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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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朝の人混みを眺めて コーヒー飲んでいる 焦りなどないかのように 人には見えるだろう 今 目の前に後戻りできない時間が 確かに流れてることを 私は知ってる

 
 キッキングのOPムービーきたーー!(挨拶)
さあOPムービーが公開された盛り上がりに比例するかのように、『うらやめ! キッキン 愛のために』が混沌化……いいぞもっとやれ! そして次回のゲストは和泉つばす嬢……第一回、第二回と逸材(逸脱人材の略)達に無駄に敷居を上げられてしまった、つばす嬢の明日はどっちだ!(もうぱんにゃ解体ショーのテンションで挑むしかねぇーなw)。


・【感想】【ラノベ】死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死
死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死 (メディアワークス文庫)死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死 (メディアワークス文庫)
(2010/10/23)
野崎 まど

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「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、ある女生徒から声をかけられる。自分がその「死なない生徒」だと言ってはばからない彼女だったが、程なく彼女は何者かの手によって殺害されてしまう―。果たして「不死」の意味とは?そして犯人の目的は!?第16回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞者・野崎まどが放つ、独創的ミステリ。


 作者もあとがきで述べているとおり、"永遠の命"という矛盾をテーマにした作品。永遠という無限と命という有限。そも永遠の命を確かめるならば、永遠を観測しなければならず、永遠は永遠に終わらないから観測できない……それこそ例え"永遠の命"なるものが在ったとしても、命ある限り永遠は続くのだから、鼻先にぶら下げられたニンジンを追いかけ続けるようなもの。この"永遠"と"命"という二律背反する二つのワードに対して作者なりの思いを語ったている姿勢は好感が高いですね。まあ文字通り"命題"がテーマなので十全の答えが提示されるわけじゃないですけども、作中で語られる"永遠"と"不死"という言葉の差違から逆算するようなアプローチは面白いと感じました。

 受け取り方は多々あるでしょうけども、個人的にこの作品が提唱した識別組子の永遠の命は、出来る出来ないはともかくとして概念としては有りだと思う。不死を定義するときは生命についてを定義しなければならず、いまだ生物学的にも定義の定まっていないこの事象を完璧に定義することは難しい。

"外界と自己を隔離する境界を有する"・"自己を複製する能力を有する"・"境界の外から物質を取り込み代謝する能力を有する"この三つを持っているものを一般的に生物と定義している


 作中でも語られている一般的な生命の定義ですが、ほんとに漠然としている。ただこの定義に従って、これを永遠に続けることが出来るのであればそれはそれで"永遠の命"ではないんだろうか? 作中のラストで語られる識別組子の"永遠の命"と言うものは、あながち的外れなアプローチとも言えず、彼女が永遠に上手くやることができるのならば、それは"永遠の命"なのかもしれない(逆に言えば極めて"群体"に近いこの手段しか、現実的に生物としての形質を維持したまま"永遠の命"を実現することは出来ないと思う)。まあ、まさか"集合的無意識ならぬ集合的有意識"とでも呼ぶべきアプローチでくるとはいい意味で裏をかかれたよ。そしてこの物語の語り手が教師という"人に物を教える"という職業なのがあまりに皮肉で痛快。

 そして野崎まど作品特有のデウス・エクス・マキナ。物語の最後の最後で全てを薙ぎ払う、素敵に全てを台無しにしてしまう存在。識別組子の"永遠の命"を提示され、考察した挙げ句に提示されるジョーカー。永遠の命を定義するのに、命と生物という有限の定義を考えさせられたいまとなっては、この突きつけられた"永遠"をなんと名付ければよいのか戸惑うしかない。死なないということは生物ではない……生物でなければ生きてはいない(作中で語られているとおり、単細胞生物やベニクラゲみたいな例外もあるけども、思考能力のある多細胞生物を考えるとないと言える)。そして死なないと言うことは命がないとも受け取れる。そら、さまよいもするでしょうとも……命を持たない"不死身"、"不死"が、孤独から同種の命を探そうとしているのですから。まったく皮肉が効き過ぎて滑稽な笑い話にしかならない。まだルーマニア地方でも彷徨った方が建設的と言えるな。こーゆう存在をなんと表現するのかと戸惑うと言いましたが、実のところ単純明快すぎて口にするのがはばかれるだけで、ひと言で言うなら"化け物"と表現されるわけですよ。もはや命の定義から外れている存在。"永遠の命"なんて言葉が馬鹿馬鹿しくなる。ただの"永遠"という不確定で不安定な現象にすぎないんだから本当に滑稽。ここら辺の滑稽さに真剣に挑み突きつけてくるのが野崎まどという作家の真骨頂だなw なんか"永遠なんてものは何処にもないという永遠の真理が在るのみ"みたいな、在るのか無いのかどっちだよ的な人を喰った感覚が痛快で仕方ない。ほんとタチの悪いなァ……野崎まど作品はw

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[ 2010/11/07 00:12 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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