もっ~と!大人のジャーマン

吹き矢3級の戯言雑記 (リンクは御自由にどうぞ)
カテゴリー  [ ラノベ ]

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何もできずに 泣いていた もう動かないからだ 抱きしめ せめてあの子が 笑顔のままで 静かな場所へと 行けるように

 
 悪意のないQBさんマジパネェ!(挨拶)
どかギカ6話視聴。相手が邪悪ならば怒りも嫌悪もできる……だけどQBさん何が悪いか理解してねぇーーー! 戦うのに脆い肉体じゃ不便でしょ? んじゃ効率良くするべきだよね、それが君たちのためだよね!!!みたいな……世の中に無邪気な邪気ほどタチ悪りぃモンねぇーよ!w
         |\           /|
         |\\       //|    
        :  ,> `´ ̄`´ <  ′  
 .       V            V  まどか
 .       i{ ●      ● }i   友達を投げ捨てるなんて酷いよ !!
        八    、_,_,     八  
 .       / 个 . _  _ . 个 ',   
    _/   il   ,'    '.  li  ',__

 おめぇがもっとひでぇーよ!w


・【感想】【ラノベ】アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧
アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 (電撃文庫)アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 (電撃文庫)
(2011/02/10)
川原 礫

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黒雪姫率いる“ネガ・ネビュラス”は、シルバー・クロウを“浄化”するため、“アーダー・メイデン救出作戦”を発動した。難度の高いミッションの中、決死の覚悟でシルバー・クロウはアーダー・メイデンと接触するも、“帝城”を守護するエネミー“スザク”の火炎ブレスにより、禁断の不可侵領域―“帝城”内部に突入してしまう。絶体絶命の危機に陥ったハルユキだが、彼はそこで不思議な“夢”を見る。“クロム・ファルコン”と“サフラン・ブロッサム”。二人のアバターが望み、砕け散ってしまった“災禍”の物語を―。


 さてまあ…今回もいいところで終わってるなァ。しかも続きが秋頃刊行だと言うのだからヤキモキする。こういった引きは少年漫画系の典型的な常套手段ではあるのだけど、連載ベースで週刊や月刊って前提があってこそなので、ラノベのような媒体で何度も多用するのはどうだろうと個人的に思う(ホライゾンのように間をあけずに刊行する手法ならばいいんだけどね)。

 まあ嫌事はさておき、ハルユキと謡が閉じ込められた≪絶対不可侵≫の帝城で出逢った謎のアバター:トリリード・テトラオキサイド。帝城の中心部に鎮座された七つの神器、≪ザ・フラクチュエーティング・ライト≫。ハルユキに寄生した≪災禍(デイザスター)≫にまつわる悲しい物語。誰でも"負"の心意システムがインスタントに使用できるようになる≪ISSキット≫の蔓延の兆し。そして≪ISSキット≫に囚われてしまったタクム。物語的に混迷してきた印象を受けますね。いまだハルユキと謡は帝城に本体アバターは閉じ込められたままだし、ハルユキに寄生した≪災禍の鎧≫も健在、そしてハルユキとタクムの戦いも続闘中と、まだなに一つ解決していないのだからヤキモキさせすぎだw(その分のカタルシスが次巻に集中するんだろうけどね)。

 中でも希望が反転して災禍となったデイザスターの物語は悲しいなァ……。この悲しい物語の中にある、小さな小さな祈りをハルユキが真の希望に変えることができたらば、この加速世界になんらかの変革がもたらされるんだろうな。まずは眼前で泣いている親友の嘆きを拭うことがハルユキにとっての分水嶺。ダスク・テイカー事件の解決で少しは元の関係に近づけたかと思ったけれど、≪バックドア・プログラム≫事件はタクムに後ろめたい疵痕を残していたんだなァ……。誰よりも生真面目なタクムらしいけれども、もしかしたら時間を巻き戻す力を望んだチユリ以上に昔に戻りたいと考えていたのはタクムなのかも知れない。戻れないのなら自分ごと終わらせてしまえと考えてしまうほどに。そして心の傷こそがバーストリンカーの起源であり、その傷を乗り越えることで希望に変えるか? その傷に呑み込まれ絶望へと染まるか? それが≪加速世界≫にある絶対の不文律。ハルユキが希望を魅せつけるだけではなく、タクム自身が自分の中に希望を見出さなければならない。だからこういった言い方はなんだけども、読んでいてまったく心配はなかった。駆け出しの頃のハルユキとタクムと違い、彼らはもはや立派なバーストリンカーだからきっと乗り越えられるでしょうね(ある意味、ダスク・テイカーの時の方が絶望的だったw)。とにかく今巻は寸止め感たっぷりな感じなので、次巻はガツンと爽快感あふれるカタルシスの連続に期待したい。

[ 2011/02/12 18:11 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

意味のないものなど ここにはひとつもないの 心宿り 生きる 命が尽き果てるまで

 
 ホライゾンアニメ化だ、と…(挨拶)
それにしてもアニメ化に対するサンライズの決意が熱いな! これは期待できそうな予感。しかし作者が訪ねるべき言葉は……「主人公がほとんど全裸でゴッドモザイクですよ」と問いかけるべきだと思うんだw


・【感想】【ラノベ】レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び
レンタルマギカ  魔法使いの妹、再び (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び (角川スニーカー文庫)
(2011/01/29)
三田 誠

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ここ数ヶ月激動だった〈アストラル〉に訪れたたわいもない日々。そんな時、またまた彼女はやってきた――。いつきの妹・勇花! 「ひとつ、お願いしたいことがあって来たんです」という彼女の目的とは!!


 協会と螺旋なる蛇の大魔術決闘という、魔術社会全体を揺るがす一大イベント前のインターミッション色の強い巻。表題短編の『魔法使いの妹、再び』はレンタルマギカでも珍しい魔術の絡まないお話。ここ最近、目まぐるしく情勢が変化していたので、こういった魔術が全然絡まないお話はホッとしますね。まあ、ある種いつきからしてみれば螺旋なる蛇よりも協会よりも恐ろしく厄介な相手ではあるのだけどw これを最後にこれから訪れる非日常な嵐。そして非日常の道を選んだ少年だけど、自分が帰るべき日常と非日常の狭間を強く印象づける。古今東西、最終決戦前に日常を意識させるエピソードは王道ですねぇ。そして勇花がいい妹すぎて泣けてくる。そしてアディリシアさんは肉親という強力な味方を得たぞ! どうする穂波w

 『魔法使いの罰』は穂波と猫屋敷メインのお話。協会と螺旋なる蛇の大魔術決闘に出場するための資格試験って色合いの強いお話ですけども、二人がこれから越えなければならない課題みたいなものが浮き彫りになったエピソードでもあるでしょうね。このエピソードで協会の代表ニグレドが姿を顕したのも物語的に大きな意味を持つでしょう。その正体は9=2魔術師(メイガス)の位階の魔術師。肉体を持ったものには到達不可能な領域である第3団(サード・オーダー)の魔術師であり、螺旋ある蛇の王冠のセフィラー・タブラ・ラサと対をなすもの、コインの裏と表。白に対する黒(ニグレド)。些か象徴的過ぎるとは思うけども、まあ相手がアレならばこちらも同様な鬼札を持ってないと勝負にはならないなァ。そーいった意味ではニグレドがタブラ・ラサを押さえられるのであれば、影崎を有する協会が圧倒的有利に思えるのだけど、螺旋なる蛇にもまだ伏せられているカードが在るんでしょうね。

 『魔法使いの思い出』は、今回短編(中編?)の中でも目玉。レンタルマギカの始まりの物語、アディリシアの父親オズワルトと隻蓮が出逢った頃のお話。物語的に語られていなかったオズワルトという偉大な魔法使いがなぜに魔法という概念そのものの道を歩んだのか? 魔術師という人種を考えれば至極当然の在り方ではあるのだけど、彼が道を踏み外していれば、家族を愛する夫であり父親であれたかもしれないという……悲しいifの物語。代わりなんて無いことを誰よりも知りながら、払った対価に見合う成果を求めるしかなかった物語。愛を失って空いた穴に、魔術という力を詰め込むしかなかった、完璧に完璧過ぎるほど魔法を体現しなければならない道しか歩む道が残されなかった悲しい物語。まさに魔が差したとしか表現できない。そしてそれは娘であるアディリシアがこれから歩まなければならない道でもある。願わくば親子二代の悲願を、父とは違う方法で娘にはソロモン王の先へと進んで欲しいなァ。

 次巻から大魔術決闘が開始だろから、ハードな展開が目白押しだろうけども、鍵は目覚めた伊庭司の動向でしょうね。彼の目覚めがこの巨大な流れにどう関わっていくのか? そも彼が九年間も文字通り長き眠りを自らに課していたことにどのような意向があったのか? 次巻以降のお楽しみですね。

[ 2011/02/11 15:35 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

進め 進め 進め 進め ものども 立ち向かえ敵に 戦うは今 走れ 走れ 走れ 走れ 彼方へ 許さない悪を 救うのさ世を

 
 おぜうさまキターーー!(挨拶)
そうですね、おぜうさまを表現するならチャーミングですね。おしゃれユニットですね! 実に楽しみな二期なのだけど、一番の関心事は二期が映像ソフト化する際は、一期を含めてBDで是非ともお願いしたいということか


・【感想】【ラノベ】子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき
子ひつじは迷わない  回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)
(2011/01/29)
玩具堂

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生徒の悩みを解決に導くなるたまたち「子ひつじの会」の前に現れたのは、なんとメイド姿の女の子! オムライスをめぐるナゾに、仙波はいつも以上に乗り気じゃなくて――!?


 1巻の時から面白かったけども、2巻になって更にパワーアップしてますね。仙波明希じゃないけども、読ませどころに満ちている。今回収録されている3つの短編のどれもがそれぞれのキャラの個性がよくでていて面白かったなァ。どちらかと言えばこの作品の謎はミステリーと言うよりはパズルやクイズって感じなのですけど、特に今巻のVSかぐや姫なんかはその毛色が強いですね。VSゴールドバーグなんかはちょっと強引な気もしますが、依頼人の話から回答を導きだせるだけの情報は含まれていますしね(まあ、風が吹けば桶屋が儲かる的な発想ではあるけどもw)。この作品面白いところは、探偵役:仙波明希が回答を導き出すフェーズと、なるたまくんこと成田真一郎をはじめとする迷わない子ひつじの会の面々が仙波の導きだした回答を元に物語を収束させるフェーズとの棲み分けがきっちりと出来ているところでしょうね。そしてその顛末から導き出される結果に少しずつお互いが影響されていく姿が自然に描かれている。真実が必ずしも正しいとは限らない、時にはその真実を歪める"わるいこと"が正しい場合もある。少なくとも回答から物語を収束させる、なるたまくんや佐々原三月にとっては正しいことに思える。逸脱して失敗してしまうことがあっても、上手くいった時の喜びを考えると止めることができない。エゴ丸出しの思考ではあるけども、二人のような人間は不器用ながらも得難い。迷わない子ひつじの会の発起人で生徒会長である竹田岬も彼らで遊びたい彼らのような希有で苦難に満ちた生き方を折れないようにフォローしてあげたいってのもあるんでしょうね。

 しかし仙波も1巻に比べて随分丸くなった気がするなァ……ちょっと角が取れ始めるのが早い気もするけど、こんな影響がでることがわかっていたからこそ、なるたまくんを毛嫌いしていたのでしょうね。そして三月の方は順調になるたまくん好き好きオーラを出し始めていますね。今巻のラストで、なるたまくん、仙波、三月の関係に一石を投じることになりそうな新キャラの存在も仄めかされているし、ラブの方の展開も楽しみですね。そして今巻登場したサトウさん(仮称)もレギュラー化するだろうし、今までの依頼人を含めて人間関係に深みがでてきましたね。実に次巻も楽しみな作品です。

[ 2011/02/06 16:27 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

女の子は皆 生まれながらにお姫様 守備力MAXのお城だけどあなたにだけはそっと裏口を開けてあげるわ

 
 ほぼ一緒の感想ですね(挨拶)
そのうちのーぶる☆わーくすの感想を書こう書こうと思いつつタイミングを逃してしまった……今書いてもへなへなさんとほぼ一緒の感想になるでしょうね。ほんとに第一印象は"どうした、ゆずソフト!?"だった。なんでこんなに面白いのゆずソフト?みたいな失礼極まりない感想が作品の大半を占めるわけですよw なんつーか一学期まではダメだった子が、二学期になったら急に優等生になってました的な驚きがあった訳ですよ。そしてそれはそれで、ところどころ…ああ、やっぱりゆずだな!!みたいな安心のダメ感も残っていて安心するわけですよ。やっぱりみんなが言うようにJ・さいろー氏が参加されているところが大きかったのでしょう。エロかわいさって点では疑いもなくですけども、キャラの心理描写を始めとするキャラクターの作り込みに、いつも見られるゆず的な瑕疵がないのが大きいのでしょうね。失礼ながらもあまりの安定感に作品の感想よりも、どうしてこんな変容を遂げた、ゆず!って感想の方が心の大半を占めてしまうわけです。ある意味かわいそうな作品ではあるなw さてこれが今回限りの奇跡の産物なのか否か?真に問われるのは次回作でしょうね(そしてなんとなくどっちに転んでも美味しいなァ……と酷いことを思っている俺ガイルw)。


・【感想】【ラノベ】ココロコネクト ミチランダム
ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ミチランダム (ファミ通文庫)
(2011/01/29)
庵田 定夏

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そして――永瀬伊織は壊れていった。
「太一とは、付き合えません」太一は正式に伊織に告白し――玉砕した。異常な現象が起こっていても関係ないと、決死の覚悟で臨んだ想いは儚く散り、その上、重い足を引きずり向かった部室でフられた事をメンバーに知られてしまう! 部内は騒然となり、稲葉は動揺を隠せない。伊織が場を取りなそうとしたその瞬間、彼女の心と感情が響き渡り……。そして、その日を境に永瀬伊織は変わってしまった――。愛と青春の五角形コメディ、岐路と選択の第4巻!


 今回<ふうせんかずら>が引き起こす現象は『感情伝導』。ランダムで心の中で思っている事柄が他者に伝わる現象。いい加減、様々な現象を乗り越えてきたメンバーならば楽に乗り越えられるのでは思ったら……伊織がドツボにハマってしまいました。これだけの苦難を乗り越えてきたメンバーだから、メンバーだからこそ見えなくなっていたと言うか、読者も見えなくなっていたと言うか、異状はあくまでも異状であり、痛みや傷に慣れただけで、心は確実に擦り切れるって事を忘れていたように思える。特に伊織の場合は顕著ですよね……さらけ出したくもない心を何度晒されたら気が済むのだと。みんなが望む永瀬伊織という理想像を、この<ふうせんかずら>の巻き起こす不条理現象で維持できなくなってしまった今、伊織にとってできるのは理想像からかけ離れた自分になること。完璧の期待に応えられない自分に価値なんてないという思考は0/1すぎていささかソリッドな思考ではあるけども、幼少の頃から様々な理想の自分を演じることが日常で、それに完璧に答えてきた伊織の過去を考えると致し方ないとも思える。ある種彼女は失敗をしたことがなく、また思考が成功と失敗の二極論しかなかったために中庸という概念がなかった。こんな話だから今まで以上に中盤にかけてヤキモキとさせられた本作ですが、それだけあって伊織の独りよがりな心を稲葉と太一がハートフルボッコするシーンはカタルシスのひと言。

もうはっきり言ってやろうか! なんだ、みんなに期待された、だ? バカか? 何様のつもりなんだよ。なにどこぞのメインヒロインぶってんだよ、あ? 誰がどれだけの興味を持ってお前を見てると思ってんだよこの自意識過剰っ。誰もお前がどうやってどうなるかになんて無茶苦茶興味がある訳でもねーよバ―――――――カ!

テメエの人生だろうがっ、勝手に好きなように生きとけっっっ! そしたら後は勝手に周りが……アタシが……受け止めてやるよっっっ!


 イナバウアー!!さすがイナバ!百人乗っても大丈夫な安定感。つか稲葉無双すぎて困るw なに偉そうなこと言ってるんだよ自分! 自分だってそんな大した人間じゃねえーよ! だけどどうした! みたいな稲葉んの開き直りが素晴らしいw

……なんで……なんで? その人が思ってたのと違っても、って。じゃあなにをもって……友達を友達としてるの?

知らん!

知らん! 俺は友達でありたいと思うし友達だと思う! 大切なのはそれだけだって納得してるからそれでいいんだっ!

あはははっ、そうだ。その通りだ。わかってるじゃねえか太一。理屈とか理由とかくだらねえもんどうだっていいんだよな。そこに、正しいと信じられる事柄があるなら。不安になって揺らぐことがあっても、最終的に貫けるものがあるなら、な


 素晴らしい!素晴らしい! 太一も稲葉もまるで理性的じゃない感情論丸出しw だけどそんなモンなんです。バカは強いです……バカだからバカ故に論理じゃないからバカの言は破られないのですw 思えば太一も稲葉も<ふうせんかずら>の起こす異状になれすぎて頭で論理的に対処することに慣れすぎていたのでしょうね。それ自体は成長と呼べるものなのだけども、最初の頃の体当たり的な後先考えない向こう見ずな姿勢を忘れていたのかなあと思う。今回の件でそれを思いだしたのは、伊織のためのみではなく文研部全体の大きな収穫だと思いますね。そう言った意味では、太一にあの頃のバカさ加減を思い出させ、それが呼び水になって稲葉んがバカになったのだから……今巻の敢闘賞は唯と言えるなw

 結局のところこのミチランダムというお話は、今まで散々と<ふうせんかずら>と呼ばれる不条理に翻弄され続けてきた永瀬伊織という少女が"普通"になるための最後の"通過儀礼"だったのだと思う。そして彼女のなりたい普通の日常には……

稲葉姫子が、桐山唯が、青木義文が、そして八重樫太一が、とびっきりの笑顔で自分を迎えてくれた。
ああもう、なんなんだよこいつら。
いい奴ら過ぎるだろ。
最高に最高過ぎる奴らだろう。
幸せ過ぎて泣きそうになるだろう。


 最高に最高過ぎる≪仲間≫達がいるのだから、もうなにも怖くない。道に迷って不安になって揺らぐことがあっても、最終的に貫けるものがそこにある。相手に合わせて自分を変えるのではなく、あるがままの自分を受け入れてくれる仲間。こいつ等と仲間でありたいことが自然な永瀬伊織にとっての"普通"。もはやかける言葉はない。おまいら精々と青春汁をドバドバと垂れ流すがいいわw

 そして太一と伊織の恋に一つの踏ん切りがつき始まる稲葉姫子の恋。つか、なんだこの生き物……可愛すぎんだろッw 最早稲葉んではなくデレばんとは伊織の言だけども、ほんとうざ可愛いよw なんつーか伊織は太一が居なくても生きていけそうだけども……稲葉んは太一が居ないと最早生きていけそうにないぐらいゾッコンLOVEだからなァw その辺の依存を<ふうせんかずら>に突かれないように注意しなよw(まあ稲葉はやる時はやれる女だから大丈夫だろうけど)。

 <ふうせんかずら>についても、今回はアプローチが変わってきたと言うか、彼?自身も変化してきたように思えますね。そろそろ次の段階と呟く<ふうせんかずら>は不気味ではあるけども、彼にとって文研部は好ましい方向に進んでいるのは確かなんでしょうね。果たして<ふうせんかずら>の言う"終わりへの道筋が見えている"がどのようなものなのか? そしてデレばんとなった稲葉んと、稲葉の彼氏になった太一の運命はいかに……w 次巻も大変に楽しみです。

[ 2011/02/03 17:28 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

キミとふたりで恋をして キミとふたりでケンカして キミとふたりで涙して

 
 空の境界BD-BOXの箱でけぇーー!(挨拶)
LDかよ!って思う大きさに笑うが結構この大きさはシャレにならない。箱とか特典に手が込んでるのはいいんだけど……もう少しなんというか手心みたいなものがなかったのだろうか? 端的に言うとエコじゃねぇー!(オタにとってスペースはとても重要)w


・【感想】【ラノベ】変態王子と笑わない猫。
変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
(2010/10/21)
さがら総

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横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった! 人生の大ピンチを救ってくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子――「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「!!??」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり――ん?第6回新人賞<最優秀賞>受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!


・【感想】【ラノベ】変態王子と笑わない猫。2
変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)変態王子と笑わない猫。2 (MF文庫J)
(2011/01/21)
さがら 総

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夏が終わる。十六歳のたった一度きりの夏が。いったいぼくは何をして過ごしたというのだろう? 大いに焦る横寺陽人は、今日も今日とて空回り。月子に振られ、小豆に振られ、ポン太に振られ――自宅までも消滅した! なんで? どうして? どういうこと!? 雷雨のなかにひとり、なにもかも喪って、どこに行くあてすらもない。「それなら先輩。今夜は、わたしの家に泊まるですか」「あ、うん。うん?」……夏の終わりの台風日和。最後の最後に、最高のホームランイベントが待っていた! 風呂場の裸。縛られる布団。落ちる手錠。破られる衣服。そして――土蔵に潜む猫? 早くも人気沸騰の爽やか系変態青春ラブコメ第二弾! バイバイ、ぼくの初めて――


 さて口コミとカントクさんの絵に釣られてホイホイ読んでしまったわけだけど……これまたストレートに気持ちのいい変態さんだな! 同じレーベルのえむえむっ!なんかはやり過ぎでちょっと引く変態ですけど、こちらは粘着気質な変態さんではなく、さらっとした爽やか変態。まさしくタイトルにするなら変態ではなく変態王子。まあ、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった故の弊害ではあるけども、このぐらいの時分の男子の脳内は日夜エロスへの飽くなき関心と妄想で占められてますよ……それこそ河原でエロ本拾った中坊並にデンジャラスですよ(高校生だけど)。そして彼は欲望に忠実になってしまったから、好きな子(恋愛的にではなく人として)が困っていたら何が何でも手を差し伸べる……カッコ変態よくw まさに女の子からしてみれば変態だけど王子様。そして他者の痛みや悲しみとエロには敏感なクセに恋って感情を知らない恋愛方向音痴の朴念仁。やたらフラグ立てまくるどころか攻略に成功していることすら気づかないのだからお子ちゃまとも言えるけども……まあ恋愛よりはエロに興味津々なお年頃ってとこか……同情するよ、月子と小豆梓には(筒隠姉こと王様については、横寺くんと同じ方向でバカなので同情しないw)。

 主人公の横寺くんが面白いのもあるんだけど、やっぱりヒロイン達の可愛さが素晴らしいね! カントクさんの絵も相まって可愛らしさ倍増ですよ。個人的には物語的メインの月子よりも小豆梓を応援したい。意地っ張りが空回っているポンコツっぷりと、素直になってアタックしても相手が相手だけに理解されず、そのつつましい胸の内を痛め空回ってるポンコツっぷりが、いぢらしいやらなんやらで、同情票でトップ当選のイキオイですよ(俺の脳内メインヒロイン選挙)。鋼鉄の王こと筒隠つくしさんについては……もう好きにしろw まさか変態王子が主人公の作品でそれを凌駕する変態王なバカが降臨しようとは思いもせなんだ……ネバーランドかどこかで幸せに暮らしてほしいものだw

 総評するととてもラノベラノベしたラノベらしいお話で今風のラノベ。意外にといっては失礼だけど、心理描写や人間関係の描写が骨太なのは好感が高く、作品も筆者もしっかりとした伸びしろのある話だなと感じましたね。次巻は逆襲の小豆梓!! ガンバレ!豆!超ガンバレ!(なんとなくヤナ予感はするけどw)。

[ 2011/02/01 14:57 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

止まらないスピードで 想いが溢れていく 負けたくはない 誰よりも輝いていたい

 
 俺、弥生さん使うから!(挨拶)
まずキャラとして参戦出来るか出来ないかが最初の大きな戦い……実のところ9割がた諦めてるw

 時を同じくしてアクアプラスでは涼元悠一氏の新作発表……あれ? アクアプラスに移籍したのいつだったけ? やっと新作かよ!って気がしなくもないw ところで葉っぱの方のホワルバ2後編マダー?w


・【感想】【ラノベ】神なる姫のイノセンス3
神なる姫のイノセンス3 (MF文庫J)神なる姫のイノセンス3 (MF文庫J)
(2011/01/21)
鏡遊

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双子の妹・貴理の企みによって、桃花泉女子学院―通称・桃女に強制的に転入させられた、平和を愛する男子高校生・神堂祐貴。女子校に一人放り込まれた祐貴に与えられた使命、それは学院に存在する七人の才女“ヒメ神”を「落とす」というもの。一学期の期末試験を終えた祐貴の前に現れたのは、新たな“ヒメ神”で祐貴のいとこでもある神堂千華。天才的な絵の才能の持ち主である千華は、かなみと澪を見るなり祐貴と三人で絵のモデルになってほしいと言い出して―。かなみと澪のコスプレカラオケ対決!!追われる少女は謎の歌姫!?波乱必至の大人気学園ラブコメ第3弾。


 前巻までは各巻一人"ヒメ神"を落とすといった専用ルート的なアプローチだったけど、今巻は誰かを狙って攻略するじゃなくて、落としたヒメ神の二人を含めて新たなヒメ神のフラグを収集するって印象ですね。ヒメ神も新たに祐貴の従姉妹である千華姉と朱音の二人が登場して七人中六人が揃ったことに(もし妹の貴理がヒメ神だったら七人全員揃っていることになるな)。なにぶん七人の女の子を攻略してハーレムを作らないといけないって内容なので攻略が忙しくて物語の舞台裏というべきものが語られていなかったけど、そろそろインフラ整備も整ってきたので突っ込んだところが語られそうな予感。とりあえずは貴理以外で舞台裏の事情を知っていそうな神堂家の人間でありヒメ神でもある千華姉の動向が鍵か……。次巻はどちらかというと今巻で顔見せ程度だった朱音がメインな話になりそうだけど。

 今巻の見所はかなみvs.澪のコスプレ対決と言いたいところだけど……急に祐貴に抱きつかれてドキマギするハルカさんを押したい! 愛情に満たされなかったヒメ神は憎悪を求める影ヒメとなるは、この作品の基幹の設定だけども、ハルカさんには早く愛情に満たされて幸せになってもらいたいなァ……。人一倍愛情に飢えてるから、攻略されたらすごいことになりそうだけど……それがいいッ!!!w そしてかなみさんはかなみさんでファースト攻略キャラの矜恃に賭けて地味に思い出ボム投下のタイミングを虎視眈々と狙いつつジャブを打ってくるなァ。ブラコンすぎる妹の貴理も相変わらずだし、ここに来てGガールの軍曹フラグも立ちそうだし……普通だったら祐貴爆散しろッ!!って叫びたいところだけども、うらやましいより大変だなって感覚が先にきてイマイチ嫉妬できないw 七人を攻略するって落としどころ、七人を等しく愛するってことを、こいつ等だったらしゃねぇーべ!と、どうこちらを気持ち良く騙してくれるか、数々のゲームを手がけてきた鏡遊先生の手腕に期待したい。

[ 2011/01/30 00:00 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

いつになったら 失くした未来を 私ここでまた見る事できるの?

 
 血溜まりハジマッタ!(挨拶)
まあ、ある意味予想通りというか……普通に魔法少女されても、その、なんだ…困る!って感じだったので予定調和なんだけどね。まあこれが、うめてんてぇのキャラ絵だけで脚本が謎のままだったら暴動が起きていただろうから……ある意味懐が深いね、虚淵名義w

 それにしても回を増すごとにキュウベイが怪しさ爆発だろう。すでに疑心暗鬼な俺は、黄色のアレもまどか達を魔法少女にするためのブラフだった可能性を捨てきれていないw それにしても黄色の子が魔法少女になった経緯が当人が話したとおりだとすれば……選択の余地のない選択を迫るキュウベイ、パネェなw とりあえず別の意味で安心したので次回からwktkして視聴するw


・【感想】【ラノベ】ブラック・ラグーン 2 罪深き魔術師の哀歌
ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)ブラック・ラグーン 2 (ガガガ文庫)
(2011/01/18)
虚淵 玄

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月刊サンデーGX連載中のガンアクションコミック『ブラック・ラグーン』を、超人気シナリオライター・虚淵玄が完全オリジナルで小説化する、大ヒット企画の第二弾! 舞台は再び、無法者の街・ロアナプラ──その、世界的にも例を見ない悪の「緩衝地帯」で、CIAが、遂行しようとする秘密計画とは?さらに、中国マフィアはどう動き、 ラグーン商会は何を狙う? 一つの事件を様々なキャラクターの視点から描き出す、まさに外伝ならではの胸躍る構成。『ブラック・ラグーン』オールスターズのそろい踏みを堪能せよ!!


 謎の深き男ロットンの正体がついに明かされる……どころか謎が深まったわ!w 一体なんなんだろうねぇこの男は…いや、わかってるんだよ、わかっているんだ……正真正銘のバカってことはw そしてタチの悪いことに道化は道化ゆえにどんな舞台をも道化芝居へと変えてしまう。暴力教会シスターにてCIAのエージェントであるエダの胸中を察するに余りあるよ…。ある種、役者が台本をもっていると思ってたのに持たずに演じてたどころか……全然別の舞台役者がそのまま最後まで演じてしまった悲惨感が漂うオチはもうなんつーか最悪だ(誉め言葉)w

 まあこんな感じにラグーン商会の面々にロットン、"「ですだよ」姉ちゃん"、ソーヤー、エダといったロアナプラの住人達が巻き込まれた、とある一日を描いているイメージですけど……場合によってはグラウンド・ゼロになっていたかもしれない可能性があったことを考えると、実にこの悪徳の街に相応しい一日だと言える。ほんとこのロアナプラという街にはこんな感じの日が、結構な頻度であるんでしょうねw

この街には虚飾がない。ここはどんな汚濁でも呑み込む地獄の釜だ。


 悪徳の坩堝ゆえにカオスであり、誰かの投げた小石が、まるでバタフライ効果のように予測不能の事象を引き起こす。そして街はただその混沌を何事もなく呑み込んでいく。ふむんこんな街ならばロックのような人間が育まれるのもよく理解出来る。そこら辺この喜劇の最中にそれとなく挿入する虚淵氏の手腕は素晴らしい。

違うぜ、バラライカ。あいつは『ロック』だ。日本人だった岡島緑郎じゃない

俺もお前も、ここに辿り着く以前から『張 維新』であり『バラライカ』だった。だが奴は違う。この街が奴を『ロック』にした。あいつこそ本当の意味で、ロアナプラによって産み育てられた男なのさ


 大絶賛、上等な悪党になるために人生経験を積んでいるロックにもたらされる現時点での二大巨頭の評価。二人とも楽しい玩具を手に入れた子供の心境と変わらないと言えば変わらないのだけど、彼らが育てようとしている生粋のロアナプラ人がいつか恐ろしい化け物に変生しそうな予感はある。いまはまだまだヨチヨチ歩きだけど、いつか彼らと肩を並べる成長を遂げたとき、彼らの関係がどう変容するのかはいずれ本編で語られると信じてる。ほんとブラックラグーンという作品を愛していないとこんな小説は書けないよ、脱帽。

 そしてアレですよアレ!NINJA!!w 小説版ラグーンといえば奴しかいない!w ほんと素晴らしいなあの忍者はw 是非とも漫画版でもゲスト出演してほしいどころか……もうレギュラーメンバーでいいじゃんってぐらいの貫禄だよ。どうあってもアイツが登場したらおもしろ血生臭くなるんだからw 嘘みたいな冗談過ぎるキャラだけど、まさにラグーン世界にしか存在できない生物って意味では創造されるべくして創造されたキャラだなw

[ 2011/01/22 19:57 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

どんなにも季節が流れてても ずっと忘れないから もう変わってゆけるよ 移りゆく花のように

 
 戦闘後ティータイム!(挨拶)
大分前に虚大兄自らがこんなことを言ってましたが……もう言い逃れ出来ないほどに血と硝煙くせぇーよ


・【感想】【ラノベ】乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~
乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~ (GA文庫)乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~ (GA文庫)
(2010/12/16)
嵩夜 あや

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 ぶっちゃけるとゲームをプレイした人には必要のない本といえる。感覚的にはゲーム体験版に似ている感じ。主人公の千早が聖應に転入してエルダーに選ばれるまでを描いたものとなっており、基本的にゲーム版と内容の差はさほどない。ゲームをテンポよく進行させるために端折られたイベントや心理描写について、文字媒体ならではのアドバンテージを活かして補完されている印象はあるのですけど、劇的に新たな発見があるかといえばそれほどないです。まあそれだけ元が"おとボク"というブランドとして完成しているという側面もありますけど、どちらかといえばゲーム未体験者向けの作品になっているかと思います。ただまったく"おとボク"の世界を知らない人がイキナリ読むにも敷居が高いことも事実なので、他社の作品ではあるのですけど、"櫻の園のエトワール"(ファミ通文庫)を読んでおくことをお薦めします(まあ、"櫻の園のエトワール"を楽しむにはゲーム版"おとボク1"が必要であるという悪循環だけどw)。

 まあ、ゲームをクリアしてる関係、今後の展開を含めて各キャラ達の背景を把握しているので、今巻の範囲で彼女達がなにを思いなにを考えていたのかみたいな、細かい心の機微を改めて理解出来たのは収穫といえば収穫。特に香織理と雅楽乃については、この本を読んで改めて好きになりました(ストーリーや心理描写的にゲームと大きく変わるわけじゃないんだけどね)。そして攻略ヒロインの中で今巻唯一未登場の淡雪ガンバレ! 超ガンバレ!w あと、薫子はやっぱり薫子なんだけど、その精神年齢の幼さやお嬢様スペックとしては低スペックな彼女存在が、この世界観の潤滑油になってるだなァ……と、思えるようになったのが一番の収穫かな(エルダー選挙戦までと薫子のポンコツっぷりが発揮される前までだからよかったのかも知れないw)。

[ 2011/01/16 12:46 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

煌めく未来を 君がボクにくれた 止まっていた時間はほら ゆっくりと 動きだすの

 
 この中で語るなら……(挨拶)
オリジナル作品の中では、岸田メル儲として『花咲くいろは』を押さないわけにはいかない! シリーズ構成も岡田磨里と悪くない。コミック原作作品なら『へうげもの』一択と言いたいところだけど……真下耕一監督ってところに危険なスメルがプンプンと……。利休の死までやるならば綺麗に終われそうだけど、みんなが口を揃えて言うように、あきらかにアニメよりもドラマ向けな作品だよなァ。とりあえず加藤清正の声優が具志堅用高ならば勝ち組ってことでちょっちゅね。ラノベ原作系は、『もしドラ』は気になるけども気になるだけで、本命は『電波女と青春男』かな。ゲーム原作は『STEINS;GATE』と『俺たちに翼はない』のどちらも気になるけども、どちらかと言えば『俺たちに翼はない』の方が設定やら放送コード的にアニメ化し難いって意味で気になりますね。DJコンドル、狩男、伊丹伽楼羅あたりのキャラをどこまで王雀孫テキストに近づけるかが鍵か……あと、萌えに目覚めたハリューの兄貴w


・【感想】【ラノベ】“文学少女”と恋する挿話集4
“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)
(2010/12/25)
野村 美月

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ビター&スイートな短編集第4弾!
「心葉先輩、大発見です~~!」文芸部に飛び込んできた菜乃の“発見”とは?『“文学少女”見習いの、発見。』、部室にいつの間にか置かれていた薔薇の模様の指輪。これは誰かから遠子へのプロポーズ!? 謎を探る遠子とそれに振り回される心葉だったが……『“文学少女”と騒がしい恋人たち【ラヴアーズ】』ほか、甘くほろ苦いエピソードが満載! 美羽、ななせ、遠子の“その後”を描いた書き下ろしも収録の、物語を食べちゃうくらい愛する“文学少女”の恋する挿話集第4弾!!


 ラストの挿話集だけあって比較的未来のエピソードが多め。少しずつ前に進めるようになった心葉達を見ていると感慨も一入ですね。今回のエピソードで特に好きなのは、『"文学少女"と幸福な子供』と『蛍~嵐のあとの陽の中で』ですかね。『"文学少女"と幸福な子供』は、美羽のことを思い出して前に進めなくなってしまった心葉の手をそっと優しく握る遠子先輩が印象的。決して自分から手を引くのでも、心葉の前に出るでもなく、彼の歩みに合わせて無言で励ます遠子先輩の優しさに胸が熱くなる。この先に二人では潜れない狭き門が待ち受けていようとも、今はまだ手を取り一緒に歩いてあげることができる。わたしとあなたが一人で歩いていかなければならない、その時まで。この想いが本編の最終巻『”文学少女”と神に挑む作家』と、今巻巻頭に書かれた遠子先輩の心情と重なる手法は美しい。

きっと、また会える。
この狭い門の向こうで、わたしとあなたが、一人で歩ける大人になったとき。
そうしたら話してあげる。
わたしが、どれほどあなたに恋していたか。


 人生には必ず一人で歩まなければならない瞬間はある。狭き門は1人でしか潜ることが出来ないのだから、だけどその門を潜った先でまた共に歩める。以前よりも力強くなった足取りで肩を並べて歩むことが出来る。だらからそれまでの束の間は二人で同じ道を手を繋いだまま一歩一歩、歩いていこう。そんな巣立つ前の雛鳥達の物語。

 『蛍~嵐のあとの陽の中で』は、やっと許されたか…黒崎よ……って感じで、"文学少女"シリーズの登場人物の中でも一番気になっていた人物が中心のエピソードなので、スッと胸が軽くなった気がしますね。今にして思えば、黒崎が麻貴先輩と結婚したのも、贖罪の意味合いがあったのかもしれないなァと感じる。黒崎が愛した二人の女性の願いの純粋な部分を抜き出すならば"黒崎の幸せ"。そして黒崎は彼女達の願い通りに、彼女達の居ない世界を幸せに生きなければならない。彼女達の居ない世界で幸せを感じなければならない贖罪の道を選んだのではないかと思う(そしてそれすらも理解した上で、麻貴先輩は黒崎を伴侶に選び、それすらも包み込み愛する道を選んだのだろう)。そして彼の望みどおり、彼は"幸せ"という罰を手に入れる。麻貴との間に、かつて愛した娘の面影を残す、同じ名前の娘が生まれ、彼の自罰は極まれりといったところ。しかし幸せなのである……幸せはあくまでも幸せでしかない。嵐のあとには必ず陽光が射し込むように、それは彼の人生においての暖かな陽の光のような日々だったと信じたい。結局のところ不器用すぎる人間だったのだ……きっとそれは亡くなってしまった後でも変わらないこと。ただ、地上に残った愛娘の描いた絵の中で、おだやかで優しげな表情を浮かべる彼の姿が全て。それは想像でしかないかもしれないけども、彼が幸せで愛されていた名残。

 あと、気になるといえば、美羽とななせだけど、美羽はまあ……あんな感じで付かず離れずな距離を少しずつ詰め寄って芥川くんと歩いていくのでしょうね(どっちもどっちで大変って意味では、お似合いカップルだよw)。ななせは、確かにあとがきで筆者が述べているとおり、心葉以上に大変相手だけど、まぁ心葉と違って心の中に別の誰かが居ない分、今度こそ誰よりも幸せになれるかなと、予感させられますね(ものっそシャイ同士の恋物語になりそうで、第三者がみてたらヤキモキしそうだけどw)。

 さて長かった"文学少女"シリーズも、次の『半熟作家と"文学少女"な編集者』で本当の完結。筆者自身がラストはこの物語で締めようと口に出すぐらいだから、相当な決意と自信の顕れと言えるでしょう。どんな結末がもたらされるのか今から楽しみです。

[ 2011/01/11 16:31 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

ヒトはきっと何よりも弱い生き物 ならばそっとお互いを支えあえばいい

 
 荒ぶるゆずのポーズですねわかります(挨拶)
やべぇーーー、荒ぶるゆずのポーズを生でみれるのだったら、なにをおいても行くべきだったぜ! いやまあ、まだのーぶる☆わーくすはプレイ途中だけどさw




・【感想】【ラノベ】子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき
子ひつじは迷わない  走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫)
(2010/10/30)
玩具堂

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第15回スニーカー大賞《大賞》受賞!!
生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。そのメンバーである成田真一郎(なるたまいちろう)は、寄せられる風変わりな相談に大奔走! そんな時出会ったのが、生徒会室の隣を隠れ家にするボサボサ頭の仙波明希(せんばあき)。ダラリと本を読んでいる彼女に、なにげに相談について聞くと、毒舌だけどとても的を射ていて――!?
実は生徒たちに「子ひつじの会」が広まったのは、この仙波の活躍があってこそだった!!


 過去のスニーカー大賞作品を顧みると、涼宮ハルヒシリーズ、シュガーダークシリーズと尖った作品ばっかりのイメージだった。それらに比べるとこの"子ひつじは迷わない"は普通の印象を受ける。物語の基本的構成も、悩みをもった生徒が「迷わない子ひつじの会」に相談を持ちかける→生徒の相談内容を聞く(議事録形式)→「迷わない子ひつじの会」のメンバーがあーだこうだと悩みを考察する→子ひつじ会メンバーの成田真一郎が隣の文芸部幽霊部員の仙波明希相談する→仙波明希が解明する→解明された内容を元に成田真一郎が幕を下ろす→オチという名のエピローグ(以下繰り返し)。ある種、典型的な"安楽椅子探偵"のテンプレといえる。

 しかしてこの作品が本当に凡庸なのか?と、聞かれれば否と答えますね。その実、この普通さが異常とさえ言える。メインキャラクターの一人一人を個別で見たとしたら個性としては相当に強烈なのに、物語に収まると自己主張しすぎない……予定調和のようにスッポリと在るべきところに収まっている。木を隠すなら森の中、異常を隠すなら異端の中ですよ。ぶっちゃけるとこの作品はエゴの塊なのである。これが西尾維新作品ならば"100%エゴで書かれた小説です…。"ってキャッチが付くぐらいのエゴです。そしてこの作品の一番異常なところはエゴ丸出しなのに普通なところなのである。異常をあえて普通に帰結させる……これを意識してやっているところがこの作品の最大の非凡だと思う。

 大なり小なりエゴいキャラ達の中で象徴的な存在が主人公の成田真一郎こと"なるたま"くんでしょうね。ひと言で彼を顕すなら"お節介"なヤツ。ただし彼の"お節介"を例えるならば、衛宮士郎クラスの名前を出さないとダメでしょうね。いわばバトらない衛宮士郎でセイギノミカタ。魔術も聖杯も人の生き死にもない世界において、これほど厄介な存在もないだろう。一体おまいは何と戦っているのだ? 仙波明希曰わく……

――思いやりというのは多分、人は解り合えないという事実を認める勇気を持って、それを尊重することなんだと思うわよ。わたしは


 然り然り、これまたエゴ丸出しの意見ではあるけども、真実の一端を担っている言葉だと思う。しかし、そんなことは"なるたま"くんも理解している。している上で、届かないと思っていても、届くかもと思って星に手を伸ばす。根本的には人は解り合えないかもしれないけども、もしかしたら今回は、今回に限っては解り合えるかもしれないと諦めきれない。

人一倍、失敗する痛みを知っているのに、恐れているのに、自分が動くことで良い結果を得られるかも知れないと思えば、自制できない。時折得られる幸福な結果は、それだけ彼にとって魅力的なものなんでしょうけど、結局は失敗ばかりして傷ついていく。
――ほとんど病気よ。見ていられない


 全ては自分の満足ですよ。なるたまくんは仙波明希が導き出した答えを場合によっては歪める。彼女の導き出した内容を理解した上で、持ちうる情報と状況を元に自分が一番良いと思う解決策を取る。それが例え真実を歪めることになろうとも、誰もが傷つく失敗に繋がる危険性を孕んでいても。それでも彼は大団円を目指す……その光景を美しいと感じた自分の気持ちは本物で、自分がそれを曲げてしまったら過去に得られた幸福な結果さえも嘘にしてしまうから。ほんとエゴ丸出しである。仙波明希がなるたまくんに感じる敵愾心や嫌悪感はよくわかるよw その歪な生き方にイライラする気持ちもよくわかる。そしてそれ以上にそんな生き方だからこそ、見てられないのに目が離せない。鮮烈な生き方は場合によっては見ている他者の瞼を灼くのです。うん、ほんとにタチが悪いw(憎しと思えど、完全に憎みきれない彼の生き様とパーソナルはほんとタチが悪いなぁ)。

 ここら辺の心の機微から次巻以降、なるたま、仙波明希、佐々原三月の関係がどんな風に固まって変わっていくのかは実に興味深い。そして"迷わない子ひつじの会"の設立者である生徒会長・竹田岬の動向も気になるところ。この人がなにを持って"迷わない子ひつじの会"なるものを設立したのか? ただ"面白そう"だったからのような気もしますが、隠された真意があるようなないような(腹芸が得意そうなキャラが多いしな、この作品の上級生)。妙な作品でしたけど、個人的には大賞受賞が納得な1冊でした。次巻も楽しみ。

[ 2011/01/10 17:06 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

激しく揺れて散る灯火が 燃え尽きて崩れる前に ただ一度でも救われたいと 願うコト叶わないなら

 
 予想通り不穏な感じしかしねぇー!w(挨拶)
血溜まりスケッチもあながち冗談じゃないような不穏と言うか……想像以上に不吉な作品でしたw なんだろうか面白いのにこの据わりの悪い感覚は? あらゆる意味で絶妙にチグハグなのが不安な感覚に拍車をかける。うん、これまで言った言葉はベクトル的に誉め言葉なのに、まったく誉め言葉に聞こえないな。なんかそんな感想しか漏れてこないのが、この作品らしいといえばらしいんだけどね。


・【感想】【ラノベ】イスカリオテ(6)
イスカリオテ(6) (電撃文庫)イスカリオテ(6) (電撃文庫)
(2010/12/10)
三田 誠

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賑やかな聖誕祭から一転、御陵市は“獣”であふれ、あたかも古の“怒りの日”かのような様相を呈していた。イザヤたち断罪衣の使い手たちは街を守るべく懸命の戦いを繰り広げる。イザヤへの想いを自覚したノウェムも激戦へと身を投じていく。その前に立ちはだかるのは、かつての英雄にして“大罪衣”を纏う壬生蒼馬。そして黒ずんだ包帯に覆われた謎の少年。さらには“反救世主”と呼ばれる存在が姿を現す。秘匿されたイザヤの正体とは、そして強大な敵との戦いの行方は!?罪と罰の織りなすアイロニック・アクション、いよいよクライマックスへ。


 ノウェムを可愛らしいと判断するのが私です。もう名実共にこの作品のヒロインはノゥエム! 異論は認めない以前に異論はないはず(次点はバビロンの大淫婦w)。黙示録に記された終末の予言"怒りの日(ディエス・イレ)"の渦中にある御陵市に誕生した救世主と反救世主。英雄の偽物として、この半年を過ごしたイザヤに芽生えた思い。"そうあるべき自分に、そうありたい自分に、なること。"、この想いが彼を本物の英雄に押し上げる。

 御陵市に顕現した正一位の≪獣(ベスティア)≫。七つの大罪≪憤怒≫を司る獣の王にして、イザヤと同じ顔をした反救世主。彼の正体は予想通りというか……この嘘だらけの罪深い物語としては皮肉が効きすぎているなァ……そして反救世主の正体と共に明かされる九瀬イザヤの正体"二千年前の救世主の遺伝子情報と九瀬勇哉の遺伝子を合成して生まれた人工救世主九瀬諫也のクローン"に至っては、本当に罪深く皮肉に満ちている。人ではない人型のノウェムと英雄の代替品どころか"作られた人間"のイザヤ。本当に偽物だらけの物語である……しかし彼らが積み重ねてきた日々は本物、彼と彼を取り巻く全ての人間が築き上げてきた、嘘だらけのこの物語の中での唯一と言ってもいい本当。それら全てのことを受け入れて反救世主の元へと疾走するイザヤの姿は感慨も一入ですね。

 さて1巻につき、一大罪をテーマとしてきたイスカリオテもあと一冊でラスト。残る大罪は≪嫉妬≫のみ。この大罪が彼らの物語の終わりをどう彩るのか? 物語的この作品の根底にあったのは本物に対する"嫉妬"と言っていい憧れがあるように思えるだけに楽しみ。


・【感想】【TRPGリプレイ】ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3) 孤影の死都
ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3)  孤影の死都 (富士見ドラゴン・ブック)ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3) 孤影の死都 (富士見ドラゴン・ブック)
(2010/10/20)
加納 正顕、F.E.A.R. 他

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『神曲』セルとUGN京都支部の戦いは、双方に多大な打撃を与えて終結した。しかも朱香の母であり『神曲』のリーダーでもある“プリガトーリオ”とUGNの最強エージェント“ブレイクエンド”は共に姿を消してしまった。それから一週間、混乱に陥る京都に、新たな勢力の数々が表舞台に姿を現し始める。襲い来る死者の軍団、巨大な機械の兵士、天を衝く巨獣。息つく間もない戦いの中、ミユキと朱香は隠された真実を知る―。異端のダブルクロスリプレイ、第3弾。


 三田誠繋がりで思い出したようにデザイア3巻の感想を書くw ゾンビに怪獣に巨大ロボ……なんじゃこりゃって内容ではあるのだけど、異常な状況を作り出すことで、PLにくよくよさせる暇を与えないGMの愛だなこれw 冗談のような展開だけどデザイアシリーズの根幹にあるものは重いので、PLがダウンスパイラルに陥る展開になりやすいのを緩和する手としては巧い手腕だなァ。そして子供組(ミユキと朱香)を支える大人組(晃士朗と九鬼)のロールプレイがこれまた素晴らしい。今巻最大の敵と言っていい十字瑕の言うとおり、九鬼の強さは神がかってきたなァ、どこまでも貪欲に強欲。在りたいように在る九鬼の姿は≪デザイア≫を冠するリプレイに相応しい(三田誠氏の俺様最強設定がここまで伸びるとはw)。叶えたい≪欲望≫のために傷つきながら迷いながらも進んでいく若者二人と、完成された大人として叶えたい≪欲望≫を求める大人組二人。実にバランスのよいPL構成だな、ほんと。

 宿敵、十字瑕(スカード)が倒れた今となっては、"プリガトーリオ"永石美奈子と美奈子を母と呼ぶ"ブレイクエンド"柾木真の動向が鍵だな。美奈子が朱香を深く愛していたって伏線も気になるところ(なんとなく朱香がなのはのフェイト的な立ち位置に思えてきた)。

[ 2011/01/08 23:50 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

指に絡む絆 キズナ 断たれて 紡がれて 廻る糸車

 
 寝正月!(挨拶)
ネトゲしたり、読書したり、ビール飲んだり、エロゲしたり、ビール飲んだり、堪ったアニメ消化したり、ビール飲んだり、新春番組みたり、ビール飲んだり……まあ例年通りのことです。


・【感想】【ラノベ】まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
(2010/12/29)
橙乃 ままれ

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 ネット上で話題となった"魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」"スレの書籍化。書籍化発起人、枡田氏が戯曲小説と述べていましたが、なるほど2chスレ形式の会話のみで構成されるこの作品は確かに戯曲形式ですね。もしくは台本やTRPGリプレイに似ているともいえる。

 さて自分も元となる2chスレを一心不乱に読み耽ったクチではあるのだけども、この書籍化については若干残念と思っているところがある。物語の面白さについては折り紙つきで文句なし、書籍化自体についても大賛成なのですけど、いかんせん書籍としてのレベルが若干低い。読みやすいように登場人物の台詞を交互に網掛けして見やすくしている配慮は解るのだけど、肝心の網掛けが塗れていない箇所があったり、台詞を言ってるキャラの名前が違ったりする箇所がチラホラと見受けられます。折角、様々な機運が重なり書籍化となった作品なのでもう少し慎重に製作して欲しかったってのが本音。イラスト系についてはイメージが壊れてしまうところがあるので、これぐらいが良いのかもとも思います(もう少し冒険してもよかったのではと思わなくもないけど、これは筆者のもう一つの作品であるログ・ホライズンに期待)。まあ内容自体は文句なしに面白いので、そこら辺は再版時や二巻以降に反映されていることを期待します。

 さて肝心の内容ですが、この物語の面白さを口で説明するのは難しい。こればっかりは読んでくれ!としか言いようがないところもあります。手始めに1スレ目を読んでもらうか、もしくはニコ動に導入部を描いた漫画がありますのでそちらに目を通してもらえれば、この作品の面白さがわかってもらえるかと思います(なんといっても勇者と魔王が手を組んで最初にやることが馬鈴薯作りですからねぇ……w)。この作品は中世の異世界を舞台に今までなかった切り口の物語が描かれている。経済、経済に伴う流通、歴史、教育、思想、宗教、etc.……おおよそ魔王と勇者が登場する物語らしからぬワードだらけ。だけどそれが面白い!! そして魔王と勇者のみならず、物語の端役だと思っていたキャラがドンドンと前面に出てきて物語の主役へとなっていき、この時代の変革期を様々な方面から彩る。そしてこの物語の真のテーマは、それらを下敷きにした"生きる"ということ。この物語の主役達は"ただ生きるだけでは生きてはいけない"者達であり、経済も歴史も思想も宗教も、ただそれだけを語るための手段なのです。彼らが目指す"いまだ見ぬもの"、あの丘の向こう側の景色。その最初のゴールまで今しばしこの物語を見守りたいと思う。



[ 2011/01/02 14:18 ] ラノベ | TB(0) | CM(2)

君から生まれる微笑み 守っていくよ 迎えた新たな旅立ち 確かな決意

 
 あけましておめでとうございます(年始挨拶)
まあ年が明けたから心機一転!!!なんてこともなく、うちのblogは例年同様ゆる~くまた~り細々とやっていくことになると思いますが、2011年も宜しくお願いいたします。

 そしてその頃…CUFFSの新年絵がロリキャラ大行進であった……あらやだかわいい………じゃ、な く て ! 瑠璃シナリオの配布まだーーーー?(今年こそ瑠璃シナリオをプレイできる年になれば……いいなァ……)。


 でもって去年を振り返る意味で、2010年ライトノベルのマイベスト5をやってみる。初めに総括めいたことを言うと、このラノベ業界に限っていえば元気のよい一年だったように思える。既存の人気シリーズの好調に、個人的には新作や新人作品の豊作が目につく一年でした。なので5つという縛りでチョイスするのは大変に難航しましたが、なんとか絞り出してみました。今回挙げていない作品でも沢山素晴らしい作品はあるのですけど、既存シリーズよりも今後の展望も含めた躍進の可能性を見込んで新シリーズを甘めにチョイスした感がありますね(新人作品が二つもランクインしているし)。


5.さくら荘のペットな彼女 / 鴨志田一
さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)さくら荘のペットな彼女 (電撃文庫)
(2010/01/10)
鴨志田 一

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 面白いのは、一筋縄ではいかないラブコメってところですね。この、たのしぃーー! いいなァ……みたいな感覚と一緒に、楽しければ楽しいほど、うらやましければうらやましい程に、胸を締め付けられるような焦燥感を感じさせる甘いだけじゃないビターなひと味がこの作品の醍醐味かと。主人公の空太とヒロインのましろと七海のみならず、同じさくら荘の仁さんと美咲先輩の関係にもそのギミックを仕掛けているのが悪辣に巧い。この作品を顕すならば、桜草の花言葉の"青春の喜びと悲しみ"が正に最適。このさくら荘というコミューンがモラトリアムな日々の果てに、どのような地平辿り着くのかは今から楽しみであると同時に、いつまでも楽しい日々よ終わらないでくれと願ってしまう自分がいる。読者にセンチメンタルを植え付けてしまえばもはや勝ちといえるな!畜生めッ!!w

・さくら荘のペットな彼女 感想
・さくら荘のペットな彼女 2 感想
・さくら荘のペットな彼女 3 感想
・さくら荘のペットな彼女 4 感想


4.ココロコネクト ヒトランダム / 庵田定夏
ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
庵田 定夏

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 これまた青春汁垂れ流しのジグザグ青春ロード大爆走中の作品。確かに荒削りなところもある作品なのだけど、謎の存在"ふうせんかずら"による不条理攻撃に翻弄されつつも、そのたびに絆を深め成長していく"文研部"のメンバー達の姿をみていると清々しく気持ちいい。ほんとにこの作品をひと言で顕すなら"仲間"という言葉のひと言に集約されるのではないでしょうか? ほんとうに見ていて飽きない小気味いいコミューンだものこいつら。彼らにしてみれば、"ふざけんな!"って感じでしょうけど、何度もこいつらにちょっかいを出す"ふうせんかずら"の気持ちもわからなくもない……だってこんな気持ちよよい連中をほっとけないもん。あと、主役のひとりである"稲葉姫子"の告白シーンは2010年ベスト告白シーンに認定してもいいぐらい素晴らしい告白でした(恋愛戦闘主義とでも名付けるべきかw)。

・ココロコネクト ヒトランダム 感想
・ココロコネクト キズランダム 感想
・ココロコネクト カコランダム 感想


3.猫物語 (白) / 西尾維新
猫物語 (白) (講談社BOX)猫物語 (白) (講談社BOX)
(2010/10/27)
西尾 維新

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 あえて猫物語(白)。確かに面白くて大好きなシリーズではあるのですけど、極めて作者のやりたい放題夢一杯な趣味小説である<物語>シリーズをランクインさせることはないだろうと思っていましたが、この猫物語(白)に限っていえば別。羽川翼という少女に捧げられる始まりの物語、彼女が本物じゃなく人物になるための通過儀礼、そのための禊ぎ"届く宛のない告白"。失恋することが決定されていた告白、その痛みを受け入れることで沸き上がる悲しみは彼女が人間に成り上がった証明。喉から漏れる嗚咽は誕生の産声……切なさ極まれりである。だけどこれは祝福の物語。羽川翼という人物が恋を失ったと同時に、取り戻し受け入れていくと決めたもの。無理と無茶を繰り返したが無駄ではなかった18年間で得た羽川翼という人物の本物。このシリーズの常套句"自分で勝手に助かるだけ"の極み。

・猫物語 (黒) 感想
・猫物語 (白) 感想


2.空色パンデミック1 / 本田誠
空色パンデミック1 (ファミ通文庫)空色パンデミック1 (ファミ通文庫)
(2010/01/30)
本田誠

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 個人的には10年代を代表する傑作シリーズだと思う。いまだ定義の定まってないセカイ系の夜明けみたいな。まずは≪空想病≫という設定の秀逸さが素晴らしい。この設定のおかげで読み手であるこちらまでもが空想病に囚われたような疑心暗鬼に陥る。読んでいて世界とセカイを隔てる輪郭が曖昧となっていく感覚はなんとも言えないものがある。そんな中でも一本筋が通ったように変わらないボーイ・ミーツ・ガール。少年は少女と出逢い、少年は少女を守る……たとえセカイを敵にまわしてもだ。みんながここにいて、僕もここにいる。ただ存在してる、それだけの前提があればセカイを飛び越え、世界を敵にまわしてでも、君に会いにいく理由には十分すぎる。"ただ存在してる"、それだけで物語たりえるのだ。これが痛快でなくてなんであろうか? 極めて閉鎖された広大なセカイにふり回される身としては堪ったモンじゃないw 本当に確信犯的でタチの悪い痛快なペテン作品。

・空色パンデミック1 感想
・空色パンデミック2 感想
・空色パンデミック3 感想
・空色パンデミック Short Stories 感想


1.フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) / 賀東招二
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
(2010/08/20)
賀東 招二

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 12年という長い年月を経て完結したこの作品に感謝と、そして最後の最後までボーイ・ミーツ・ガールであり続けたこの作品の矜恃に最大限の敬意をこめて。もはや語る言葉はないのだけど、この作品の完結は、約束された場所に辿り着いた友人を見ているような感覚。遠くに行ってしまったことは寂しいけども悲しくはない。もう彼らは絶対に大丈夫!! 彼らが夢みた騒がしくも穏やかな日常で楽しく過ごしていくに違いないみたいな安堵感が一番大きいですかね。素晴らしい幕引きでした。12年間ほんとうにありがとう。

・フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) 感想
・フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) 感想

[ 2011/01/01 15:21 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

自分の手で自我に別れを告げる おやすみなさい おやすみなさい…愛しいあなた

 
 超寒い!(挨拶)
冬コミ参加の皆さんは、最終日まで気を抜かず防寒に備えてくださいな。年末に風邪でもひくと悲劇ですから、くれぐれもお身体にはご自愛をば。まあ俺は暖房効いた部屋でゴロゴロと寝正月休みを満喫するがな!w


・【感想】【ラノベ】傾物語
傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
(2010/12/25)
西尾 維新

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“変わらないものなどないというのなら――運命にも変わってもらうとしよう”
迷子の小学生・八九寺真宵(はちくじまよい)。阿良々木暦(あららぎこよみ)が彼女のために犯す、取り返しのつかない過ちとは――!?
<物語>史上最強の2人組(ツーマンセル)が“運命”という名の戦場に挑む!
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
君の影、探してまよう帰り道。


 サブタイに"まよいキョンシー"と銘打っているものの、八九寺メインではなく阿良々木さんと忍たんメインの物語。八九寺はなんつーかあくまでマクガフィンでしかない。大丈夫、大丈夫! 西尾作品では日常茶飯事だ、そんなことw 話の大枠をぶっちゃけると、<物語>シリーズ版『STEINS;GATE』……いや違うな、<物語>シリーズ版『紫色のクオリア』と言った方が近いか(話の流れはシュタゲに近いのだけど、八九寺が絡む落としどころはクオリアチックというかテーマはクオリアの方に近い)。まあ、"100%修羅で書かれた小説です…。"ってキャッチは嘘八百と言うか、筆者の進行スケジュールが修羅だっただけだろうって感じで、正しくは"100%幼女で書かれた小説です…。"だと、僕はキメ顔でそう言った。

 まあ、そんな感じで(どんな感じだ)、いつにも増して酷い言い方をすればメタメタで無理矢理で益体も無い物語なのだけど、過ちとか悲劇とかはいつだってそんなモンかもしれない。幽霊となってこの世界を彷徨うことになってしまった迷子の少女も、死にたがりの吸血鬼も、身の上に起こってしまった悲劇はどうしようもない。それでも迷いながらも歩いていくしかないんじゃないですかねってお話。あとがきで筆者が述べているとおり、過去と未来の板挟みにの現在を、過去を振り返りながら、未来のご機嫌を伺いつつ、おっかなびっくりしながら、ゆっくりでも前に進んでいくしかない。それこそ忍野じゃないけど、救われるものは一人で勝手に助かるってヤツですね。まあ、この作品を読んで一番感じたことは、そんなことじゃなく、維新たんは『ハートキャッチプリキュア』と『めちゃモテ委員長』が大好きなんだなァ……という、益体も無い事ですw

[ 2010/12/30 16:23 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

手足が折れても 這いつくばっても 諦めず 挫けず 進み続けるなら 祝福しよう君のすべてを 約束の鐘を打ち鳴らして未来を讃えよう

 
 放尿NGっぽいハードで意味あんの?(挨拶)
まあ、ホワルバ2みたいな例があるので全否定はしないけども、スタッフ全入れ替えで安易な続編は商売としてあんまり感心しない。水月の名を冠するならば、冠するだけの理由を作品に込めないと意味がないので、そこら辺を理解して製作してくれることを祈るのみ。


・【感想】【ラノベ】IS〈インフィニット・ストラトス〉6
IS〈インフィニット・ストラトス〉?IS〈インフィニット・ストラトス〉?
(2010/12/21)
弓弦イズル

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一夏の誕生日に心を躍らせるヒロイン一同。そんな中、セシリアだけは学園祭に表れた謎の敵に表情を暗くしていた。「BT二号機、サイレント・ゼフィルス……次はやらせませんわ」そして、急遽一年生も参加することになったIS高速機動バトルレース『キャノンボール・ファスト』。しかし、そこにも『亡国機業<ファントム・タスク>』の魔の手が伸びる……。ハイスピード学園バトルラブコメ、ノンストップの第六巻!


 まあなんつーか…一番特筆すべき点を挙げるとするならば……あとがきによる"『次回七巻ではまた新キャラが登場します。』『あの』キャラの妹です。"の一文であろうか……。この期におよんでまだヒロインが増えるのかよ!w(まあヒロインとは限らないが)。メイン5人のヒロイン級(箒、セシリア、鈴、シャル、ラウラ)に加えて、準ヒロイン級(千冬姉、楯無さん、蘭、山田先生)と多種多様のニーズに応えてるのに、どこまでいくのだISよ……インフィニットの名は伊達じゃないw 冷静に考えてみたら亡国機業<ファントム・タスク>のエムや≪銀の福音≫のナターシャだってヒロイン候補みたいなもんだし、総人類女子総ヒロイン化も夢じゃない。まあ、きっと女権社会なので全員ツンデレ気味だけどな! 恐るべしだな、女権社会! w

 最初は書く予定のない話だったけど、5巻でサイレント・ゼフィルを出した関係で急遽考えたエピソードというだけあって、セシリアの活躍分が多い巻でしたね。まあ……登場以来ドンドンと影が薄くなっていたセシリアなんで、スランプの設定と合わさって、やっとスポットライトがッ!!と、感慨一入です。まあ、シャルとラウラは相変わらず魅せ場が多いけどな!w(つか今巻に限れば、弾の妹の蘭の方が魅せ場多いよ……ガンバレ!ファースト&セカンド幼馴染みズw)。

 急遽考えた話のわりには、展開の引きがすげぇーな! 気を持たせすぎだ!w エムの顔が千冬姉にそっくりなのは、一夏の出自にも関係する設定なんだろうなァ……。とりあえず一夏だけがISを起動させることができる唯一の男性って設定も深く絡んできそうだな。束さんが一枚噛めばなんでも出来そうだし、この世界。織斑家の両親について物語がほとんど語ってないのも気になるところ。恋愛要素だけじゃなくて、世界設定的にも段々と盛り上がってきましたね。

[ 2010/12/25 23:58 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

無限に繋がって往く 呪縛の連鎖 今断ち切れ

 
 む! propeller最新作は七鳥未奏なのか……(挨拶)
きっとコレは底意地の悪い、幸福についてを考えさせられる物語に違いあるまい! つか"優しい嘘"って時点で嘘だーーーー!と叫ばすにはいられない。

 そしてその頃130cmはまったく懲りていなかったw こうなれば三度目の正直と突貫するしかあるまいよ!w


・【感想】【ラノベ】サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY
サクラダリセット4  GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
(2010/11/30)
河野 裕

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 サクラダ初の短編集。野ノ尾さんの出番も多くて嬉しい限りなのだけど、やっぱり特筆すべきは、サクラダとまったく関係のない短編"ホワイトパズル"でしょうね。この少年と少女の不思議な恋物語は、筆者本人が言うように恋愛に寄せたサクラダ、って感じでなんともキレイで微笑ましい物語だなぁ。

 サクラダ本編の話をすると、この短編でさらりと今後の本編で重要なポジションとして再登場しそうなキャラが何人も登場してるので、今後の展開が楽しみ(特に宇川さんとかは意味深なキャラだよなぁ)。前三冊を経て、ケイの春埼に対する想いが大分理解出来るようになったので、この二人の日常を描いた短編がストンと胸に納まる。特に猫のストラップを春埼にプレゼントしたケイの心情に、こんな隠されたエピソードがあったのは巧いなァ。次巻はついに復活した菫が物語に絡んでくるので、この2年で変わった春埼と菫がどのような会話を交わすのか実に楽しみ。


・【感想】【ラノベ】ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット
ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)
(2010/12/10)
川原 礫

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 実のところ死銃の仮想世界で撃った相手を現実世界で殺す能力の種明かしは、なんじゃそりゃ!って感じだったのだけど、現実に思いついてもリスクが高いし、常識では倫理が邪魔して出来ない事を、疑いなく、なんの躊躇いもなくやろうとする妄執と狂気こそが、この物語のほんとうの死銃なのかもしれません。MMOをされたことのない人には伝わりにくい話かもしれませんけど、殺人うんぬんの話は置いておくとして、キャラ育成に関するプレイヤーの、強くなりたいと何処までも強さに対して飽くことなく探求をすることは、珍しくもない話(もちろんまったりプレイを信条にしてる人も大勢いますけど)。ほとんどの人がリアルと仮想世界を分けて考えれるのだけど、それでもやっぱりオフライン系のゲームに比べて現実への浸食率というのは、各段に高いのがMMOというゲームで、廃になればなるほどに、現実の生活にMMOをプレイするという行為が食い込んでくる。この物語のVRMMOほどではないだろうけども、確実にそういった一面がMMOにもあり、この物語はキリト達がそれをプラス方面の象徴として顕しており、今回の死銃がマイナス方面の象徴として描かれている。このMMOに偏在する光と闇を、これからもこの作品は描いていくのでしょうね。

 それにしても、今回も……キリトさんTUEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!な物語でした。いやぁ、どこまで続くんでしょうねぇ、このキリトさん無双w 今回のヒロイン・シノンのトラウマとキリトさんのトラウマを絡めて、二人がそれを克服する、克服するための最初の一歩を歩み出す姿をクロスオーバーさせる姿は巧いなァ。幻影の一弾に心を捕らわれて、幻影の一弾でそれを振り切る最初の一歩を踏み出すシノンの姿は、今作最大の魅せ場! まさにファントム・バレットのタイトルに偽りなし!

 今回の≪ラフコフ≫の生き残りとか、物騒な設定が残っているのが、今後の物語にどのような影を落とすのか気になるところ。そしてめでたくキリト・ラバーズの一員となられたシノンさんの明日はどっちだw


・【感想】【ラノベ】
Re(アールイー):3  バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)Re(アールイー):3 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
(2010/12/18)
柳実 冬貴

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――俺は現実でヒーローにならないと満足できないタチだからだ!」
リアルで中二病な台詞を吐くのも、二次元的ファッションなのも、魔法の詠唱を練習するのも、全てはフィクションでなく現実世界でアドベンチャーを望んだため。妄想で済ませるならば夢で十分。
けれど夢や妄想じゃ満足できない人間を、中二病と呼ぶのだ。
つまりバカである。清々しく、雄々しいほどの、度し難いバカである。


 つまりこの言葉が、この作品の軸である。つまりバカなのだw そしてバカだからこそ、世界を救える気になるのである。バカじゃなきゃ世界を救おうだなんて大それたこと考えないw

 万年、夢見がちな中二病患者を夢の世界に連れ込んだところで、現実にまで夢が浸食している、熱い熱い大きなバカに通用するわけもなく、あえなくバカカッコ良く事件を解決してしまいました。そりゃそうだ本人が言うように妄想で済ませるならば夢で十分だけど、夢や妄想じゃ満足できないから中二病なのだからw

 まあそんな光一バカかっけーーーー!な物語の中で、シェードの司令・能登原明日菜がアルルに抱く気持ちの真意を吐露したのは、物語的に大きな躍進。この世界がかつてアルルの能力≪一握り希望≫が発動して巻き戻った世界である衝撃の事実と共に、今後の物語の方向性を決めたと言ってもいいでしょうね。そして物語の根源である『導きし者』を所有する神さまが姿を現しはじめたのも、物語的な躍進でしょうね(彼の言を読み取るならば、この世界は一度と言わず何度でも巻き戻ってる感があるので、そこら辺がどのように物語に関わってくるのか? なんとなく光一はデモベの九郎みたいなポジションっぽくなってきたなァ)。

[ 2010/12/23 14:17 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

君を追いかけてた 僕の鼓動 影法師 ふたつの心重なり 奇跡が始まってゆくよ

 
 劇場版トライガンBDを視聴!(挨拶)
すげぇ懐かしいのに当たり前のように受け入れられる。なんか遠くに行った友人がひょっこり何事もなく戻ってきたような感覚。観終わった後も、終わっちゃたなァ……みたいな感覚は全くなく、またな!と挨拶をして別れるような感覚。実に肩肘張らないトライガンらしさに溢れた劇場版でした。


・【感想】【ラノベ】さくら荘のペットな彼女(4)
さくら荘のペットな彼女(4) (電撃文庫)さくら荘のペットな彼女(4) (電撃文庫)
(2010/12/10)
鴨志田 一

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 モラトリアム感が全開のさくら荘も四冊目。問題児だらけだけど才能は積載量オーバーな人材豊富なさくら荘メンバー。その彼等が文化祭の出し物として製作した『銀河猫にゃぼろん』は大盛況。製作に携わった空太は創る喜びを思い知るのでありましたとさ。

 さて、まあ……空太が確実に成長して進むべき道を固めるのはいいんだけど……まあなんつーかこの作品の悪質なところは、走れば走るほど追いかけるべき背中は遠のくってところでしょう。幽々白書的に言うならば"強くなればなるほど、お前が遠ざかっていく気がするぜ"(by飛影)みたいなw それだけ空太とましろの間には距離があり、仁さんと美咲先輩の間には距離がある。この作品の面白いところは、今のところこの二組の男女は相思相愛なわけですよ。ならなんの問題もないように思えるのだけど、彼女達の隣に立つ自分に納得が出来ない、彼女達に見合った自分ではないというジレンマがつきまとう。恋をするのに資格はいらないけども、それを成就するには資格は必要。空太と仁さんの二人がどこまでいけば、自分を認めてあげられるのか? その最初のゴールは空太が言うように、その場所に行ってみないことにはわからないのでしょうね。好きだからこそ対等でありたい、なんの引け目を感じずに彼女達の傍らに居たい。その事に気づいた空太と、空太よりは早くその感情に気づき、持て余してきた仁さんの対比は実にエグい。これから空太が通るやもしれない道を先に見せつけているのだから。この作品の一番の成功点は、空太とましろ+七海と仁さんと美咲先輩というケースは非常に近いけども、進んでいる位置が違う二組の恋を描いていることだと思う。

僕を含め、今、クリエイターという仕事についてる全員に共通して言えることがひとつだけあります。
それは?
途中でやめなかった……ということ。動機や経緯は違っても、その点だけは同じなんですよ


 空太の尊敬するクリエイター・藤沢和希さんのお言葉ですが、この言葉はなにもクリエイターになるためだけの言葉ではなく、この物語の芯となる言葉に思えます。さくら荘メンバーの恋が成就するかどうか? 当たり前の話だけど、心が折れて諦めれば実らない。諦めたらそこで試合終了ですよ。と安西先生も言ってます(そういった意味で、いままさに諦めようとしている仁さんの行く末が、この物語の一つの方向性を決めるでしょうね)。

 それにしても絵一筋の特殊な環境だったが故に、いま自分の感じている恋という感覚がよくわからずに戸惑うましろの可愛らしいこと可愛らしいこと。物語の導入時から考えると、ましろはほんと変わったなァ。そんな変化しつつあるましろに対して、まだまだ彼女の隣を歩ける自分ではないけれど、正面からぶつかっていこうと決意した空太。やべぇ……七海が立ち入る隙がねぇー!w(このちょっとビターなラブコメの鍵となるのは、最終的な七海の落としどころだろうなァ)。とりあえず次巻はついに爆発しちゃった仁さんと美咲先輩の関係がどうなるかだな! 今から胸がいてぇーよ!w(あの二人にはすげぇ幸せになってほしい)。

[ 2010/12/18 22:08 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

揺らめく 近付く 明日へ 奏でる 夢見る 未来へ まっさらな空 どこまでも連れて 涙の終わり 合図に

 
 電源プラグひっき抜いて!(挨拶)


 主題歌公開でもりあがってキターーーー!!! 個人的に来年のエロゲはコレが本命だと断言できる!(今のところ)。はたして元長節で"家族"というコミュをどのように斜め上の方向で表現するのか楽しみでならない。あと、EDが元長作詞だったら神なんだけど、はたしてどうなることやら。


・【感想】【ラノベ】空色パンデミック Short Stories
空色パンデミック Short Stories (ファミ通文庫)空色パンデミック Short Stories (ファミ通文庫)
(2010/11/29)
本田 誠

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(1)結衣、お下げ髪の純真文系少女になりきりロマンス編「空をあおげば」(2)結衣、再び発作を起こしロボットアニメのヒロインになりきりツンデレ編「閉じた世界の片隅で、私に驚くほしのおと」(3)結衣、三度発作を起こし最強女エージェントになりきり戦場バトル編「そして伝説は引き継がれる」(4)メアリー、自ら薬で幼児化して景にロ●コン疑惑発生のリベンジ編「バッド・メディスン」―“空想病”をめぐる悲しくも可笑しい日常のドタバタ悲喜劇集。


 空色の最新刊は短編集。空想病という武器を最大に活かして、結衣さんのはた迷惑で痛可愛らしい空想に振り回される景の姿を描いた、まあ考えようによってはいつも通りの空色。今回で一番の違いがあるとしたら、今までのように結衣さんのオリジナル妄想作品≪教会物語(エクレシア・サーガ)≫ではなくて、どっか見たことある作品(笑)ばっかを空想病のモデルにしているところであろうか。言ってしまえばトコトン悪ふざけした短編集だと言えるのだけど、受け入れる事が容易いのは、この作品の基本設定である空想病の懐の深さであろうか。作中でエ○ァやろうがメタ○ギアをやろうがなんら問題ないどころか自然な上に、痛面白いのだから、初期設定の勝利だと言える。

 まあ、そんなことよりも短編集ってこともあって、本編以上に悪ふざけが小悪魔チックで可愛らしい青井のなんたることか! まさにこんな可愛い娘が男の娘なはずがないッ!! と言わざる得ない。結衣さんも結衣さんで自分の空想から解放されて、恥ずかしくてたまらなくて悶えている姿が可愛らしい。もう4冊にもなるのに、この自虐ネタはいつ読んでも初々しくて微笑ましいなァ……こんな羨ましい環境にいる景は爆散しろッ!!w そしてドンドンと、いいポストに収まっていくなぁ……森崎w

 いつもの空色を周到しながらも、本編のように読んでいて、なにがどっちでどうなってるの? 的な疑心暗鬼はなく、軽い気持ちで読めるこんな短編もたまにはいいですね。

[ 2010/12/12 16:58 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

船で渡った海路も 馬車で踏み越えた平原も 通り過ぎた風景を ひとつひとつ覚えています


 ハガレンタイアップにお金を落とすだけの簡単な仕事中(挨拶)
ガチャ1個500円……相変わらず鬼畜だな!、ネクソン! でも買っちゃうのがくやしい!…ビクン…ビクンッ(末期症状)


・【感想】【ラノベ】僕は友達が少ない (5)
僕は友達が少ない (5) (MF文庫J)  (MF文庫 J ひ 2-23)僕は友達が少ない (5) (MF文庫J) (MF文庫 J ひ 2-23)
(2010/11/20)
平坂読

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 読んだ人のみんながみんなこの感想に行き当たるw いやまあ主人公の少年が実は女の子だったって展開をサラりとデビュー作でやってる平坂読作品らしいといえばらしいけどな!w まあつまりですね今巻のエピソード群から導き出される回答は……小鷹リア充爆発しろっ!ってことです。

 ハーレム隣人部で、友達シミュレートをする小鷹だけども、ここにきて恋愛要素が増してきたな。特に髪を切ってからの夜空の態度はあからさまなぐらいあからさまだよなァ……肉も小鷹に惹かれているのがモロわかりだし、ここにきて理科もアプローチしてくるし、幸村は…幸村だし……w さてさて使い古された言葉ではあるのだけど、男と女の間に友情は成立するのか? これからどこに向かうのか隣人部ってところか。とりあえずはラストでの引きのネタをぶちまけるか誤魔化すかだな。まあ、はがないなので次巻の展開は何事もなくってのも充分ありえるけど。

 とりあえず、今回は久しぶりに夜空と肉がは い て い た ので満足した。ゲロインの面目躍如! そして次巻ではもっと天馬(ペガサス)さんの可愛らしさを前面に出してほしい!(はがないで一番可愛らしい人はペガサスさん! 異論は認めないw)。

[ 2010/11/24 00:00 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)

そうして何度もきみに恋をするだろう 遠い約束 闇を蹴って羽ばたいてく時まで

 
 ぱれっと新作キタコレ!(挨拶)
"私の、生け贄になって下ださいっ!"最初から素直に頼んでおけば、まあ問題ないんだよ…千早さんや……

 とりあえずは神さま設定なミラクルを踏まえて、車椅子・妹シナリオの方向性に期待したい! 具体的にはヤンデレっていく過程が素敵だったつばささんの再来に期待したいw


・【感想】【ラノベ】神さまのいない日曜日III
神さまのいない日曜日III (富士見ファンタジア文庫)神さまのいない日曜日III (富士見ファンタジア文庫)
(2010/10/20)
入江 君人

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百万都市オルタスを脱出し、荒野に戻ったアイ。青い車であてどない旅を続けるアイに、ユリーから思いがけない言葉がかけられる。「学校に、行かないか」学校―それは、かつて人食い玩具が通っていたという場所。期待と不安の中、ゴーラ学園という生者の学校に転入したアイだが、待っていたのは不思議な力を持つ級友たちと、鉄線に囲まれた奇妙な場所だった。そしてアイはそこで、アリスという少年と出会う。アリス・カラー―アイと“同じ夢”を見る少年と。15年前の“あの夜”以来、人は生まれず死者は死なない。これは、神様が捨てた世界で紡がれる、世界を救う夢を見る少女の物語。


 世界を救う夢を叶えるために死者の街オルタスを旅立ったアイさんが、次に辿り着いたのは同年代の生きている子供達が暮らす"学園"……しかしその学園は監獄で寮監は……女ハートマン軍曹だった………なんぞそれw

 保護者のユリーさんとも離ればなれになり、ここの学園生活で初めて接することになる同年代(世界に子供が生まれなくなったのは十五年前なので、少なくともみんなアイより三歳以上は年上だけど)の"生きている"少年少女。前巻のオルタスが"死者"の街であり、世界を救うというアイ自身の夢を死者の立場から考えさせられたとすれば、今巻の物語は"生者"の視点で救うべき世界を考えさせられる物語となってます。根本の話としてアイの夢"世界の救済"とは、まずをもって救うべき世界を定めなければならない。彼女が受け止めるべき世界は"神さまがすてた世界"、死者と生者が混在する終末。この生者と死者という二律背反する"世界"を定義しなければならない。ぶっちゃければアイがどうして世界を救いたいのか? どんな世界を救いたいのか? それを一つの視座として定める必要がある。これがこの学園での同年代とのふれあいアイが学んだことであり、アイと同じだけど違う"夢"を描くアリスとディーとの邂逅で得た、これからの彼女の原動力となる軸。

――たとえば、もしお前が囚人で『明日、死刑』って教えられたらどうする?
ちょー逃げます
ところがほとんどの囚人は実際おとなしく死ぬ。――ほかにも"蛙をお湯に入れると逃げるけど、徐々に温度を上げると茹で死にする"とか……"人は歯が痛くならないと虫歯を治さない"とか……そんな感じなんじゃないかね、人類


 まあ、救う手だてがわからなければ、ほとんどの人間は緩慢に滅びでも受け入れちゃうわな。方法が判らないからといって目指さない理由にはならないと挑める人間の方が異能。そしてアイさんは世界がそれほど救われたいと思ってない事を知っても、夢があって、自分がそうしたいと望むなら、そうすべきだと疑いもなく思ってる。それが妄執や狂気ではなく正気で純粋に信じている。それはもうアレだ今巻の登場したターニャでなくても怖いと感じて"私には、あなたが無理"と口走るわな。"生きてるだけでは、生きてはいけない"とは、まさにアイさんを顕すのに的確すぎる言葉。今回で色んな出逢いを経て、視野を広げたアイさんは"なんとなく"な感覚で世界を救済することでしょう。自分の世界を構成する"みんな"の世界を救済するため、みんなの世界を守る。みんなが自分の世界を見捨てることなく、諦めない限り、その世界を救う。なんというエゴ、なんという高慢、なんという無垢なる願い。バカは一足飛びに、自分がどれだけの真理に辿り着いたのか理解せぬまま、空気でも吸うかのようにズンズンと進んでいく、ほんと怖い子だアイさん。

 さてこれから彼女がどこまで自分の世界を広げていくか、見物であるが……まずは育児放棄した傷有り(スカー)さんだな! なんぞそれw(そして今巻も次巻もユリーさんの心労がマッハで止まることを知らない……ユリーさんガンバレ!超ガンバレ!)

[ 2010/11/23 11:35 ] ラノベ | TB(0) | CM(0)
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