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吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

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それは「永遠の祈り」 そして「未来」という名の奇跡を知る

 
 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-タペストリー -you will meet yourself-コンプ!(挨拶)
どちらも色々と考えさせられる作品であり、どちらも純粋に愉しめた作品。今年はエロゲ業界は幸先が良いスタートをきってます。
まあ、さくらさくらはサクラチルですけどw

・【感想】【エロゲ】夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-
夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle- 初回版スタンダードエディション (予約特典付き)夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle- 初回版スタンダードエディション (予約特典付き)
(2009/02/27)
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 ファンディスク……このひと言で表現するにはもったいないと思う作品。
月と地球の間に横たわる38万㌔という距離。太古に争いあった地球と月の確執。あるいは十全に理解しあうことができない故にすれ違う人と人の心。物語の基幹にあるのは断絶であり、その断絶からの再生。もっと言えば再生に向かうために歩みだすが"夜明け前より瑠璃色な"のテーマであると思う。たしかに作品テーマの補完をファンディスクでするのは珍しいことではないのですけど、徹底して強化してきたな思いました。

既存のヒロインシナリオにについては、達哉とヒロイン達のその後の日常が切り取られてるってイメージ。どのヒロインシナリオもボリューム的に小粒ですし、イベント的に特に大きな事件も起こる話ではないのですが、なんか懐かしい空気というか、その素朴さがむしろ"夜明け前より瑠璃色な"と言う作品にふさわしい気はします。たしかにキャラによって出来不出来の差はあるんですけど、こんな感じの日常を送っているんだろうなァ…と、幻視していたイメージがそのまんまストンと納まった印象ですね。そして麻衣はあいかわらずエロ可愛いよw

翠・シナリオはアレだ……むしろこんなに翠って可愛いかったけ?と、失礼にも笑ってしまった。なんか一生懸命背伸びしてヒロインやってます感が失笑を通り超して、もらい泣きしそうだったよw
シナリオ自体は良くできてると思うし、純粋に翠の夢に対する姿勢にエールを贈る気持ちはあるんですどね。良くも悪くも自分の中にある彼女の記号は名脇役であり、一度、脳内にインプットされてしまったイメージに振り回された自分が悪いですね。

エステル・シナリオは本編シナリオ込みでプレイ推奨。
"夜明け前より瑠璃色な"という作品のメインテーマは、フィーナ・シナリオよりも、むしろエステルの方が色濃くでてると思います。地球と月の確執の縮図であり、その断絶の距離を縮めるための一歩。そして、エステルの存在自体が、その一つの答えであり到達点。
Moonlight Cradleの方では、本編シナリオで不足ガチだった、いちゃラブ分が多分に補完されていて、ニヤニヤが止まらなかった。比較的、地の足の付いてるけよりなヒロインズの中では珍しいおポンチキャラなエステルさんに和みまくりました。

完全新キャラのシンシア・シナリオですが、フィーナ・シナリオを"夜明け前より瑠璃色な"というお話の王道であり正史とするなら、シンシアシナリオは他方面からの観測によるifの話であり、この作品のテーマの補強が一番色濃く顕れてるシナリオだと思います。(もちろんシンシア・ルートとして単独で完成された正史ではありますが)。
達哉とシンシアのお話であると同時に、700年という時間を越えて再び邂逅した、とても不器用で優しい姉妹の物語。フィアッカとシンシア、道は違えども同じ方向で人類を見守る守護者。姉はもはや現象と呼べる存在になりながらも、700年前のオーバーテクノロジーの監視、人類がそれを手にしても再び過ちを犯さないように見守り導く道を選び。妹は自らが作り上げたテクノロジーごと時の果てと呼べる場所で一人眠りにつき、いつか人類が再び自力で自分の居る場所に辿り着くことを待ち続ける。その時、人類が再び過ちを犯さない良き成長を遂げていることを願って。
たしかに、シンシア・シナリオのラストはもの悲しいものがあると思います。出会って、恋をして、別れる。全てを放棄して、達哉と寄り添うことが出来る選択肢があることも、輪をかけていると思います。だけど、出来ても選ぶことは出来ない。それが彼女が選んだ道であり、彼女の矜恃。それは、心を重ねた達哉ですら、引き留めることは出来ないこと。シンシアが自分たち姉妹の事を、鉄道のレールみたいに交わらず離れることもなく進み続ける関係と例え、達哉は自分の事をレールをつかの間の間支える枕木と例えましたが、まさしく正鵠を得てますね。あの時間軸、あの段階ではそれしかなく、700年分の時間と決意を前に引き留める言葉などあろうはずがない。彼女らの悠久の孤独に終止符を打つとすれば、真の意味で人類が進化して、彼女達が幻視した優しい世界を実現することだけ。そこに近道はなく、少なくとも彼女達が過ごしてきた時間と同等に近い時間と努力が必用なのでしょう。"本音は聞くものじゃなくて感じ取るもの。"このシンシアの言葉どおり、それを感じ取れた達哉だからこそ、枕木を積み重ねレールを新しい出発点にまで導く道を選んだのでしょう。その結果はシンシア・EDの示す通り。
彼女らが生まれた時代から700年経った、この時代に彼女達が再会し、達哉と邂逅したことは奇跡。だけど必要であった出来事。いくら天才的科学者といっても、彼女自身はただの女の子。眠っていたとしても700年という月日は容赦なく彼女を疲弊させていたのでしょう。空間跳躍技術ごと自分を無に帰すデバイスを作っていたことからも、それは伺えると思います。いつでも終われるという、窮極の安息のスイッチがあったからこそ、彼女は耐えることができた一面もあったのでしょうね。それは当然の自浄作用だと思います。その鍵であるデバイスを姉であるフィアッカに預けていたことも、彼女の強さと弱さの顕れなのでしょう。最後は姉に会いたい。姉ならば思い留まらせてくれるかも。こんな気持ちがあったのかも知れません。だからこそ、この邂逅は必要であった。シンシアが今一度、自分の選んだ道の果てにある希望を再確認するためにも。その結果、更に辛い孤独に苛まされることになろうとも必要であったと思う。EDの1シーンでターミナルの画面に達哉とシンシアが笑顔で映ってる写真の再生回数が18253回と表示されてることからも、それは窺い知れようものだけど、その温もりがあったらこそ、その孤独に耐えることができたのだと思います。だからこそ彼女はいつか人一倍幸せにならなければいけないし、自分が守ってきたものの先にある幸せを知らなければならなかった。あの邂逅はそのための奇跡だったんでしょうね。
離別の際に達哉がシンシアに似ている花として渡したヤマユリ。ヤマユリの花言葉は荘厳・威厳・純潔・飾らない愛であると同時に人生の楽しみ。過酷な時代に生まれ、苛烈な人生を選び取った彼女に贈られる未来への願い。いささか出来すぎなような気がするけど、彼女に贈られる花はこれしかない。その花言葉どおり、いつか彼女が笑顔で過ごし続ける日が来ることを信じて。
このシンシア・シナリオの先にあるものも、フィーナ・シナリオの果てにあるものも、到達点としては同じで、フィーナ・シナリオで達哉とフィーナが手を取り合って作っていく未来の先に、シンシアとフィアッカの姉妹の希望が交わる日があるんだなと思います。

フィーナ・シナリオは、"夜明け前より瑠璃色な"の完結シナリオって感じですね。他の本編ヒロイン同様に尺は短いんですけど、やはり彼女で締めてこその、"夜明け前より瑠璃色な"だと思います。
達哉とフィーナの物語自体は本編で、ほぼ語り尽くされている感があるんですけど、テーマの再確認、重ねがけって意味では総括に相応しいですね。この最後までぶれないテーマの軸が"夜明け前より瑠璃色な"という作品の素晴らしきかなところだと思いますね。

信者属性が多分に入っていますけども、ようやく自分にとっての"夜明け前より瑠璃色な"って作品が完結した気持ちで大変満足しております。

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[ 2009/03/16 21:50 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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