もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
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さよなら君の声 消せない君の笑顔 どんなに悲しくても 出会えてよかったんだ

 
 うちのグランドマスターが2009年乱舞界ベスト5を開始!(挨拶)
そんなわけで我こそはと思う方は、ルールを遵守の上でこぞって投票してくださいな。ちなみにうちの2009年ベスト5の方も便乗して発表。

 今年プレイした数が約50本ぐらい。2003年あたりだと90本ぐらいプレイしてたから年々減ってはきてる傾向にあるなァ、まあ今年も最低これぐらい数はこなしていきたいけど、どうなることか。2009年の総括を先すると、個人的には大変元気のあった年だったと思う。ニュアンス的にオンリーワンじゃなくてワン・オブ・ゼムって感じの作品が多い。ワン・オブ・ゼムなのに多いってどーゆうことよ? みたいな感じだが、そこら辺は感覚で察してくれれば幸いです。

 さて、年50本だとベスト5を選出するのも大変心苦しいところがありまして、なんとか選出したものの次点、次々点とほんとに僅差なものが多かったです。今回挙げさせていただいた他にも夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-(ファンディスクとしてテーマの補強の仕方が素晴らしい、これを持ってこの作品はSFとして完結したといえる。これから始まる未来へと向かう前奏曲 We are not alone)、Like a Butler(徹底したキャラクターの魅力、考えるより感じろな姿勢が魅力)、Flyable Heart(まさかユニゾンがこんな路線で攻めてくるとはッ!並行世界ものとしてもよくできてる作品だけど、インパクトは黒鷺魔百合様白鷺茉百合に尽きるでしょうw)、死神の接吻は別離の味(2009年もっとも美しいと思った物語。全てのカラスが黒いと言う全称命題は一羽でも黒くないカラスが居れば覆る、そんな全称命題を覆す魂の讃歌。本筋は琥珀なんだけど……妹の雫の破壊力が凄すぎた! すべて妹革命って言葉で片がつく恐ろしさw)、真剣で私に恋しなさい!(ボリューム・エンターテインメント性共に今年最強と言えるでしょう、笑い・ニッチなネタ・エロさが融合された、今の世代のザ・エロゲ!ってイメージではこれがTOPクラスだと素直に思います)、Trample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~(リンクを貼るにもメーカーがお亡くなりになってしまった……。熱さって意味では2009年最高峰! 色々と細かいところに不満はあるものの、ヒロインであるところのキザイヤさんが全てを吹き飛ばす。つか、一望千里、富岳毅然・・・・・! 秀外恵中、剛毅果断!右手(めて)に大力、左手(ゆんで)に義! 伝法、されど侠に溢れし胸懐に佩用(はいよう)されたる我が霊(たま)の! 姓は緋乃神、名はキザイアっ!! 見参・・・・!ゼルクレイダー・・・『アーツナイト・プリンセス』っ!!!! こんな名乗りを上げる女をほっとけねぇーよ!w 間違いなくキザイアさんは2009年ベスト・かわしまりのw)、などなど、素敵な作品が沢山ありました。ほんと選べないぐらいであり、順位を付けることも本当に心苦しいところがあるのですが、これから誕生するであろうまだ見ぬ名作と出逢ったときに、己の中の確固とした芯みたいなのを見直すのと心の整理には、いい機会なので選出させていただきました。


5.Nega0/ETERNAL
Nega0(ネガゼロ) 初回限定版Nega0(ネガゼロ) 初回限定版
(2009/09/25)
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 多分ですね、先に挙げた作品より劣ってるところもある作品だとは思うのですが、色々と考えた上、あえてNega0を5位に挙げさせてもらいました。何故挙げたかと言えば、実に尖ってるというか絶妙に歪んでると思うからです。その実、七鳥未奏というライターの掲げる幸福論というテーマとETERNALというメーカーの持つメーカーカラーみたいなものは相当に食い合わせが悪いと思いますが、実にその食い合わせの悪さがウザさとして、この負(ネガ)な作品に相応しいウザ楽しさに変換されている妙……まあ、たぶん偶然の産物だとは思ってますw 世界を守るために、親しい人たちの夢=魔法どころか、自身の幸せな夢=魔法さえもデバッグしなければならない、重い使命をおわされた少女れーこによる幸福論の物語。世界にはどうあっても抗えない運命というものが絶対的に存在するけども、運命に諦めるのではなく切り拓こうと動くことで、少なくとも無意味を有意味に出来るかもしれないという、かもの話。どうせ幸せなんて手に入らないからと諦めるのではなく、結果は判らないけど幸せを求めて生きてく方が幸せだよねって物語。この幸福論の力強さが実に心地よかった。

感想/Nega0


4.夏ノ雨/CUBE
夏ノ雨 初回限定版夏ノ雨 初回限定版
(2009/09/25)
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 こんなことなら…誰かを好きになんてなるんじゃなかった。これは、恋の痛みを綴った物語。がキャッチフレーズの物語。その実、さほどジメジメした印象ではなく、タイトルの通り、夏の雨のようなザッーーーと降って、雨があがった後には、太陽がキラキラと輝くみたいなスッキリとした印象の物語。まだまだ未熟な若者が青年期を越えて、大人になるための通過儀礼の物語。4人いらっしゃるヒロインズの皆さんが実に可愛らしくも、メンドクサイ娘っ子(翠を除く)ばっかりで、終始ニヤニヤしながら楽しくプレイできました。

感想/夏ノ雨


3.俺たちに翼はない/Navel
俺たちに翼はない -Limited Edition-俺たちに翼はない -Limited Edition-
(2009/01/30)
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 長い間待ちました……遂に発売されました。今年業界一番のニュースは俺翼の発売ではないだろうか? "俺翼はいいからアリステイルで誰が一番萌えたか?の話をしようぜ"、この台詞を2006年時に聞いたときは、ほのかな殺意(笑)が芽生えましたが、終わりよければ全て良し! 喉元過ぎればなんとやらです。作品自体はものすごいピーキーな作りです、評価も加点式か減点式かで大幅に変わる作品ですけど、僕たちが待ちに待った王雀孫テキストであり、望んでいたものがそこにありました。実に変な作風ではあるんですけど、その実、"それはきっと何処にでもある、ありふれた物語。"って謳い文句がシックリとくる当り前の物語。俺たちに翼はないこともないらしい、飛ぶことはできなくても羽ばたくことには意味がある、飛べない翼にだって意味を持たせることはできる。飛べない翼を羽ばたかせて、懸命に地面を1歩1歩歩いていこう、ひょっとしたら飛べることだってあるかもしれないさ。そんな愚直でありふれた物語。

感想/俺たちに翼はない


2.ましろ色シンフォニー -Love is pure white-/ぱれっと
ましろ色シンフォニーましろ色シンフォニー
(2009/10/30)
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 実に2位に挙げてるのに……感想を書き忘れてるw まあなんと言うか、ましろ色? ピンク色だろッ!!!ってツッコミたくなるほど甘い甘い物語。まるで舌先で淡雪のよう消える砂糖のように甘くて優しい物語。プレイした人なら甘いという意見に異論はないかと思います。18禁という縛りがあるものの、僕らのようなエロゲ住人ではなくてもっと若いエロゲをプレイできない年代にこそプレイして欲しいと思うぐらいの物語(エロゲは18歳からですよ)。でもエロゲ初心者向けといわれると首を傾げる……。もちろんその側面はあるものの、語られる恋愛観は甘さで見失ってしまいそうになりますが、大変力強い。そういった意味では実に玄人向け作品の側面もあり異端な作風だと言えます。

 永遠に変わらない愛を誓いますってのは結婚式の常套句ですが、この作品の場合は永遠に変わり続けていく愛ですね。1秒前より相手の事をもっと好きになっていく、愛のスパイラルアップ。お互いに何色にも変化していくはじまりの恋。まあ終始会話はピンク色なんですけどね。まったくもって御馳走様な感じw

 この作品の成功は主人公:瓜生新吾のキャラメイクが大きいですね。昨今のエロゲ主人公としてみるなら珍しいタイプというか、徹底したKY(空気読む)能力を備えた人間。背景として幼い頃に喘息を患っていた彼は、他者にかける迷惑・負担といったものに敏感であり、その場の雰囲気に対して徹底的な気遣いをする。彼の徹底してるところは、他者に気遣いをされると言うことは、人にとって辛い場合があると言うことを知っていて、気遣いを悟らせない術を心得ているところ。愛してる人達に迷惑をかけている申し訳なさ、愛している人達は自分が申し訳ないと思っていることを知ったら悲しむことを知っているから、そう考えてしまう自分に息苦しさを感じてしまう。彼自身が語っていたようにそれは呪いのようなものであり、彼の人格形成に大きな影響を与えています。それが彼の場合は軒並み良い方向に影響してるのが奇跡ですね。そんな彼に引き寄せられるヒロイン達の可愛らしいこと可愛らしいこと、もはや殺人級の破壊力ですよ。キャラ的には、やっぱり野良メイドが可愛らしすぎてどうにかなりそうだった(はじめてToDoとか校門前での終身雇用契約を超えた聖約とか)けど、テーマ強固さ・物語的には愛理が強烈だったなァ。

来週さん、来週さん、早く来て、あいつに会わせてよ……


 デレかけの愛理のこの台詞を聞いたときに、タップしながらギブギブ!と叫んだ俺がいたw

 この物語の面白いところは、お互いを好きになって変わっていく様が実に丁寧に表現されてるところだと思う。寂しがりのくせに自分に厳しい孤高の花の愛理さんと、徹底して空気を読める男が付き合い始めてダメになっていくw 相手に溺れるのが恋というなら、まさにそれを地でいってる。空気が読める男は読めなくなり、孤高な花は一人では咲けなくなりと、ともすれば登場当時から考えたら性能が劣化してますよw だけどこの二人にとっては丁度良いのでしょうね、二人とも限界ギリギリまで引かれた弓のような生き方だったので、このまま行けば遠からず潰れてしまってたかもしれない。お互いがお互い、同じ視点で未来を見つめていける相方を得る話であり、お互いが休まる鞘となる話なのでしょう。

 野良メイドさんの場合は、気遣い男と職業メイドとしての気遣い娘の話。無意識に気遣いをする新吾と出逢い、幼い頃からメイドになることに疑いがなかった少女が、素のアンジェに戻った時に自分は何者なんだろう? と、考えることができたのは幸運。呪いのように無意識に気遣いをする新吾と、メイドだから人の世話を焼くアンジェ。なぜ人のお世話をしたいのか? メイドだからお世話をするではなく、アンジェリーナ・菜夏・シーウェルという人間がメイドという仕事に誇りをもっているから、人々に幸せになっていただきたいからであることに気づく物語。この二人は似ているようで、違う生き方であり、お互いが歪な形なところがあったのでしょう。丁度、陰陽太極図の陰陽のような歪な形であり、お互い足りないところを補って重なることによって円になるような感じですね。愛理シナリオと同様に共に歩んでいく、相方を得る話でありながら違ったアプローチで魅せてきたのは好感が高いですね。

 桜乃さんは……正直言っちゃうと、個別シナリオでは貧乏くじ引いたなァと思う。サブキャラの時は実に掴みどころのない娘っ子さんで魅力的なんだけど、個別シナリオに入った途端に、普通の兄妹愛シナリオになってしまうあたりは残念。実際のところ恋の過程を丁寧に描くことに特化してる、ましろ色において、最初から好感度MAXの血のつながらない妹キャラってのはプロットの段階で、キャラを渡されたライターさんも頭を抱えて悩んだことでしょうね。自分でもこのプロット渡されたら泣きそうにはなるw キャラとしては大変魅力的なだけに残念でした。

 みう先輩の場合は恋愛よりも、ぱんにゃを通して動物との交流と離別がメインになっており、ちょっと毛色の違う物語になってますね。その実、恋愛ってテーマなら紗凪との話の方が濃いw なのに、みう先輩ルートってのが、このシナリオの面白いところであり、紗凪がどんどんと新吾に惹かれていき、恋愛に発展しないまま、どんどんと想いを募らせて、告白することなく、結ばれることなく、昇華されてしまう。そして僕たちユーザーの中でドンドンと株を上げてしまい、攻略対象外キャラが人気投票一位を獲得という快挙を成し遂げてしまったわけですが、それはまた別の話。その実、この物語の中で紗凪ルートがなかったことに何故か安心している俺ガイル。この恋の形は切ないけど、ひとつの形だと思いますし。ただ、メーカーの性質上、ファンディスクはありそうだから、その時は遠慮なくブチかませッ!紗凪w

 そんなわけでみう先輩よりは紗凪に感情移入してしまった僕ですが、一因に自分にはペットレス的経験がないので正しく物語を理解できなかったというのがあると思います。このシナリオは、ペットレスに近い経験がある人達なら、また違った感想を持つんじゃないかと思います。生きてる限りは、いつか別れが約束されており、有限な時間だからこそ大切でかけがえのないもの。離別が悲しいからといって、出逢わなかった方がよかったと思うのは、共に過ごしてきた愛おしい時間を否定することなる。頭では理解できるんだけど、この作品で語らなければいけないことだったのかな?と、若干、首をかしげてしまうところがある。他ルートと違い、みう先輩との精神的交流、結びつきに唐突感があるのも残念。しっかりと、みうルートと銘打っているなら、そこら辺も掘り下げた上で、ぱんにゃ関連の物語をやってほしかった。

 あれ? ここまでどーーーっと書き終えてから気づいたけど、結局感想書いちゃったやw


1.装甲悪鬼村正/Nitro+
装甲悪鬼村正 限定生産版装甲悪鬼村正 限定生産版
(2009/10/30)
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 もう言うことはあんまりないw
ある意味、別枠評価の物語であり、ニトロでなければ作れない作品。エロゲといわれるとその枠にも当てはまらないよね……だいたい善悪相殺ってことで敵を1人殺すと同時に味方を1人殺す=好感度を上げたヒロインは死ぬ!とか、ヒロインの一人が糸目どころか複眼の時点でやる気ねぇーわなw ほんとキ●ガイの仕事、素晴らしいw

 人を殺すこと、復讐、死生観……この難しいテーマを丁寧に丁寧にこれでもかってぐらいクドく徹底的に描いてる怪作であり、その出された答えに良い悪いではなく、その熱意に僕らは敬意を表するわけです。周りを見渡しても、ちょっとないなぁこんな作品は……実に奈良原氏にしか書けない物語だと思う。この徹底さにほんと敬意を持って2009年度の一位に挙げさせてもらいました。

感想/装甲悪鬼村正


[ 2010/02/08 18:59 ] ゲーム | TB(0) | CM(4)

怒りの日から 何かが変わる? 賛美と懺悔 繰り返す maso・egoを ブチ壊せ!

 
 俺たちに翼はない AfterStoryだと……(挨拶)
今度は延々と延期しないよね? 信じていいよね王先生? そして僕たちのコーダインとアリスと紀奈子さんが見当たらないんだがどーゆうこと王先生?w なにはともあれ胸が高鳴るー♪(cv籐野らん)な感じで待ちたいと思う。


・【感想】【エロゲ】Dies irae ~Acta est Fabula~
Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版Dies irae ~Acta est Fabula~ 完全版初回版
(2009/12/25)
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 はじめに2007年度版のことはなかったことに……するわけにもいかなのでそこら辺の話から。明らかに未完成版として発売した2007版、2年後に一応の完成を見た-die Wiederkunft-、さらに今回追加ルート及び各種修正を加えた完全版の~Acta est Fabula~ 。最後まで逃げずにきっちりケリを付けたって点においては評価できるけど、そもそもがちゃんとしていれば、こんな事にはなっていなかった点においては同情の余地はない。むしろなにかしら手間をかけさせられたユーザーからしてみれば最低限の対応だと思います。端的に許される?許されな?でいえば、明らかに許されない行為なんですよね……最初からこれを出してろや!って話で。当然、当時のlightの内部都合や諸々の事情があって無理だったというのも理解はできるし、2007年度に発売されていればこの完成度はなかったかもしれない。でも、ユーザーにとっては、そんな事はまったく関係ない事象ですよね。創作の売り物として誠実であれば、ユーザーとしては面白い面白くないの二元論で語るのみです。というよりは究極的に創作への評価というのはそうあるべきだと思います。人によっては称賛する人もいるだろうし、人によっては批判する人もいるでしょう。それらは全て正当に作られた作品に対してなされる評価です。出来上がった作品に対してユーザーは遠慮なく苦言も批判もするでしょう、頑張ったけどユーザーの評判が良くなかったといった残念な結果も十分にあり得ます。だけどそれはアリです、それが評価というものですから。作り手はそれを真摯に受け止めて次の糧にすればいいのです。ユーザーだってバカじゃありません、面白い面白くないは別として、それがきっちりと創作されたものかどうかを作品から読み取ることぐらい出来ます。故に僕たちも、それに対して真剣に評価をするのです。どうでもよければ評価なんてそもそもしませんよ。少なくとも2007年時点で"Dies irae"という作品は評価に値する段階にすら至ってない作品でした。当り前ですよね、製品として出来上がってないんですから。作り手側にも自覚があるからこそ、-die Wiederkunft-と~Acta est Fabula~といった本来生まれざるものが生まれた事実からも明確ですよね。

 なんで今さらこんな2年も前の事をグダグダと言い並べるかと言えば、黒歴史として葬り去るのは簡単ですけど、決して風化させてはダメだろうと思うからです。もしまた同じような事をlightがやったとして、会社として潰れるかもしれないし、何事もなく存続していくかもしれないし、どうなるのかは分かりません。けど1社の問題ではなく業界全体のイメージとしての低下は免れません。悲しいかな元々世間様からは良いイメージを抱いて貰える業界ではないのです。そしてこの業界を愛している僕たちからすら悪いイメージを持たれるのは、とてもとても悲しい事じゃないですか。だからlightさんには自分たちのしてしまった事に対する罪を真摯に受け止めて風化させぬように、これからの創作活動に挑んでいただきたいと思う次第です。前置きが長くなりすぎたけど、これから~Acta est Fabula~の感想を書く上で、自分なりの禊みたいなところもありますのでご容赦を。



 さて、やっとこさ気持ち良く~Acta est Fabula~の感想を。自分の場合は2007年度版と~Acta est Fabula~のパッケージ版を購入組で-die Wiederkunft-はスルーしたので、ほぼ新作扱いとして新鮮な気持ちでプレイできました。以外に-die Wiederkunft-と~Acta est Fabula~の公開に間があいていないので、-die Wiederkunft-をプレイした人は、また同じルートプレイしなくちゃダメなのかよ!と思われるかもしれません。一番幸運なのは~Acta est Fabula~で初めてプレイする人でしょうね(まだ若干小言になってるなw)。パケ的な内容物で言えば、特筆すべきは白本の存在。これが素晴らしい内容で普通にVFB+設定資料集として2~3000円で発売できそうなデキ。まあ、その分ソフトが高かった訳ですが……個人的に白本の内容については大満足。ただlight特有の認証回数制限有りのオンラインアクチベーションは、実に不快というかなんというか……(初回インスコ時においてウィルスバスターに引っ掛かって、機能を切らないと認証できなしw)。もちろん企業として有する権利についての当然の主張としては理解はできるんだけど、もう少し穏やかにできないのかと思わなくもない。まあ、こればっかりはメーカーだけの問題でもなくユーザーとしての在り方も問われる事象だと思うので深く言及し辛いところもあるんだけど、間口を狭めてしまってるんじゃないかなァと思う。もう少し社内で実用方法を揉んだ方がいいんじゃないかと思います。絵的についてはGユウスケ氏が素晴らしい仕事をしてくださったと言えるでしょう。タペストリーのような比較的現実的な物語の絵も可愛らしく描かれておりますが、Dies iraeのような非現実を舞台にした物語をカッコよく描ける手腕は素晴らしくキャラも聖遺物(アーティファクト)も実にカッコよい……特に敵側の聖槍十三騎士団の皆さんは素敵すぎるだろう! キャラ的にも異能的にも。それでいてカッコよい感覚だけじゃなく、ふとした瞬間に可愛らしくもなる。このカッコいいと可愛いが両立できる(けしてカッコ可愛いな感覚ではない)絵師というのは、なかなかに稀有な存在だと思います。Gユウスケ氏なくして、この作品はホント成り立たなかったなァと思わせるシナリオと絵の親和性。音楽についても与猶啓至氏がいい仕事してくれてます、ただ音源としては収録の方法が問題なのか安っぽく聴こえるところが勿体ない。曲自体は作風にとても合ってるんだけど。

 さて肝心のシナリオですが、そもそもにライターの正田崇氏にとって2004年に発売されたPARADISE LOSTのリベンジ的なところはあったと思う。PARADISE LOSTでやった中二病的展開をもっと風呂敷を広げて、トコトン中二な集大成作品を作ろうと。そしてその目論見は、ほぼ成功したと言えます。邪気眼やエターナルフォースブリザードなどに代表される痛い俺様サイキョー妄想が市民権を得てきたことも追い風になってますね。一概に中二展開といっても、ただ妄想をたれ流すだけなら、ほんとただの痛いです。ここに痛さをカッコよさとして成立させるだけの物語を構築しなければなりません。厨臭いはカッコ悪いをカッコいい領域までに高めるために、更なる中二設定を積み重ねる矛盾。そして極めたと言うか、明らかにやり過ぎだと思う領域まで昇華された結果として僕たちはそれをダサ格好いいとして受け入れます。感覚ではなく魂的にw まあつまり、この作品をプレイするなら……僕たちもそれなりに邪気眼を全開にして左手に封じられた悪魔かなんかと内なる闘争を繰り広げる気分でプレイすべきって事です。そうすればこの作品はプレイヤーにこれでもかの胡散臭いケレン味とカッコ面白さを提供してくれる筈です。万人が楽しめるものがエンターテイメントであるべきだ? そんな正当な意見は超大作映画とか上映してる映画館とかで言ってくださいな。人を選ぶ尖った作風に選民的な中二思想を求めたいんですよ……盗んだバイクで走りだし、ギザギザハートで子守歌呟きたいお年頃な人だけカモンゲーム。

 閑話休題。まあ、あんまり誉めてないようなベタ誉めですが、明らかに瑕疵と呼べる点があります。主人公側キャラの薄さがそれにあたります。作中の黒幕キャラであるメルクリウスが頻りに劇と言ってるとおり、彼らは舞台キャラであり、それ故に役割以外のバックボーンの希薄さ浮き彫りとなってます。彼らの主義も主張も決意も、およそ行動原理と呼べるもを裏付けるバックボーンが希薄なために文字通り薄っぺらい。主人公に自分を投影して俺Tueeeeeeeeee!を酔いたい作品としては、ほんとに明かな瑕疵。ヒロイン達も同じですね、バカスミ香澄、アホタル蛍、マリィ、玲愛とそれぞれ負わされている役目と象徴となるテーマはあるもののバックボーンが希薄なため薄っぺらい。強いて言えば蛍ぐらいかなァ……キャラ的に背景がしっかりしてるのは? まあ残念なことに彼女はアホの子ですが(蛍さんはもっと自分が軽んじられてる事を自覚すべきです)w この主役キャラ達の薄さはの一因には、敵側である聖槍十三騎士団の皆さんの存在もデカイと思います。つか彼らの方がバックボーンがしっかりとしてキャラが立ってる。首魁のラインハルト・ハイドリヒを始めにシュライバー、マキナ、エレオノーレの近衛の三人、ヴァレリア・トリファ、ベイ、ルサルカ、リザ、etc.素晴らしく輝いてる敵役でした。まあナチってだけでも、何処に出しても恥ずかしくない個性ですがねw きっと正田氏も聖槍十三騎士団の皆さんを書くのが楽しくて仕方なかったんでしょうね……その愛をもう少し主人公サイドに注いでほしかった。

 まあそこら辺の聖槍十三騎士団愛が炸裂したのが、玲愛ルートでしょうね。なんせ主人公そっちのけで黒幕メルクリウスと戦う展開ですから、どんだけかとw 聖槍十三騎士団の皆さんはすべからず、悪と呼んで差し障りない人物達です。マッドにクレイジーになんでもござれの悪人奇人変人吃驚ショーなのですが、皆さん確固たる美学があっての悪です。比較的まともなベアトリスだって、目的の為には他者の命を一顧だにしないところはあります。まあ彼女の場合は職業軍人ですがね。他者の思想も主義も飲み込む天災のごとき集団。極みは首魁のラインハルト・ハイドリヒですかね。彼は無限の愛を持って世界を壊し尽くす、耐え難き既知感を踏破すべく、世界に未だ壊したことがない未知があることを信じて壊し尽くす、世界を全てを愛してるが故、愛したい故に。これをマッドと言わずになんと言うのか? そして黒幕である副首領メルクリウスは繰り返す。己の作り出した耐え難き既知感に苛まされながら、神の自分に代わって愛した女神が作り出す世界の始まりで終わることを夢見て、壊し、殺し、操り、創造を繰り返す。永劫回帰のシステムとして組み込まれた生(生って概念すら超越してるけど)。ただ愛した女の胸で死にたい目的の為に運命を作り出し繰り返す我が侭。これをクレイジーと言わずになにをクレイジーと言う? ホントにただの迷惑な話ではある、女神に恋をした神様の物語。限りなく全知全能に近い存在でありながら、真に欲しいもを手にすることが出来ないが故に狂った孤独な永遠の存在者の戯曲の終演(アクタ・エスト・ファーブラ)。これだけやらかして、"愛"という一文字で顕せるものに帰結するのだから、ほんとに迷惑な話ではあるw ただこの帰結を導いたのは人間の力、玲愛の決意が呼び水となり、ヴァレリアをリザを動かし、精密な歯車が狂うかのようにイザークがラインハルトがメルクリウスに対立する。最悪なことに神の描いたシナリオは強固で人間には突き崩せない、それすらも計画の内。だけれども神のアキレス腱と言うべき女神を動かしたのは、計画の一環と思われた人間の想いと決意。確かに主人公・ヒロイン不在で進んでいく展開はどうかなと思うけど、この結末に至るDies irae(怒りの日)は苛烈にして美しい。

 この作品において十全に近いハッピーエンド的結末は用意されていない。たぶん正田氏自体に、この物語を終わらす上で足りないぐらいの結末が相応しいし、今更完全無欠のハッピーエンドは恥ずかしいって思いがあったんじゃないかなァと愚考しますが、個人的には恥ずかしくても完全無欠のハッピーエンドが欲しかったなァと思いますね。まあ、これで怒りの日にも一応の決着が付いたことですし、正田氏の次回作に期待したいと思います(PARADISE LOSTのジューダス・ストライフ好き好き人間としては、ルネッサンス山田演じるクレイジー系キャラが暴れる新作を見たいと願う。今作の司狼はちょっとはっちゃけが足りなかったと感じるので)。

[ 2010/01/08 22:16 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

癒えぬ痛みを胸に その凶刃赤く染めて 刃、全て込めて

 
 最近、エロゲ感想書いてないから書き方忘れたの巻(挨拶)
まあ、リハビリがてらに書いてみたけど、こまめに書いてないと書きたい事をどう書いていいのか判らなくなるなァ……。


・【感想】【エロゲ】装甲悪鬼村正
装甲悪鬼村正 限定生産版装甲悪鬼村正 限定生産版
(2009/10/30)
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 善悪相殺。これは英雄の物語ではない。
言葉通りの物語。悪鬼による殺人論。どんな理由があれ人を殺すという行為は悪鬼の所存。もしも1人を殺さなければ100人が死ぬといった場合であろうとも。1人の人間を殺せば殺人だが、戦場で100人殺せば英雄なんて時勢によるお化粧は意味のない詭弁。たとえその行いが英雄と人々に崇められようとも人殺しは人殺しであり悪しき行為なのだ。だからこれは英雄の物語ではなく悪鬼の物語。人殺しが悪しき行為であることを理解しつつも、争いを根絶すべく殺し続ける英雄という名の悪鬼の物語。矛を止めるなんて御為倒しではない矛で止める武。そして矛は両刃、敵も味方も善も悪も等しく殺す、死の等価交換。敵を1人殺すと同時に味方を1人殺す善悪相殺の理。畏怖と凄惨を持って争いが絶えない世界に争いの無意味さを示す、極めて不条理な条理。たった一つの冴えてないやり方。もはや天災と呼べようものだが、それはけっして天災などではありえない、確かな意思を持って人を殺す悪行。いかように対立しつつも、赦し歩み寄る、和を持って尊しとなすの理を人々が悟るまで繰り返される蛮行。根源的に人と人は判り合えない生き物であるならば、人類最後の二人まで繰り返される凶行。まったくもって救いのない物語に思える。されど善悪相殺である。敵を打ち滅ぼすことは、愛している者の命をも奪うこと。ならば愛と呼ばれるものは世に確かに存在している。人と人は判り合えない生き物では無いはず。故にこの物語は悪鬼の物語であると同時に愛の物語。救いのない物語ではなく、救いが遠く果てないだけの物語。

 この理解は出来るけど、人としては許容も容認もできないテーマを丁寧に丁寧にこれでもかッ!ってぐらいに描いた作品。異端すぎてむしろ普通に物語を受け入れてしまえる妙だが、物語・演出・会話の空気どれをとってもキ●ガイの仕事(褒め言葉ではある)。筋の通った既知の外の物語。普通思いついてもこんな物語は書かない常人なら。一見無駄とも思えるキャラ達の会話も奈良原節として、いいキチ●イ味がある。奈良原氏の前作『刃鳴散らす』も独特でクセのあるテキストで、それが奈良原氏の最大の魅力であると同時に、大衆受けし難い最大の枷のような印象を受けましたが、村正然りなところがあります。ただし、今回はよっぽど己を殺しコントロールしたのか? もしくはよっぽど良いオブザーバーが付いたのか?(それでも溢れ出す煮汁のような灰汁はありますが)、個性を失わずに大衆受けと言うか読みやすくなって点は大いに評価(まあそれでもまだ敷居は高いように思えますけど)。3Dを含めたビジュアルも流石はニトロと言うべき美麗さで、物語・ビジュアル・音楽共に10周年記念にふさわしい作品になっていると思います。唯一惜しむべくはスキップ系(特に超速スキップ)関連の足回りの悪さのみかな。

 メインのテーマを語るなら上で書いた事がこの作品の全てだとおもうのですが、個別ルートで語るなら大鳥香奈枝ルートが一番好きですかね(驚異糸目ヒロインとして新境地は開けないと思うがw)。最適ではない最善の復讐。香奈枝本人が語るとおり景明を殺さずに幸せにしてしまうことが彼にとっての最大の意趣返しなのでしょう。望む死を与えず、あまつさえ幸せにする。しかしそれは赦されない。命の贖いは命を持ってせねばならず、復讐は殺された人間のみに赦される行使できない権利。死者の代行者として命を摘む香奈枝自身も命を持って贖う道理。あの殺し愛いはそんな卑小で矮小な閉じた最善の復讐劇。生き方を変えることが出来ない愚か者二人が直向きに生きて死んだ、それだけの物語。

 一条の歩む道は英雄の道であり、結局はメインテーマに通じるところのある。彼女の不幸はどうあっても彼女が綾弥一条であったところか……。彼女は綾弥一条という生き方を変えることは出来ない。芯金までもが綾弥一条であり、それが綾弥一条の美しさだから。それは刀剣がなぜ美しいのかと問うと同じこと。だから彼女は綾弥一条なのだ。

 茶々丸さんはビジュアル的には一番好きなんだけど、不遇ではある。彼女も生き方を変えれなかった不器用な人間。結局自殺するために体を鍛えていたようなもの。終わるために始めなければならない人間の悲哀。

 総評すると万人受けはしないと思うけど、言葉にすればするほど意味が逃げて行きそうになる善悪相殺というテーマを、どんな形であれ最後まで描きった点で個人的には傑作であると思う。作品プレイ後、心に沈殿する不快感。そしてその感覚に相対する清涼感。まさに善悪相殺に相応しい。

 PS.作中一番可愛らしいヒロインが三世村正であることは異論はないが、一番美人はばあや殿だと思う。異論のある人間にはパンツを履かせた上で江ノ島キックな!w

[ 2009/12/21 14:20 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

ただよふ たゆとふ ほむらは いろもあざやかに みなもそめゆき

 
 ババァ無理すんな!(挨拶)
今更で悪いが、EVEのリメイクに吹いた。誰得感が漂い過ぎてる。 新規以外は泣きだろこれ! つーか、俺の氷室恭子死んだ(しかし甲野本部長可愛いな)w
この調子でドンドンとリメイクならぬ駄メイクをしていくといい。具体的にはロストワンを直木賞的駄メイクしようぜw


・【感想】【エロゲ】Nega0
Nega0(ネガゼロ) 初回限定版Nega0(ネガゼロ) 初回限定版
(2009/09/25)
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 どこまでも七烏未奏ゲー。
StarTRain絶対幸せ宣言っ!を経て七烏未奏が放つ、負(ネガ)視点で語られる幸福論(いつものテーマ)。パケ絵やOHPの作品内容から受ける印象を鵜呑みにすると火傷する詐欺ゲーであり、七烏未奏作品をプレイしたことがある人ならいつも通りの七烏未奏作品。
いつもと違うのは過去作が比較的現実的な世界観でテーマ(幸せ)について語ってきたのに対して、非現実な世界観でテーマを語ってる点ですね。魔法やら宇宙誕生やらガイア論やら、やたらマクロな設定なのにテーマはいつも通りと言うミクロさが、実に七烏未奏らしいというかなんというか。この顕微鏡で天体観測をしてるような据わりの悪い感覚が妙にうざ楽しかった。

 とりあえず詳細な感想はネタバレ無しには語れないので隔離するとして、まずはシステムから。

 お世辞にも全体的にいいシステムとは言えない。一番ダメなのは改行の遅さ、立ち絵がポーズを変える度に躓くような感覚があるのはストレス。スキップモード自体は良好なのが救いだけど、長時間プレイ必至なので、実にストレスが溜まりました。特に自分のスピードでテキスト文を読みたいタイプの人には辛いでしょう。

 戦闘については、この作品の売りなんだろうけど、底が浅いので難度は高くありません。まあ、難度を高くすると、それはそれで鬱陶しいことになるので塩梅的には難しいところ。じゃあ、なくしてしまえばいいんじゃね?と言われると……全戦闘をテキスト文で読まされるかと思うとゾッとするので、コレはコレで必要悪なのかなァと思わなくもない。とりあえずアセリアシリーズとかユミナの戦闘を期待して購入するなら止めておいた方がいいです。あくまで売りじゃなくオマケと割り切った方が幸せになれます。


 以下隔離でネタバレ全開の考察と感想。内容に関する致命的なネタバレ全開なので、少しでもプレイする気がある人は回避推奨。

[ 2009/11/10 17:57 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

もしも この先2人が 止まない雨で 立ちつくしたとしても 「愛してる」 伝えたいんだ

 
 とりあえず夏ノ雨の感想を上げてから、この枕の言葉を書いているのですが…(挨拶)

うpするのに読み直してみたら……全然軽くも、雑感風にサラっとでもねぇーーー!w 最初はそーでもなくても、書いてるうちにノってくる事ってあるよね?あるよね?(同意を求める前に自分をコントロールしような俺orz)。



・【感想】【エロゲ】夏ノ雨
夏ノ雨 初回限定版夏ノ雨 初回限定版
(2009/09/25)
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 いや予想以上に楽しかった。事前に物語に抱いていたイメージと実際にプレイした印象は違ったのですけど、これはこれでって感じで。全体的に普通に普通の恋物語を描いている作品であり、奇跡や超常といった、条理を不条理で押さえつける展開などは皆無。悪意をもっていえば欠点も無い代わりに地味で際立ったところもないと言えそうなプロットであるが、普通の大切さ、そのかけがえのなさを描くことに特化している作品。

 作風的に考察などは必要なく、感じたままの印象が=全てだと思う作品ですので、雑感風にサラっと。

 こんなことなら…誰かを好きになんてなるんじゃなかった。
 これは、恋の痛みを綴った物語。


 このキャッチフレーズに半分だけ血の繋がった姉弟の恋。もっとネガティヴな恋愛物語を想像をしてたのだけど、予想以上にカラっとした本当に夏の日の雨上がりのような爽やかな印象。

 理香子の場合は家族で、翠の場合は距離の近すぎる女友達、ひなこは姉のような存在の幼馴染み、美沙は教師と生徒と、各ヒロイン共にテーマとなる核の設定はあるのだけど、全てにおいて、一度火の暖かさを知ってしまったら、その火から離れては、もう寒さには耐えられない。たとえその火で火傷しようとも、その身が灼きつくされようとも。独りなら寒くても、二人でなら暖かい……だけど独りに戻ってしまったら、以前のようには耐えられない。孤独は孤独であることを自覚した瞬間に死に至る病となる。恋は人を強くもするけど、弱くもする。この切なさを描く材料として使われている。キャッチフレーズも、その心の痛みからの独白みたいなものです。傍から見てたら、ふーん、そう、ごちそうさま。と言いたくなるw

 恋の雨は…いつか晴れる


 止まない雨はない。雨はやがて上がり、曇天の空から太陽は顔を覗かせる。その時、雨に濡れた景色さえ太陽の光を受けてキラキラとした輝きを放ち、やがて日常の一風景へと融け込んでいく。

 最初に"夏ノ雨"というタイトルを見たときに、商品的にタイトルとして冠するにはイメージもインパクトも弱いかなァと思いましたが、オールクリアしたあとには、なるほど相応しいタイトルだと思える。降りしきる雨の冷たさに凍えながらも夏という青年期を越え、やがて次の季節へと大人の階段を駆けていく、夏の思い出を抱いて。やはりこの作品はそんな普通で普遍的なものの大切さを描いてる作品なんだと思います。

以下軽くキャラ別感想(ネタバレあり隔離)
 
 
 
[ 2009/10/05 22:08 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

誰かのために生きる 逃げの口実(いいわけ)したくなかった

 
 冷静になって考えてみると、コレ文庫版ってことか……(挨拶)
どうも自分は元長柾木と聞くと居ても立ってもいられなくなり冷静さを欠く…もっといっぱい仕事してくれればなぁ……元長せんせぇorz


・【感想】【ゲーム】eden* They were only two, on the planet.
eden*eden*
(2009/09/18)
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 元々、鏡遊氏は淡々とした文章を書く方で(御影氏もそうだが)、efなんかもそんな印象を受けましたけど、eden*の場合はミドルプライス作品って尺的なこともあり極まったかなと。もちろん尺だけではなく意図してのこともあるだろうけど、恐ろしくプレイヤーに行間を読むスキルを要求する作品。へうげものの古織様の言葉を借りるなら、目を凝らさなければわからない恐るべきわび数寄の要塞。額面通り淡々と読み進めれば、美麗なグラフィックにムービー、心地よいBGM、無駄を廃したテキスト、あっという間に雰囲気ゲーの完成ですよと。

基本の展開は難病モノ作品の亜種と言える。滅亡が約束された地球を捨てて脱出する計画の要となった少女(シオン)とその護衛の任につくことになった青年(亮)との物語であり、死期の近づいたシオンの外の世界をみたいという最期の願いを叶える物語。難病モノの亜種と言ったのは、シオンに寄り添い続けることは、滅亡する地球に残るということで亮にとっても死を意味するということ。
それらを下敷きにテーマは死生観なんだろうけど、死生観って言い切ってしまうにはなにか憚られる気がする。んじゃ何よ?と言われたら解らないので今後の課題ってことでw(むろん死生観には違いなんだけど、narcissuシリーズのような死生観の中にある自己愛みたいなものをeden*の中に見つけ出すことが出来なかった己に対するもどかしさ)。

淡々と言いましたが、ほんと今作は極まってると言いますか……ぶっちゃけやり過ぎ感はある。骨子にある地球滅亡もほんと滅亡するの?ってぐらい実感がなく、軍や宇宙移民反対派なども名前は出てきてもストーリーにさほど影響を与える展開でもない。まさに地球で最後の恋物語という謳い文句であるシオンと亮の物語を魅せるために設定として存在してるだけの妙。ここら辺は高橋しん氏の名作である最終兵器彼女に似てるといえますね。作中で人類は何と戦ってのかもわからないし、なぜ滅びなければならないのかもわからない、全てはちせとシュウジの恋物語を描くことだけに終始してる。最終兵器彼女の最終巻巻末の作者コメントで高橋しん氏は"二人の恋だけが、全てです。正しい正しくないなどは、意味を持たないし、リアリティーなど、ただ、それのためだけにあればいい。"と、述べておりましたが、eden*の場合もそうなんでしょう。そこにプレイヤーの想いや意志が介入する術はなく、受け入れるか受け入れないかだけである(もしこの作品がフルプラス作品としてリリースされていたとしても、これは変わらなかったと思います)。
もちろんeden*と最終兵器彼女は違う作品ですし、最終兵器彼女と違いeden*はこの先も人類は存続し続ける。終わりを約束された二人の蜜月も、生きて宙へと飛び出す人達の想いがあってこそ。その象徴がラビィであり真夜の存在。亮と精神的・設定的に近しい人物として、贖罪を抱えて宇宙という新天地が広がる未来に進む象徴がラビィであり、シオンが護った人類の未来の象徴としての存在が真夜。もう居なくなってしまった大切な人達と、未来へと進んで行く大切な人達の想いが交差して生まれた場所があの楽園であり、それらの想いが昇華され、二人の胸の中にある決して消せない思い出の風景こそがタイトルの示すエデンなんでしょうね。(極めて神的存在が語られないこの作品において、アダムとイヴのエデンの園伝説を当てはめると……神に見捨てられエデン(地球)を追い出された人類みたいな妄想が頭をかすめて怖くなったので以下検閲w)。

まあ、そこら辺の設定の淡々さは個人的には問題にはなりませんでした、どちらかと言えば物語的な精神的交流の淡々さの方が問題と言うか……ぶっちゃけ描写不足ですね。特に研究所編は駆け足すぎて感情移入できない。かつて失ったものを取り戻そうと軍隊に入り、自らの手を血に染め、いつしか目的を見失い、手段が目的になってしまったのが冒頭の亮の姿でしょうか。そんな彼が孤島の研究所任務でシオン、エリカ、ラビィ、少佐といった登場人物とふれあい、無くしてしまったもの取り戻したかったものを思い出す描写が決定的に少ないので、いくら死を間際にしたエリカの願いであり時間的余裕が無かったとはいえシオン脱走を積極的に推し進める姿に唐突感を感じる。たしかに展開的にはこれっきゃないと言えば無いんだけど、もう少しねぇ……。同じくラビィの心情や精神的なモロさを語るにも尺的なものが圧倒的に足りてない。欠落をわざと作って行間を読ます手法にも限度ってものがあるよねぇw

エリカと少佐については、これで良かったというか…二人とも終わりを約束されてしまったいたキャラなので。些か悲しくはあるけども、エリカには時間が、少佐には取り戻す彼の物語というべきものがもはや無い。故にシオンと亮は二人にとっての希望であり、為し得なかったものに対する願いだったのでしょう。

それらの事を踏まえて、二人が辿り着いた先である亮の故郷での暮らしは大変に美しい。シオンにとっては夢見た世界、籠の鳥として飛ぶことを許されていた研究所とは違う広大な世界。机上だけではけして知ることの叶わなかった本当の世界。亮にとっては、かつて護れなかったものの代わりだったものがいつの間にか代用品ではなく、本当に大切なものへと変化していく日々。緩やかに流れていく変わり映えしないけど、どれ一つ同じではものはない大切な毎日。依然として滅びの影は迫り来てるし、離別の瞬間も刻一刻と近づいてきている。だけども此所だけは永遠であり楽園であるような錯覚すら覚えるほどに美しい。

さて、この作品の中核である"地球で最後の恋物語"というキャッチフレーズを決定づけることになる起承転結の転にあたる出来事が、蜜月をすごす二人の元に現れる真夜の存在。個人的にゲーム発売前の事前情報をまったく仕入れてなかったこともあるんだけど、情報規制されてたのもあり、まるでefの羽山ミズキを彷彿させる(ミズキほど無敵で手に負えないトリックスターではないけど)真夜というキャラの存在には意表を突かれた。なにかしら魂的なものが摩耗してるところのあるeden*キャラ達の中で真夜だけが瑞々しい。その明るさと圧倒的な未来への可能性の姿はある意味白々しく、それ故に眩い生の息吹を感じる。なんだろうねぇ、このエグイ対比は……minori作品のツインテキャラにかけられた祝福という名の呪いか?失礼ながら、もんどりうって爆笑してしまった(たしかに対比としては効果的だけどエグすぎるわ)w
閉話休題……真夜はシオンにとって自分が護ったこれからの未来を生きていく人類の象徴であり、100年をかけて己がやってきたことが決して間違いではなかったと教えてくれた存在。亮にとっては地球脱出のタイマーであり、シオンと共にこの星の最後まで寄り添う決意を固めるための起爆剤(彼女の真の役割は未来において、その物語を語り継ぐことではあるけど)。

真夜の登場はシオンに護るべき人の中には亮も含まれており、自分の願いを叶えてくれて、ずっと傍に寄り添っていてくれる愛しい人を自分につき合わせて死なせてしまっていいのか? 彼は未来を生きていくべきだという思いと、離れたくないずっと一緒に居たいという相反する思いを自覚させる。その思いから一度は亮に地球脱出を促すほどで、シオンの願いを叶えることが最優先プライオリティである亮はそれに同意する。この時点では亮にとってシオンの願いを叶えることは、幼く無力だったが故に護れなかったものに対する後悔、命を賭けてこの穏やかな時間を作ってくれたエリカや少佐の想いに対する義務、それに自分が殺めてきた命への償いからもあったのでしょう。いや、とっくにその思いは変容しているのだけど、気づけてないだけであり、その証拠が夢でエリカに叱咤激励されるシーン。夢とは願望であり、本人すら自覚できていない心の奥を映し出す鏡。エリカの口から紡がれる言葉は亮自身の言葉であり本音。シオンの願いでもなく、他の誰の願いでもない、亮自身が最後までシオンと共にありたいと願う。この瞬間でしょうね、この物語が"地球で最後の恋物語"となったのは……。

この亮の行為を自殺と咎めることはできない、生きていればきっと…なんて誰が決めたことか? 誰が保証してくれることか? 大切なのは今この瞬間に抱いている想い。彼女の最期の瞬間まで傍で寄り添うこと。そして彼女が居なくなってしまった後も、彼女が愛した楽園で最後の瞬間まで精一杯生きる。シオンが死んだ後に、鶏が卵を産んだエピソードに代表されるように、まだこの惑星は生きているのだ。だからこそ彼は彼女に対してそうしたように、この惑星と最期まで寄り添い生きていく、自分と彼女の愛した楽園はまだ生きているのだから。それこそが彼が己の人生でようやく見つけた本当に守りたいもの。彼女と過ごした日々と場所が楽園であり続けるための彼にとって唯一の方法。
プシュケ(魂)の象徴たる蝶が乱舞するこの作品のOPムービーは、鎮魂の様相ではなく、いかように魂が流転しようが決して消えない楽園の記憶の象徴だと思いたい。

18禁の方のPLUS+MOSAICの方を少し語ると、ぶっちゃけ要らないともいえる。要らないと言うよりはシオンはあった方がいいけど、分割販売するほどのものでもない。個人的に亮とシオンの結び付きに、より精神的強固さを求めるならば、肉体的結合は効果的だとは思うのだけど必須とまでは言わない。他の三キャラについてはねぇ……この作品でそんな生臭さを醸しだされても困るって感じはなくもないw

若干長くなってしまったけど、最後に最終兵器彼女の最終巻巻末で高橋しん氏が語った言葉で締めたいと思う。(この作品を顕す上で、これ以上に最適なものが浮かばなかったので)。

ハッピーじゃないけど、不幸せじゃない。
正しくなんてないけど、間違ってない。
救いはないけど、記憶とその先だけはちゃんと、ある。


まさにこれが全てだと思う。


[ 2009/09/22 06:00 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

ボクの背中を押す 愛しきぬくもりに 希望のウタで応えたいよ

 
 僕らのテスラガール全死たんが帰ってきた!(挨拶)
1、2巻同時発売であり、飛鳥井全死、荻浦嬢瑠璃といった元長ファンにはなじみ深いキャラ達がついに全面戦争に踏み出すとなれば期待せずにはいられないッ!
全人類を巻き込んだ見えない戦争の始まりを、断絶の祈りの果て、最後のGenesisを越える思いで待ちたいと思う。


・【感想】【エロゲ】Trample on “Schatten!!” ~かげふみのうた~
Trample on Trample on "Schatten!!" ~かげふみのうた~
(2009/05/29)
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 今年のエロゲ業界は元気があって大変喜ばしい限りなのですが、熱さが足りないと思っていました。そんな折りにこの作品に出会えたことは僥倖。2009年暫定No.1熱血作品であり、細けぇことはいいんだよ、とにかく滾れよ!と、潔いぐらいカッコ熱いモノをストレートに作ってる姿勢には敬意を称したい(まあ問題がないかと言えば、良く言えば熱いんだけど、悪く言えば大雑把ではあるんですけどね)。

基本的には変身ヒーローものであり、主人公である愛作の成長物語。様々な壁や悲劇による消失に挫折して絶望しても最後には立ち上がる。タイトルのかげふみのうたのごとく心の影を踏みしめて前へと進む人の強さと決意。それこそがヒーローをヒーローたらしめる条件であり、昨今の特撮作品ですら見失っている本質をまさか18禁の本作で魅せてくれようとは思いもせなんだ…これだけでもこの作品は拾いものだったと思います(挫折からの脱却を丁寧に描けているのも、この作品の素晴らしきかな)。

この作品の場合、明確で解りやすい"悪"が居なくはあるんですよ。正義の味方の存在を引き立たせる魅力的な悪と呼ばれる存在がない。代わりに人の心の影たる"シャッテン"と呼ばれる存在が倒すべき存在として立ち塞がる。倒すべき敵は人の弱さのなれの果てであり、ヒーローものとして解りやすい悪が居ないのは瑕疵と言って差し支えないのですが、先ほども述べたとおり、この作品の真に描きたいモノは人の心の熱さであり、かげを踏みつけて前に進む人の強さなので致し方ないかと。実際問題としてテンポや痛快さを求めるのであれば、勧善懲悪が明確で痛快であっただろうけど、あえてしなかったのは作り手の矜恃だと思います(強いて言えばシャッテンになってしまった人間に対するアフターケアがないのが残酷と言えば残酷であり、人のなれの果てとも呼べる存在を消すのにあたっての決意を描くのが不十分であるのは残念)。

今にして思えば物語の基幹にあるユングの集合無意識の概念すらも、こまけぇ事はいいんだよ、笑え!凡念ッ!とキザイアさんのごとく斬って捨ててるように思える。全ての人は無意識の源流にて繋がっており、だったら人と人は解り合えないはずがないッ! まったくもってユングさんが意図した事とはズレており、賢すぎるユングさんには解らないであろう領域なのが痛快でたまらないと、わたくしの中の心理学嫌いなペルソナが申しておりますが、それは別の話。

まあ、小難しいことは置いておいて頭カラッポにして熱血する作品であり、主題を語ろうと言葉を尽くせば尽くすほど意味が逃げていく作品なので感想を語る作品としては向いてはいない。まさに考えるな感じろ!を地で行ってる作品。この作品のテーマを読み解くなら青葉りんご嬢の歌うOPソング『希望のウタ』と片霧烈火嬢の歌うテーマソング『鏡の森』の歌詞内容とメインヒロインであるところのキザイアさんの金言集だけで十分すぎる。
だってさぁ……"回転力は突破力っっ"とか"未来は見えているか!? 信念は揺るぎ無いか!? 愛は胸に燃えているかぁ!?"とかさ、こんな台詞聞かされたら兜を脱ぐしかないじゃん! ほんとこの作品におけるMVPはギザイア演じるかわしまりの嬢と言い切るになんの躊躇もない。キザイアというキャラを通して発せられる言の葉が、彼女の演技により力強い言魂として僕らの胸に突き刺さる。まさに迫真の演技であり美事というしかない。

しかしまあ、このように王道ど真ん中熱血作品の方が、むしろ目新しく感じるのだから、この業界は面白い。とりあえず2009年現状では最燃え作品であり、熱血分を求めてる人にはお薦め。ただし陵辱系が苦手な人は回避推奨かな(ヒロイン全員レイープシーンがあります)。

興味を持たれた方のためにテーマソングとOPソングを貼っておきます。
今年度も名曲の多いエロゲ業界においても個人的にTOPランクに素晴らしいと思いますので、是非一聴を。







[ 2009/09/18 17:40 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

熱く純な涙あふれそうで 我慢してても 我慢しきれない だったらやるべきよ! 力ずくも 愛の奥義でしょ

 
 やっとまじこい!の感想上がった!(挨拶)
ちょびちょび書いてたんだけど、難産だったと言うか……ぶっちゃけラブプラスが邪魔してたw



・【感想】【エロゲ】真剣で私に恋しなさい!
真剣で私に恋しなさい!  初回版真剣で私に恋しなさい! 初回版
(2009/08/28)
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 終わらすのが惜しいと思わせる、作品を評価する上で大きな指針のひとつだと思う。この作品の場合はまさにそのケース。その実、前作の"君が主で執事が俺で"を消化不良と思っていたところがあったのですけど、そういった意味では今作は大満足。
しかしまあ、基本的にはいままでのタカヒロ氏の作品となんら変わるところはないんですよ。特別大きなどんでん返しがあるわけでもなく感涙系でもなく、ただキャラ達のドタバタ日常を描くことに終始してる。きみあるとの差はキャラメイクの練度と、やっぱりタカヒロ氏はお屋敷という閉鎖的空間より、その個性的なキャラを活かせる学園という広い空間の方がイキイキとしてシナリオを描けていますね。ぶっちゃけタカヒロキャラを動かすにはお屋敷は狭かった(この業界ホント館モノ鬼門だなw)。
プレイしていて思うのですが、おそらくタカヒロ氏の場合は、まずキャラを作ってそのキャラのパーソナルを元にシナリオを構築していくタイプなのでしょう。俗に言うキャラが勝手に動き出すって表現されるヤツ。過去作同様、相変わらず過程に対してエンドが尻すぼみ的だったり雑なところはあるものの、今作の場合は弱点を克服するのではなく、武器である持ち味を徹底して強化してきたなと思いました。それこそ欠点を吹き飛ばすぐらいに(声優布陣、ニッチネタ共に最高峰でしょう)。

……といっても細かいと言うと雑なところや、う~ん?と首を傾げる展開も目にはつくんですけどね。そこら辺を踏まえてヒロイン別での感想を隔離で(ネタバレ全開)。

 
[ 2009/09/13 19:32 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

会いたくて 会いたくて 宙(そら)に祈っていた 会えなくて 会えなくて 想い続けていた

 
 彼とはいい友達になれそうだと一方的にずっと思ってる!(挨拶)
アンブレイカブルチーム★アメリカ/ワールドポリスショーン・オブ・ザ・デッドあたりで確信に至る……話のわかるヤツだ!一杯奢るからそこの居酒屋で朝まで語り明かそうか!w


・【感想】【エロゲ】77(セブンズ) ~And, two stars meet again~
77(セブンズ) ~And, two stars meet again~ 豪華特装版77(セブンズ) ~And, two stars meet again~ 豪華特装版
(2009/07/31)
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 まあ簡単に雑感を。
FDいらずの完全フルプライズ作品。お得感はあるのだけど強気なお値段設定で相殺な気がしないでもない。まあ、メインヒロイン4人+サブヒロイン6人の計10人攻略はなんつーかやり過ぎ感もある。この作品の一番ダメなところはこんだけヒロインいるのに既読スキップが鬼のように遅いこと。システム関係の足回りは大事です。特に攻略キャラの多い本作のような作品にとっては=ストレスに繋がりますから。ちなみに一番良かったところがOHPで各キャラのCG枚数を明確に事前告知していた事でしょうか……なにげ今まで明確に告知をしてたメーカーって無かった気がする(自分が知らないだけかもしれませんけど)。この方針はメーカーの誠意が伝わってきていいですね。それにしても一番良いと感じたところも悪いと感じたところも作品本編と関係ないところってのはどうなんだ俺?

キャラ的には絵の可愛らしさと鉄板声優陣もあわさり10人みんな可愛らしいです。二人いる原画師もメインキャラ(織姫)がてんまそ氏、サブキャラ(星の巫女)が水鏡まみず氏と棲み分けが出来ているので違和感的なものはそれほど感じませんでした(といっても作品構成上、織姫と星の巫女が同じ画面に入ることが多いので多少はありましたが)。尤も個人的に一番可愛いと感じたのはSD絵だったのだがw

シナリオ的な話をすると意外にフツーと言うか……世界観は異常だし日常もドタバタなのに総括するとフラットな印象を受ける。これは主人公・翔の存在感の希薄さに起因してるんだろうなァ…エロゲ主人公タイプで言うと極めて中途半端系なカテゴリーに入る主人公(ポジでもネガでも熱血でも冷血でも最高でも最低ない)で、強いて言えば……"どうでもいい人"なのでしょうね。ゲーム中でも翔自身、高ポテンシャルを持ってるのに、超人じみたブラコン兄貴・銀河の影に隠れてしまい世間からは銀河の弟という認識であったように、プレイ中も終止そんな空気キャラなイメージが付きまとっている。基本的にヒロインが主人公を牽引していく物語なので押しが弱いのは仕方ないにしても、もう少し我があってもよかったように思えます。もちろん物語佳境あたりにはそれなりにポテンシャルを駆使して頑張りますけど、幾分エンジンのかかりが遅すぎで過程なくして結果みたいな印象を受けて嘘っぽいw
ただ個人的にはくぅシナリオの翔の台詞で"俺は凡人だから他力でいいんだ"って開き直りは素晴らしい。一人ではなにもできないが故に他人に協力を求める強い弱者の翔。自分だけで出来ないことを他者に助力願うのは明確な解決法の一つ。大切なのは解決すること、最悪なのは思い悩んで結局なにも出来ないこと。一人で絶対に出来ないことも二人、三人であれば出来る。この開き直りは翔というキャラの言動の中で一番で痛快な台詞だった。思えば兄である銀河が完璧超人系のキャラであるのも、一人で何でもできるが故に肝心なところで他人を頼らない弱い強者という立ち位置に設定することにより、対比させたかったのでしょうね。まあ嫌事言うなら、もう少し自分で何とかしてから他人を頼るって展開なら更に良かったのに……そこら辺のおぽんちさを含めて流石は翔くん甘えん坊w

各ルートの話をするなら織姫3人ルートにそれぞれメインとなる謎を散りばめて、くぅルートにて残り全ての伏線の回収、最終的に物語の全貌が見えるといった手法。これは飽きさせないために工夫だったんだろうけど、シナリオ自体が冗長気味なので結局のところ飽きてしまうのが残念。物語的にも分散して落ち着きのない印象になりましたね。最終的のどのルートもラストは超展開になるんだけど、この話の肝は、主人公の翔が星待ち祭でヒロイン達と出会い、彼女たちと行動を共にすることによって人間的成長を遂げて同じ視点で共に歩んでいけるパートナーとなる話(逆も然り)。典型的な萌えボーイミーツガール作品。どのルートもこのラインは護っているのは好感が持てます。

総括すると、シナリオ冗長すぎたり設定が強引だったりするけれど、キャラゲー・萌えゲーとして考えたなら良くできた作品だったと思います。


[ 2009/08/18 10:06 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

満ちてゆく心の色 紅く染め上げて ただ思いの強さを響かせたい

 
 いつのまにかFateが劇場化とな!(挨拶)
TV版はFateルートだったから、順当にいけば"Unlimited Blade Works"ルートかなぁ?
まあ、言いたいことはただ一つ……そろそろ型月アニメ化不遇ジンクスに終止符を打って欲しい。
そしていつの間にか桜井光のスチームパンクADV最新作「白光のヴァルーシア」が発表されている。絵師の大石竜子さんと桜井光のコンビは、もう完全に嘘屋の看板ですな。
前作の"漆黒のシャルノス"はエロゲ的には「残 念 だ っ た な ! w」だったので、今回はそこら辺も強化をw



・【感想】【エロゲ】きっと、澄みわたる朝色よりも、
きっと、澄みわたる朝色よりも、 豪華初回限定版きっと、澄みわたる朝色よりも、 豪華初回限定版
(2009/07/24)
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 そうですねぇ…なんとも手放しに誉めにくいエロゲですねってのが第一印象。
ぶっちゃけると、朱門優氏の作品であって商品ではないと言える。もちろん作品という意味ではお金を支払っただけの価値は十分にありましたけど……エロゲというカテゴライズで見たときの商品としてはどうなんだろうか? 端的に言えば絵画などの芸術作品を買わされた感じ。僕らはエロゲを買ったんだいッ!って気持ちは正直ある(いや、まあエロはあるのはあるんだけど)。
これがもっと大々的に攻略キャラは与神ひよ一人で、ルートも一直線です。と謳っていれば感覚も変わったでしょうけど、OHPで告知はないし、サンプルCGなどを見ても他のキャラが攻略できるとユーザーが勘違いしても仕方ないようになってるのはいかがなモノかと正直思う。
これが駄作だったり制作途中で息切れしてこうなったとか未完成品といったモノであれば、逆にこんなに言わないんだけど、作品自体は全力で作られた素晴らしいモノなのに余計なところで評価を下げるのが残念に思えたので口にさせてもらっただけ。まあ、もう少しユーザーの気持ちを汲み取ってくれても良かったんじゃね?と言ったところです(別に1ヒロイン・1ルートが悪いと言ってるわけではないし、過去にもそういう作品はいくつもあるのですけど、今回の場合は事前にわかりやすく告知するべきだったと思う…ぶっちゃければアララギと春告目当てで買った人はどーするのかとw)。
そこら辺のユーザー感情を抑えて冷静に見ると、なるほど1ヒロイン1ルートでやる意味はあったし、作り手側が実験的にやりたかったのだなと思える作りです。通常エロゲ・ギャルゲという商品を作る場合は、攻略ヒロインを何人か据えてプレイヤー=主人公に攻略させるために、それぞれのキャラにパーソナルと物語を与える。乱暴な言い方だし必ずしもその限りでもないですが、その物語全体でみれば少なからず分散してしまうのです(ここら辺はライターさんの力量によりところもあるでしょうけど)。
そしてこの作品の場合はあえてその全てを与神ひよという少女に集中させて物語を余すことなく魅せることに特化している。便宜上"全てを与神ひよ"と書きましたが、実際にこの作品は物語でありテーマである"人の優しさ"、"絆"を魅せることに特化してます。ひよゲと言われる要因のひよ特化ですらもその手段です。だから通常の作品においてならヒロイン級に可愛らしく心の強いアララギやヒロイン級に完璧な姉御キャラの春告すらも、それらを色濃く魅せるための手段なのです(実際のところこんなに可愛らしくてカッコよすぎるのに攻略できないところが、この作品の瑕疵になってしまったわけですど…ここら辺は頭では理解出来ても感情では理解したくない柔らかいところだと思います)。
ただ、この作品を別にエロゲ以外でやればいいじゃん!とかラノベでいいじゃん!とか言い放つのは早計だと思います。たしかに物語だけを魅せるだけならラノベ形態でもいいわけですが、あくまでシナリオ・絵・音楽が揃っての総合エンターテインメントの一形態としての実験作・意欲作という立ち位置なのでしょう。

純粋にシナリオの感想について述べると、先ほど書いたとおり人の優しさや絆について描かれた物語。それは笹丸・ひよ・アララギ・春告をはじめとする四君子の面々、ひいては夢見鳥学園の生徒たちとの関係で描かれており、端的に語ればやはり仲間であり絆という言葉で表現されるものでしょう。作中で四君子をはじめとする夢見鳥学園の生徒達は極限状態に追いやられます。しかし極限状態において浮き彫りになるのはなにも人の悪意ばかりじゃなく人の優しさだって浮き彫りになるのです。そんな当たり前の物語。だけど、その優しさ故に道を違えることも事実であり、人が憂うから優しさと書くように優しさには痛みを伴うこともある。ある意味、原罪・無原罪といった人間性の根源を描いたテーマとなのでしょうね。その上で、やっぱり人は人を思いやれる生き物だからを描ききってくれたこの作品は素晴らしいのだと思います。だってねぇ…泣いてる子供に手を差し伸べるのに理由なんて要らないじゃん。恐らくこの作品はそんな難しくて簡単な二律背反の物語であり、受け止め側はそんなに難しく考える必要のない物語。これを綺麗事だよと言ってしまうならそれで終わってしまう物語。だけど綺麗事を実現するならば理想論と揶揄されようが声高らかに理想を語らなければ始まらない。そんな最初の一歩の話だったのだと思います。

各ヒロインでの話でいえば、実のところひよは完璧超人過ぎてどうも受け入れ難いところは個人的にありましたね。彼女自身が努力によるところの秀才タイプであるのはわかるのだけど、そういう努力が出来る完璧超人って意味では完成されすぎたキャラなので……ただこの作品を表現する上ではこのキャラ設定がどうしても必要であり、やっぱりこの作品は物語を魅せるために特化してるんだなァと…
反対にアララギは切なくて、女の子らしすぎて感情移入しちゃった。人間味って話であれば彼女の気持ちの方が解りやすぎるってところはあるんだけど……誰よりも笹丸ちゃんのことが一番好き、だけど自分の気持ちがひよの気持ちを上回ってると断言できるほど彼女は強くもないし、厚顔無恥でもない。そして大好きな人へ届く気持ちは自分が絶対の自信を持って贈りだすものじゃないといけないッ! 女の子だねぇ!w 友情と愛情の板挟みに一番苦しんだのは彼女でしょうね。それすらもシナリオ上、計算された構成なのだから恐れ入ると同時に朱門ひでぇと思いましたね(誉め言葉)w
春告はアレだ……キャラが固まりすぎて隙がなさ過ぎると同時に、あのコミューンにおいて負わされている役目がお姉さん過ぎるw

プレイをされた方ならわかりますが、この"きっと、澄みわたる朝色よりも、"は第1章だけのタイトルになります。最終的に1~4章全てをプレイして本当のタイトル"きっと、澄みわたる朝色よりも、今、確かにここにいるあなたと、出逢いの数だけのふれあいに、この手は繋がっている。"が明らかになります。実に"水スペ 川野口ノブ探検隊これが秘境だ!人跡未踏!立ちふさがる商店街!矢鏡大学に隠された地球最大の謎を追え!!"並にエロゲ史上に残る長いタイトルの作品爆☆誕ですが、全てが流転して繋がって今があるという意味ではなんとも味のある、この作品に相応しいタイトルだなぁと素直に感心しました。

総評として、売り方の問題はありますが、それらを差し引きすれば十分良作と呼べる作品です。ただ朱門氏のテキストは独特で冗長的なのでそこら辺で肌が合わない人にはキツイかもしれませんね(特に蘊蓄タイムが鼻についたりするとしんどいかと)。
個人的には同氏のいつ空よりも、"ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。"が好きな人にお勧めしたい作品ですね。まあそこまでコアなファンなら問答無用で購入してるでしょうけど、逆も然りなのでこの作品をプレイしてアネモイを読んで居ない人は是非とも。


[ 2009/08/03 13:46 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

まだ人の胸に ぬくもりがあって まだ海の色が コバルトの時代

 
 ほんとここ最近の高遠るい先生はアップしすぎだ!(挨拶)
オカッチさんのところで知ったんだけど、高遠るい先生の7/20分からのblogが素敵。主にハゲの変身とかw
今日の皆既日食が5万年周期の世紀王誕生の日食だったらどうしよう?よしんばズレてても剣聖ビルゲニア爆☆誕だよ……それはそれで悲劇だな。そーいやどーでもいいけどビルゲニアとハルキゲニアって語感が似てるね。世代的にモチーフか?w
つーか最近の若い世代にとっちゃ平成ライダーと言えばクウガからだよねぇ……BLACKなんてしらねぇーよって世代が多そうで泣けてきた。いやまあ平成なのはRXのほうだけどな!
それはそうといつの間にやらナデカタサーカスさんとこのHybrid Insectorの8話が公開されてたので貼っておく。ライダー好きっ子は咽び泣きながら読むようにw



・【感想】【エロゲ】蠅声の王 シナリオⅡ
蠅声の王 シナリオII蠅声の王 シナリオII
(2009/06/26)
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 エピソードⅡを謳ってはいますが、実際のところエピソード1.5というイメージ。
メイン登場人物のほとんどが前作の登場人物であり、一応作中の回想で前作の顛末がみれるものの前作をプレイしてることが前提の作品です。前作に比べて物語的にも小ぶりなので続編と言うよりは後日談の一風景みたいな感じがしますね。

デジタライズド・ゲームブックとしても謎解き戦闘の両方において前作より難易度は下がってる気がします。戦闘敗北以外でパラグラフ番号14を踏んだ記憶もありませんし。緊張感的な意味で言えば圧倒的に1の方が優れてますね(まあ1の場合、確率50%でパラグラフ番号14直行みたいな鬼展開もありましたけど)。

シナリオ的には前作で瀕死の重傷を負ったが陽の下を歩ける吸血鬼エスの“抱擁”を受けることで九死に一生を得たアインがエスの所属する農林水産省消費・安全局衛生管理課、特殊防疫対策班、通称・化け物屋敷に移籍することから始まります。このくだりだけで一見さんお断りな雰囲気がプンプンとしてきますがあながち間違いではありません。先ほども述べましたが作中の回想で前作の顛末をある程度見ることが出来ますが、登場キャラの心の機微的なものを説明するのは不足してます。特に今作の場合は三組の前作登場カップル?のエスとアイン、カザトとキヨタ、クリストフェルとコサチの視点が主軸となって物語が進むためⅡからプレイするのはキツイですね。前作ファンからすればエスとアインのイチャラブと言うか、アインがエスに戯れつくシーンをもっと見たかったのだけど、なんちゃってロンリーウルフ(笑)のエスさんはすぐに単独行動しちゃう。おまいはひょっとしてアインよりも吸血プレーリードッグのプレさんの方が好きなのか?ってぐらい驚くほどアインを放置プレイなものだから、ラストのラヴシーンに説得力の無いこと無いこと。 つーかアインとエロシーンが一回しかないってどーゆうことよ一体w

逆に楽しかったのはカザト&キヨタの凸凹コンビ。むしろこいつらの方が主役っぽいな今回。この元童貞執事とサキュバスのコンビはホントに凸凹と呼称するのがしっくりくるなァ……噛み合わないときはトコトン噛み合わないけど、噛み合う時はピタリとはまる。つーか、おまいら敵地のど真ん中で何回セクロスするねん! 新キャラのイミルキと3Pとかキヨタは搾取され続ける運命なのね。もう守る必要が無くなったとはいえ、前作では一途に童貞を守り続けてたのに変わりすぎだおまいw
前作に比べて圧倒的に良くなった部分の一つが声の付いたところなのですが、キャスト公開当時カザト役のありす嬢だけは微妙かもと思っていましたが……蓋を開けてみると生意気なクセに寂しがり屋なカザトのキャラとありす嬢の舌っ足らず演技が妙にカチっとはまっていい感じでした。特に前作でウズヒとミツキ二体の両親喰屍鬼を失ったカザトが黒乃の見せた優しさなんかはほんとにカザトらしさが出ていた良い演技だし、キヨタに対する強がりや偶に見せる優しさなんかもカザトのキャラをよく表現できていて◎。

クリストフェルとコサチ? うん巻き込まれ事故w
何しに登場したのか解らないぐらい、ついでの登場……しかもホントにクリストフェルが"或る真祖の聖乾肉[パン]"を所持してるかもという誤解からの巻き込まれでの登場だし。無理矢理舞台に上げられたって感は否めない。あとは……コサチが陵辱されるためw

今作で微妙というか盛り上がりに欠けるのは敵役の狭間に前作のウルリーカ様(通称:サバエさん)みたいなカリスマがないことに起因してる。そもそも企業を隠れ蓑に表舞台から吸血鬼の住むべき世界を作るみたいな夢見るエコロジストは小物すぎてねぇ……もちろん真の目的は別にあるんだけど、それはそれでロマンチズム溢れる理由だしw
戦闘のステータスも中途半端な強さ。いや、まあ前作のウルリーカ様が異常だっただけかもしれないが……せめてエスの切り札45(寸)口径拳銃"悪人正機"のおもしろギミック白木の杭バンカーぐらい引き出してやられろよ。

総括するとⅡを銘打つには微妙というか、規模は小さいインターミッション的作品でしたが、次作以降のことを考えれば伏線を張られまくられてるので期待はできる内容でした。カザトとキヨタのコンビに今後はイミルキが絡んできそうだし、エスとアインのコンビにも琴科が絡んできて三角関係になりそうな予感。復活したマガトは主であるウルリーカ復活の為にプレさんの持つ"或る真祖の聖乾肉[パン]"を狙ってくるだろうし、クリストフェルとの因縁も残ってる。加えて正体が"武内宿禰"なスクネの今後の動向、エスには秘密に"或る真祖の聖乾肉[パン]"を集めつづける吸血プレーリードッグのプレさん。道化芝居を続けるエスの上役で化け物屋敷の統括マネージャMM(黒の断章からの大槻涼樹ファンならばMMの正体が"ナイアルラトホテ ップ"と気づくはず)。これらのパーツが出そろったので次作以降の展開が実に楽しみではあるが……一番の懸念はそれらの膨大な伏線を回収できる場を作れるかどうかって事だな? ぶっちゃけ次作がでるのかどうかが一番の心配w


[ 2009/07/21 17:02 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

履きつぶしてきた靴の数と 同じだけの夢たち 時には見失って 探して やがて追いつき

 
 三連休?延々とDQ9だよ!(挨拶)
気づけばごらんの有様だよ!と休日が終わってしまってたわけですが……いつもの事なのでわたしは気にしない! まあ、その甲斐があって一応メインシナリオはクリアしました。いまはアフターシナリオをボチボチと進めてるところ。今週末の月末エロゲ戦線までに片を付けたいと思うけど無理だろうなァ……(アフターの追加要素が膨大過ぎて終わる気がしない)。
ちなみにクリア時のPT編成は…

・るりえ:バトルマスター Lv44
スキル:剣100、ゆうかん90、きあい100、とうこん100、はくあい100、さとり100

・ハラグロ:賢者 Lv35
スキル:剣100、ゆうかん90、きあい100、とうこん100、はくあい100、さとり100

・ニヨ:パラディン Lv43
スキル:斧100、ゆうかん90、きあい100、とうこん100、はくあい100、さとり100

・みどり:魔法戦士 Lv43
スキル:槍100、ゆうかん90、きあい100、とうこん100、はくあい100、さとり100

なんともまあガチなスキル振りです。
アフターに入った今では全上級と盗賊の固有スキルが100になってますので更にガチです。
まあ基本的にレベルアップによるステータス上昇が微々たるものなのでHP上昇や防御上昇のパッシブスキルを狙いつつ、メタル狩りのためにメタル斬り、まじん斬り、一閃づきを狙った割り振り。さとりは地味にキツイまじん斬りや一閃づきのMP消費に備えて。
これからプレイする人にアドバイスするなら、パラディンのはくあいは早々に100にすると楽になります。これを100にする事により常にみのまもり+100、HP+80となるので転職でレベル1になっても安全にレベル上げが出来ます。次に戦士のゆうかんを90まで上げれば常にちから+60、みのまもり+60、HP+60となります、この時点でほぼメインシナリオ終盤の敵までダメージを喰らいません(呪文ダメージを除く)。あとはメタル狩りを効率的にするために武闘家のきあいを上げましょう、ちから+40、すばやさ+100となりほぼ無敵状態です。武器については趣味があるでしょうから好きなのを上げればいいと思いますが、個人的には斧がオススメ。まじん斬り、かぶと割り、オノむそうと使えるスキルが多いです。
スキルポイントは転職を繰り返して貯めるのが効率よいかと、メタルブラザーズ、はぐれメタルを狩り続ければすぐに溜まります。大体全職業Lv24までもっていけば余裕で上のスキルポイントは貯まります。およそLv24職業2つで100ちょいのスキルポイント。ただし戦闘のドキドキ感は味わえなくなるので俺Tueeeeeeeee!が大好きな人以外はご注意をばw

さてゲームの雑感を述べるとこちらの変態紳士がおっしゃってるとおりダメな点は意外に多いです。あながちこのネタも嘘ではないです。ただ、これがドラクエかドラクエでないか?ドラクエに相応しい作品か?と問われたら、たしかにドラクエです!と言えるだけのドラクエっぽさみたいなモノは確かにあります。つーか元々ドラクエってこんなもんじゃない?w

突き詰めれば、今作の楽しさのほとんどはキャラ育成にあるんじゃないかなと思います。ストーリー進めるよりキャラを強くするのに足止めをくってなかなかクリア出来ませんでしたしw
ストーリーについては弐號さんの言うとおり、女神の果実集めしてる間は楽しかったです。しかしその後の展開がグダグダ……なんか中二な敵がキターーーー!とか思ったら盛り上がらないうちにあれよあれよと終わってしまう。もっと真面目に悪しろよおまいら! あとガングロ妖精はマジでイラネ!

ぶっちゃければ今回のメインはクリア後のやり込み要素。宝の地図のボス討伐や各種クエストとそれらの報奨による錬金とやり込み要素は嫌ってほど充実している。ほんと嫌になるぐらい……ここら辺のマゾさはストーリー薄っぺらくて短い分、なんかやり込み要素入れとけみたいなシステムの残骸って気もするけどw
やり込み入れるのもいいのだけど、もうちょっと本編にも力を入れていただきたかったと思うのが本音。つーかやり込まないとまともな装備入手できない錬金はやりすぎだと思うんだ。メインシナリオ時点じゃ武器も素材もいいの入手できないから、ラスボス討伐時の装備ほとんど店売りだよ!せめて半分とは言わないけど1/3ぐらいは店売りやダンジョン入手でも良かったんじゃね? 達成感を得て貰うためにやり甲斐を設けるのは大切なことだけど、塩梅を間違えて、ただの面倒臭いに変わってしまってるのは残念。それでもやり込むのは俺がマゾだからなんだけど……だんだんと消化試合に思えてきちゃってモチベーションが下がってきましたよとw

総括するとなんだかんだ堪能はしましたし楽しんでプレイはしてましたけど、終わってみたら微妙みたいな……つーか面白いけどつまらないという相反する感覚に戸惑っています。良いとこ一杯あるんだけど……面白いッ!と手放しで絶賛するには悪いところが多すぎるのでどこかチグハグな感じがするんですよね。巷であんまり評判がよろしくないのは先行していた噂だけでなく、そこら辺の微妙さがあるんだと思います。


[ 2009/07/21 13:28 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

ゆらゆら揺れてるsee-saw Lamb! 見つけたよ 君と僕の進む未来を

 
 エンドレス・ネバー・エンド!(挨拶)
もう毎週エンドレスエイトの憂鬱として愉しんでますよ。わりかし真剣に……


・【エロゲ】【感想】さくらさくら
さくらさくら 初回版さくらさくら 初回版
(2009/06/26)
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 最初に言わなきゃならないことは、やっぱり延期いくないって事でしょうか。ゲーム内でもさんざんと自虐ネタをやってるとおり百害あって一利なしなのです。たしかにこれだけ延期をしたから良いモノになったと思ってくれる人も居るでしょうが、反対にこれだけ延期してもこの程度と思う人間も居るでしょう。いずれにしよユーザーのモチベーションも下がりますし、大丈夫なの?と不安にもなりますので次作からはキッチリとした管理で制作スケジュールを立てていただきたい。せっかくいい作品を作ってるんだから、ゲーム内容以外のところで評価を下げるのなんてバカらしいです。
さて嫌事はここまでにして、あとは褒めちぎるから…たぶんw

ぶっちゃけギャルゲテイストのめぞん一刻。懐古的な感覚を呼び覚ますと同時に上手く現代風にアレンジされてるので懐かしさは感じても古くささは感じない。さすがにののさんほどのカリスマを発揮することは出来なかったけど、ヒロインのみなさんは全て可愛らしいです。特にダブルさくらは素晴らしい。(ののさんの場合は偶然の産物というかお化けが働いたというか…奇跡の領域の産物なんで比較するのは間違っているんだけど)。
しかしほんとヒロインが可愛らしいなァ……立絵からして口パクやまばたきの細かい動作で表情を表現してるのがより可愛らしさを強調してる。昔は口パクやまばたきのシステムも結構あったような気がするけど、いつのまにか見かけないようになった気がするので結構新鮮でした。あたりまえの事なんだけど、この娘を攻略したいと思わすヒロインメイクは一番大切な事。制作サイドの直球ストライクなラブコメするならこれぐらいやらないとみたいな意気込みが感じられて好感高いですね。

物語的には、徹(菜々子先生orさくら)→直樹(くるみor晶)→徹(菜々子先生アフターorさくらアフター)といった流れで進行していき、キャラ配置をみてもわかるように三角関係がメインです。三角関係といってもヤンデレ展開があるわけでもなく、ぽかぽかとあったかいシーソーゲームですね。特に徹ルートの場合は顕著で、主人公の徹が高嶺の花(菜々子先生orさくら)である二人を射止めるために右往左往する話にみえてその実、徹にベタ惚れなヒロインたちの嫉妬と言うかヤキモチをニヤニヤしながら楽しむ作品。まあ徹なら二人がベタ惚れしても仕方ないか……優柔不断だけどチート気味な高スペックを含めて近年稀にみる好主人公だし。その高スペックさもその性格から嫌味じゃない。なにこの隙だらけの隙なし男?w

対して幼なじみ三角関係編(一人はネット幼なじみなる新ジャンルだがなw)の直樹は徹編に比べて、若干ネガティブさを前面に出してますね。ヤキモチよりは嫉妬に近い感情、まあヤンなんて欠片もないけど。個人的にくるみ編の晶の引き際とか大好きなんだけど、やっぱり徹編に比べると見劣りするというか……想像ですけど三角関係でダブルヒロインを立てる以上は攻略対象は二人であるべき。この作品のカラーからして二人以外にフラフラと行っちゃうような主人公であるべきではないし絶対に死守したい一線。だけどフルプライス作品としてヒロイン二人と言うのはあり得ないといった葛藤が制作サイドにあったんじゃないかと思います。その結果として徹とは違うタイプの主人公で違う形の三角関係をということで直樹ルートが加えられたのではないのかと思います。結果として悪くはないんだけど、重はやっぱり徹に置かれてるなぁと、どうしても思えてしまう作りになっちゃったのは残念かなァ。ぶっちゃければ第一部の徹編で直樹もくるみも晶もサブキャラとしてキャラ立ちしすぎちゃったせいで、主人公、ヒロインとして見づらいんですよね。昼行灯だけどキレ者キャラで飄々としてる直樹のキャラが主人公視点になった途端にチェリー思考な年相応のキャラに見えてしまうあたりも違和感の一端かなァ……

第三部のアフターはその…なんだ……菜々子先生ルートはいいにしても、さくらルートはぶっちゃけ須賀部長と多紀ルートじゃない? それはそれで気になってた事なので補完してくれるのは嬉しいのだけど、もう少しさくらとイチャラブやきもちして欲しかったってのが本音。菜々子先生ルートが直球ど真ん中だった分、バランス的にどうなのかと思った。第三部の菜々子先生ルートも直樹と吉岡との友情物語的なところはあるけど、あくまで軸は菜々子先生でしたし。つーか菜々子アフタールートの吉岡はいいヤツ過ぎてラヴいよもうw 惜しむらくは家族というワードに固執する菜々子先生の心情を掘り下げてくれればラストでの徹のプロポーズが更にドラマチックに展開したような気がするけど、ほとんどまったく語られてないのが残念。サブシナリオ等でそれらしきエピソードもないし。(延期しすぎて入れ忘れたが?w)

総括すると細かい細かい文句はあるものの、概ね良作ですね。
……と言うよりも細かい粗が気にならない大らかな作りであり作風であり、頭空っぽにしてニヤニヤ頬を緩めるのがこの作品の正しい楽しみ方。プレイをしていて月見荘というコミューンに本気で混ざりたいと思わせる雰囲気を醸し出せてることは素直に賞賛。普通に凄いということは凄いことなんですよ。ほんとにギャルゲのお手本的作品であり、入門編としても最適な作品なので多くの人にお薦めしたい作品ですね。


[ 2009/07/17 20:37 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

戦いつづけ さすらい続け いつかきっと ここまで来て

 
 なんか色々と言われてますが…(挨拶)
それなりに楽しみながらプレイ中。なんだかんだ祭りみたいなモンだから話題的なものも含めて参加すること自体が楽しい俺ガイル。でも、マジコンでマジギレしてる人間はチネばいいと思うよ、盗人猛々しい。

ちなみにうちのPT編成は…

旅芸人:るりえ Lv21 イメージカラー赤
盗賊:ハラグロ Lv20 イメージカラーオレンジ
武闘家:ニヨ Lv21 イメージカラー黄
僧侶:みどり Lv20 イメージカラー緑

地味にダーマ神殿前でレベル上げしてます。
ちなみに名前はマギノギの自キャラから、PTキャラ名はギルメン仲間の渾名からw
全員性別♀の幼女プレイが俺ジャシティス! いちおうキャラメイクで髪型・色・顔などはそのキャラに似せてます。だからみどりはみどりで糸目です。(わかるヤツだけ笑え!)

[ 2009/07/14 17:04 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

Perfect happy never end 予定調和の悲劇ならもういらない

 
 それは本というにはあまりにも大きすぎた、 大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎた(挨拶)
 境界線上のホライゾン2<下>を査収! なにこの兇器?殺るの? 1153ページって読者・書店泣かせだわ……スペース的な意味で。


・【感想】【エロゲ】スマガスペシャル
スマガスペシャルスマガスペシャル
(2009/06/26)
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 面白かった?面白くなかった?かと訊かれれば、たしかに面白かったです。ただ、"ハッピーエンドなんて、いらない。"のキャッチコピーを考えた場合、ハッピーエンドからの脱却はできてないかなぁ……というのが正直な印象。僕たちが見たかったのはハッピーエンドの向こう側。それをハッピーネバーエンドのひと言で片付けられてもねぇ……。確かに前作にも増して、くだらねぇー!バカだー!ってスマガ特有の笑いはパワーアップしるし、前作で語られきれなかった補完話的な意味では十分満足出来る内容なのでファンのためのファンディスクって意味では成功だったと思うけど、新たなテーマを掲げるにはファンディスクって尺では足らなかったかなァ(お値段的にフルプライスに近いのもマイナス)。ぶっちゃければ発売直前ロングインタビューで期待しすぎた自分がいるのが否めない。

"前作は「ハッピーエンドを迎えるため、何度死んでも頑張る」という話だったんですけど、「本当にそれでいいの?」っていう気持ちがあったんですね。"テーマはエロとバカとハッピーエンド! 『スマガスペシャル』発売直前ロングインタビュー 下倉氏コメントより)

"ゲームっていうフィールドを考えると、エンディングでユーザーさんが達成感を得るべきだと思うんですよ。
ゲームは「エンディングを見る」→「達成感を得る」という風にプレイヤーが介在するじゃないですか。だから、本来は“視点”がお話の中にしかないというのは、おかしいことなんですよね。で、そこにプレイヤーが介在した場合「クリアする」という行為がハッピーエンドじゃない、というのはおかしいことだと逆説的に辿り着いて。"
。"テーマはエロとバカとハッピーエンド! 『スマガスペシャル』発売直前ロングインタビュー ぺはら氏コメントより)

 実にその通りだと思いましたね。スマガの根底にある人生リベンジに対する自己否定。SPをプレイ後のいまとなってはどのような思いで語られたのか解らなくなっちゃたけど、ハッピーエンドを迎えて終わりでそれでいいの?みたいな型枠を壊してくれるものかと思ってたんですよ。だけど実際に提示されたのは……ハッピーエンドを越えたハッピーネバーエンドという言葉遊びの類。なんか違わなくねぇ?
気持ち的には解るんですよ、本来の物語であれば死することが運命づけられてる二人のレズ魔女デネブとカペラ。カペラ以外の他者を廃絶して自分たちが死なない閉ざされた1日を望むデネブと、デネブよりは柔軟に世界と共存することを望むカペラ。二人の齟齬から生まれた綻びをうんこマンが繕う形の折衷案がハッピーネバーエンド。ハッピーエンドから零れてしまった人を救う受け皿としてのハッピーネバーエンド。みんなが悲しまない終わらない日常を繰り返すことを選び、自ら掴みにいく決意。スマガらしいといえばスマガらしい。方法論として可能であるなら選択を検討するのは人間として当然。そしてスマガの世界はご都合主義がご都合主義として許されるご都合主義世界なのでなんら問題はない…だけどねぇ……w
ここら辺の気持ちの悪さは、結局のところデネブとカペラに魅力がないところに起因してる気がする。自分=うんこマンとして、別に二人を助けたいと思えないんだw それだけの魅力が二人の魔女に描ききれてない。これは前作にも言えることだけどヒロイン単体でみるとどうも薄っぺらいんだよね、スマガは。自分=うんこマンとしてヒロインを助けなくちゃいけないモチベーションが上がらない。そして上がらないままうんこマンはハッピーエンドやハッピーネバーエンドと宣うわけですよ(自分がエトワール達よりも、日下部や沖の方に魅力を感じるのも、物語的に背負わされてるモノに対して薄っぺらさを感じないからなのかもしれない、反対にエトワール達は背負わされてるモノの大きさに対して色々と個が薄い)。
いっそのこと、うんこマン=第三者的手法でみれればいいんだけど……この作品の骨子的手法として物語・語り手・読み手の三位一体を求める。読み手としてのカチカチうんこマン=自分、もしくはカチカチうんこマンをみる上位存在としてのメタ視点を(そのわりにうんこマンは自我が強すぎるんだけどw)。
これらの座りの悪さに起因して、ハッピーネバーエンド後の無限ループがなんだか終わらない祭りみたいな感じがして、気持ち悪いような感覚がある(こんな感覚を最近感じたと思ったら、アニメ版ハルヒのエンドレスエイトだw)
ここら辺が自分がスマガを面白い?面白くない?と訪ねられたら面白いと答えるけど、好き?好きでない?と訪ねられたら、さほど好きでもないと答えてしまう原因。

まあ、補完ファンディスクとしてみるならば、アリデッドが一番株を上げたこともあり満足はしてます。次点はパイオツニアとネタと領域まで消化された不人気ガーちゃんw
作品的に骨子なキャラであるのにエトワール以上に薄っぺらい有里が補完されてる事もプラス(足らないけど)。ただ前作の死んでリセットシステムに対して1日がループする今作のシステムはうんこマンというキャラを表現する上で、死んでも君を守る的決意が薄れてしまって熱さは失われてしまってるかなァ……総当たりに近いフラグ集めのシステムも面倒なだけだし(往々にしてヲタは執着的なくせに、作業を好みませんw)。

[ 2009/07/09 17:07 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

紅く紅く 燃え上がる空 光 墨色髪に 纏いながら 祈り続ける この幸を

 
 鬼うた。プレイ前!(挨拶)

            ,. .‐:'´: ; : : : r、_、_;._:`丶、                }
           /: : : : :_://: ;イ:l    ^⌒` :\              /
      rt.冖7ー、: : : : :Z ,'イ: / l/        ヽ:ヽ           /
     冫⌒ハ く: : :_フ / l:/ 、l         i: i :i、       /    /
     ′ .└r‐': :_7   |′ __\        l小lr'     /      /
     i . . : :.:.|: : : Z    //::::::ヾ`′   ∠.  lハl    /      /
      |: : : : :.:.!:.:. :7    /  {tヘ__,リ     i':::iヽ !: :|  , '      , ′
      ! : : : :.:.:|:.:.:.{       `ー'´      t_リ '/: : l /      , ′
.     | : :. : :.:.:l'⌒、                '   {: : : レ'       /   
      !: :.:. :.:.:.:|  〉      ,.-―-- ._    }:.: : |     / さあ愚姉革命
      l: :.:.:.:.:.:.:|ヽ._`_      {        7   /:.:.:l|   / に突入するぜ!
     | :.:.:.:.:.i:.| `ー->、    ヽ      /  , ':.:.:.:l| !  /
    !:.:.:.:.:l|:!    '  i     `    '_,.イ:.|:.:.:.:.l !| / ぐっちょりとダダ甘えて
      !:|:.:.:.:!l:!       }     ` T_7_´ ヽ:.:.:.:.l:|:.:.:ハリ'  もらうぜ!
     l:l!:.:/ ′_,∠>;く        | く:.`ゝ }:.:.:.:l|:.:/:r'
      l|/ /     }:.:.ヽ、‐-、  ' `Y^´:.:.:.:.:|://
       'r く_      ´「´:.:.\     ノ:.:.:.:|:.:._リ'′
    ,. :'´:.:.:.:.:.`ー、   ,':.:.:.:.:.:.:,.二_ー';.-、:.:.:l/
   j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.v' /:.:.:.:.:.:.:.{._‐ ` ' ‐j:.:.:|
  f-、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::`:"::.:.:.:.:.:.:.:.:r、`ヽ~ r'´:.:.:.:l


    鬼うた。プレイ後……

                           __
                        ,.-'´:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
                          _,j7:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
            ,. ―- 、     ハ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
            '⌒ヽ\`ーァ':.:.i::::.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:}
               `ヾヽ::___;ノ{::::::::;;:::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,.ィv
               ___      V〃{::::::::::::::....:.:.:.:.:〈_,ハ_〉_
          __,,.r'¨´: : :t_ ̄二ニtt_′ ^t_;;:::::::__;; .__:::ヽノ:.:Y-‐ ̄
---   ´ ̄ ̄´  f: : : :ノ : : : : :ヽ.}: r‐`ヽ  ̄´ r'__,ノ'/:::.:.{
_ ,. -―¬辷⌒t_-ォ_/: : : : : : : : : : :t.    く.   ノ   i{:::.:.、ヽ_
. '´: : : /‐-`ヾ._tヽ:::. : : : : : : : : : : :ヽ_ _,..._{ ̄´    l!、:::.:.:.ミ、__
: : : : : : : : : ヘ、: ヽ: : : : : : : : : :.::: : : : : :`、     `ー- .二 ̄
: : : : : : : : : :!い i: : : : : : : .::;r {: : : : : : :}
: : !: : : : : : : : ! :{: : : : : : .::::/  ヽr~^'t{
: :l/: : : : : : : : : lり::/ :::;.-'´    l   |
: :!: : : : : : : : : :lヘ::::::/      |   !


・【感想】【エロゲ】鬼うた。~鬼が来たりて、甘えさせろとのたもうた。~
鬼うた。 (予約キャンペーン特典「少女達のストーキングドラマCD」付き)鬼うた。 (予約キャンペーン特典「少女達のストーキングドラマCD」付き)
(2009/06/26)
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 さて、依存少女たちによる嫉妬・修羅場ADVの鬼うた。です。ひと言で感想を述べるなら……誰得作品。作品イメージ、広報などから受ける印象、消費者が事前情報から期待してたモノ、それらと実際の作品内容が不一致を起こしてしまったのがこの作品の失敗であり、大半の人が望んでない方向へと向かってしまったのがこの作品の悲劇。ぶっちゃければ…やりすぎちゃたんだよねw
オールクリアされた方ならわかるでしょうが、絶妙にチグハグなんですよね。前半と後半で食い違ってる展開は超展開と言われても仕方なく、特に愚姉ことハル姉・ルート(仮称:永遠はあるよ ここにあるよ・ルート)は思いますね。なんでいきなり過程をすっ飛ばして、こんな夢幻廻廊みたいなテーマを突きつけられるのか理解に苦しむ。個人的に望んでいたのはポンコツさであって鬱展開じゃないので、ほんとに食い違いとしか言えないなァ。特に前半部のポンコツお姉ちゃんっぷりが良かっただけに余計に残念。もしかしたらヤンデレ=鬱って人には良かったのかもしれないけど、それにしても鬱に至る過程が唐突過ぎて何故?って疑問符しか浮かばない。この説得力の無さは、この作品のヤンデレ展開が、ヒロイン達の資質というよりは、舞台装置であるセカイの方が狂ってるのでヤンデレることに起因してるところがありますね。神になることを求められ、強要される姫歌。欲にまみれた人間たちに人生を狂わされたアヤ姉。壊れてしまった日常を繋ぎとめようと自身が壊れる道しか見いだせなかったハル姉。物語作成上、セカイに翻弄される役割を背負わされた人間という図はありなんだけど、全員が全員そのケースなのは"依存少女たちによる嫉妬・修羅場ADV"を銘打ってる鬼うた。にとって明らかな瑕疵。その実、みんな物分かりがよすぎて修羅場に発展しないからなぁ……強いて言うなら、アヤ姉ルートの姫歌とハル姉ぐらいなんだけど、アヤ姉ルートなのにおまいら二人が修羅場ってもw
ここまで批判をしてきましたけど、俯瞰的に視点を変えてみれば、面白いと思えるところも評価できるところも沢山あります。唐突感はあるものの、物語的にはキレイに纏まっていますし。
個人的には姫歌ルートが一番キレイに纏まっていて好きですね。綾子ルートがTureな関係上、設定上謎が残ったまま終わりはするものの、テーマ的は上手く昇華されてたと思う。人が神に求めるものは願いであり、人は神に神格は求めても人格は求めない。なら神の願いは誰が叶えるの? この孤独な永遠の存在者に救いをもたらしたのは、やはり人の願い。ED後の秋人と姫歌のその後を夢想すると美しいなァ……なんとなくあの二人はもう人の理の領域では過ごせないように思えるから、そのまま山に住み着いて客人神みたいな感じに細々と語り継がれていくみたいな姿をおぼろげに幻視してしまった。人の願いを叶える歌ではなく、ただ純粋な祈りの歌を歌う姫歌に寄り添う秋人。人々はその歌を聴いて、お伽噺のように語り歌い継いでいく、親から子へ子から孫へ…そんな神話の領域の話。まあ夢想ですけど。
ハル姉ルートは一番、賛否両論なルートでしょうね。圧倒的に否が多いと思うけど……
全ルート通してのことですが、実はこの作品の一番の依存人間は主人公の秋人。ヒロインも依存人間ではあるんですけど、秋人に対してだけの側面が強く、あらゆる面に理由理屈を求めないと進めない立ち行かない秋人が一番の依存人間であり、そこら辺の関係がハル姉ルートで一番色濃く出てますね。弟に依存するダメ姉と姉に依存されることに依存してるダメ弟。お互いが人間的に成長するために依存から脱却する話で進んでいって、その一歩を踏み出したところで……ごらんの有様だよ!と、あざ笑うがごとく、お互いが究極的に依存し愛うという超展開ED。これはこれでハッピーエンドでしょ?と訊かれたら、まあそうかもしれないんだけど……もう少し素人向けのEDを用意して欲しかったなぁと思う次第。このルートでギブアップする人は相当居たんじゃないかなぁと思う。
アヤ姉ルートの前に姫歌の過去話の"かみさまのつくりかた"が挿入され伏線関係の回収をされる訳ですが、個人的に"かみさまのつくりかた"は話的に好きでもなんでもないし、救いのない話ではあるのだけど、興味深い内容ではありました。望み望まれ、願い願われ、人が人を神の座まで押し上げる話。現代よりももっと神が身近であった時代であることと、奇跡的に重なったタイミングであれば、概念的な神の一つや二つ生まれても不思議ではないのかなぁ。
そしてTureルートでもある、アヤ姉ルートですが、いままで謎だった伏線を全て回収して大団円を目的としたルートなわけですけど、個人的にイマイチ、アヤ姉の行動が理解出来ないためしっくりこない。むしろ、アヤ姉を好きな秋人のために秋人を諦める姫歌とハル姉の心情の方に感情移入してしまった。一度は諦めたけど、諦めきれずに抜け駆けする姫歌と、その姫歌の裏切りが許せないハル姉。一番、依存少女たちによる嫉妬・修羅場ADVの名にふさわしい展開ですね。姫歌ルートでは姫歌を救うことになった秋人の古い願いが、このルートでは姫歌を縛る枷になる展開も面白い。惜しむべきは、このルートはアヤ姉ルートってことか……そしてアヤ姉ルートなのにアヤ姉が蚊帳の外ってこと。アヤ姉の過去話などを含めて、ここら辺が絶妙にチグハグ。もう少しどうにかならなかったものかと……。ED自体は、コレしかないないかなぁと漠然とイメージしてたものと一致しており、ストンと心に落ちてくるスッキリしたものであるんだけど、過程が超展開すぎて素直に浸れなかったってのが正直なところ。

総括すると、素材は良いんだけど、調理方法を間違った上に全然違うジャンルの料理が出来てしまいました!みたいな印象。その実、特典の鬼ごと。が一番おもしろかったてのはどうなんだw やたらとテンションの高い開発日誌と共にこの特典CDすらも壮大な釣りだったのではと邪推しちゃうぐらいw

[ 2009/07/01 23:16 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

人の織りなす関係は まるで絡み合う糸 やがて生まれる軌跡はレース模様

 
 ああ、たしかにゲルマン忍者だ!(挨拶)
必殺技はシュトゥルム・ウント・ドラングでいいよ、もう……
同じ石ノ森作品のキカイダーへのオマージュデザインなのだろうか? つーか毎年毎年、新仮面ライダーのデザイン発表は心臓に悪いなw


・【感想】【エロゲ】タペストリー -you will meet yourself-
タペストリー -you will meet yourself- 初回版タペストリー -you will meet yourself- 初回版
(2009/02/27)
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 今更ながらにタペストリーの感想。発売されてからかなり時間が経っているのでネタバレ全開で(一応個別ヒロイン感想は隔離)。

前提として、主人公はじめの余命半年であり、物語のラストには死ぬことが運命づけられている背景があり、テーマは文字通り死生観。ただ一概に死生観といっても概念的に捉え方は沢山あって、この作品の場合は、どちらかと言えば、第三者の死を通じて生について考える。生きるとは何か?に重を置いている作品だと思います。作品的に構図としては、残す側の主人公の心情よりも、残される者側のヒロインの心情がメイン。死生観を扱う上で生に重を置いた作風を素晴らしきかなと思う反面、生に重を置きすぎて死に対してが物語作成上の手段となってしまってるところが残念であり、この作品の悲しきところ。扱ってるテーマが重いところも、この作品に対して厳しめの評価にならざる得ないところがあります。物語の流れ的にも稚拙としか言えない展開があるのもマイナス。特に隠してるはじめの病気が仲間達にバレていく過程なんかは、酷い気がします。もう少しスマートに出来なかったものかと。
システム的にも新malieシステムの画像は美麗な反面、PCの必要スペックが高め。また非常に重いのが辛いところ。特にヒロインの心情を顕すためにヒロイン視点が多分に挿入されるので、視点は違うとはいえ、都合同じ展開を二度見ることになる今作でスキップモードの遅さは致命的。
そこら辺の問題点が多々ある作品ではあるものの、ズバッと斬って捨てることの出来ない何かが確かにあります。各ヒロイン個別ルートに入ってからのシナリオが特に顕著。以下、ヒロインごとの感想をば。(以下ネタバレ隔離)

[ 2009/06/16 21:59 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

確かなものは何も ここには無いと解った うつろうこの世界 何を信じて生きればいい?

 
 真マジンガー衝撃 Z編の今後の展開に望むこと!(挨拶)
とりあえずですね、番組後半にDr.ヘルがマジンガーZを解析して作り上げたデビルマジンガーを登場させて、Dr.ヘルの息子・不動明がパイロットして搭乗。兜甲児操るマジンガーZと激闘を繰り広げる。こんな展開でどうですかね今川監督? どうも…もう豪ちゃんマジン・サーガの続き描く気なさそうだから…orz


陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止に ~コンピュータ・ソフトウェア倫理機構
 はぁ…こんな感じに世間が騒いでるし国からもお願いされちゃったからとりあえず販売禁止にしよっか? はぁ、そーすっねぇ、しょうがないですねぇ……ノリ的にはこんな感じではあるけど。声高らかに反対しても、やぶ蛇になりかねないし、他メディアへの波及とかを考えると、長いものには巻かれろ的対応に成らざる得ないのか。アーベルの中の人が言うように"決してマジョリティではないだろうから、世間と折り合いを付けていくしかない"と言うのは確かにあるんでしょう。今回の動きについても、そもそものソフ倫の行政指導や逮捕者を出さないという自主規制団体の理念に則った処置ではあるので反対はし難かったってのもあるんでしょうね。腹の内では色んな思いが渦巻いてるだろうけど……。
とはいっても、とりあえず具体的な規制のガイドラインが決まるまでは現状静観ってところなかな? 規制の内容次第によっては、反対意見を出すメーカーとかも出てきそうではあるけど、時代のニーズに合わせて形態を柔軟変えていくことは商売にとって必須スキルであり、それが出来ないようでは滅びるしかない。個人的にはそこまでバカな業界ではないと思っているし信じてもいるので、それほど混乱もなく収まるところに収まるのではないのかと思っている。最終的には陵辱系という言葉と名称だけが表舞台からは消えて表現の幅は狭まるものの、依然として残っていくのではないかと思っている(多少、楽観的ではあるけども)。
あと、ソフ倫がダメならメディ倫に移行ってもあるかもしれないけど、少なくともメディ倫にもなんらかの波及はあると思う。(そもそも、そんなに簡単に移行できない世の柵もあるけど)。

今回の一番の害悪は、とりあえず臭い物に蓋をするだけの処置を取らざる得ない方向に圧力をかけた国の偉い人ですね。陵辱系ゲーを禁止しただけで、性犯罪が無くなると思ってるならそーとうおめでたい脳構造だ。そもそもが変な話ではある、中古陵辱ゲーを輸入して、お宅の国は性的暴力を助長してます今すぐ改めなさい!と言った余所の国の人権保護団体のクレームに一々と反応する方がどうかしてる。じゃあ逆に誰かが海外の無修正ポルノなどを仕入れて(違法行為ではあるけど)、お宅の国の性描写は日本に比べて乱れているのでモザイクをいれなさい!と抗議したところで、まかり通るのかよ?と聞きたい。国レベルでの要請でもあるまいし外圧とか以前の馬鹿馬鹿しい話。まあ、中古とはいえ国内販売を前提とした倫理基準の作品を、簡単に海外の人間が購入できるAmazonのシステムもどうなの?と言いたいところではあるけど。なんらかの安全弁ぐらいもうけろよ。そこら辺も踏まえて、ぶっちゃけ対外的な処置ならば海外輸出についての規制を設ければいいだけの話なのになんでこんなに大事にするかねぇ。
今回の一連の事件は陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止といった結果よりも、対外的な面目躍如のために、なんでもホイホイと規制すればいいと勘違いしてる人たちのあり方が問題。嫌な言葉だけど思想侵略とかは今回のような出来事の延長線上にあることじゃん。嘆かわしい。


・【感想】【エロゲ】
花と乙女に祝福を 初回版花と乙女に祝福を 初回版
(2009/05/29)
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 感想と言うよりは雑感。最初に思ったことは……おとボクと恋楯は偉大だったなァ…と。
けして花と乙女に祝福をのデキが悪いと言うわけではないのだけど、先達の作品群を前に後発組としての進化的なものはみられず、良くも悪くも女装潜入作品テンプレ通りな作風。主人公があまりにも精神的に女の子すぎて、せっかくのおにんにんキャラの持ち味が殺されているところも一因してるかな。主人公の声がまきいづみさんってのも、ある意味違和感の一端を担っているのかもしれない。(双子の妹はGJなんだけど)。ここまで来るといっそ百合ゲーにしちゃいなYO!と思ってしまう。それと深く考えちゃいけないとは思うんだけど、病弱な双子の妹の代わりに変装して、女子校に通うってのはいいんだけど……主人公は自分の学校に行かなくてもいいのかねぇ?それともNEETか? そこら辺の説明がある種清々しいぐらいまったく無いのもどーかとw
ジャンル的に鉱脈が掘られ尽くされたところがあるのかもしれませんが、コレ!といったオリジナリティが欲しかったなぁと思う次第。

[ 2009/06/03 12:08 ] ゲーム | TB(0) | CM(5)

掻き消えてしまう前に わたしは誓おう 永久の愛 「ふたりで」「ふたりで」

 
 これはよいおにんにん!(挨拶)
準にゃんのせーえきだったら俺飲めるね!と軽くカミングアウトするぐらい素晴らしい。


『きっと、澄みわたる朝色よりも、』応援バナーキャンペーン「~あなたの郵便箱にそっと恋文を~」
 そんなわけでうちもペタリ!ゆかり様の声で名前を呼んで貰えるならば……行かねばなるまいよ。だって、ゆかり教育世代だもん。


・【感想】【エロゲ】死神の接吻は別離の味
死神の接吻は別離の味死神の接吻は別離の味
(2009/04/24)
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 おるごぅる氏引退作品。まだ、ましろ色シンフォニーワルキューレロマンツェが残っているけど、メインライターのソロとしてはこれが最後。実に引退を惜しいと思わせる作品でした。
ミドルプライス作品って事もあり、全体的にコンパクトで必要最低限にシェープアップされており、それがむしろこの綺麗な物語に実によくあっている印象を受けました。そしてそれ以上に必要最低限に絞られた登場キャラの個性が素晴らしく、もはやキャラゲーと言っても過言でないでしょう。三人いるヒロインの全てが凶悪なまでに可愛いのですが、もう妹の雫の可愛らしさが異常!妹強度で言うなら56億7千万シスターぐらい。ほんと平穏だった妹業界に衝撃が走しったよ!w
自分の中ではいままで、けよりなの麻衣、さくらむすびの、Clover Pointの夜々が三強だったのですが、それを上回る妹力の前に完全にノックアウト。もう一生雫ってキャラを忘れられないぐらいのインパクトはあったね。彼女の口から紡ぎ出される言葉という言葉の全てが名言。"兄って妹で童貞を捨てるものじゃないの?""自信がないなら練習させてあげてもいいけど?""なんで?妹に童貞を奪われるのが、そんなに恥ずかしいことなの?""お兄ちゃんに女にしてもらいましたって親にも言えるし"などなど、もう雫金言集を作れる勢いですよ。シナリオ内容とか妹力で吹き飛ばしちゃってる。ほんと、どうしよう?この凶悪なまでに可愛らしい生き物w
このままいくといつまでも雫の魅力について語り続けてしまいそうなので、ここら辺で真面目にシナリオを考察。

 話の導入を簡単に語ると、"不慮の事故により、想いをよせていた幼なじみの女の子と死別してしまった主人公。年月が経ち、主人公は少女との思い出が残る土地で、"いつ死んでもいい。"そんな気持ちで日々を淡々と過ごす。そんな彼の前に死神と名乗る少女が現れる。"一見テーマ的に死生観を扱っているように見えますが、それを期待してプレイすると肩透かしをくいます。死生観を語る上では、美しさも醜さも合わせた清濁が不可分でどちらかに偏りすぎるとリアリティのなさから薄っぺらい印象を受けてしまいがちになりますが、この作品の場合はあえてリアリティを追求していないと思います。極力世俗的な生臭さを排除して、物語り的美しさを追求することに重を置いてる作品。それこそお伽噺のように。そこら辺を特化してるのが琥珀シナリオで、ほのかと雫シナリオは死者に縛られている生ける死者のような主人公を救う方向のお話。もう居なくなってしまった大切な人を忘れなくても人は幸せになれることに気づく話。生者が生者を救うお話。対して琥珀シナリオはというと、以下完全ネタバレなので隔離で。
[ 2009/05/19 13:50 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

いつか叶える物語 映し出す 二人を結ぶプリズム

 
 いつの間にやら一ヶ月ほど時間跳躍をしてしまった。(挨拶)
まあなんだネトゲとエロゲばっかりしてる。GW?ネトゲとエロゲばっかりしてた。つまりいつもと変わらないルーチンワーク。


マイナーエロゲー発掘企画「わたしが知らないスゴエロゲは、きっとあなたがプレイしている」
 そんなわけで自分も紹介してみようかなと思う。どちらかと言えばマイナーってほどの作品ではないかもしれないけど、不思議と企画を聞いた時に思い浮かんだのがこの三作品だったので、本能にしたがって挙げてみました。


ワンコとリリー 通常版ワンコとリリー 通常版
(2007/03/23)
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 これ以上長くても短くてもダメな気がする絶妙なバランスで作られており、ロープライス作品としても実に素晴らしい作品だと思う。
端的に物語を説明すると、"幼馴染みのお姉さんと一緒にペットを散歩させる1日"。この一行で書ける内容でありながら、きちんと作品として成立している。エロゲの通常構成が日常の積み重ねによる物語の構築だとすれば、これは日常だけを切り取った物語。たまたま幼馴染みのお姉さんとペットと散歩して、たまたまお互いが抱いていた好意が溢れて、たまたま結ばれる。何気ない日常の中での、何気ない特別な出来事。シナリオライターであるトノイケ氏特有の見えないところで蠢いている怖さ(さくらむすびにおける桜のお化け)みたいなものは、なりを潜めて、ほんとにふわふわと甘い綿菓子のような作品。まあ、ペットの犬たちが人の姿をしてる歪みはライター的矜恃なのかも知れませんが、そんなことを考えながらこの箱庭世界を堪能するのも一興。


とっぱら ~ざしきわらしのはなし~ 通常版とっぱら ~ざしきわらしのはなし~ 通常版
(2008/11/20)
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 比較的最近の作品でもありマイナーってほどマイナーな作品ではないかもしれませんが、もっと評価されてもいいんじゃないか?と思い、挙げました。
エロゲで妖怪というモノを民俗学的な見地からみてもしっかりとした設定で描いてるのは珍しいと思います。この作品の評価が分かれるところは、導入時の主人公の言動とかにムカついてプレイを止めてしまう人が多いからかもしれません? 事故により両親を失い、導入当初は鬱病に近い主人公が、妖怪たちと触れ合うことにより立ち直っていく、主人公の成長物語としても素晴らしい作品だと思います。少しもったいなくも思いますね。きっとこの作品は離別と再生の物語で、新しい一歩を踏み出すための話なんでしょうね。主人公と彼女らのような関係、あり方が、きっと後世で伝承とかの形で語り継がれていくのでしょうね。それこそ親が子に語る御伽噺のように。
それはさておき、登場ヒロイン(一名を除き妖怪)みんながみんな可愛らしいのが素晴らしい。特に 佐本二厘嬢が演じる影女の美影さんの可愛らしさが異常。こんな影女ならやもめ暮らしの自分のところにも来てくれよ!と切に願ってしまう。キャラクター的に魅力的なのもこの作品をお薦め一因。


ネコっかわいがり!~クレインイヌネコ病院診療中~ネコっかわいがり!~クレインイヌネコ病院診療中~
(2006/02/24)
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 すでにロットアップしてる作品でいまから入手しようと思ったら、若干辛い作品かもしれないですが、埋もれてる名作って意味では、個人的に一番押したい作品ではあるので挙げさせてもらいました。
……と、言ってもお薦めな理由を書いてしまうと、ネタバレ無しには語れないので扱いが難しい作品ではあるんですねどね。とりあえずはALLクリアをしてくれとしか言えない。イメージから受ける印象と、実際プレイした後の感想では、甚だしく一致しない作品なので、ある意味詐欺ゲーだと言えますが、精一杯の優しさに包まれた詐欺だと思います。ほんとにやさしい幸福の王子とツバメの物語。

参考までにプレイ前にはオスカー・ワイルド幸福な王子を読んでおくと幸せになります。またニコ動などでED曲を聴くとネタバレ食らうので、注意した方がいいです。
そしてプレイ後には、必ず後日談の『WHAT A WONDERFUL WORLD』を読まれることをお薦めします(注:極めてネタバレな内容なので未プレイ者は読まれない方が絶対にいいです)。むしろネコっかわいがり!と言う作品の本編はWHAT A WONDERFUL WORLDに集約されてる言っても過言ではありません。
もしこれを期に気になったアナタがプレイされて、いい意味で欺された!と言ってくださるのなら、これに勝ることはない幸いだと思います。


[ 2009/05/08 17:20 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)
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ふきにゃ

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エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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