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もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)

どんなタイムカプセルも キミのココロを変えられはしない

 
 フライ炙りコンプ~♪(挨拶)
まさかのSF展開に大満足。ほんとに今年は良質な作品ばかりで嬉しい限り。
さて、この勢いのまま星空のメモリア -Wish upon a shooting star-W.L.O.世界恋愛機構に突貫するぜ!

 
キョン「ハルヒの部屋を盗撮する」
 ナイスHENTAI!!!!
近年まれにみるさわやか系変態。この感覚は世の中を正しく愉しむために必要なものだと思いまふ。


・【感想】【エロゲ】Flyable Heart
Flyable Heart 予約キャンペーン初回限定プレミアム版Flyable Heart 予約キャンペーン初回限定プレミアム版
(2009/03/19)
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 ユニゾンらしからぬ、ユニゾンらしい作品。
作品全体が纏う暖かでぽわぽわとした空気はたしかにユニゾン特有なものの、乱暴な言い方をすれば、較差なくみんながそれなりに幸せな、幸せの最大公約数な展開ではない。Blossom作品の前二作よりは、UNISONSHIFT時代の"忘レナ草~Forget-me-Not~","こもれびに揺れる魂のこえ"や"Peace@Pieces"の杏・ルート近い印象。ただ、昔の作品がいま一歩煮詰めきれてないところが目立ったのに対して、今作は作り込まれてるのが好印象。
伏線の回収率も100%に近く、プレイヤーの想像にお任せいたします的、投げっぱなし感が皆無なのも好印象。ただ、攻略順番を間違えると話の繋がりが判らなくなったり、未攻略キャラのネタバレを喰らってしまう作りには疑問を感じる。すずの・ルートだけではなく他キャラもシナリオロックをかける必要はあったと思います。ちなみにクリア推奨は、茉百合→桜子→くるり→天音→結衣→すずのかな。
感想を書こうにも、ネタバレなくして書けない作品であるので、以下は隔離にて。(これからプレイしようと思ってる人は絶対に見ない方がいい)。

 
[ 2009/03/27 19:44 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

それは「永遠の祈り」 そして「未来」という名の奇跡を知る

 
 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-タペストリー -you will meet yourself-コンプ!(挨拶)
どちらも色々と考えさせられる作品であり、どちらも純粋に愉しめた作品。今年はエロゲ業界は幸先が良いスタートをきってます。
まあ、さくらさくらはサクラチルですけどw

・【感想】【エロゲ】夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-
夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle- 初回版スタンダードエディション (予約特典付き)夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle- 初回版スタンダードエディション (予約特典付き)
(2009/02/27)
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 ファンディスク……このひと言で表現するにはもったいないと思う作品。
月と地球の間に横たわる38万㌔という距離。太古に争いあった地球と月の確執。あるいは十全に理解しあうことができない故にすれ違う人と人の心。物語の基幹にあるのは断絶であり、その断絶からの再生。もっと言えば再生に向かうために歩みだすが"夜明け前より瑠璃色な"のテーマであると思う。たしかに作品テーマの補完をファンディスクでするのは珍しいことではないのですけど、徹底して強化してきたな思いました。

既存のヒロインシナリオにについては、達哉とヒロイン達のその後の日常が切り取られてるってイメージ。どのヒロインシナリオもボリューム的に小粒ですし、イベント的に特に大きな事件も起こる話ではないのですが、なんか懐かしい空気というか、その素朴さがむしろ"夜明け前より瑠璃色な"と言う作品にふさわしい気はします。たしかにキャラによって出来不出来の差はあるんですけど、こんな感じの日常を送っているんだろうなァ…と、幻視していたイメージがそのまんまストンと納まった印象ですね。そして麻衣はあいかわらずエロ可愛いよw

翠・シナリオはアレだ……むしろこんなに翠って可愛いかったけ?と、失礼にも笑ってしまった。なんか一生懸命背伸びしてヒロインやってます感が失笑を通り超して、もらい泣きしそうだったよw
シナリオ自体は良くできてると思うし、純粋に翠の夢に対する姿勢にエールを贈る気持ちはあるんですどね。良くも悪くも自分の中にある彼女の記号は名脇役であり、一度、脳内にインプットされてしまったイメージに振り回された自分が悪いですね。

エステル・シナリオは本編シナリオ込みでプレイ推奨。
"夜明け前より瑠璃色な"という作品のメインテーマは、フィーナ・シナリオよりも、むしろエステルの方が色濃くでてると思います。地球と月の確執の縮図であり、その断絶の距離を縮めるための一歩。そして、エステルの存在自体が、その一つの答えであり到達点。
Moonlight Cradleの方では、本編シナリオで不足ガチだった、いちゃラブ分が多分に補完されていて、ニヤニヤが止まらなかった。比較的、地の足の付いてるけよりなヒロインズの中では珍しいおポンチキャラなエステルさんに和みまくりました。

完全新キャラのシンシア・シナリオですが、フィーナ・シナリオを"夜明け前より瑠璃色な"というお話の王道であり正史とするなら、シンシアシナリオは他方面からの観測によるifの話であり、この作品のテーマの補強が一番色濃く顕れてるシナリオだと思います。(もちろんシンシア・ルートとして単独で完成された正史ではありますが)。
達哉とシンシアのお話であると同時に、700年という時間を越えて再び邂逅した、とても不器用で優しい姉妹の物語。フィアッカとシンシア、道は違えども同じ方向で人類を見守る守護者。姉はもはや現象と呼べる存在になりながらも、700年前のオーバーテクノロジーの監視、人類がそれを手にしても再び過ちを犯さないように見守り導く道を選び。妹は自らが作り上げたテクノロジーごと時の果てと呼べる場所で一人眠りにつき、いつか人類が再び自力で自分の居る場所に辿り着くことを待ち続ける。その時、人類が再び過ちを犯さない良き成長を遂げていることを願って。
たしかに、シンシア・シナリオのラストはもの悲しいものがあると思います。出会って、恋をして、別れる。全てを放棄して、達哉と寄り添うことが出来る選択肢があることも、輪をかけていると思います。だけど、出来ても選ぶことは出来ない。それが彼女が選んだ道であり、彼女の矜恃。それは、心を重ねた達哉ですら、引き留めることは出来ないこと。シンシアが自分たち姉妹の事を、鉄道のレールみたいに交わらず離れることもなく進み続ける関係と例え、達哉は自分の事をレールをつかの間の間支える枕木と例えましたが、まさしく正鵠を得てますね。あの時間軸、あの段階ではそれしかなく、700年分の時間と決意を前に引き留める言葉などあろうはずがない。彼女らの悠久の孤独に終止符を打つとすれば、真の意味で人類が進化して、彼女達が幻視した優しい世界を実現することだけ。そこに近道はなく、少なくとも彼女達が過ごしてきた時間と同等に近い時間と努力が必用なのでしょう。"本音は聞くものじゃなくて感じ取るもの。"このシンシアの言葉どおり、それを感じ取れた達哉だからこそ、枕木を積み重ねレールを新しい出発点にまで導く道を選んだのでしょう。その結果はシンシア・EDの示す通り。
彼女らが生まれた時代から700年経った、この時代に彼女達が再会し、達哉と邂逅したことは奇跡。だけど必要であった出来事。いくら天才的科学者といっても、彼女自身はただの女の子。眠っていたとしても700年という月日は容赦なく彼女を疲弊させていたのでしょう。空間跳躍技術ごと自分を無に帰すデバイスを作っていたことからも、それは伺えると思います。いつでも終われるという、窮極の安息のスイッチがあったからこそ、彼女は耐えることができた一面もあったのでしょうね。それは当然の自浄作用だと思います。その鍵であるデバイスを姉であるフィアッカに預けていたことも、彼女の強さと弱さの顕れなのでしょう。最後は姉に会いたい。姉ならば思い留まらせてくれるかも。こんな気持ちがあったのかも知れません。だからこそ、この邂逅は必要であった。シンシアが今一度、自分の選んだ道の果てにある希望を再確認するためにも。その結果、更に辛い孤独に苛まされることになろうとも必要であったと思う。EDの1シーンでターミナルの画面に達哉とシンシアが笑顔で映ってる写真の再生回数が18253回と表示されてることからも、それは窺い知れようものだけど、その温もりがあったらこそ、その孤独に耐えることができたのだと思います。だからこそ彼女はいつか人一倍幸せにならなければいけないし、自分が守ってきたものの先にある幸せを知らなければならなかった。あの邂逅はそのための奇跡だったんでしょうね。
離別の際に達哉がシンシアに似ている花として渡したヤマユリ。ヤマユリの花言葉は荘厳・威厳・純潔・飾らない愛であると同時に人生の楽しみ。過酷な時代に生まれ、苛烈な人生を選び取った彼女に贈られる未来への願い。いささか出来すぎなような気がするけど、彼女に贈られる花はこれしかない。その花言葉どおり、いつか彼女が笑顔で過ごし続ける日が来ることを信じて。
このシンシア・シナリオの先にあるものも、フィーナ・シナリオの果てにあるものも、到達点としては同じで、フィーナ・シナリオで達哉とフィーナが手を取り合って作っていく未来の先に、シンシアとフィアッカの姉妹の希望が交わる日があるんだなと思います。

フィーナ・シナリオは、"夜明け前より瑠璃色な"の完結シナリオって感じですね。他の本編ヒロイン同様に尺は短いんですけど、やはり彼女で締めてこその、"夜明け前より瑠璃色な"だと思います。
達哉とフィーナの物語自体は本編で、ほぼ語り尽くされている感があるんですけど、テーマの再確認、重ねがけって意味では総括に相応しいですね。この最後までぶれないテーマの軸が"夜明け前より瑠璃色な"という作品の素晴らしきかなところだと思いますね。

信者属性が多分に入っていますけども、ようやく自分にとっての"夜明け前より瑠璃色な"って作品が完結した気持ちで大変満足しております。

[ 2009/03/16 21:50 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

あたりまえのこと全て 忘れぬように握りしめ そしてきっと僕たちを 回り続けてゆく

 
 AXLLike a Butlerコンプ!(挨拶)
その熱も冷めやらぬまま、タペストリー -you will meet yourself-に突貫中。面白いんだけど、面白い反動で切ない作品。生死と言う文字通り命題を扱っている作品なので大変デリケートなところはありますね。テーマを逃げずに最後まで立ち向かうことが出来たなら名作が爆誕する予感。今は黙して進めるのみ。


・【感想】【エロゲ】
Like a ButlerLike a Butler
(2009/02/27)
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 作品の特性上、考察などは必要なく、最初に感じた印象が全てだと思うので雑感風にサラっと感想を。

もう、やべぇ、ヒロインズの可愛らしさがやべぇ……絵、声優力、キャラ設定どれをとっても一騎当千の萌鬼たち。キャラ力の強さはAXLの武器。シナリオ自体もキャラ力の後ろについてきてる、いつもどおりのAXL。この安心感が心地よい。ただ、世界観や詳細な設定に重を置く人にはお薦めしない。一応、超セレブな学園に庶民である主人公と幼なじみが入学して、カチコチに固まったセレブ感覚に風穴を開けると同時に、お互いの価値観を理解と人間的成長を軸にしたみたいなところはあるものの、あんまり重要ではなかったと思う。骨組みよりも周りについてる肉が美味い作品。端的に言えば徹頭徹尾ラブコメな作品なのです。

キャラ的には先ほど述べた通り、どのヒロインも魅力的。海原エレナ演じるセーラ青山ゆかり演じる更紗などは声優力も合わさって凶悪なまでの可愛らしさ。中でも松田理沙演じる瑞穂の可愛らしさは異常。金髪ツインテールは正義?もはやそんなレベルではない。金髪ツインテールは大量殺戮兵器。そんなレベル。なによりお漏らしがあるのがいいッ!お漏らしがあるのがいいッ!大事な事なので二度言った(死んじゃえばいいよ♪)。
については……奏自体のキャラはものっそ可愛いんだけど、なんて言うか割を食ったとしか言えない。主人公と幼なじみで、開始からあまりにベタ惚れ状態だから、プレイヤーが他のヒロイン攻略するときの彼女に対しての罪悪感の軽減から、いい子ちゃんすぎるんですよね。引き際が潔すぎちゃってフラットすぎると言うかホワイトすぎるのですよ。修羅場とまで行かなくとも、もう少し感情の爆発があるルートがあれば良かったんだけどねぇ。

エロスの方面も素晴らしく、執事といふ奉仕する立場から一転して奉仕される系Hは直球ギャップ萌え。久々にフェラ女王松田理沙の妙技を堪能したよ。なにこの匠の技w

サブキャラもダリル、ロクエモン、由宇と、どのキャラもキャラ立ちしてるし、主またはメイドとの掛け合いも楽しいモノばかりで、作品を彩ってます。もう、ロクエモンと瑞穂の掛け合いは素敵すぎるだろう。きもいです、若。でも最高です、若。

もうベタ誉めに近いですが難点を挙げるなら、BadEndの存在。ゲーム性って意味では判らなくもないんだけど、この作風にBadを入れられても困ると言うか、むしろ嫌な気分にしかならないので、HappyとNormaだけでよかったかと思います。

過去のAXL作品を思い返してみても、こぢんまりとした纏まりの良作を制作するメーカーって印象があるのですけど、今作もその印象ですね。確実にレベルアップしてますし、一歩、一歩、確実に登っていくってのがAXLらしいと思う反面、もっと高みを目指して欲しいとも思う、微妙なファン心理はあります。次回作もAXLには大期待。

[ 2009/03/02 13:21 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

罰を背に浴びて 古傷が痛むから 心 傷深く 自縄自縛確実

 
 俺つばコンプ~♪(挨拶)
そして今日から俺はエルタリア住人になりますので、探さないでください。


・【感想】【エロゲ】
俺たちに翼はない -Limited Edition-俺たちに翼はない -Limited Edition-
(2009/01/30)
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 発売したばかりだし、ネタバレ感想もなんなのでさらっと雑感風味で。
その実、お話、テーマにしても至極真っ当なモノだったりする。"それはきっと何処にでもある、ありふれた物語。"このうたい文句が穿ち過ぎだと思うぐらいには真っ直ぐなお話。まあ、それを魅せるためのアプローチが異常なだけでw
基本的に主人公達が各ヒロイン(おまえが厚生労働省か!を除く)に攻略されるお話ですね。主人公達の設定が異常なので救うより救われる方に流れていくのは自然な流れかと。
物語バランス的にみたら、テキストは冗長に思えるところもあるものの、これこそが僕らが6年求め続けた王雀孫テキストなので問題ないかと。まあ、それ散るの頃からの信者じゃなきゃ辛いところはあるかもしれません。まあ、正直LRさんのしゃべりは聞いてて、むしろこっちがDISってやりたくなったけどね。個人的にIWGP系は嫌いじゃないんだけど、さすがに登場回数が多いので、疲れたが本音か。

各章の話をすると1章は正直しんどいかもしれない。どう贔屓目にみても痛い系なんで、ここで挫折する人が多いかもしれませんね。喜怒哀楽の怒と哀がすっぽり抜けてる人間を主人公にした場合、引き籠もるための空想空間は、ある意味必然な自浄作用と頭では理解できるものの、滑稽さと痛さは表裏一体なんで読んでいてしんどくなってはきます。あえて食いつきの悪いこの話を一番始めに持ってきたのは、冒険のようにみえますが、ここの痛さで挫折するようでは、先で耐えられなくなる配慮もあるんでしょうね。

二章は王先生全開のテキスト。
ノリの軽い主人公に脇を固める魅力的なキャラたち。それ散るファンが待ちに待っていた王テキスト。
狩男マスター、紀奈子さん、ヒノエリ、タマヒヨ、カケルくんの日常会話が楽しすぎる。一番普通に恋愛エロゲ展開してるので安定感がありますね。ただ、紀奈子さんが攻略できないと言う酷いバグがありますがw

三章はさっきも言ったとおりIWGP。
エロゲ主人公的には一番理想に近いかな。武闘派で自分をハードボイルドと思ってる2.5枚目。しゃべり方うざいキャラが沢山でてくるものの、基本的にバカで気持ちのいい連中ばっかなので楽しくプレイできました。メインヒロインのホウメイこと鳳鳴は王シナリオとCV籐野らんのハイブリットフュージョンによって大変愉快な生き物になっております。ただ、アリスとコーダインが攻略できないと言う致命的なバグがありますw

四章……キチ●イ
サイコではないキ●ガイ。既存のなにものにもこのルートの主人公を形容することが出来ないって意味でも既知の外。対応するヒロインが居ないのも当たり前。コミュニケーション不全ではなくコミュニケーションが取れないんだもん。

この後、選択肢によって各ルートの主人公の個別ルートに入っていくわけですが、後半は比較的まともな流れで進んでいきますね。各ヒロインたちの可愛さも後半部分によるところが大きいと思います。
1章の明日香なんかは後半ルートに可愛らしさが開花すると言ってもいいでしょう(なにげに一番明日香が可愛いのは小鳩ルートの駄姫モードだったりするけど)。ちなみに真・ヒロインは小鳩だったりしますが、小鳩ルートは他のルートのヒロインがみんな面白可愛くて困るのが難点と言えば難点。後ろ髪を引かれる意味で。さっきから散々とこのキャラが攻略できないバグがあるとか冗談で言ってますが、そう思わずには居られないぐらいサブヒロインもメインヒロインも魅力的なんだもん。それこそ男キャラすら魅力的。

しかしまあピーキーな作りにしたもんだ。加点式でいけば100点越えるし、減点式でいけばマイナス突入するし……儲かアンチしか生み出さない作品ですよ。もし100人に採点求めたら、最終的に平均点で50点ぐらいになるじゃないかな。あと、エロゲ的なH観点からの評価は諦めてください。無理です。フェラシーンでさえ咥えるCGはないほどです。Hシーンはピロートークを愉しむものだと割り切りましょうw
西又先生の絵は個人的には苦手ですけど、まあ馴れてきましたよ。それなりに。作中でハリューが全部同じ顔ジャン!と身を張ったギャグしてましたけど、ハリュー同様に没頭すれば萌るようになってきます。
個人的にはもう満腹なぐらい愉しんだし、今年初のエロゲがこの作品で良かったと思える作品でしたね。そして何年後でもいいんで、ファンディスクを作って欲しい作品ですね。とりあえず、ざーっとした雑感なんでほとぼり冷めてからネタバレありで感想を書くかもしれません。

最後に購入を考えあぐねてる人の参考になるかどうか判りませんが、既存の作品の作風で一番近いものをあえて挙げるとしたら、それ散るではなく最果てのイマかなと思います。イマ好きな人なら作風は合うと思います。

[ 2009/02/06 22:42 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

心を揺らす 雨雲なら 吹き飛ばしてキミと明日創ろう

 
 聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)アニメ化決定とな!(挨拶)
最近は、生徒会の一存とか冊数のたまってない作品のアニメ化が多いのぅ。1クール放送できっちりとやって、評判次第で2期シリーズをやるみたいな方針かのぅ?その頃にはエピソードもたまってるだろうし。こんな感じで悪い言い方すれば、青田買い二期作がトレンドになるのかいのぅ?心配してるのは失敗して雑草も生えない荒野になってしまうことなんですよ(腐ってやがる、早過ぎたんだのメソッド)。
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)がアニメ化するなら、勢いにのって上等。シリーズもアニメ化してほしいなァ……。


結局ダイの大冒険で一番の名シーンはどこなの?
 素レスするなら…JC36巻『閃光のように』のポップ台詞。

一瞬…!!だけど…閃光のように…!!まぶしく燃えて生き抜いてやる!
それが俺たち人間の生き方だ!よっく目に刻んどけよっ!このバッカヤローーッ!


次点が、バーンに人間はいつかおまえを迫害する。だから仲間になれ。と言われたダイが、おまえを倒して…この地上を去る。と答えるシーン。

あと、好きなのが残りHP1が減らないヒュンケルvs.王マキシマム軍団戦w


ついに平安時代編の登場人物や物語が明らかに!!輪廻転生を描く伝奇AVG『夢想灯籠』
 はい。久遠の絆ファン集まれ~!FOGの輪廻転生モノだよ。
久遠の絆について語り出すと、一泊二日・京都嵐山秘湯恋物語の旅になりかねないので割愛しますが、自分のゲーム人生にとって相当なウェイトを占めている作品です。そのFOG(日本一ソフトウェアなんかも噛んでますが)が久遠と同じ輪廻転生モノで新作をひっさげてくるんだから期待せずにはいられないッ!(OPソングがゆいにゃんってのも、個人的にポイント高し!)
話は逸れますが、久遠のファンであり、久遠好きが高じてライターになった丸戸史明氏の作品が、いま世間で高評価を得てる現状をみてると、作風は違っても意志は確実に引き継がれてると感慨もひとしおですね。



・【感想】【エロゲ】
さかあがりハリケーン 初回版さかあがりハリケーン 初回版
(2008/11/28)
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 まあ大分前に終わってたんだけど、感想を書く機会がなかったと言うか、いろいろ考えさせられる作品だったというか……ストレートな作風とは裏腹に、扱いに非常に困る一品だったのは確か。以下は感想というか、推測が多分に含まれてる内容になります。(かなり長文)

はじめにありきは、戯画マインと呼ばれる作品群とは違うってこと。なら良作かといえば世間での評価はお世辞とも高いとはいえない。ここら辺の売り上げと評価の差がこの作品の気の毒なところでもあります。いわいる戯画には丸戸作品と呼ばれる看板作品群があり、さかハリの場合はどうしても同社の、この青空に約束を(以下、こんにゃくと略)と比べられる宿命にあります。メーカーと絵師が同じとはいえ、ライターが違い作品としても独立してる物を他と比べるのは、いけないとは判ってはいるのですけど、どうしても纏ってる空気とか雰囲気とかが似ているせいで比べてしまうのですよね。しかも勝っていればなんの問題もないんですけど、越えるべき壁は高すぎた(こんにゃくの場合、その素晴らしい内容からファンの間では神聖視されてるところすらありますから)。

なぜこんな事象が起きてしまったかを想像すると、戯画側のオーダーじゃないのかな?と思います。以前パルフェのビジュアルファンブックで丸戸氏インタビューを読んで思ったのですが、戯画サイドはかなり詳細にオーダーを付けてくるように感じられました。丸戸ラインを看板にするにもそれだけではなく、別の看板が欲しい戯画としては、今までで一番売れたこんにゃくに近い作風で1本準看板ライン、あわよくば二枚看板を掲げることの出来る作品ラインを作りたかったのでしょう。おそらくは企画段階のオーダーからして、こんにゃくみたいなのってのはあったと思います。さかハリのライターである木緒なち氏と陸奥竜介氏はそれに忠実に答えたと。しかしながら出来上がった物は、キツイ言い方をすれば歯ごたえのあるこんにゃくじゃなくて、噛みごたえの劣るはんぺんだったと……(最初に書いた通り、あくまでも推測であり、これはどちらかと言えば下衆の勘ぐりに部類する話ですので、あしからず)。なぜ、はんぺんと称したかといえば、もちろんこんにゃくと比較するってネタ的なところもあったのですけど、はんぺんははんぺんで美味しいところもあるんだぜと語りたいためです。結論から言うと、100点満点で、70点台の作品ではあると思います。ゲームが終わったあと、いろんなサイトさんの感想を読んでみたのですが、やはりこんにゃくと比較して評価が辛めだった方が多かったように思えます。もちろん受け手がそう感じた以上、それは正当な評価ですけどね。ここまで前置きして、やっとこんにゃくとセパレートして感想をば。

全体的に軽やかなテキストでサクサクとテンポよくプレイできる印象。テキストの軽快さを支える、バックログ、セーブ、テキストスピード、スキップ機能等のインターフェイス部分も戯画特有のシステムで業界でも最高峰。完璧と言えるでしょう(難点といえばやたら縦に長いコンフィグ画面ぐらいか)。インターフェース部分でのストレスが皆無なのは作品としての強み。

シナリオ流れ的な話だと、大イベントに向かって小イベント(日常シーン)を繰り返していく流れ。共通ルートはあんまり気にはならなかったのですが、各ヒロインの個別ルートに入ってからは、ことある事にサブタイトルが挿入されて、せっかくの軽快なテンポを阻害された印象がありました。話の流れをぶち切られる感じがして、いい印象は受けませんね(各サブタイトルともに凝ったタイトルを付けてるけど、それはクリア後、シナリオ回想を確認するための指針であればそれでいいよね。サプライズ的な意味も含めて)。

各キャラの話になると、色んなレビューで、さんざん言われてるとおり、ハリケーンを冠するわりに主人公巧のキャラが弱いかなと思います。これもみなさんよく言われてますが、ハリケーンは周りを巻き込み拡大していく的意味であれば、まさしくその通りなんでしょうけど、呼び水としてだけではなく、もう少し暴れん坊なところがあっても良かったのかなぁと思いますね。
こんにゃくとセパレートして語ると言った手前なんなんですけど、過去の戯画作品の主人公が比較的地に足の付いた確固たる個を持った青年タイプとすれば、さかハリの巧は何色にも染まる発展途上の少年タイプでしょうか。共通ルートのイベントであるように、自分が楽しいと思うことは、みんなも楽しいに違いないと思いこみ、押しつける幼い考え方はまさしくその顕現でしょうね。もちろんその過ちを認めた上で、みんなに納得してもらう方法を模索して、突きつけるところにカタルシスがあるわけですが、エピソードにするには、そんな当たり前のことをなにを今更と、鼻につくところがあったのも確かですね。
ここまで書いちゃうと魅力がない主人公のように思えちゃいますが、その幼さというか無垢さが巧の魅力でもあり、ヒロインが惚れる要素でもあるんで一概にダメと言い切れないんですけどね。磨けば光る主人公なだけに残念に思えると同時に、憎みきれないこんちくしょー的な感情が交錯しております。

ヒロインについては各キャラとも良好といいますか、魅力的な娘っ子が揃ってます。ただ個人的に物語背景に密接な関わりのあるヒロインよりも、ゆじゅ(柚)、ハルといったサブ的ヒロインの方に魅力を感じました(自由度的に)。反対にゆかりなんかは幼なじみを前面に出したシナリオで攻めてくるかと思えば、涼との確執をラストにもってくるものだから魅力半減っていうか、涼のシナリオを先にプレイしてないとチンプンカンプンなところもあって、なぜシナリオロックをかけなかったのか理解に苦しみますね。シナリオ的にかぶるネタはやっぱり好ましくなく、二人の仲の確執は涼シナリオに任せて、幼なじみって設定があるのだから、巧との関係にスポットを当ててほしかった(せっかく、ゆかり教育でキャラ立ちしてるんだから余計に思う。攻めてるときはトコトン強いけど、守りに入った瞬間弱い系のキャラも可愛らしいし)。奈都希ついてはパケ絵的にも前面に押し出してる通り、シナリオも優遇されてるかなと思います。そしてねこにゃんの金髪ツインの破壊力は流石だと思います(なにこの愛くるしい小動物?w) 柚についても前述に述べたとおり、大変可愛らしいヒロインで、奈都希をおっちょこちょいとするなら、柚はドジっ娘ですね(もう彼女の魅力はゆじゅでじゅのひと言で語れてしまう)。

シナリオ全般をみて思うのは、涼、奈都希、柚、それにお姉さんキャラであるゆかりさえも、共通して依存的なところがあるって事ですかね(ゆかりなんかは原風景レベルである)。いや、悪い意味でなく。たしかに他者に依存するのは、楽な反面危ういところはあります。この話の場合、依存先である巧自身が各ヒロインに対して依存しがちなんですよねw お互いがお互いに依存しあうのだから、お互い支え合う図式に置き換わる。ならOKじゃんみたいな。どちらか片方に依存が偏るようならダメだけど、そこら辺の塩梅は巧いと思います。(主人公の未熟さ、人間的弱さが良い方向に作用してますね。巧の場合は精神的成長に伸びしろがあるのもプラスに働いてると思います)。
結局この話は、お互い同じ視点をもって共に歩んでいけるパートナーを獲得する話なんでしょう。
ハルの場合は、ちと毛色が違って、あれは主人公が牽引してるように見えて、その実グイグイと牽引してるのはハルの方ですね。自分を称して、わたしオカン臭いよ。と言ってるとおり、彼女の精神年齢はその実相当に高いです。この作品で飛び抜けて。そして彼女自身が精神的に大人な分、巧に対して足並みを揃えてあげてるところがありますね(なんていい女なんだろう)。

そういった意味で攻略推奨は、涼→(ゆかり、柚)→(ハル、奈都希)。世界観メインな感じがするキャラを最後にしたいなら奈都希。物語的なところに重を置くならハルですね。
スタートキャラは涼からでも柚からでもいいと思いますが、ゆかりは涼の後にプレイすることをお薦めします。

ちなみに、学生結婚した両親と同級生の親を持つキャラが主人公と同学年っておかしくね?w
あと、ゆかりの声を担当してる風音様には失礼だけど、ゆかりのゆかり教育は青山ゆかりにやってもらいたかったと思うのは俺だけだろうかモナムー?

長々と語りましたが、煮詰めが今一歩で纏まり方もこぢんまりとした印象を受けるものの、一概にダメと切り捨てするにはとても惜しい作品でした。メーカー、ライターさん共に教訓として活かせれば、次作以降により良いモノが出来きる可能性を感じさせてくれる作品。ほんとに惜しい。

[ 2009/01/20 01:22 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

差し伸べてくれた あの日の 優しい君がくれたもの 今でも忘れない

 みなさん初夢いかがでしたか?(挨拶)
当方は見てません、だって徹夜でネトゲとエロゲしてたからイエイッ!!(さくらんぼキックの範馬勇次郎のような笑顔で)

・【感想】【エロゲ】
MapleColors2 ~メイプルカラーズセカンド~MapleColors2 ~メイプルカラーズセカンド~
(2008/12/26)
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とても丁寧に作られたエロゲ。王道ドタバタコメディ。
やはりAPRICOTはシリアスバトルものよりコミカルな方向で攻めた方が面白いもの作ってくるなと痛感しました。AYAKASHIよりもAYAKASHI Hみたいな。

普段はヘタレだけどもやる時はやる主人公に、クセ者揃いの2-Bのメンツ。彼ら(彼女ら)が一つの目標に向かって立ち向かっていく姿はまさしく王道であり、努力・友情・勝利のまさしくジャンプ的展開。僕たちはいくつになろうとも、時代が変わろうともこの黄金展開を愛してしまうのです。少年の心をもった大人達へです。超合金魂なのです。

主人公を含め1クラス21名という大所帯ゆえ不足がちになりそうな個人エピソードを、それぞれ牙戦・演劇・武芸大会とルートを分散させて、各々の得意分野で掘り下げることで補い、飽きさせないドラマをつくることに美事に成功してます。これだけの人数が居て捨てキャラがいないことは凄いことだと素直に思いますね。しかしまぁ、これだけアクの強い素材をあるだけぶち込んで、そのアク味をそのまま料理の味に美味しく調理したなぁ……狙ってやったならAPRICOTへの認識を変えなければならない。

残念な点を挙げるとしたら、一部CG塗りの甘さとMAP移動画面のもどかしさ。インターフェイス部分についてはストレスに直結するんで、是非とも次回以降は改善して欲しい。

攻略推奨は演劇→武芸大会→牙戦。お気にいりルートは牙戦の小梅ルート。さすがにメインヒロインだけあり物語的に一番盛り上がりを魅せる。反対に武芸大会は異色。三ルート攻略に際して飽きないように異能バトルを挟んでみました感があります。まあ、お笑い交えたAYAKASHIじゃなくAYAKASHI H的なライトな異能バトル展開。演劇ルートはある意味革新的。攻略ヒロイン二人なのに、ある意味一人しか攻略出来ない(鳳さんは天翔る翼なので、何物にも束縛されない。まるで雲のジュウザのような女)。

落ち込んだり迷ったりはするけれど、けして絶望はしない。どこまでも勝利に向かって走り続ける。そんな2-Bのメンツ全員に乾杯。そして2009年早々良い作品をプレイさせてくれたAPRICOTスタッフに最大限の賛辞を。ああ、ほんと終わらせるのが惜しいぐらい楽しかった~。


・【感想】【ラノベ】
ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2008/02)
アサウラ

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さて、ベン・トーである。
黄色い花の紅バニラ A sweet partnerと来てベン・トーである。この二作と本書との間で作者にどのような精神的変容があったのか気になるが、世の中には知らない方がよい事も多いのでしょう。つまりはそれほど毛色が違うってことを強調したかったのです。
ストーリーをぶっちゃければ、半額弁当を手にするために闘う。この一行で語れることでラノベ一冊書いてしまうパワーがすげぇ!

半額弁当を手にするために己が誇りと矜恃を賭けて闘う気高き狼たち。半額弁当を手にすることの出来ない狼になりきれない犬たち。ハーフプライスラベリングタイムを待たずに弁当を手にしたり、店員に半額シールを貼って貰おうとする犬にも劣る豚。そして自慢の弁当に半額シールを貼る半額神(ぶっちゃければ店員)。様々な人間模様がスーパーと言うバトルフィールドで交差しては消えていく。半額弁当を巡って……
そのギャップを楽しむ作品でありながら、この作品は登場人物と読者に問いかけてくるのです。

――お前にとって半額弁当はただ売れ残って古くなった弁当でしかないのか? 、と…

ぶっちゃければたかが半額弁当である。それを奪い合うことは、関係者以外から見ればくだらない行為であり、あさましい行為と言えるだろう。もちろん登場人物達もそれは理解している。けれどもその行為に価値を付けるのは己の魂なのである。ただ半額弁当が欲しいのではない。己が全身全霊を持って手にする半額弁当が欲しいのだ。

安いプライドだ 俺はこいつにしがみついてる どんな人間でも安いプライドがあれば戦えるんだ 何とだって! 

これはエアマスターのジョンス・リーの台詞ですが、この台詞に通ずるものがありますね。他者から見れば滑稽でくだらないと思える行為でも、それに全力に挑むことに己の魂は価値を見いだしたのだ。故に手にした半額弁当はなにものにも代え難く美味いのであり、その矜恃があるからこそ彼らは狼と呼ばれるのである。いや、まあ……やっぱり半額弁当の話は話なんですがねw(素に戻って悪いが、そこら辺のさじ加減が巧いんだよ。この作品)

あと、ポイントが高いのが実際に手にした半額弁当の味をほんとに美味そうに書いてること。この作品を読むと半額弁当を食いたくなる。半額弁当争奪だけではなく半額弁当の味自体に半端なく描写を割いてるあたり筆者の只ならぬこだわりと人生経験を垣間見た気がするw
続刊もあるんで興味のある人は読んでみてください。半額弁当が喰いたくなることでしょう。

[ 2009/01/02 18:45 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

よるべない心二つ寄り添う頃に 本当の悲しみがほら翼広げて

 儲として購入は義務ってことで(挨拶)

劇場版「空の境界」 俯瞰風景 【完全生産限定版】劇場版「空の境界」 俯瞰風景 【完全生産限定版】
(2008/05/21)
坂本真綾、鈴村健一 他

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上映館の少なさから劇場では鑑賞できなかったので、周囲の反応から内容やデキを想像するしかなかったのですが、これでおいらもやっと劇らっきょについて語れるぜ!

実を言うと一番好きな奈須作品がらっきょなわけで、劇場作品化の報を喜び半分。不安半分。それこそ俯瞰視点で傍観してたわけですが、今回視聴して不安は消えましたね。

まるで魚眼レンズで覗いたようなビル郡とかは素直に息をのむ美しさで、空の境界って作品の持つイメージに恐ろしくマッチングしている。しかも文字通り俯瞰風景なのだから恐れ入る。この背景だけでも今回の劇場化は価値があったと断ずるわけです。儲ですから。

武内絵の再現って意味ではアニメ版Fateの方が再現度が高いんだけど、劇場版にカスタマイズされた印象って感じで、これはこれで好き。むしろ、らっきょの世界観にはこっちの方があってるかもしれない。(橙子さんなんかはその顕著な例だな)

あと、限りのある時間枠の中でエピソードや台詞の取捨選択が異常なほどに巧い。残念な点は巫条霧絵と橙子女史が語り合うシーン。あのシーンは心理描写を含めて、もっと長くやって貰いたかったんだけど、まあ許容範囲かな。(絵的に動きのないシーンなんで長くなりすぎるとクドくなるって危惧からでしょうし)

本を読んだ時は、気づかずスルーしてたけど、ラストで幹也が語る"多くの人を敵に回すのが怖いから死を選ぶ"みたいな台詞は、矛盾螺旋の荒耶が全人類を敵に回しても勝とうと宣言するシーンの対比なんだね。こういった新しい発見があるのも劇場版の楽しさだなぁ。

もう完全に捕まってしまったので、全7章余さず楽しみたいと思います。彼と彼女が雪の降りしきる公園で邂逅を果たし、永遠に離別するその瞬間を幻視しつつ。



クロノベルト -あやかしびと&BulletButlers クロスオーバーディスク-クロノベルト -あやかしびと&BulletButlers クロスオーバーディスク-
(2008/05/23)
Windows

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クロスオーバー作品と言えば東出祐一郎氏を思い浮かべる人は相当数いると思いますが、本作は東出祐一郎作品である、あやかしびと&Bullet Butlersのクロスオーバー。つまり100%の東出祐一郎なわけです。
お値段フルプライス作品ではなくボリューム的には小粒なものの、あやかしびとの九鬼先生、Bullet Butlersのアルフレッド・アロースミスの後日談?を皮切りに、けっして交差するはずがない神沢市とオセロットシティの両世界が巻き込まれていく様はまさにクロスオーバー。
作品的なイメージは、東出版アタラクシアをイメージして貰えば、わかりよいかと。
本来あり得ない邂逅により変わっていくアルフレッドや、これ以上ないぐらい完璧に復讐を完遂した九鬼先生の姿が見れただけでも幸せ。まさに交錯した世界でしか成し得れなかった奇跡。クロスオーバーならではの醍醐味。

ヒロイン的にはルダ・グレフィンドの可愛らしさが異常。おまえはほんとにノーライフキングの欠片か?あと、トーニャたんのネタキャラっぷりには爆笑。ロシアン・ジョークにもほどがあるだろw

これからプレイされる方であやかしびと&Bullet Butlersを未プレイの人はプレイ必須(そんな人はいないと思うけど)、併せて小説版Bullet Butlersを読んでおくと少し幸せになれます。
[ 2008/05/29 23:03 ] ゲーム | TB(0) | CM(5)

どんな言葉も剥がれ堕ちて 煩脳だけに費やしてる 悲しみさえも 怠惰にかけて

 CHAOS;HEADコンプ(挨拶)
主人公きめぇーーーー!→あれ?でもこいつの発言……普段の俺と変わらなくね?→つまりは俺もきめぇーーーー!→今日は死ぬにはいい日だ(←いまここ)

しかし、まさか宮崎羽衣キャラにハァハァすることになろうとは、なんだか負けた気分だが、ナナにおにぃって呼ばれるなら負けでもいいや。その目だれの目。
[ 2008/05/09 22:24 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)

おかえり アイの庭 いつもここで 待ってる

 マスターアップしてませんでした!(挨拶)
そんなことで生粋のトノイケ&画野郎コンビファンである自分は狼狽えない……と、言いたいところだけど、今回CUFFSがとった行動は最悪であり、企業として許されるものではないと思います。誠実な態度をとるなら再延期するか、事前に未完成であることを告知をすべきだったと思います。決算期とか企業の経営が懸かってる事情は分かるんだけど、エンドユーザーである僕たちには関係ない話なわけで、なら間に合うような計画を立てて制作を管理しろよって話。
自分も会社人として物を作る仕事に従事してるわけですが、納期と品質については最優先課題であり、なんとしてでも守り抜かなければならないものだし、物を造り売ることを商売にしてる企業の最低限のモラルと認識して仕事をしています。もちろん個人の才覚に左右される創作の場合は勝手が違うところもあるでしょうけど、やはり今回の対応は拙かったとしか言いようがないし弁明のしようもない。
悲しいかなこの業界はちょくちょく今回のような出来事があり、その度にエロゲ業界自体が未完成品を売りに出したりすることが罷り通る業界であるように揶揄されたりするわけです。実際はそのようなことはなく一部の心ないメーカーだけなんです。今回の事件が業界全体に及ぼした悪影響と、この業界を愛してる故に心を痛めてるユーザーが沢山いることを肝の命じて、CUFSSには事の重大さを受け止めて貰いたいと思います。そして誠意ある対応を。

それらのことを踏まえて自分がいま抱いてる感情は、怒りよりも悲しさなんですよね。
やはりプレイしてみて思ったことは、瑠璃と愛先生シナリオが収録されてないとはいえ、春日姉妹、音川先輩シナリオは文句なく素晴らしいデキだと思います(もちろん放尿的な意味も含めて)。絵里香シナリオは一部あきらかにトノイケ氏がシナリオを書いてないところもありますが、絵里香の可愛らしさやラストの美しさは素晴らしいものがあります。(それ故に絵里香については100%トノイケシナリオでないことが残念でなりせんけどね。バグも多いし)。あざみんルートについては完全に別ライターによるもので、個人的に評価の対象としては範疇外でオマケルート的認識ですが……(別ライター起用自体が悪いとは言いませんが、トノイケ氏の造るGarden世界との不一致が目に付く、あきらかにおざなりだし。ある程度の整合性ってのは複数ライターを使用する場合は大切なこと。)
それらを踏まえても、個人的には大満足の名作認定なんですが、だからこそこんなことでケチがついてしまったことが、ただただ悲しくてならない。

願わくば、今後無償対応される瑠璃&愛シナリオが、先のシナリオに負けない素晴らしいものでありますように。そして色々あったけどやっぱり信じて待っていて良かったと思える日が一日でも早く訪れることを祈りつつ……
[ 2008/01/30 19:19 ] ゲーム | TB(0) | CM(2)

きっと夢は梅雨の晴れ間の輝きの中にある



 地味にいまさら『すばらしきこのせかい』をクリア!(挨拶)
まあ、スクエニなんでさほどゲームシステムについては心配してなかったんですけど、操作が忙しい(戦闘がボタン操作とタッチペン同時)ってのを除けば、極めて良好。
つーか、このゲームの購入動機はパッケージとタイトルから匂うように漂ってくる厨っぽさとオサレさなので、さほどシステムは気にしないと言うか、どうでもいいw
そーいった意味では主人公のひとりネクの言動はすばらしく厨臭い。もう完璧に中二病。こんな奴が近くにいたら速攻殴るね。つーか殴りてぇー!
こんな感じに厨臭さを堪能するためのゲームだったはずだったのですが、ひとつ嬉しい誤算がヒロインのひとりであるシキの存在。かつてFFⅧのヒロインであるリノアに思い入れを入れ過ぎて、自ら『リノア語録』なる怪文書を作って、シナリオ担当の野島氏に渡したという野村哲也氏のリノア好き好き好きーは有名なエピソードですが、ある意味その再来のような気がします。つーか絶対に野村氏はシキが好きだと思う。あきらかに注がれている愛情のレベルが違うもん。勝手な想像ですが野村氏の机の引き出しには『シキ語録』とか入ってるに違いあるまい。キャラデザの絵にもシキが驚いたポーズの足の跳ね上がりの角度は45°とか、書いてるに違いあるまい。いや、ほんとに勝手な想像ですけどね。作り手側に愛情を注がれすぎて、頭のかわいそうな子にしか見えないシキはFFⅧリノア以来、作り手サイドのキモ可愛らしさが堪能できます。(あくまでもシキが可愛いんじゃなくて、なんでもかんでも好物を詰め込んで変な物にしてしまったスタッフのやっちゃた感が可愛いんだ)。

そんなわけで、DSソフト『すばらしきこのせかい』はスクエアエニックスから大絶賛発売中ですよ!オススメですよ~!(書いてることから判断し難いだろうけど、マジで言ってるYO!)


HERMIT 『世界でいちばんNGな恋』 キャスト公開!
 メインヒロインに夏野こおりキタコレ!
他のヒロインも"一色ヒカル" "風音" "芝原のぞみ"と鉄板陣営。
今年はまだ一度も丸戸分を摂取してないので、キャスト公開と共に抑止されていた飢餓感がMAX状態。発売予定日の11月22日まで正気を保って待っていられるか不安(元々、正気じゃないんで大丈夫)。


nice boat商法とは - はてなダイアリー
 叔母風呂のスクイズ12話試写会騒動については、一応の鎮火をみたので、今更語ることはないのだけど、一度定着したイメージはこのように面白可笑しく言語化されて、末永く残ってしまう例。
結局、ゲームにもアニメにも誹謗される要素もないんだけど、叔母風呂経営陣の浅はかな考えが飛び火してしまったね。ネットがこれだけ普及して仮想社会を構築してる現在で商売するには、あまりにもお粗末な経営戦略としかいいようがない。企業イメージと小銭稼ぐのとどちらが大切かを天秤にかければ自ずと答えがでるだろうに。どの業界でも、信用を得るのには時間がかかるが失うのは一瞬のはずなんだけど、エロゲ業界はそこら辺がゆるいと言いますか、そこに今までおんぶに抱っこでゆるく生きてきた叔母風呂らしい事件だったと思います。
挙げ句、AT-Xで放送ってオチまでついて……まったく叔母風呂らしいw


●最近の戦利品
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・なのはさん:DVD化で意外に作画は直ってるけど、8話のティアナ、フルボッコの回はむしろ作画が低迷してた放送版の方が怖かった印象を受けたw

・グレンラガン:兄貴祭り。このひと言につきる。

・スクイズ:どうせDVD買うから、試写会なんて関係ないんだけど、みんなと一緒に騒ぎたかったんだよw


[ 2007/09/27 12:06 ] ゲーム | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ふきにゃ

Author:ふきにゃ
エロスとカオスと人外ロリをこよなく愛するマシーネン・アーリア人。

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