品は『月光』というタイトルでしかあり得ないなァという気持ちになる。野々宮という光を浴びて、その反射によって普段とは違う真実の貌を見せる葉子。この二人の関係はまるで太陽の光を浴びて輝く月光のようだ。

 なんとなく絶賛気味だけど、本巻においてはおしいッ!!って気持ちが大きい。というかこの物語は本巻をインフラ整備として、次巻から面白くなるのではないだろうか?(続巻があるのかどうかわからないけど)。未来さんや刑事の虎南に、野々宮くんのことを好きな宇佐美を巻き込んで、不可思議な事件とかに挑む野々宮くんと葉子って展開なんかを見てみたいと思う(野々宮くんが興信所的な探偵役で葉子が安楽椅子探偵的なデウス・エクス・マキナで)。

スポンサーサイト
[ 2010/10/17 20:27 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

ふきにゃ

Author:ふきにゃ
エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

ついったー
<
カレンダー
09 | 2017/10 [GO]| 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事一覧 カテゴリ一覧 コメント一覧 トラックバック一覧 プロフィール リンク一覧
[カテゴリ]
WEBコンサルティング・ホームページ制作のバンブーウエイブ
お買い物メモ
アソシエイトじゃないよ。単なる買い物メモ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。